カラヴァッジョ(美術)と佐渡裕氏指揮演奏会(音楽)の本物に触れた休日。
久しぶりに娘と二人だけでお出かけです。(イクメンパパありがとう!)
「カラヴァッジョ展も混雑しているかも…」「国立西洋美術館が世界遺産に登録されると話題になっているし。」
と不安になり、開館9:30前到着を目指して高崎線に乗ったところ「遅延しております。」と無情なお知らせ!!
えっ!また!?
乗車列車は途中で止まったり、行先変更の放送があったりしながら、それでも何とか上野駅に到着。
若冲展は9:30時点で210分待ち(!)の看板(ネタになっているのか写メしている方が…)、
カラヴァッジョ展はチケット売り場は大行列でしたが、オンラインチケットを持っていたので待たずに中へ入れました。
38年という短い生涯で残した作品はわずか80点程、そのうち11点が展示されるこの展覧会はどうしても見たかった!
西洋美術史上最も偉大な芸術家のひとりで、イタリアが誇る大画家です。
カラヴァッジョと彼の追随者たち(カラヴァッジェスキ)の絵画、50点が展示されていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/88/0a52160376373309858a9f42c84fc698.jpg)
2014年に発見・真作とされ世界初公開となった「法悦のマグダラのマリア」はとにかくいいです!
他の画家の絵と並べてみると、カラヴァッジョがどれほど抜群に絵が上手かったのかわかりました。
それまでの絵画の常識を打ち破る画法でバロック美術を開花させ、その後の西洋美術に大変な影響をもたらすという
比類なき才能を持ちながら、野獣的な性格のため喧嘩、殺人、投獄、脱獄38歳で、野垂れ死に、という悲劇的な最期。
作品数は少ないですが、大満足の展覧会でした。
その後、大混雑の原宿駅周辺をやっとの思いで抜けて、HNKホールへ、ここで演奏会を聴くのは初めてです♪
佐渡裕指揮 トーンキュンストラー管弦楽団 音楽監督就任記念 日本ツアー。
3階まである大きなホールで、パイプオルガンもあり、ここで年末の紅白もあるのですね。
2階席のちょうど真ん中あたりでしたが、ステージを割と近くに感じました。
≪プログラム≫
・ハイドン:交響曲第6番 ニ長調 「朝」
・ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 作品15(ピアノ:アリス=紗良・オット)
・ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 作品98
≪アンコール曲≫
・ショパン:ノクターン嬰ハ短調作品27(ピアノ:アリス=紗良・オット)
・J.シュトラウスⅡ:ピチカートポルカ
・J.シュトラウスⅡ:雷鳴と稲妻
佐渡裕氏の演奏会は、昨夏の
チャリティーコンサート以来2回目。
演奏会前にお話しされるなどフレンドリー、演奏中はジャンプしたり全身で力強く指揮されていました。
ピアニストのアリス=紗良・オットさんの演奏は初めてですが、若々しくコンチェルトの選曲がぴったりでした。
ドイツ人と日本人のご両親で、娘と同年齢、裸足で演奏されるのです!
アンコール前に「最近親しい人を亡くした。」とおっしゃり、ショパンのノクターンを演奏されました。
トーンキュンストラー管弦楽団はウイーンの楽友協会を本拠地にしているオケだそうで、
華やかさと軽やかさを感じさせる演奏でした。
演奏後に、「熊本大震災被災地への募金活動」として、サイン会が催されました。
2時間にわたる演奏を終えられ、前日も翌日も演奏会があるというのにもかかわらず、
お二人は並んだすべての方にサインして下さいました!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/37/fbc595196db0a895cbf3c3ddffbbd221.jpg)
私も娘もCDを1枚ずつ買い、アリスさんと佐渡さんにサインしていただき、握手までしていただきました。
大感激です!!
選んだCDはチャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番 指揮佐渡裕氏 ピアノ辻井伸行氏 BBCフィルハーモニック、
辻井さんがヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで
優勝した時に弾いた曲で、先日
ラ・フォル・ジュルネでも聞いた曲♪
その後、新宿へ移動、近頃出来たばかりの大型商業施設「NEWoMan ニュウマン」へ。
話題のこだわりのコーヒー店「ブルーボトルコーヒー」でお茶しました♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/b2/e6e48d06430ba57e24b9b07d96e43b15.jpg)
見たことのないユニークなお店があるなど、一日いても飽きないようなところでした!