霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

ハウスの屋根外し

2007-05-31 18:32:29 | 野菜
五棟あるビニールハウスの内、三棟のビニールを外す予定にしている。
外すことにより植えつけた作物への水かけを省略できるのが直接的な目的だが、長い間屋根をかけたままだと土質が悪化して来ることから、自然と同じ環境下に置き雨風を与えて土壌改善を図るのを狙いとしている。

ビニールを外すのは一棟辺り二時間程度で終えることができるが、冬場直前にかけ直す時は結構な稼働となる。
また、外したビニールは「再利用できない」と一般的に言われているが、我が家では使用可能な内は何度でも繰り返し使っている。
部分的に穴が空いたり切れたりする場合もあるが、そこは切り張りしたりして凌いでおり、それでもハウスとしての機能は十分に果たしている。



写真の三号ハウスには既にトウモロコシが植えてある。
このハウスは構築以来今回初めて外したもの。
外している途中で雷雨となったが、折角のこの雨を渇き切っているトウモロコシに与えたかったので、雨の中を強行し、とりあえず屋根だけを外した。
トウモロコシは勿論のこと、何年振りかで雨の恵みを得た土中の微生物達もきっと喜んでいるに違いない。



四個の卵を産むというホオジロが五個目を産んでしまった。
明日は六個目がお目にかかれるのだろうか?
どうも自然の世界は教科書通りではないようだ。
オジサンの役割は、毎日フキの葉の屋根を新しいものに代えてやるだけ。

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親鳥判明

2007-05-30 21:23:17 | 景色
今朝、小鳥の巣を見に行ったら、なんと卵がまた一個増えていた。
出直して写真を撮ろうと近づいた時、急に巣から飛び出す鳥がいて驚いた。
近くの草むらで一旦停止し、それから飛び去ったので後姿をしっかり確認することができた。  
スズメに似た羽根の持ち主だった。

家に戻ってからインターネットで調べた結果、
・ 草の根元に枯れ草を集めて皿状の巣を作る。
・ 四個の卵を産む
・ スズメに似ているが、スズメよりやや大きい。
この三つの特徴が一致するホウジロと思われる。

当たり前のことかもしれないが、鳥は一日一個ずつ産むのであって一度に四個産む訳ではない。
どうも人間の出産と同じ感覚で捉えてしまい、勘違いしてしまう。



巣の写真は今日で三日連続となったので拡大版とした。
明日になって、卵がまた増えていたら説明がつかなくなる不安も若干ある。

今日は一日中草刈り。
草刈りはせいぜい連続二時間ぐらいにしないと集中力が無くなる。
作業が少し遅れていることもあり連続作業となったが、夕方近くになったら頭が痛くなって来た。
どうもエンジン音を聞きながらの仕事には苦手意識があるようだ。

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里芋植え 

2007-05-29 18:51:44 | 野菜
昨日の午後から休耕田を活用した畑に、里芋を植えている。
一箇所だけに全部植えると失敗した場合が怖いので、危険分散のため二ヶ所に分けて植えた。
昨年は開墾した荒地に里芋を植え大成功を収めたので、「夢をもう一度」との思いがあるが、今回はどちらもやや湿気が多いのが気に掛かる。
側溝を掘ってはいるものの、雨降り後の排水対策をしっかりフォローする必要がありそうだ。
本当は、連作が出来れば良いのだが、生産者仲間の里芋作り名人によると「七年はあけた方が良い」とのこと。



畝間にEMボカシと鶏糞堆肥を十分に撒いた。
いずれマルチを外し、土上げした時に大切な栄養源となるはず。
それまで枯れたりすることなく無事に育って欲しいと願っている。



二ヶ所目は朝食前に終わらせる予定で今朝5時前から始めた。
昨日の経験が生き順調に終わらせることができたのだが、ホッとしたのが災いし、帰り道で農道から脱輪してしまいトラクターの救援を仰ぐ破目になってしまった。
「九十九里にて半ばと思え」の教訓が未だ身に付いていない、と反省させられた。



午後に昨日の小鳥の巣を覗いて見た。
そうしたら、なんと卵を移転するどころか逆にもう一個増えていた。
覆いにしていたフキの葉で親鳥が安心したのかもしれない。
命綱のフキの葉が枯れて来たので、新しいものと交換してやった。 

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小鳥の巣

2007-05-28 21:03:47 | 景色
午前中に草刈りをしていたら、草むらから小鳥の巣が見つかった。
見事に作った巣の中にドングリ大の小さい卵が二つ入っていた。
どんな鳥の卵かは分らないが、周囲の草を刈り取られて外部に露出してしまい、外敵の格好の餌食になりそうだったので、フキの葉で覆ってやった。

バアチャンの話しだと「親鳥がどこかに卵を移すはず」とのことだったが、夕方確認した時も変化は見られなかった。
近くにそれらしい鳥の姿も見えないので、もしかしたら親鳥自身が外敵に襲われた可能性もあるのでは、と心配している。



今日は鳥と縁のある日だった。
午後に里芋植えをしていた時、今年初めて聴く「郭公の声」が周囲に鳴り響いていた。
去年も期待していたのだったが、その機会に恵まれず仕舞いだった。
子供の頃から聴き慣れたこの声が無いと「里山の春」も寂しいものがある。
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タカラノメ その二 

2007-05-27 21:45:56 | 山菜
タラノメはいくら採っても、五月末までは新しい芽を出すと言われている。
しかし、今は採る時に他にも芽が出ているかどうかを確認するようにしている。
もし、もう芽を出さない木から採ってしまったら、当然、その木は枯れてしまい来年の楽しみが減ることになってしまう。

五月も月末を迎えているので、タラノメ採りもそろそろ終わりにしようと思っているが、今朝、エグネ(屋敷林)で採ったものをオバサンが「道の駅」に出荷したら団体客が来ていて、即完売になる勢いだったという。
そんなに喜んで貰えるのなら、明日の朝も山に行ってみようかとついつい思ってしまう。
今年最後のタラノメ採りになるかもしれない。



家の周辺の林で、新しいタラノキが大きな葉を広げているのがそちこちで見受けられるようになった。
こんなに新しい木が増えて来ると本当に嬉しくなってしまう。
この葉が太陽の光を一杯浴びて幹を太くすると、来春は良質のタラノメが期待できることになる。

空兵さんから、タラノメが「タカラノメ」ならアスパラガスは「明日はパラダイス」とのアドバイスを頂いた。
山で「宝の芽」、畑からは「明日はパラダイス」を豊富に収穫できるようになったら、と考えただけで胸がワクワクして来る。

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