ペーボ教授「古代ゲノム解析」で受賞

2022-10-07 00:00:03 | 市民A
ノーベル医学生理学賞を受賞したペーボ教授だが、ネアンデルタール人とホモサピエンスの交配がかつて行われていたことを証明したのだが、さらにシベリアでデニソワ人というネアンデルタアール人から分岐した別の人類の存在も明らかにしていた。

その後、この分野ではデニソワ人には基本的デニソワ人(アルタイ・デニソワ人)、ヒマラヤ以南のアジアに住むデニソワ人、パプアニューギニアに住むデニソワ人の3種があることがわかり、地域によってこれらの混ざり方が異なることがわかってきた。

3万年ほど前にはネアンデルタール人と交配していない純粋ホモサピエンスのアフリカ人、ネアンデルタール人と交配したヨーロッパ人、デニソワ人と交配したパブアニューギニア人、ヒマラヤ以南のデニソワ人と交配したアジア人ということになる。複雑すぎる。

日本人の起源は、アルタイ・デニソワ人らしい。その後、中国北部、南部、シベリアなどから何派に分かれた波が押し寄せている。アフリカから逃げてきても、ついに追い詰められてしまった。

しかし、かつて、ホモサピエンスには差がないことになっていたが、いくつかの種類のデニソワ人と交配したりしているので、それによる結果としての優劣問題での差があるのかないのかというようなことにならなければ良いのだが。

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