ラザニアキット

2016-04-08 00:00:23 | あじ
今やショッピングモールの多くに出店している「KALDI」で、前に買っていたラザニアキットについに着手することになった。

『キット』といえば、昔はゲルマニウムラジオとか秋葉原で買ってきて組立てた記憶が蘇ってきた。最近ではパソコンを自作する人も多いようだが、ラザニアキットというのは、イタリア料理であるラザニアをこの一つの袋の中にある素材で作ってしまおうということ。

たいして考えずに買ってきてお湯につけて温めれば食べられるのだろうと誤解していたのだが、かなり手間取りそうなのでほっといたのだが、週末に買い物に行かなかったので、ついに食材を食べつくしそうになり、製作に取りかかる。

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袋の中には、パスタ6枚、ホワイトソース、サフランソースの魚介ペースト(あさり、えび、いか)。

その他必要な物は、グラタン皿、オーブンまたはオーブントースター、少量のオリーブ油かバター、あればチーズ、そして調理人(つまり私)。

まず、調理は思いもかけないことから始まる。最初にパスタを一枚ずつ水で洗うわけだ。確かに粉が付いているのだが、中国製じゃないのだから農薬とか関係ないだろう。洗剤で洗う必要はないようだ。びちゃびちゃにするのがいいらしい。

そして次はグラタン皿にオリーブオイル(バター)を塗りつける。オリーブオイルの出番はこれで終わり。このグラタン皿、門司から帰ってきて、門司名物の焼きカレーを模倣して作るために買ったのだが、二度目の出番だ。ちょっと小さいが、結果としては問題はなかった。

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そして、ホワイトソースを塗ってからパスタを敷くのだが、もう少し大きなグラタン皿をイメージしているようでパスタ1枚半を一層とするようになっているが、このグラタン皿だと1枚しか敷けないので、6層構造になる。レクサスの塗装のようだが、何層も重ねるので、魚介ソースやホワイトソースを無駄に塗ると、最後に足りなくなる。

下から、ホワイトソース、パスタ、ホワイトソース、魚介ペースト、パスタ、・・・と6枚重ねにする。時々溶けるチーズを挟んでみるが、完成品が柔らかくなり崩れやすくなる。そして全部セットの組み立てが終わると、220度のオーブンで25分焼くわけだ。細かくいうと、オーブンは予熱が必要なので、前工程の途中で予熱開始した方がいい。

そして完成。

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焼き上がったグラタン皿を素手でつかむと火傷するので、ご用心。

袋には二人用と書かれているが、どうみても一人用だ。グラタン皿から半分切りだしたが、結局、残りも食べてしまう。これだけでは、食卓が寂しそうなのだが冷蔵庫の中には直ぐに食べられるものは「いかなごのくぎ煮」しかないので、アボガドのお刺身を作ってみた。

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ワインは二杯だけにする。

味は、おいしいです。調理人渾身の一作。ところで「Lasagna」ってラザニアだよね?


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