霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

フジバカマ

2007-07-31 21:41:26 | 
フジバカマはハギ、ススキ、クズ、ナデシコ、オミナエシ、キキョウと並ぶ「秋の七草」の一つ。
「春の七草」は厳しい冬を乗り越えるための食べる七草だが、「秋の七草」は鑑賞する七草で、秋の訪れをいち早く知らせる植物とのこと。



稲の穂が出る時期に草刈りをするとカメムシが田んぼの稲に移動し食害を受けるので、穂が出る直前のここ数日が草刈りの追い込み時期となっている。
その草刈りの対象になっている休耕田にフジバカマが沢山花を咲かせていた。

万葉時代に香りも楽しんだと伝えられているこの花をアレンジしてお盆に産直で販売することを思いついた。
そのため、花を刈り取らないように慎重に草刈りを進めた。



昨年はフジバカマを使わなかったが、ススキ、オミナエシ、ミソハギそれにサワギキョウを活用したように記憶している。
我が家にとって「秋の七草」は風流な気分を味わいながら生活の糧も与えてくれる有り難い植物といえる。



今年のお盆繁忙はいつもより少し早く10日(金)から始まる見込み。
昨年は出遅れ慌ててしまったが、今年は万全の態勢で臨む予定でいる。
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味の違い

2007-07-30 21:05:06 | 野菜
バレーボールの仲間であるママさんチームのメンバーと「道の駅」で偶然顔を合わせた。
若いママさんなので幼子二人を連れて「お買い物」に来たようだ。
「今日トマト持って来てますか?」と訊かれたが、生憎「道の駅」への出荷分は無かった。
「ウチの娘は普段トマトを食べないのに、熊谷さんのトマトだけは食べるの。甘くて美味しいトマトなんだよね。」という嬉しいコメントを頂いた。

以前、誰かにホウレンソウでも同じ事を言われたことがある。
折角農薬を使わずに苦労して栽培しても、店頭に並べる時は他と同じ価格を設定せざるを得ない辛さをいつも味わっているが、このように「味」の違いの判る子供が居るということは大いに励みとなる。

子供と牛を同列にしたら怒られるかもしれないが、牛の前に農薬を使って育てた稲藁と無農薬栽培の稲藁を並べると、牛は無農薬の稲藁のみを食べるという。
色々な先入観で凝り固まっている大人では判別できない「味の違い」を純真無垢な子供や文字通り「動物的勘」が働く牛は簡単に見分けるのかもしれない。

一緒に練習しているママさんチームのメンバーは共働きで日中買い物が出来ない人が多いようなので、練習に「新鮮野菜」を持参して直接販売をしたら大歓迎されるのではないか、という気がして来た。
今度、一度試してみたい。
生産者と消費者の「お互いの顔が見える関係」を理想としているので、それを発展させるいいチャンスになるかもしれない。



梅干は、三日三晩干してから本格的に漬け込む。
若干色が薄いものもあるが、漬けている内に綺麗な紅い色に染まって来る。
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快食、快眠、快便

2007-07-29 22:07:20 | 生活
先日、千葉県で年金暮らしをしている叔父に逢った。
腰痛持ちのためあまり身体を動かさないようにして日々暮しているという。
運動不足のため便秘でも苦しんでいるようだ。
晩酌のビールも美味しいと思って呑んでいる訳ではなく「ただ惰性で呑んでいるだけ」とのこと。
何とも味も素っ気も無い人生のように聞こえた。

人間の幸せ度を測る目安として「快食、快眠、快便」があると思うが、70歳を目前に控えた叔父はどれとも無縁な生活のようだ。
百姓をやると快食、快眠、快便が保証され体調がすこぶる良くなることを説明し、「百姓でもやってみては?」と持ちかけてみたが、それには全く乗って来る気配が無かった。
一度楽な生活が身に付くと、余程のことが無い限りそこから脱却することは難しいように感じられた。



二年前に30本ほど植えたブルーベリーが実を付けている。
未だ木が小さいので収穫量は少ないが、それでも自家用としては十分に足りている。
甘酸っぱい実を摘まんで食べると、本当に疲れが癒されるような気がする。

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手塩漬け 

2007-07-28 22:42:09 | 野菜
岩手日報で「霜後の滝」が紹介されたという。
昭穂さんもその記事を見て昨日撮影に来たようだ。
いつもながらの素晴らしい写真。

滝のそばの畑で今日も二人でジャガイモ掘りをしていたが、新聞記事の影響か訪れる人がいつもより多いように思えた。



アイデアウーマンのオバサンが、キュウリにシソをミックスして漬けた新製品を今日から販売開始した。
新鮮な野菜を使っているので、皮が柔らかく身はシャキシャキした歯触りとなっている。



農薬を使わず手塩にかけて育てたキュウリとシソを使っている気持ちを込め「手塩漬け」と命名。
家族からは評判の味となった自信作。
お客様からも歓迎されることを期待している。


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炎天下

2007-07-27 20:40:08 | 野菜
お昼のニュースで高校野球宮城県予選の事実上の決勝戦と思われる仙台育英と東北の準決勝を中継していることを知った。

これを見逃す手は無いので、早速ビールと今日から出荷を始めた旬の枝豆を準備して終盤の攻防をジックリと観戦した。
期待どおりの熱戦となったが、結果は3-2で昨年に引き続き仙台育英が勝利を飾った。
久し振りに佐々木順一郎監督のインタビューも聞く事ができたし、大満足の昼休みとなった。

佐々木監督からの年賀状に「今年こそ!」との決意が手書きでコメントされていたので、明日の決勝でも快勝し甲子園での活躍を期待したい。
甲子園で勝ち進んだら、仕事を放り出して準決勝から応援に行くつもりでいる。
初めて見る甲子園で「東北勢初の優勝」という感激を涙を流しながら味わってみたい。



夏の甲子園は「炎天下」と相場が決まっているが、ジャガイモ掘りも炎天下が一般的。
昼のビールと暑さの相乗効果で汗ダラダラの作業となった。
今年はジャガイモの当たり年だったこともあり、畑に転用した初年度とは思えない豊作となった。
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