今日のタイトルは毎日新聞「余禄」(2022.4.30) から頂戴した。
いつも感じている事で、ロシアに限った話しではないと思って読んだ。
(前段部分省略)
ウクライナ侵攻に対する米欧日の制裁でロシア経済も厳しい。
今年は10%超のマイナス成長に陥り、ソ連崩壊以来の打撃となる可能性が
ある。物価も高騰し、困惑する国民の姿が報じられている▲今は原油などの
輸出で持ちこたえているという。暴落した通貨ルーブルも値を戻した。ただ
輸出で得た外貨を政府が強制的にルーブルに交換させているのが実態だ。
無理な「官製相場」は長続きしまい▲日本など外国企業の事業停止も相次ぐ。
モスクワだけで20万人が職を失うと市長は訴えている。モスクワに長く駐在
し、日本企業の進出を支援したロシアNIS経済研究所の中居孝文副所長は
「現地の人は優秀で勤勉なのだが」と残念がる▲日系の自動車工場ではロシア
人から生産効率を高めるアイデアが多く出された。会社も採用し各国に広め
た。「人材を生かせないのはロシア政府の責任」と指摘する▲プーチン大統領
と国民のテレビ対話を巡る小話もある。大統領「我々はミサイルで米国を驚か
せることができる」参加者「我々はいつ給与で米国を驚かせることができます
か」。トップの野望の犠牲になるのは国民だ。
(昨夜の雨は一時雪になり、雪は朝になっても麦畑の畝間に 残っていた。)
(里の春と栗駒山)