周防教会・牧会ジャーナル

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9月22―28日

2024年09月29日 | 日記・エッセイ・コラム

近所の里山で見かけたイノシシ罠。今は放置されて使われていないみたいや。こんなイノシシ罠に時々招かれざる客のツキノワグマがかかって大騒ぎになることがある。『招かれざる客』と言えばシドニー・ポワチエの名作映画を思い出すが、今の若い人は知るまい。僕もどこかで「招かれざる客」になっているのかも知れんな。

 

9/22(日) 今年もギンナンの落下がピーク。毎日ホウキで履いてはいるが追いつかない。車の出入りでどうしても踏んづけてしまうので、駐車場には異様な臭いが充満している。たまに落ちる実が頭や肩に当たる。おんどりゃあ~!と思ってしまうが、この前2つ直撃した時には逆に嬉しくなった。いとをかし。

 

23(月) 今日は万年筆の日。中学の入学祝いに叔父からもらった万年筆はパイロットのエリート。それで最初に書いた日記「1970年4月7日(火)薫ちゃんと写真をとる所をみんなに見られて恥ずかしかった」。親同士親友やったので幼少時から雛人形のように扱われていた。思春期の始まりの僕にはもう辛い。

 

24(火) 診療所の待合室で知り合いのヘルパーさんに出会う。「懐かしい。何年ぶり?」「お互い歳を取りましたねえ」。お決まりの挨拶から始まり全国共通の本題に移るのが高齢者の会話。「こんな病気しています」から「誰々が亡くなった」となり「誰々の嫁さんがね」と続く。高齢初心者の僕にはまだキツい。

 

25(水) 妻の診察のため半年ぶりに広島大学病院へ。去年の今頃、頭の中ではドラマの展開のような筋書きを描きながら広島に向かった。そして嘘のような展開で希望が生まれたのは、二週間前に最初の病院で診断された絶望的データを見ていた医師の「ん?」との一言。それは世界一短い救いの言葉となった。

 

26(木) 袴田巖さんに無罪判決が出された。この40年で死刑から一転無罪になった判決が4件。袴田さんが控訴されなければ5件となる。他にも死刑を執行された後で無実かもしれないと疑われる事件もある。今でも日本人の8割が死刑制度は必要だと言っている。もし、この5人が執行されていたとしたら…。

 

27(金) 千葉から太田春夫牧師ご夫妻が来会。46年ぶりか?青学から一年だけの聴講で農伝の寮に入られたんやが、あの頃の寮生活はハチャメチャで楽しかった。まずは互いの記憶修正から始まる。太田さんの記憶での僕は酒豪やったそうな。そう思われるのも無理はない。宴会好き+体格。今でもそう見られる。

 

28(土) 二つのご希望を叶えるため、ご夫妻を広島にお送りする。一つ目はお好み焼き。駅ビルの店は行列待ちなので路地裏の小さな店にご案内。二つ目の平和公園で別れたが、46年ぶりの再会にしては短すぎたのが心残り。♪陽炎燃ゆる鶴川の牧野見下ろす寮の窓♪あの寮生活やったら今でも戻ってみたい。


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