霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

寂しいGW

2010-04-30 20:35:13 | 天気
四月中にタラノメ採りができなかったのは十年振りぐらいのこと。
例年なら連休開始と共に産直出荷が忙しくなるはずなのに、今年はアスパラガスもまだ収穫できないので本当に寂しいGWとなってしまった。

勿論、産直出荷を始めてからは初めての経験。
自然を相手する仕事を生業としている以上は、こんなことは当然のこととして受け止めなければならないのだが…・

無いものねだりは諦めて田植機の点検や苗運搬用の棚を軽トラに設置したりして明日の準備を始めた。


(林の影となって見えないが、写真の右側に「霜後の滝」、更にその奥に我が家がある)

田植えのスタートは川向にある三枚の田んぼ。
水が十分に供給できる場所ではないので、先日の雨水を一杯に溜め込んでいる。

勿論このままでは田植えができないので、まず一番下の田んぼの水を落とし田植えが済んだら順次上の水を下に落として活用するようにする。
今は堤にも水が満杯に蓄えられているが、晴天続きとなって水不足となる「万が一」をも想定しなければならない。

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雨あがる

2010-04-29 20:35:36 | 
「恵みの雨」は一日で十分だったのに、昨晩から今日にかけて降った分は「恨みの雨」となってしまった。
増水した久保川の水は「霜後の滝」で地響きを立てるような轟音となりハウスの中まで響いて来た。

その雨は午後三時頃まで降り続き、四時過ぎになってようやく太陽が顔を出した。
夕暮れ近くの陽の下で「霜後の滝」の東屋周辺の桜が少し色づき始めているのが見えた。

ハウスの餅苗は順調に生育しているので田植えは当初予定通り五月一日からスタートさせるつもりだが、この分だと満開の桜を眺めながら田植えができるかも知れない。



寒い日が続いているため育苗では苦労しているが、苗代を使っている農家は特に苦戦を強いられているようだ。
隣接している田んぼが未だ掘られていないのは、苗の生長が遅いので田植えの時期を遅らせるためと思われる。

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「何故か?」が無い

2010-04-28 20:30:55 | 産直
農政事務所職員が講師となって「食品表示の勉強会」が「新鮮館おおまち」で開催された。
農業の世界では役人の説明を聞く機会が結構あるが、そのたびに「この方達は一人称で考えた上で説明しているのだろうか」と疑問に思うことが多い。

現場から見るといかにも「オカシイ」と思われるような「取り決め」に対して質問したりすると「そうかも知れませんが制度上そうなっています」とか「国からの指導がそうなっています」というワンパターンの回答しか返って来ない。

そんな説明しか出来ないのなら「資料を配布」するだけで十分で、「わざわざ時間を割いて集まる必要など無いのではないか」という気がしてしまう。

視野の狭い現場から見たら疑問と思える事項でも「こうこうこうゆう趣旨や背景があってこうなっている」という風に説明して貰えれば納得し易いと思われるのだが、この方達の頭の中には「何故か?」という文字が無いのかもしれない。


(一昨日のハクモクレン)

昨夜の8時過ぎから24時間雨が降り続けている。
予報では更にこれから「強い雨」が降るとのこと。
災害を引き起こそうな雨だが、代かきで水を使ってしまい水不足が心配な我が家にとっては「恵みの雨」となった。


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サトイモ

2010-04-27 21:48:55 | 野菜
サトイモの植え付けでは毎年苦労をしている。
生産者仲間でサトイモ作り名人であるのTさんによると「連作障害を無くすために最低でも七年は間を置くべし」とのこと。

そのアドバイスに従って毎年作付け場所を代えているが、他の作物との関係でどうしても水はけの良くない畑が選ばれてしまう。
こここも水はけが悪く昨年までは満足な収獲が得られていなかった場所で、この冬に塩ビパイプを埋めては排水対策を強化した畑。

お陰で水はけは大分改善されたもののゴロゴロした土で、畝立てからマルチかけまで約60mほどある二本の畝を鍬でこなすのは大変な作業となった。
息子と三人ががりだったので二時間余りで終えることができたが、途中から鍬を持つ手も腰もヨレヨレ状態となってしまった。



転作田が畑に適した耕地になるまで数年かかることもある。
「ポストが人を作る」と同様に「作物が土を作る」ということか。
七年後にこの場所にサトイモを作付けする頃には「立派な畑」になっていることを期待したい。


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新居に移転

2010-04-26 20:40:26 | 家畜
周囲の側溝等の工事が未だ終わっていないが、仮住まいしていた鶏を朝の内に新しい鶏舎に移転させた。



「広い」「明るい」「奇麗」と三拍子揃った贅沢な新居にやや戸惑いながらも、ふんだんに敷かれてある籾殻から米屑をついばみ始めた。



朝日を浴びながら「砂浴び」ならぬ「籾殻浴び」を始めるものも出て新居移転を喜んでいるようだった。



ウッディな新居に合わせた巣箱も棟梁さんの手作り。
こんな贅沢な鶏舎に住める幸せを満喫したら、感謝の印として「金の卵」でも産んで貰わないとペイしそうにない。
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