福田恆存『人間の生き方、ものの考え方 学生たちへの特別講義』(文藝春秋)を図書館で借りて読んだ。
四つの講演が収録されている。
福田恆存のものを読むのは初めてなのだがどれもとても興味深く読んだ。
《記念日にするのならひそかに自分の心の中で、「これからやっつけてやろう」ということで記念日にするのならいいが、そうじゃなくて「広島から世界に平和を」というような思いあがった気持は一体何か、原爆を落とされるような人間に原爆を止めさせる力がありますか、そんなことは決してありえないと私はその学生にいったのです。》(131頁)
このようなことを言える人はいまいない。
それは時代ということもあるだろうけれども、このような発言が出来た時代があるということがもう分からなくなってしまっている。
他の本も読んでみることにする。
四つの講演が収録されている。
福田恆存のものを読むのは初めてなのだがどれもとても興味深く読んだ。
《記念日にするのならひそかに自分の心の中で、「これからやっつけてやろう」ということで記念日にするのならいいが、そうじゃなくて「広島から世界に平和を」というような思いあがった気持は一体何か、原爆を落とされるような人間に原爆を止めさせる力がありますか、そんなことは決してありえないと私はその学生にいったのです。》(131頁)
このようなことを言える人はいまいない。
それは時代ということもあるだろうけれども、このような発言が出来た時代があるということがもう分からなくなってしまっている。
他の本も読んでみることにする。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます