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黒澤明監督『生きる』

2020年10月17日 23時04分28秒 | 映画
黒澤明監督の『生きる』を観た。
頭木弘樹の本で読んだ通り、後半は主人公の志村喬が死んだ後に通夜で周りにいた人間が生前の彼について語る構成になっている。
まあおもしろく、そんなに退屈もせずに見られたが、志村喬の「つまり……、その……、私は……」の台詞にイライラさせられた。それと、やはり黒澤明の”ヒューマニズム”にもイライラさせられる。
サムライの格好をしていないとちょっと受け付けられないところがある。サムライの格好をしていると自分の世界とは離れた絵空事で、どんな勧善懲悪も許せる気持ちになるのだが、背広を着ているとちょっと「有り得んだろ」と思ってしまう。
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