霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

引退

2008-02-29 20:21:31 | 生活
還暦を迎えたのを機にオジサンは集落活動から引退し息子に代替わりすることにした。
戸数が僅かな霜後集落は、誰もが何らかの役に付いており任期はあと一年となっている。
しかし、個人としてではなく家の代表として参加しているので残期間の仕事についても息子に代行して貰おうと思っている。

ただ、息子の仕事は交替制で土日も夜昼も関係ない勤務となっているので会合に参加できない場合も多い。
その場合はジィチャンが出ることで家族会議で意識を合わせた。

この決定にジィチャンが大いに乗り気だったのには理由がある。
これまでの会合でオジサンの「歯に衣着せぬ発言」が集落内の格好の噂話しとなり、悪い評判が立っていたようだ。
オジサンは「正論を述べている」と思っているし、公式な場での発言ならいざ知らず「無責任な噂話し」レベルに振り回されるべきでないというのが持論なのでそんな事は全く意に介していなかった。

しかし、ジィチャン、バァチャンにこの理屈は通用しない。
老人クラブ等で「馬鹿婿」の悪い評判を耳にするたび心を痛めていたようだ。
オジサンの「引退宣言」がこの苦しみから解放される朗報となったことは間違いない。

会合には息子よりもジイチャンの出番の方が多くなると予想されるが、ジィチャンは「典型的な霜後人」であり「周囲との融和」を最優先に考えるタイプなので集落内からも歓迎されるものと思っている。



積雪で中断していたバッケ採りを今日から再開した。
所要時間は二時間程度だったが蓄積したストレスを十分に発散できるぐらの収穫があった。
バァチャンが出荷できるようにパッキングしたら72パックもあった。
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循環型農業

2008-02-28 21:41:30 | 家畜
肉牛の仔牛を飼育してセリに出荷するようになってから何年経つのかは分らない。
オバサンが小学生の時に既に農耕用は馬から牛に代わっていたらしいので少なくとも半世紀以上は続いているようだ。
米作り中心の中で一時は七頭の親牛を抱えたこともあったそうだが、ここ十年ぐらいは二頭で回している。

その内の一頭が出産時の事故で昨年急死したため、今は親牛が一頭しか居なくなった。
その親牛が昨年産んだ雌の仔牛を売却するか親牛用として育成するかが家族で議論となった。
これは単に「一頭がいいか二頭がいいか」の議論ではなく、いずれ飼育牛から撤退するかどうかも睨んでいる。

牛の飼育はジィチャンが一切合財やっているので、我々夫婦には飼育のノウハウが無いのは勿論のこと、どの程度の稼働がかかるかも十分に把握できていない。
その状況で的確な判断をすることは難しい。
自信を持って決断できないときは「現状肯定が無難」といつも思っている。

将来的にもこの仕事を継続して欲しいと願っているジィチャンの思惑とも合致して「二頭体制維持」が結論となった。

その結果、今後はジィチャンだけでなくオジサンも一緒になって飼育に携わることになった。
数年実践し、その上で継続するかどうかの決断をしたいと思っている。


(予報通り朝は雪が積もっていた。厳美渓の橋の下流もご覧のとおりの雪景色となった。)

牛飼育の魅力の一つは、稲藁や雑草を牛に食べさせ、牛舎に蓄積した堆肥を土に返すという理想的な循環型農業ができることにある。
畦道の雑草刈りは牛が居なくとも年に三~四回はやらねばならないこと。
その膨大な稼働を単なる負債の除去として終わらせたくないという大局観が「継続」判断の大きな要素になったことは言うまでも無い。
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冬に逆戻り

2008-02-27 19:46:27 | 山菜
数日前の陽気が嘘のような寒い日となり、小降りながらも雪も降っている。
雪が降って一番困るのはバッケ採りが出来なくなること。
今は未だ日当たりの良い南斜面ぐらいしか地面が顔を出していないが、そこでさえも雪で覆われたらお手上げとなる。
最近、需要が多くなり売れ行きも好調になって来ているだけに口惜しい。



写真は数日前の晴天に撮影したもの。
このような晴天になれば半日ぐらいで南斜面の雪は融けるのだが、残念ながら今日は太陽が一度も顔を見せてくれなかった。
予報ではこの悪天候が数日続くらしい。
当分イライラした日を送ることになりそうだ。

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刃研ぎ

2008-02-26 22:31:13 | 景色
間伐での主役はチェンソウ。
騒々しいエンジン音は嫌いだが、ノコギリで切ることを思ったらその効率性は計り知れない。

農作業ではノコギリ、カマ、ナタの使うこともたまにはある。
年寄りからは「刃を研ぎながら使うように」と教育的指導を受けているが、使う頻度がたかが知れているので刃を磨いだ経験は未だ無い。

しかし、チェンソウは小まめに研がないと全く切れなくなるので、否が応でも研がざるを得ない。
日に三度も研ぐことがある。
山仕事の専門家は休憩の度に研ぐ人もいるそうだ。

ヤスリは細長い棒状のものを使用しており、馴れない内は感覚が掴めず苦労したが最近ようやく手ごたえを感じつつある。



家の後のエグネに隣接しているこの杉林もかなり密生しているので、時間を見つけては間伐を行っている。
あまり一気に伐ると環境変化に対応できずに残した木まで風で倒れたりするので、段階を踏んで進めようと思っている。
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ハウス野菜

2008-02-25 19:59:57 | 野菜
昨年はアブラ虫の被害などにより散々だった冬場のハウス野菜がこの冬は順調に生育している。
産直での販売の方もツボミナ、ホウレンソウ、ナバナはずっと好調を維持しており、12月は苦戦をしたターサイも1月以降は即日完売となっている。
大根もヘソ大根が好評だったので第二弾を今軒下に吊るしているところ。
あまり馴染みが無いためか唯一ミブナだけが苦戦していたが、今日は漬け物にして出荷した。
緑色の漬け物が少ない時期なので歓迎されるものと期待している。


(「道の駅」の店頭に並べたヘソ大根。昨日は同じ生産者仲間のAさんが10パックも買ってくれた。)

昨年との違いは価格にも現われている。
1パック80円でも苦戦したホウレンソウが今年は130円をキープしているのも嬉しい。

昼は「生活研究グループ」の総会、夜は「道の駅」の理事会と今日もオデカケとなり農閑期でも忙しいオバサンだが、野菜の収穫と出荷準備の時だけはルンルン気分となっている。
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