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青山南編訳『作家はどうやって小説を書くのか、たっぷり聞いてみよう!(パリ・レヴュー・インタヴュー II)』

2016年07月11日 23時31分02秒 | 文学
青山南編訳『作家はどうやって小説を書くのか、たっぷり聞いてみよう!(パリ・レヴュー・インタヴュー II)』(岩波書店)を図書館で借りて読んだ。
ヘミングウェイとヴォネガットとフィリップ・ロスのインタビューを特に興味深く読んだ。
ヴォネガットは『スローターハウス5』を読みたいなと思った。ヴォネガットの小説はいくつか読んだことはあるが、いつも期待外れに終わる。『スローターハウス5』は有名だし、これまでも気になったことはあるが、どうなのでしょうか。
フィリップ・ロスは『ゴースト・ライター』が気になった。生き残ったアンネ・フランクらしき人物が登場するようだ。なかなかおもしろそうなのだが、本が手に入りにくいので読めない。

フィリップ・ロスは、
《われわれは知らなかったんだよ、われわれが背を向けたいと思っていた大衆の無知がそれから二十数年後にはカミュのペストのごとく国中を汚染していくことになるとはね。》(213頁)
と語っていて、今回の参院選の選挙結果を見ると、そのような気持ちになる。しかしこれはフィリップ・ロスも感じたことなんだな、と思う。なんであれ誰かが一度通った道であれば先があるということで勇気づけられる。
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