霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

値決め

2007-04-30 21:37:11 | 山菜
産直で販売する商品の価格はすべて生産者個々人が判断して決める。
その日の供給量、他の生産者の価格等を勘案して決めることが多い。
当然高く設定すると売れ残るし、安くすると利益が出ないことになるので、価格を打ち込む時は結構悩む場合もある。

GWに入って厳美の「道の駅」には観光客が大勢立ち寄ってくれている。
先日も紹介したように今年は山菜の出具合がいつもの年よりも遅いため、タラノメ等は需要に供給が追いつかない状態となっている。
それでも、昨日までと異なり今日からは他の生産者も出荷し始めたが、その価格を見て驚いた。
昨年の最盛期のような安い値段を付けていた。
まだ「走り」の段階で品不足状態にあることを少しは考慮して欲しいところだった。
いつもなら対抗上同額に設定するところだが、絶対量が少ないので敢えて予定した価格を変えずに店頭に並べた。
(最盛期の数倍の稼働がかかっていることを考慮した価格。それでも生協で販売しているものに較べれば半額程度)

当然安い方が先に売れるが、直ぐに売れなくても「夕方までに完売すればいい」という判断をしている。
昨年の経験が活かされ、今日までのところは読み筋どおりコトが進んでいる。



昨日まで寒かったのに、一転して今日は物凄い陽気となった。
殻をなかなか破らなかったタラノメも一斉に顔を出し始めた。
明日からは産直の供給量がいきなり増えることが予想される。

情勢の変化に合わせ明日からは価格を低くする予定。
今までと違い効率的に収穫できるので、それでも十分にペイできると考えている。
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代かき

2007-04-29 20:47:09 | 
田植え直前の代かきを行っている。
昨年まではジイチャンと息子がコンビでやってくれていたので、オジサンが代かきするのは今年が初めて。
代かきがいい加減だと田植えは勿論秋までの水管理でも苦労することになるので、慎重に進めている。

新しい試みとして一月前から水を張っていたためか、代かきしている田んぼでドジョウを何度か確認した。
ドジョウが棲んでいるということは「ドジョウ(土壌)が良い証拠」などと珍しくオバサンがダジャレを飛ばした。

水を張ったのは抑草対策が主たる目的だったが、寒さのためか雑草は殆んど芽を出さなかった。


花壇の中のアネモネ。
この花は花色や花形が変化が多いのが特徴のようだ。

連休中は産直へ出荷する山菜採りも大事な仕事。
朝と夕方、仕事の合間を縫って山歩きをしている。
急斜面を登ったり下りたりすることが多いので、知らず知らずのうちに脚も鍛えられているようだ。
昨夜、就寝中に右の太腿がつってしまい暫くの間激痛に耐えなければならなかった。
こんなハードな山菜採りをあと何年できるのかと不安になるが、70歳代後半にエベレスト登頂を目指している三浦雄一郎のことを思えば、まだまだ先は長い。
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大型連休

2007-04-28 19:44:23 | 山菜
いよいよGWがスタートし、同時に観光シーズンの幕開けとなった。
栗駒山が昨日から開通したことも手伝って厳美渓の観光客も随分多くなったようだ。
書き入れ時の連休初日に出荷できる山菜がシイタケだけというのでは「里山ビジネスの名が泣く」と昨夜寝床で思い直し、今朝は早くに起き出し育苗ハウスの仕事を片付けてからめぼしい場所を何箇所かまわった。
そして、まだ小さいながらもタラノメをかき集めて出荷した。
山菜目当てのお客様も多いはずなので、「道の駅」としても何とか面目を保てたのではないか。

オバサンは、香りの良い天然のミツバを摘んで出荷した。
かき玉汁やみそ汁に使うと最高の春の味を楽しめる。

三時過ぎに「道の駅」を覗いてみたらどちらも完売となっていた。
気を良くして、明日の出荷に向けて今日も山に出かけた。
そして、今日はしっかりと収穫があった。



コシアブラがようやく芽を出し始めた。
タラノメもそうだが幼木の方が早く芽を出すようだ。
それでも採るにはまだ少し早い。
あと数日で一斉に芽を出すが、紡錘形の状態で採れるのはせいぜい一週間が勝負。
コシアブラの採れる時期は田植えも休みにして山に出かけるべきなのだが、そこまで徹底する勇気は無い。

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ADSL開通

2007-04-27 20:31:35 | 生活
待望のADSLが開通した。
本日10時のADSLサービス開始と同時に切り換え工事をしてもらったので、多分厳美地区の最初のユーザだったはず。
スピードを計ってみたら、なんと6.8メガも出ていた。
各種HPも動画が主流になっているので、これでようやく世間並みに近づくことができた。
更に、ISDNからADSLに代わることにより基本料金が安くなり、またIP電話も使えるようになったので通信費が大幅に節減できる。

そして何よりも、ブログ仲間で写真をふんだんに掲載している画面も瞬時に見られるようになったので、待ち時間を解消できることが一番嬉しい。



久し振りの晴天。
庭ではハクモクレンとツバキが美しさを競い合っている。

いくらすましてみても所詮オバサンは山育ち。
春の山菜シーズンになると「山女」の血が騒ぎ農作業が手につかない。
「まだ早い」とアドバイスしても、「あそこの山はいつも早いはず」とか言い出し、今日も山歩きを付き合わされた。
結局殆んど収穫が無く、ハツモノのワラビを少しだけ採って帰って来た。

明日から大型連休が始まるというのに、厳美の「道の駅」に出荷できる山菜が無いというのはいかにも寂しい。
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山菜

2007-04-26 18:25:49 | 山菜
「恵みの雨」も度が過ぎると「恨みの雨」となる。
先日から雨の日が続いており、今日はあがるかと思っていたら午前中一杯降り続いた。
山の木の芽も十分に水を補給できたのに、太陽が出なければ成長が進まない。
間も無く大型連休が始まるというのにタラノメやコシアブラは未だ採れる段階まで芽が伸びていない。

ようやく午後になって天気が回復し太陽も顔を出した。
この晴天が二~三日続いてくれれば有り難いのだが…。


(まだ蕾の固いタラノメ)

GW中に山菜を出荷する場合は可能な限り早めが良いことを経験上知っている。
しかし、肝心の山菜が採れないことにはお話しにならない。
このままで行くと今年は田植えも山菜採りも例年より遅くなりそうだ。

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