今日も一期一会

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本好きholyの覚え書き的日常のあれこれ

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19年目のholyのブログをそのまま残します。 同じ時は二度とやって来ない。これからも毎日を「一期一会」の心で過ごします♪

原田マハ 著 『暗幕のゲルニカ』

2016-08-31 | 本の紹介
夏休み最終日の今日は全教職員が準備出勤、朝から会議があり、
会議の後、午前中かかって1ヶ月半分の雑誌や郵便物の整理に励みました。
明日9月1日から2学期が始まりますので、新学期の準備にも取り掛かります。
夏休みも終わります。

本校中等部の夏休みは、8月1日から8月21日までの3週間、
市町村によって25日や29日から始まるなど、夏休みの長さもまちまちになりましたね。

今月の読書は以下の3冊、今月はいろいろあってたった3冊しか読めませんでした…
holyの本棚 - 2016年08月 (3作品)
暗幕のゲルニカ
暗幕のゲルニカ
原田マハ

読了日:08月03日

チルドレン
チルドレン
伊坂幸太郎

読了日:08月31日

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『暗幕のゲルニカ』は第155回直木賞候補作で、受賞最有力作品とも言われていました。
作者の原田マハさんは馬里邑美術館、伊藤忠商事を経て、
森ビル森美術館設立準備室在籍時、ニューヨーク近代美術館に派遣され同館にて勤務というキラ星経歴。
今までに数作品原田さんの作品を読みましたが、学芸員としての知識があってこその作品ばかりです。
この『黒幕のゲルニカ』は、ピカソがゲルニカを描いている時代と、現代とが交錯しながら作品が進みます。
ピカソが「ゲルニカ」を制作するきっかけとなったドイツ空軍によるゲルニカ爆撃と、
2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件に端を発した、アメリカ軍のイラク戦争とが絡んできます。
現代のニューヨーク、スペインと大戦前のパリが交錯する、知的スリルにあふれた長編小説でした。

スペインでピカソの「ゲルニカ」実物を見たことがあります。
想像以上に大きい作品で、モノトーンで描かれた人、馬、牛、の苦しく悲しそうな目が衝撃的でした.
芸術家が作品に託した想いを、真っすぐに受け取れる社会でありたいと思いました。

ミュージカル 「赤毛のアン」

2016-08-29 | アート
ミュージカル「赤毛のアン」の観劇チケットが当選し、先日友人と観にいってきました♪
この嬉しいお知らせが届いたのは、我が家にホタルが来てちび姫誕生のお知らせがあった日。
幸運なお知らせがトリプルで届いたのでした!

20万人の応募があったというミュージカル、全国で9回の公演があり、
私が行ったのは新宿文化センター、以前娘のオケの演奏会で行ったことがありました。

私は中学生の頃『赤毛のアン』にはまり、
『赤毛のアン』シリーズ全作(10巻)、その後のモンゴメリの作品のほとんどを読みました。
このブログでも煩いほど記事にしていて、村岡花子訳日本語版・英語版を読み、カナダ制作のTVドラマを観、
様々な展覧会へ行き、そして国連クラシックライブ協会のミュージカルも観たことがあります。
今回のミュージカルは消臭剤等で知られる某日用雑貨メーカー主催のもので14年も続いており、
特徴的なのは、いくつかの役がオーディションで決められるということ。
この全国オーディションは、真剣にプロの道を目指す人への主催者からのプレゼントだそうです。

主役のアン・シャーリー役は上白石萌歌(かみしらいし もか)さん、
親友のダイアナ役は、演歌歌手のさくらまやさん、お二人とも歌声が素晴らしかったです。
他のキャストも、宝塚出身や音大声楽科出身の方ばかりで、聴きごたえがありました。
ギルバート・ブライス役の藤田玲さんは、帝劇「レ・ミゼラブル」にも出演されており、
なかなか格好良かった♪

『赤毛のアン』って、孤児院から子どもをもらって来たり、男の子と間違えから返そうとしたり、
悪いことをすると「もう私はいらないの?」って心配したり、今思うと辛い部分も多いのですよね。
そんな中でも夢を持ち続けるアンにはいつも元気をもらえます!
特別養子縁組がテーマとなっているTVドラマを2つ観ていますが(一つは終わりました)、
養親も養子も、双方に難しい部分が多くあるとつくづく思います。

帰りには、一人ひとりにお値段高めの消臭剤2つが入ったお土産が手渡され、
大満足のうちに帰途につきました。



展覧会 「メアリー・カサット展」 「アール・ヌーヴォーの装飾磁器」

2016-08-27 | アート
この夏休み中、いくつか展覧会に行きました。

まずは、横浜みなとみらいにある横浜美術館で開催中の「メアリー・カサット展」へ。
 
メアリー・カサットは、19世紀に米国ピッツバーグ郊外の裕福な家庭に生まれ、
21歳のときに父親の反対を押し切って、画家を目指してパリに渡りました。
ドガやモリゾとの出会いから印象派を学び、家庭や母子を温かい眼差しで捉えた作品で人気が出ます。
その時代、仕事を持つ女性や、女性の職業画家は少なく多くの困難があったでしょうが、
意志を貫き、力強く、かつエレガントな生き様は素敵です。
油彩画やパステル画、版画、等100点余りの展示で、それらの中で私が気に入ったのは、こちらの作品。
 
「桟敷席にて」 「林檎に手を伸ばす赤ん坊(果実をとろうとする子ども)」

それから、日本橋の三井記念美術館で開催中の「アール・ヌーヴォーの装飾磁器」へ。

 
右画像はロイヤルコペンハーゲン社のもので、私はこの白猫(チコちゃん激似)版を持っているので、
原作となった作品を見たかったのです。

 
愛猫チコ行方不明事件の時に、あまりにも似ていたのでつい買ってしまったコレクションたち…

アール・ヌーヴォーというと、ガレやミュシャが思い浮かびますが、焼き物にもその流れが!
釉下彩、上絵付や結晶釉など、新しい技術や技法の開発があって、初めて可能になったものです。
ヨーロッパの名窯でつくられたアール・ヌーヴォー様式の陶磁器が、たくさん展示されていました♪
フランスのセーヴル、ドイツのマイセン、KPMベルリン、ニンフェンブルク、ローゼンタール、
デンマークのビング&グレンダール、ロイヤル・コペンハーゲン、
スウェーデンのロールストランド、ノルウェーのポルシュグルン、などなど、素敵なものいっぱい!
洋食器のお好きな方は是非!!



セイジ・オザワ 松本フェスティバル

2016-08-24 | 音楽
「セイジ・オザワ 松本フェスティバル」にて、小澤征爾氏指揮による演奏会を聴きました!!
まさかこのプラチナチケットがとれるとは!
長年の夢がかないました。

折しも台風9号が関東を直撃しようとするその日、心配しながら長野経由で松本へ。
信じられないことに長野県は雨風とも一切なく、傘を使うこともありませんでした。

このフェスティバルは恩師である斎藤秀雄の名を冠して1992年に小澤征爾氏が創立し、
毎夏、長野県松本市で開催されてきた音楽祭『サイトウ・キネン・フェスティバル松本』が、
昨年の2015年から『セイジ・オザワ 松本フェスティバル(OMF)』となったものです。
小澤征爾総監督のもと、世界中から優れた音楽家たちが結集し、
サイトウ・キネン・オーケストラを中心にオペラやコンサートなど多彩な演目が披露されます。
今までに一度、小澤氏指揮の演奏を都内のホールで聴きましたが、松本は初めて!

演奏会の会場は松本市の中心から少し離れたところにある「キッセイ文化ホール」、
いよいよ演奏会の始まりです!!

 

<演奏プログラム>
・オネゲル:交響曲 第3番「典礼風」 H.186 指揮:ファビオ・ルイージ
・ベートーヴェン:交響曲 第7番イ長調 Op.92 指揮:小澤 征爾
 演奏:サイトウ・キネン・オーケストラ

「当初、小澤征爾指揮の曲目はブラームス:交響曲 第4番を予定しておりましたが、
ベートーヴェン:交響曲 第7番に変更となりました。」
のお知らせを受け、小澤氏の体調・体力は大丈夫なのだろうかととても心配でした。
が、団員たちと一緒ににこやかに登場されたそのお姿を見て、ホッと一安心。

演奏中は指揮台の上に用意された椅子にもたれかかったり立ったりされながら、第1楽章が終わりました。
すると、指揮台の隣に用意された椅子に移動されて、水分を取りながらしばらくお休みになられ・・・
その様子を見て「身体は大丈夫なの?最後まで演奏を続けられるの?!」と心配になり、
おそらく観客の皆がそう思い、団員たちも心配そうな辛そうな顔をしているのが気にかかりました。
始まった第2楽章は、その曲想と相まって会場全体が何とはなしに悲しく辛い気持ちに包まれた気がします。
またお休みになられた後、第3楽章、でも第4楽章へはそのままの勢いで繋げて演奏され、
すべての演奏が終わった後、会場は総立ちとなり万雷の拍手が起こりました。
小澤氏が命を削るようにして気迫の指揮をされる様子に、演奏家たちも魂のこもった演奏をされ、
素晴らしい演奏会でした!!
スタンディングオベーションは10分以上も続き、小澤氏はすべての演奏家たちと握手をし、
もう一人の指揮者ファビオ・ルイージの手を取り、笑顔で何度も挨拶をされ、
感動の演奏会は終わりました。
私は、クラシック音楽の演奏会で涙がにじんだのは初めてでした!

春先の欧米演奏旅行で体調を崩されたそうですが、どうかお大事にされますように。
小澤氏が登場するだけで、観客も、オーケストラのメンバーも、空気が変わる気がしました。

街をあげて「セイジ・オザワ 松本フェスティバル」を応援しているのが感じられ、
演奏会の休憩時には、市内ホテルからフェスティバルオリジナルワインの無料サービスもありました♪

 

演奏会の前後、長野市や松本市の魅力も楽しみました♪
長野市も松本市も何回か行ったことがありますが、とても素敵な街です。

 

 

 

絵本のセミナー

2016-08-21 | 図書館
絵本に関するセミナーに出席しました。
場所は東京臨海地区の東京ビッグサイト、初めて行きました!
巨大な展示場で、今日も様々なイベントや会議等があったらしく、駅からずっと人の行列です。

福音館 こどものとも社主催で「21世紀の文化を創造する」というセミナーです。
 
書籍やグッズの販売もあり、早速お土産を買いました♪

セミナーの内容は

・記念講演「論語を通じてやさしい心を育む」 安岡定子 氏
・全体会① 「絵本と私」 筒井頼子 氏
・全体会② 「『こどものとも』からライブペインティングまで」 スズキコージ 氏
・全体会③ 「子どもに学ぶ、脳の可能性」 茂木健一郎 氏

すべての講演が興味深く、学ぶことの多いお話でした。

安岡定子さんは、漢学者・安岡正篤氏のお孫さんで、
子どもたちやその保護者に『論語』を講義されていらっしゃいます。
良き人物と言葉との出会いが、人生を豊かにするとおっしゃっており、
論語を通じて「学習」「友人」「君子」を幼稚園の子どもでもきちんと学べるそうです。

筒井頼子さんは、私も娘もずっと好きだった絵本『はじめてのおつかい』の作者で、
ご本人のお話を直接伺えるなんて!と、とっても楽しみにしていました。
3人のお嬢さんのために書いた絵本のことを中心に、
絵本作家としての今までの歩みを真面目に、可笑しく、楽しくお話されました。

スズキコージさんは、ユニークな画風を持つ画家で絵本もたくさん描いておられます。
絵本『エンソくんきしゃにのる』など多くの代表作がありますが、
バリ島やメキシコなどへの旅のお話がメインで、面白いお話に爆笑の連続でした。

茂木健一郎さんは脳科学者として各種メディアにも出られており、TVのままの方でした。
エネルギッシュな語り口で、子どもの脳のお話と、絵本の持つ力のお話は興味深かったです。
子どもにとって両親という絶対的な安全基地がしっかりしていると、挑戦へのエネルギーを持てる。
その子にとって大事な成長の一瞬を喜んであげるとドーパミン=生きる喜びが溢れます。
2歳から5歳は天才ばかり、その時期の育ちは一生を左右する部分が多いとのことでした。

知っていることばの数でしか、人は物を語れません。
より多くの言葉を持っている方が、自分の思いを深く知れるし、人にも詳しく語れます。
子どもたちに多くの言葉を届ける大切さを実感した一日でもありました。

地元役員の仕事の中で知り合った方が、嬉しいことに私を誘って下さり、
関係することをしている女性8名で一緒に参加しましたが、今日の出会いもまた貴重でした!
初対面の方ばかりでしたが、興味・関心・目的が同じなので楽しく過ごせました♪

教員免許更新講習 その2

2016-08-20 | 学校のこと
この2日間、またまた教員免許更新講習へ。

先月の国立劇場での講習は選択領域講習で19時間、今回は必修領域講習 6時間、選択必修領域講習 6時間、
この3領域で合わせて30時間以上を受講・修了する必要があります。
必修領域はどこで受けても同じと思い、我が家から車で15分程度のS工業大学で受講しました。
私が公立中学校教員時代6年間勤務した中学校のすぐそばです。

大学の階段大教室に200名以上の受講生が集まり、その後校種別に2クラスに分けられました。
今どきの大学大教室には黒板などなく、パワーポイントで作られたPCスライドや電子黒板、
書画カメラが使われることに、ちょっとカルチャーショックを受けました。
お昼休みに、高校の同級生で同じ中学校で勤務したこともある友人にバッタリ遭遇!
「わー、久しぶり♪」
と、一気に楽しい気分に。
2日目にはさらにもう一人高校同級生(同じクラスだった!)にも会い、ランチはプチ同窓会、
皆、中学校国語科の教員です。
(私もかつてはそうでした。)
もう一人来てるよとのこと、教員になった卒業生が多い女子高です。
(リオオリンピックに選手として出場している後輩もいるらしい!)

修了試験も無事(?)受けて、私はこれで更新講習終わりました。
10年ごとに受ける決まりになっているのですが、
私たちの年代はもう10年後はないので、1回きりの更新講習でした。
30歳代の方は、40歳代、50歳代と、全部で3回も受けなければならないとは…
時間と金銭的な負担が大きいです。

どの講習でもウン十年ぶりに、懐かしい友人たちに会えたことは嬉しかったです。
お互いの近況を報告したり、勤務校に以前同僚だった先生がいることが判明したり、
懐かしいニックネーム「○○ちゃん」、と呼び合ったり。。。
女子高生、女子大生だった頃は、無邪気だったよね~としみじみ。
自分や家族の諸々も噴出し、人生の酸いも辛いも知っている大人なのだと実感しました。

私は今の勤務校でご一緒の先生もこちらの大学で受講されており、
同い年だったのですね…と知りました。

本校は、今日・明日とオープンスクールで、中学生と保護者の方をお迎えしています。
多くのご参加をいただき、嬉しいことです!

憧れのシャトーレストランへ!

2016-08-18 | 美味しいもの
憧れのシャトーレストランへ、ついに行ってきました♪
先週、友人のお誕生会として恵比寿の三ツ星フレンチレストラン、ガストロノミー “ジョエル・ロブション”へ。
(今日の記事は、画像多めです!)

遠くからシャトーの全容が見え、お店に入る前からいやがおうにも気分は高揚します!
せっかく行くのですから、2階のガストロノミーを予約しました。
天井から大きなシャンデリア(バカラ?!)が輝き、壁はスワロフスキーのクリスタルでキラキラ☆

ヴーヴクリコのシャンパンで乾杯!
 
           いらっしゃいませのご挨拶は、ウニのクリームをサンドした軽いスナック

さあ、夢の時間の始まりです♪
・アミューズ・ブーシュ:キャビア アンペリアル ミモザ風 小さなゆで卵の中はぎっしりのキャビア 可愛く美味!
 

・前菜:鯵 シンプルにオリーブオイルでカルパチョにし、花穂ジソを香らせて
 
    トマト 爽やかな酸味のボンボンと透明なジュレとのハーモニー チビトマトもしっかりトマト味

・メイン:スズキ 葱のエテュベとシトロネルの香りのクレーム
 
       国産牛 グリエにし、アーティーチョーク・フォアグラ・木の子を詰めた“カンデーレ”をマデラ風味で
       
・パン:ワゴンからも選べます
   
      ・チーズ:ワゴンからお好きなだけ ナッツやドライフルーツ(マカデミア、イチジク)も添えて

・デザート:ワゴンからお好きなだけ!
 
            ・カフェとミニャルディーズ:こちらもお好きなだけワゴンサービス

バースデープレートもご用意いただき、記念撮影もしていただき素敵なおもてなしでした!
 
           帰りには、ハーブの大きなパンのお土産付き♪
どのお料理も本当に美味しく、楽しいおしゃべりと最高のひと時を過ごした、素敵な夏の午後でした。

2階カストロノミー全体のメートル ドテル(サーヴィス最高責任者)のおもてなしは本当に素敵で気持ち良く、
思わずこちらが笑顔になってしまう数々のお言葉・仕草、帰りには玄関まで笑顔で送ってくださいました。
どこかでお見かけしたことがあると思ったら、宮崎辰氏とおっしゃる有名な方でした!
2012年に行われたサービスの技量の世界一を決める「クープ・ジョルジュ・バティスト」という
サーヴィス世界コンクール東京大会にて優勝し、日本人で初の「世界一のメートル・ドテル」となった方でした!
私は、NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」にTV出演されていたのを数年前に見たのです。
(あぁ、あの時の思い出していればもっとお話しできたのに…残念!)
本も多く執筆されています。

  

お盆

2016-08-14 | いろいろ
今年の2月に義父が亡くなり、新盆を迎えました。
あれからちょうど半年、月日が流れるのは早いものです。

盆飾りをし義父は迎え火と共に家に戻り、息子夫婦も帰って来てくれて、お客様を迎えました。
親しかったたくさんの方に囲まれて、きっと喜んでいるでしょう。
賑やかでした。
息子たちは明日から仕事なので、家族だけでお墓にもお参りしました。(本来は16日)
30℃に届かない秋のような涼しい日で、助かりました。
新盆やお盆のしきたりも、迎える人の都合とすり合わせて少しずつ合理的に。

 

おチビたちのお世話&家事手伝いも昨日で終わり、日常に戻って来ました。
娘家族から「お世話になりました」のプレゼントをいただき、感激♪
チビちびちゃんの名前にちなんだ素敵なカップ、大切に使わせてもらいます。

 

昨夜遅く、大変ショッキングなニュースが飛び込んできて気持ちがドーンと落ちています。
(そうでなくても、心の拠り所の天使との日々から現実に引き戻された昨夜に…)
20年に渡る私の人生の楽しみ=SMAPのライブ、がもう見られないのかと思うと残念でなりません。
バラバラな個性が魅力的だった彼らですが、
少しずつのボタンの掛け違いが大きな隔たりとなってしまい、解散となったのでしょう。
騒動が明るみになってからのマスコミ、特にTV局のSMAPの扱いのあまりの酷さに、
TV局不信→TVなど見たくもない、になっています。
今までの活躍・貢献などまるでなかったかのような冷淡さ、あんまりです!
事務所の大きな力が働いたのでしょうが、
あれほど事務所に貢献したと思われるSMAPが内部のゴタゴタに巻き込まれ気の毒です。

夢のゆくえ

2016-08-10 | いろいろ
ブラジル リオデジャネイロオリンピックの真っ最中です。
なかなかライブでは見られず、朝になると結果をニュースで見る毎日、
日本人のメダル獲得数も着実に増えていて、俄かスポーツファンですがやっぱり嬉しい♪

勝っても負けても、選手たちの態度は実に立派だと感心することしきりです。
真剣に試合に臨み、勝っても負けても礼を尽くし、試合直後にも拘らず真摯にインタビューに答える、
若い方たちの爽やかさに心が洗われるようです。

オリンピック選手になるような方たちは、幼いころからずっとこの夢の舞台を目指してきたのでしょう。
小さい頃の映像や、幼い頃のコーチの話、また、家族の話などから、
ほんの幼少期から一つのことに取り組んできた頑張りを感じます。
「好きこそ物の上手なれ」や「三つ子の魂百まで」という言葉もあります。
「泣き虫あいちゃん」で知られる卓球の福原選手、ついにベスト4に進んでいます!
体操の山室選手は15年前小学生の頃に某TV番組で「2008年のオリンピックに絶対出ます」と宣言し、
12年ロンドン五輪を経て、リオ五輪で体操団体金メダルの結果を残しました。
先日3,000本安打を達成したイチロー選手も、子どもの頃から父親と頑張ってきました。

子どもの頃の夢、それを大人になるまで追い続けられる人は多くありません。
自分の限界に気付いたり、他の夢が見つかったり、現実の厳しさに気付いたりして、
夢はあくまでも夢であったと諦めてしまいます。
私がそうですが、はっきりとした夢など考えずに何となく来てしまった方もいるでしょう。
普通はそうなるのに、頑張る努力を続けられるって立派ですよね。
ただ、夢を諦めて他の道でしっかり生きているほとんどの方によって日本は成り立っています。
自分が追い切れなかった夢を、世界で活躍する人に託しているのかなとも思いました。

幼い子どもたちが夢を持ち続けられる日本でありたいですね。
今、一緒に生活している2歳のおチビはとにかく動物が大好きで、愛読書は本格的動物図鑑です。
動物同士の命のやり取りも理解していて、残酷と思われるシーンを説明してくれます。
子どもとはいえ、侮れません!


映画 「奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ」

2016-08-06 | 映画
有楽町へ映画を観に行ってきました。

タイトルは「奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ」(原タイトルは「Les Heritiers(継承者たち)」
フランス映画祭でこの映画を観たという娘からの強いお勧めで。

あらすじは・・・
移民の多い貧困層が暮らすパリ郊外の高校の落ちこぼれクラスに、熱心な歴史教師アンヌ・ゲゲンが赴任します。
担任となったアンヌは、生徒たちに歴史コンクールに参加するよう促しますが、
「アウシュビッツ」という難しく現在の彼らから遠く離れたテーマに生徒たちは大反発!
その後、アンヌが強制収容所の生存者を授業に招待すると、生徒たちは生き証人の悲惨な状況を知り、
この日を境に変化を見せます。。。

この映画は実話をもとに作られていて、映画にも出演したアハメッド・ドゥラメが、
自身の体験を映画化してもらおうと動き出したことから実現した作品です。
映画を観ながら、(教員としても)多くのことを考えさせられました。
27名のクラスには様々な人種の生徒が集まっており、そんなクラスでの歴史の授業の難しさ。
家庭的にも多くの問題を抱えながら学校へ通う生徒たちには、今までの学校生活は劣等感と無力感だけ。
物語の鍵、アウシュビッツの証言者レオン・ズィゲル氏が実際に出演し語ってくれた衝撃的な話。
悲しい実話が頑なだった彼らの心を変え、そこから大きく成長してゆく彼らの姿に胸が熱くなります!

歴史を受け継ぎ伝えていくことの大切さも彼らは強く感じ、伝えるためにもコンクールに出場します。
(コンクール会場はベルギー ブリュッセル♪)

今日はこの映画の日本公開初日、映画館は満席でした!

折しも今日は広島に原爆が投下された日、この映画を観に出掛ける前、TVで平和記念式典を見ました。
代表の小学生の「平和への誓い」にこんな言葉がありました。

「私たちには、被爆者から託された声を伝える責任があるのです。
一人一人が、自分の言葉で、丁寧に、戦争を知らない人へ 次の世代へ 世界の人々へ  
命の尊さを 平和への願いを 私たちが語り伝えていきます。」

ブラジル リオオリンピックも今日開幕し、TVで「平和の祭典」という言葉を何度も聞きました。
「世界平和」についていろいろと考えた日でした。