団塊世代MACCHAN(まっちゃん)の、<人生これから>だよ!

リタイア後16年、人生を日々面白がる楽しみを綴ります。健康と家族と友人を大切にする、年金生活爺さんの「残日録」です。

内部告発の凄さ

2011-10-15 | 日々雑感
当地方のローカル記事で恐縮だが、三河西遠地区の医療法人「豊岡会」介護老人施設の25億円不正受給(これは全国ニュースかな?)と、高校野球全国制覇の常葉菊川高校野球部の上級生4人が暴行容疑で書類送検のニュースが今日の朝夕刊をにぎわせていた。

マスコミでニュースになるのは「犬が飼い主の手を噛む」日常茶飯事では駄目、というのは昔からよく聞く話だ。上記2件のニュースは、実は一般庶民は日常茶飯事だろうと既に気が付いていることで共通しているのではないか。しかし前者は患者が一般病人以上に弱者であることが多いし、後者も前者と同様内部で浄化しにくい強者と弱者の関係が明らかな閉ざされた世界の出来事だ。

3.11の大震災で「原子力村」の閉鎖社会が人災の原因になったと告発され始めたように、介護事業が社会性をもつほどに「大きな市場」になって同様にその閉ざされた世界の「何か変だ」という状況が徐々に明白になりつつある。大病院経営者の多くが地域超高額所得者である実態と、それを支える介護スタッフの報われない実態との乖離が噴出したと見ていいのではないか。

ネットをはじめとした新しい媒体と「たれ込み=内部告発」という最近の風潮が、ちょー閉鎖社会の学校体育の不条理をも匿名性で表社会に押し出したと言っていいと思う。両者ともに家族を「人質にとられている」という意味で、見事に共通しているのだ。昨未明から雨模様でアウトドアライフがままならず、Macchanは朝夕刊とも精読していて気が付いた。体育指導者の「熱心さ」を超えた前時代的な暴力体質も、もっと白日に晒されていい。

それにしても不正を行った最高責任者は普通雲隠れするのが定番だが、「豊岡会」の鈴木理事長はマスコミの会見で自ら頭を下げている。同時に事件を報じる紙面で、お詫び広告まで掲載している。これは今までと全く異なる新しい現象で、新鮮に感じると同時に奇異に感じた。不正は刑事上でも民事上でも、そして社会的にも正しく制裁を受けてよいと思う。

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