シソ作り

バアチャンのシソ作りが本格的にスタートした。
三月初めに種を蒔いたものが発芽し、セルに仮植している。



それをハウスの中のビニールトンネルに入れて寒さ対策を万全にし、本葉が3～4枚になるまで育てた後、畑に植え付ける。

シソは契約栽培が殆どなので収穫できたものはすべて買い取って貰える。
収穫量が収入にそのまま反映するので頑張り甲斐がある。
特に、今年は買取価格がかなり改善されたので80歳に間も無く手が届くバアチャンも歳を忘れて気合が入っている。

近所でも数軒栽培していて、バアチャン達のいい小遣い稼ぎになっている。
買取価格改定の背景には、生産者の高齢化による品不足がある。
リーズナブルな買取価格であれば、生産者も増えるのではとの期待もあるようだ。



価格が改善されたことによりオバサンも「売れ残りが発生しない分、産直よりも魅力がある」と色目を使い始めた。
しかし、他の仕事との掛け持ちでは少々無理がある。
納品までに地道な世話や単純作業の連続で稼働もかかるので、やはりこの仕事はバアチャン無しには考えられない。