きよしこの夜

2012-12-25 00:00:39 | 市民A
約200年前に初演された「きよしこの夜」だが、今年はなぜか生演奏を聴くことが多い。あちこちの商業地で地元の中学校の合唱団が熱演している。

この曲を聴くと、どうしても数十年前の幼稚園の頃を思い出す。新教(バプテスト)系の幼稚園に通っていたため、「クリスマス会」は1年でもっとも重要なイベントだった。

もともとは、毎週何回か、旧約聖書のできごとを紙芝居で教えられていて、いつも「神の加護」の元にある、ということになっていたのだが、クリスマスの演劇会だけは別物で、なにしろイエス誕生のところがハイライトのわけだ。

私の役目は、パパ・ヨセフ。そう、奥方のマリアが自分とエッチをしないのに子供を産むという大胆な結論に至ったのだが、じっと我慢して許すわけだ。モデルと結婚して、出産に立ち会ったら、肌の黒いこどもが生まれてコトバを失ったプロ野球チームの元4番打者みたいなシチュエーションである。

思えば、生まれたイエスを崇拝する国もあれば、マリアを崇拝する国もあるのだが、ヨセフを崇拝する国は聞いたことが無い。

そういえば、この曲を作曲した方も「ヨセフ」さんというそうだ。

そして、幼稚園は既に存在しない。同一敷地内の教会の拡張による。


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