霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

供給過剰

2010-07-31 19:20:59 | 産直
「新鮮館おおまち」や厳美の「道の駅」の店頭にはキュウリ、ナス、トマトが所狭しと溢れかえっている。
いつもなら徐々に出荷量が増えるのに今年は猛暑のために一気に収穫期を迎えてしまったようだ。
こうなると生産者は悲惨で、供給過多による値崩れや売れ残りに泣くことになる。

低温に泣いた春は山菜でも同じような事象が発生したが、今年は「百姓泣かせ」の年なのだろうか。

我が家では「自家消費+α」程度しか作付けしていないので、専ら自家消費に振り向けるようにしている。



これらの野菜は「今が旬」でどれも美味しく食べているが、いつも親戚等から好評のトマトはこれから一層味が乗って来そうだ。
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失敗

2010-07-30 21:09:29 | 野菜
何を作っているのかも判別できないような写真の畑は10a弱のトウモロコシ畑。
秋から冬にかけて豚や鶏の堆肥をタップリ入れ、この夏には映画「フィールド・オブ・ドリームス」に出て来るような立派なトウモロコシ畑が出現する筈だった。

ところが結果的に見ると、土作りに失敗し播種時期を誤り更には気候にも恵まれず収穫が全く期待できない畑になってしまった。



トウモロコシでこれほど失敗した例は今まで無かったが「これまでの成功体験など何の役にも立たない」ことを思い知らされた。

当地でこの種の失敗を犯した時に嘆く言葉は決まっている。
「こんなんじゃタネッコ代にもナラネ」
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待望の雨

2010-07-29 21:22:06 | 天気
しばらく雨らしい雨が降っていなかった。
毎日のように発生する須川岳(栗駒山)の雷雲は我が家周辺を素通りして別の場所に雨を降らしたようだ。

堤の水は減り続けて、畑作物は水を欲しがっている。
田んぼに入れる水は節約に努め遠慮気味に栓を開けていたが、今回は「本格的な雨」との予報だしアメダスの雲の動きでそれを確信できたので今朝から全開とした。



稲はこれから出穂期を迎え水を大量に吸収する。
ケチることなくふんだんに水を与えられるような「恵みの雨」を期待したい。
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今そこにある危険

2010-07-28 21:10:58 | 環境
先日、ブルーベリーを収獲していたオバサンは数匹の蜂に襲われて何箇所も刺される災難に遭った。
収獲したブルーベリーを放り投げて避けようとしたが逃げ切れなかったようだ。
命に別状が無かっただけでも「良し」とするしかない。

今日、オジサンは畦道の草刈りをしていて蝮を退治した。
蛇も草を刈っているからこそ発見できるが、普段は草の陰に隠れているのを知らずに歩いているのかと思うと「ゾッ」としてしまう。

また、最近の地元紙には頻繁に熊の目撃情報が報道されているし、近所でも出没しているらしい。

ことほど左様に一見平穏に見える「里山の生活」も人間に危害を及ぼしかねない動物達との「共存」の上に成り立っている。



危険な動物は「居なければいいのに」と思ったりもするが、人間の独善的な都合が自然界に通用する筈もない。
それよりも、この種の自然に対する恐怖感が「人間の驕り」を少しでも緩和する役割を果たしているのではないかと思ったりもしている。


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ジャガイモ掘り

2010-07-27 21:58:15 | 野菜
「蟻をつぶすのに象を連れて来たようなもの」のたとえにやや似ているが、ジャガイモ掘りにバックホーを活用してみた。
「これではあまりにも役不足」とバックホーからクレームが出そうだが、炎天下でミズ鍬を使う労力の大変さを考えたら「文明の利器」を活用しない手は無いと考えた。



二度すべき「土寄せ」を一回しかできなかったこともありジャガイモ畑は草ダラケ状態。
本来ならば草刈りをしてからミズ鍬を使って掘り起こす手順を踏むべきが、炎天下での肉体労働は老人には酷なので「中間省略」しバックホーの力を借りていきなり掘ることにした。

この「苦肉の策」が結構ヒットし、あまり疲れることなく進めることができた。
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