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加藤典洋『どんなことが起こってもこれだけは本当だ、ということ。 幕末・戦後・現在』

2019年05月15日 23時02分02秒 | 文学
加藤典洋『どんなことが起こってもこれだけは本当だ、ということ。 幕末・戦後・現在』(岩波書店)を図書館で借りて読んだ。
戦後の平和が、ある意味でいい加減な部分が根っこにあって、でもそれがなければ生きない、駄目であるというような話だった。
頭でっかちになって、理屈が正しければ正しいのだと考えていると、自衛隊がいるのに軍隊を否定しているというような矛盾が受け入れられないことになるのだが、しかしそのいい加減さ(「正義の戦争よりも不正義の平和の方がいい」)を一階部分に持つことで普遍性に繋がるということだった。
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