いりこ味噌

2014-02-28 00:00:32 | あじ
「いりこ」というのは、主に関西で使われる用語で、だしを取る時に使う小魚で、小魚の総称として使われることもあるし、特定の魚に使われることもある。うどんのだしには欠かせないとされる。

そのいりこを味噌とミックスさせたものが「いりこ味噌」というらしいのだが、どうも古来より備前国(岡山県東部)に伝わるものではなくB級グルメブームに乗じて登場したような匂いもする。

実際に食べる前に、小研究すると、食品の分類としては、「なめ味噌」というカテゴリーらしい。そして「なめ味噌」は大きく二分され、「それ自身が料理として存在し、酒の肴などになるもの」というものと「ご飯の上に乗って、トッピングとして成り立つもの」ということになるそうだ。料理かふりかけか。料理としてのなめ味噌の代表が「金山寺味噌」でふりかけとしての代表が「鯛味噌」だそうだ。魚を加えている。

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で「いりこ味噌」だが、金山寺味噌(岡山県産麦使用)にいりこを加えたものである。つまり二種類のなめ味噌を合体させたものになっている。両用に耐えることにして購買者層を広くしたのだろうか。

そして、実食開始。

味噌の中にキラキラ光るものが見える。銀色だ。もちろん銀箔入りじゃない。ウロコである。また小枝のようなものがたくさん入っているが、これがいりこだ。確かにうどんのだし汁の味がする。

ただ、いりこじゃない方がいいような気がする。鯛とかフグとか。あるいは味噌だけでいいような。

一袋を食べきるのに時間がかかりそうな予感がする。


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