霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

2023年最終日

2023-12-31 17:33:16 | 経営
   今年は大変な年だった。
   猛暑による畑作物の大不作、妻の岩手医大緊急入院、若鶏百羽100羽超
がイタチに襲われる等々で、将来展望に暗雲が漂い始める年となった。
 それでも「捨てる神あれば拾う神あり」で10~11月にウルチ米が
12月には餅米が、これでにない売上を記録したことは来年以降の明るい
材料となった。
 毎年の元旦には近くの神社に参拝し無病息災を祈願しているが、惰性的
となっていたかも知れないので、明日は気合いを入れて祈願したい。


 写真は脱穀後に唐箕掛けしてから軒下に干している大豆。
 僅かエビラ6枚分の収量となったが選別後に目減りしたとしても検査用
の一袋分は何とか確保出来たものと思われる。
 例年の数十分の一だが、畑作物は天候の影響を受け易いので諦めるしか
ない。

「読者の皆様へ」

 一年間、つたないブログをご愛読頂きましてありがとうございます。
 来年も宜しくお願い致します。
 皆様、よいお年をお迎え下さい。
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餅文化

2023-12-30 18:08:19 | 生活
    当地の食文化として元旦には餅を食するのが一般的
   我が家の場合は、年末に準備していた切り餅をアンコ、納豆、キナ粉、雑煮等
に入れて食する。
 前夜に「年越しのご馳走」をたらふく食べた翌朝なので、個人的には麺類等で
軽く済ませたいところだが長年の伝統に従っている。
 今の若い人も餅をあまり歓迎しないらしく正月でも餅を食べない家庭が多く
なっている。
 いつもお世話になっている東京の知人に米と一緒に餅米を送っていたが若い
奥様が餅米の使い方が分からないため「使わないまま古くしている」と聞いて
ガッカリしたことがあった。
 餅米は餅に限らずオコハや炊き込みご飯等でも美味しく食べられること
知らなかったようだ。

         (久し振りに雪の無い「年越し」となりそうだ)

 あまり大きい声では言えないが、最近まで餅はあまり好きでは無かった。
 それでも、切り餅を冷凍保存しておいてウドンや蕎麦に入れたり、オヤツに
するようになってから考えが変わった。
 餅は漬け物同様に先人達の知恵の結晶のような気がしている。
コメント (2)
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NHKプラス

2023-12-29 20:34:17 | 趣味
 毎日早起きなので夜9時過ぎのTV番組を観ることは殆どない。
 妻から「博多華吉のファミリーヒストリーを観たいので録画して」と依頼され
たのは二週間前のこと。
 しかし、これまで録画用に使っていたDVDプレーヤーが寿命で使えなくなって
いたので困ってしまった。
 窮余の一策で思い付いたのが「NHKプラス」だった。
 簡単な手続きで見逃した番組を一週間前まで遡って観ることが出来るので直ぐ
に申し込み手続きを済ませた。
 それでも年末繁忙で多忙を極める妻は時間が取れず、タイムリミットの今日に
なってようやくディスクトップパソコンの前に座ることが出来た。

  番組の中で紹介された華吉の先祖が演じた「博多にわか」のシーンが面白かった。

「町内会の役員になったのはいいけど、なぜ朝帰りになるの?」
「それはね、町内会だから帰らん晩(回覧板)もある。」


 観たい番組とスケジュールを合わせるのは簡単ではない。
 大相撲中継同様に後からパソコンで観ることが出来るのは好都合なので今後とも
NHKプラスを大いに活用したいと思っている。
コメント (2)
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大豆の脱穀

2023-12-28 17:30:31 | 
 午前中は快晴で風も無く「小春日和」の温かさだった。
    猛暑の後遺症でコンバインでの刈り取りが出来ず、草刈り機で刈り取って
ハウスで乾燥させていた大豆の脱穀を始めた。
    今年の大豆は、大部分が実を付けていなかったため収穫しないまま畑で処分
したが、収獲したものも多くを期待することは出来なかった。



 分量も多く無かったことから今日中に終える予定で始めたのだったが意外
に時間を要し、午後3時前に太陽が杉林の陰に隠れた途端に寒くなったので
約半分を残して明日に延期した。
 補助金の関係で収穫後に検査を受ける必要があるので何とか1袋30kg分は
確保したいと思っている。
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農協法は組合員の権利を守るためのもの

2023-12-27 18:45:14 | 産直
    憲法は権力の横暴から国民の権利を守るためのもの、労働関係法は使用者
の横暴から労働者の権利を守るためのもの、同様に農協法は理事長等の横暴
から組合員の権利を守るために定められたものである。
    それが各条文を解釈する際の大前提であるべきにも関わらず、市は理事長等
の立場で解釈する過ちを犯しているように思えてならない。
  農事組合法人の 設立目的に規定する「組合員の共同の利益」は、株式会社の
ような株式数に応じた配当利益ではなく、組合員が生産物を販売して得られる
利益を指すことは言うまでもない。
   厳美「道の駅」の理事長は、JA米を加工して販売し利益が得られれば「共同
の利益に貢献する」と詭弁を弄するが、JA仕入れによる利益よりも組合員が
不当に販売機会を奪われて被る損失の方が桁違いに大きいのである。
  また、JA仕入れは全額がコストとなるが、組合員から仕入れた場合は売上げ
増と利益増に繋がることも忘れてはならない。
 従って、違法なJA仕入れは個々の組合員のみならず組織にも損害を与えてい
るのである。


  (殆ど収穫出来なかった大豆畑にカラスの大群が押し寄せいた)

  理事長が繰り返し主張する「組合員の米は品質が劣る」は根拠の無い虚偽
主張であるが、たとえ客観的に事実と証明されたとしても違法仕入れを正当化
することは出来ない。
   法は「加工の場合は他からの仕入れも許容するが、全体の5分の1まで」
と限定し、5分の1を超えることは「どんな理由があろうとも許されない」
とするのが規定の趣旨であり農水省の見解でもある。
 にも関わらず、理事長は創業以来今日までレストランで提供する餅料理の
全量をJA仕入れで賄い、農林部長は、それが違法であることを熟知しながら
擁護し続けているのである。
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