霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

種蒔きスタート

2009-03-31 20:45:50 | 
稲の育苗は春の農作業の最大の目玉。
大部分が受託なので「失敗は許されない」というプレッシャーが常にかかっている。

今年の第一弾の種蒔きを家族総出で行った。
一年間のブランクで水量、種の落とし方、覆土の分量等を調整するのにやや時間を要したがスタートしてからは順調だった。
午前中に自家用の餅米を済ませ、育苗機を通さずに直接ハウスに並べた。
並べた育苗箱は水が蒸発しないように二重にシートで覆い一週間ほど寝かせて芽が出るのを待つ。



午後は種が混じらないように種蒔機やその周辺をしっかり掃除してからうるち米に取りかかった。
今日の予定分約1000枚分を済ませたら気分転換に山の刈り払いをするつもりだったが、時間はあったものの気力と体力は既に消耗し尽していた。



育苗箱の設置に備えてハウスに残っていた野菜も殆んど片付けたので産直に出荷する物も少なくなっしまったが、それでも一日に一回は覗いて見るようにしている。
産直に向う途中で見た厳美渓の水が十和田湖を思わせるようなエメラルドグリーンで美しかった。
観光客には是非こんな厳美渓も見てもらいたい。
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2009-03-30 20:22:41 | 生活
最近梅干しが美味しい。
食卓に何が無くとも「梅干しさえあればいい」ぐらいの惚れ込みようになっている。
晩酌で呑み過ぎた時などは「ウメ茶漬け」も結構行けて、梅だけでなく一緒に漬けてある赤シソもなかなかの美味となっている。
薬効もあると言われている梅干しを身体が欲する年代になったということかも知れない。

梅干しは自家用だけでく産直にも出荷していて、我が家の梅の木だけではないので今日新たに苗木を三本植え増やすことにした。
「桃栗三年柿八年」というが梅も三年ぐらいで実を付けるらしいので、三年後を今から楽しみにしている。



今朝は久し振りに雪の無い朝を迎えた。
好天と春の強い風で田畑をどんどん乾燥させて欲しいものと願っている。
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ハウスの屋根かけ

2009-03-29 20:47:21 | 
四号ハウスの屋根は修復不可能だったので新しいビニールをかけることにした。
ハウスの「屋根かけ」と言っても屋根に上ることはない。
ビニールの端を何箇所か紐で結って錘をつけ反対側に投げ、それを引っ張る方法なので苦手な高所作業がある訳ではない。

この作業の一番の難点は風でビニールが煽られてしまうこと。
40m×7mのビニールでも風はいとも簡単に吹き上げてしまうので、風の無い時間帯を狙って作業をすることになるが、それでも風で煽られてしまうケースが多い。
ハウス側面での針金の留め方が中途半端な状態で強風に煽られると新調したばかりのビニールが破けてしまうことも過去にはあった。

今日も、風の弱くなった時を狙って仕事を始めたつもりだったが、屋根に載せて位置を調整している段階で吹き飛ばされてしまい元に戻すのに苦労させられた。

稲の育苗は霜も恐いがそれよりもハウスの中が高温となって苗が「焼ける」のが一番恐い。
新しいビニールの屋根は光の通り具合が良過ぎて「焼ける」危険性が高くなってしまうので、今回は今までのビニールはそのままにし、その上に新しいものを重ねることにした。
ビニールが二重になるとより高温になりそうな感じもするが、太陽の光が通りにくくなって温度が上がらないのだという。


(昨日の朝の「霜後の滝」を上から撮影)

風との戦いのこの作業は始まったらノンストップで進めることになるので、ビニールをかける直前と完成した直後を写真に収めたつもりだった。
ところが、夜になってPCに移行しようと思ったらカメラにSDカードが入っていなかった。
当然撮影時にアラームは出ていたはずだが、気持ちに余裕が無かったためか全く気が付かなかった。
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ハウスの修復

2009-03-28 20:51:09 | 
育苗の準備作業の一つとしてビニールハウスの修復がある。
古くなったハウスは長年の風雪に晒されて来ているので、そちこちに亀裂が入ったり穴が空いたりしている。
それらを大き目の当て布をする要領でビニールを使って修復して行く。
本来はもっと早い時期に済ませておくべき仕事だが、いつももながら直前にならないと動き出さないのが「習い性」となってしまっている。

一年増しに古くなって行くので修復箇所も増加傾向となっているが、三号ハウスの屋根はもう修復のレベルを過ぎてしまっていたので費用は嵩むが新調することにした。

時おり小雪が舞う中での作業となって大変だったが、何とか三時過ぎには終えることができた。



今年の「名残り雪」はしつこく今朝も雪景色の朝となってしまった。
色彩の無い季節なので雪化粧した方がた景色は美しいが「雪はもうたくさん」という心境になっている。
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藤のツル

2009-03-27 21:48:31 | 景色
後山の畑の周囲は林で囲まれている。
長年手が入らなかったために荒れ放題となっていたが、オジサンの二年がかりの間伐や枝打ちが功を奏して景観が大分改善されつつある。
しかし、未だ手付かずの場所もあってその荒れ具合がどうしても目に付いてしまう。


藤のツルが巻きついた木々はあたかもお化け屋敷みたいな様相を呈していて、葉を落としている時期は最悪の景観となっている。
それでも、木の葉が出る季節になると緑のベールが全てを覆い隠してしまい、その上綺麗な藤の花まで咲き乱れるので逆に立派な林に見えたりする面もある。



ツルは周囲の樹木にも絡みついているため、木を切り倒そうとしても倒れなかったり倒れるにしても予想外の方向に倒れたりするので危険極まりない。
そのため今年は藤の根元を切断するだけに留め、一年かけてツルを枯らしてから伐採するつもりでいる。

子供の頃、藤のツルを大きな木の枝に吊るしそれにぶら下がって「ターザンごっこ」をして遊んだ記憶があるが、藤のツルはそれぐいら丈夫で簡単には切れたりしない特質を持っている。



この写真は風で斜面に倒れてしまった数本の杉の木だが、葉が全く見えないぐらいツルが巻き付いている。
このようなツルの巻きついた倒木を片付けるのは大変な作業となるので、これもツルが枯れるのを待つことにしている。
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