先月6月23日にIEA28ヶ国が歩調を合わせて、戦略備蓄の取り崩しを始めた。日量200万バレルで、一ヶ月間続けることにより、6000万バレルの放出になる。
これを受け、WTI原油は市場価格が急降下し、90ドル(/バレル)割れを記録。
とはいえ、6000万バレルは、世界の生産量からいって1日分以下。本気で生産国が価格維持をする気なら、すぐに僅かな減産を行えば済むはずだった。
では、一体、何のための減産?
奇妙なことに、定説を聞かない。
一般的には、裏にオバマがいて、米国のガソリン代を引き下げる効果があり、人気取り政策というような説が多いのだが、ちょっと観念論だ。
それからQE2の終わりに伴い、市場に溢れている余剰資金を回収し健全財政を目指すためというような説もある。
しかし、原油放出のかなり前から、ガソリン価格、原油価格は下降を続けていた。しかも、放出後、一転して価格は上昇に転じている。
では、なぜ?
私説ではあるが、「本番準備」なのではないだろうか。
実際にオイルショックが起きるためには、極度のシリアスな政治情勢が起きて、原油が買えないというような事態になった時と考えられている。
結局、米国とサウジの関係なのではないだろうか。米国としては、いずれは鉄鎚を振り落とそうと思っているのだろう。人権侵害の国だし。
その時の市場の大混乱の予行練習だと思うわけだ。
つまり、実際の本番の時の被害者は日本ということになる。
実際には、どのような目的で原油放出が行われたのかは不明なのだが、もっとも注意が必要なのは、米国がサウジ王朝への行動をはじめたら、すぐに世界に対してシッペガエシが行われるということなのだろうか。
これを受け、WTI原油は市場価格が急降下し、90ドル(/バレル)割れを記録。
とはいえ、6000万バレルは、世界の生産量からいって1日分以下。本気で生産国が価格維持をする気なら、すぐに僅かな減産を行えば済むはずだった。
では、一体、何のための減産?
奇妙なことに、定説を聞かない。
一般的には、裏にオバマがいて、米国のガソリン代を引き下げる効果があり、人気取り政策というような説が多いのだが、ちょっと観念論だ。
それからQE2の終わりに伴い、市場に溢れている余剰資金を回収し健全財政を目指すためというような説もある。
しかし、原油放出のかなり前から、ガソリン価格、原油価格は下降を続けていた。しかも、放出後、一転して価格は上昇に転じている。
では、なぜ?
私説ではあるが、「本番準備」なのではないだろうか。
実際にオイルショックが起きるためには、極度のシリアスな政治情勢が起きて、原油が買えないというような事態になった時と考えられている。
結局、米国とサウジの関係なのではないだろうか。米国としては、いずれは鉄鎚を振り落とそうと思っているのだろう。人権侵害の国だし。
その時の市場の大混乱の予行練習だと思うわけだ。
つまり、実際の本番の時の被害者は日本ということになる。
実際には、どのような目的で原油放出が行われたのかは不明なのだが、もっとも注意が必要なのは、米国がサウジ王朝への行動をはじめたら、すぐに世界に対してシッペガエシが行われるということなのだろうか。
ガソリンの値段を気にしてた時期に、やろうと思って、遅れてしまったという所ではないでしょうか。
サウジになにかしようという気はアメリカには無いと思います。(それも人権侵害で)
しかし、米国の国内事情ではないと思います。
日本エネルギー経済研究所のレポートも、とまどい気味ですね。
http://eneken.ieej.or.jp/data/3908.pdf
米国とサウジの関係ですが、とある期間の未来には、サウジは民主化しているのでしょうが、問題は、現在と未来の間の段取りが予測できないことですね。ソフトランディングなのかハードランディングなのか。もちろん中国社会もそういうリスクを持っていますよね。
アメリカから見ると不可解な事が多いのですが、ヨーロッパからだと違う風景が見えるような気がします。
ヨーロッパが何らかの理由で中東産油国に圧力を掛けたくて、アメリカが便乗したとも考えれるのでは。
リビアを理由にしているのは、正統の様な気がします。