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丸山眞男『超国家主義の論理と心理 他八篇』

2015年07月01日 21時12分44秒 | 文学
丸山眞男『超国家主義の論理と心理 他八篇』(岩波文庫)を読んだ。
分厚いしとても難しかった。
何が難しいのだろうと考えるに、書いてあるこの当時の時代背景の話がよくわからない。日本の話はまだ分かるにしても、スターリンとか、実はよくわからない。発表された当時は、読む人はだいたいわかっていたことがいま読むとよくわからず、知らずに読むから内容が理解できないということはあるだろう。
誰か、スターリンが重要人物として登場するおもしろい日本の歴史小説を書いてくれないだろうか。

軍国主義やファシストの話が多く、安倍首相の顔を思い浮かべながら読んだが、それでもやはりあまり興味を惹かれず、難しかった。
決まったことには逆らえず、嫌だと思っていたひとも多くいたのに戦争にむかってしまったという話は、いまも変わってないんだよねと思う。
戦争とまでは思わないにしても、会社にしても、上からの決定には基本的には何も逆らわずにどんどんよくわからない無意味なことが決定されていくんだよねと思う。
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