今日も一期一会

「本が好き♪図書館ブログ」のタイトル変更
本好きholyの覚え書き的日常のあれこれ

「本が好き♪図書館ブログ」からタイトル変更

19年目のholyのブログをそのまま残します。 同じ時は二度とやって来ない。これからも毎日を「一期一会」の心で過ごします♪

図書館だより 「Library News」 3月号

2017-02-28 | 司書室より
明日は本校の卒業式、3年生が読む今年度最後の図書館便り「Library News 3月号」を発行しました。
こちらです(Yahoo版Google版
今月号の特集は 「卒業・修了おめでとう!!」

3月号には、毎年、卒業生へ贈る詩を一編載せることにしていて、
今年も詩集をめくりながらいろいろ迷い、谷川俊太郎さんの詩「卒業式」を選びました。
著作権の関係でここには全文を載せられませんが、谷川さんが18歳の時この詩を作ったということにビックリ!
すでに才能の芽を感じさせるものがありますね。

今月の作家は、戯曲『人形の家』の劇作家、ヘンリック・イプセン(Henrik Ibsen)を取り上げました。
ノルウェー生まれ、幼少期に裕福だった家が没落してそれからは奉公に出るなど苦労したそうです。
近代演劇の創始者で「近代演劇の父」と称され、日本の演劇界や社会にも大きな影響を与え、
シェイクスピア以後、世界で最も盛んに上演されている劇作家とも言われています。
代表作には、
『ブラン』『ペール・ギュント』『人形の家』『野鴨』『ロスメルスホルム』『ヘッダ・ガーブレル』などがあります。

そのほかの記事は、この1年間のベストリーディングとベストリーダークラス。
ベストリーディングTOP5は、

第1位 『君の膵臓をたべたい』 住野よる 双葉社
第2位 『羊と鋼の森』 宮下奈都 文藝春秋
第3位 『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』 七月隆文 宝島社
第4位 『また、同じ夢を見ていた』 住野よる 双葉社
第5位 『小説 君の名は。』 新海誠 KADOKAWA
第5位 『コンビニ人間』 村田沙耶香 文藝春秋

高校生に人気があるのは、やはりこういう作品です。
なかなか「名作」と呼ばれるものに手が出ないのは、生徒たちだけでなく大人も同じと思います。

ベストリーダーは、個人情報の関係で今年は個人名を発表せず、ベストリーダークラスを発表しました。
TOP5は3年生2クラスと1年生3クラス、2年生の利用が少なかったのがちょっと残念でした。

明日は卒業式、数年ぶりで本校での式となるので、午後は2時間かけて大掃除でした。
来月は年度末の図書館業務に勤しみます。

葉祥明のせかい展

2017-02-27 | アート
週末、隣県のデパートで開催された「葉祥明(ようしょうめい)のせかい展」へ行ってきました。
県境に住む私、車で1時間足らずで到着しました♪

以前も記事にしましたが、私は中学生のころから葉祥明さんのファンで、
8年前のサイン会での出会いは超偶然でしたが、今回は前から楽しみにしていました。
原画、版画の展示だけではなく、ミニトークショーとサイン会もあるというので!

入場無料なのでデパート内のオープンになった催事場に、
最近の作品から、ずいぶん前のものまで、原画20枚、版画50枚ほど展示されていました。
絵を購入しないとサインはしてもらえないのかなと思っていましたが、
その場で販売されている書籍(しかも1割引!)でもOKということなので迷わず画集を購入♪

トークショーには30人ほどが集まり、私はずうずうしくも一番前に座って聞かせていただきました。
画家になったいきさつから、現在までの道のり、そしてこれからのことなど、
予定の20分を過ぎて30分近くもお話してくださいました。
今、世間では辛く暗い事件や事故がニュースとなって多く流れているけれども、
せめて自分は美しく心地良いものを皆さんにお届けしたい、とのポリシーをずっと持たれています。
絵に描くものに人工物はなるべく入れず、自然と人と動植物、
それから木造のお家と人力で動かせる自転車と手漕ぎボードだけを描いているそうです。
美しく心地よいものを見たり聞いたり感じたりして、まずは自分を大切に生きましょうとのお話でした。

その後、サイン会ではテーブルをはさんで葉祥明さんの前に座り、
ゆっくりお話ししながら名前&絵入りでサインして下さいました。
例によって私は、青春期からファンであること、北鎌倉の美術館へ行った事、
10年近く前に都心のデパートでお会いしたことなど伝え、笑顔で応対して下さり嬉しかったです
なんと写真撮影も!
 
高額な絵を買わずとも幸せな気持ちでいっぱいになり、今も心が満たされ画集に癒されています♪
やっぱり「モノ」より「コト」ですよね。

購入したのは画集『The art of Shomei Yoh』、好きだった昔の絵「春のお迎え」も入っていました!
 
本校図書館にも、葉祥明さんの本が3冊入っています。
他にも『世界の子どもたちに今おきていること』『あのひのこと――Remember March 112011』
『地雷ではなく花をください』『サニーちゃん、シリアへ行く』など社会的なテーマの作品も多く、
また、熊本市出身なので、昨年の熊本地震の復興のための活動もたくさんされています。
阿蘇に作られた「葉祥明阿蘇高原絵本美術館」にいつか行ってみたいです。

初節句

2017-02-25 | いろいろ
昨年7月に生まれたチビ姫の初節句祝いをしました♪
それもあって、数年ぶりに娘の雛人形を出して飾り付けました。
 

私の娘の初節句に実家の両親が贈ってくれた雛人形は京雛ですので、
関東風とは人形の種類や飾り方が少し違います。
お道具には本金蒔絵が施されており、蓋も開くし、引き出しもちゃんと使えますので、
我が子たちが幼いころは、これに雛あられを盛りつけてみたりして遊んでいました。
まだ十分綺麗なので、親王様だけ持って行って自宅に飾ったら?と言ってみましたが、
それでもマンションには大きすぎるというので、ケース入りのを新たに用意しました。
 
愛猫チコちゃんも女の子なので、雛段飾りを見に来ました♪(上の画像右下に!)
実家の両親にも生まれて初めて曽孫を会わせることが出来、直系女性4代がそろいました。
ケーキやご馳走は大人たちだけがいただいて、チビ姫本人は無理やり写真を撮られたり、
普段見慣れぬ周りの大人たちが笑ったり、騒いだりして、迷惑この上ない…という感じでした。

 

超高倍率の中、幸運なことに来月3歳になる上のおチビと同じ保育園への入園内定をいただいたそうで、
チビ姫は4月から保育園へ、娘は無事職場に復帰出来る予定、本当に良かったです。
心身ともに健やかに育ってほしい、それだけが孫たちへの望みです。

朝刊一面

2017-02-24 | 本の紹介
画像は今日の朝刊の一面。

村上春樹の7年ぶりの本格長編『騎士団長殺し』2巻(新潮社)が今日発売されました。
昨夜12時に販売を開始した書店もあったそうで、ハルキストには嬉しいイベントになってますね。
書店にはもう並んでいますが、図書館に入るのはもうちょっと時間がかかりますが、
来月には入ってくるでしょうから、どうぞお楽しみに。
私は読者レビューなどに目を通さず、自分で読むのを楽しみにしています。

もう一つ、目に付くのは「プレミアムフライデー」の広告。
「どうする?」って書かれても、午後3時、学校は授業中です…。
バブルの頃の「花金」ははるか遠い昔のこと、
今は月末の金曜日こそ、会社等も1番忙しい日なのではないかしら?!
でも、働き方や家庭を考えるひとつのきっかけになったら良いですね。

直木賞受賞作『蜜蜂と遠雷』の演奏曲を集めたプレイリストのサイトが出来たそうです。
第156回直木三十五賞受賞記念!『蜜蜂と遠雷』プレイリスト
このサイトの音源は実際に若手ピアニストがコンクールで弾いた曲を中心に集めてあるようなので、
その演奏にはまさに作品に近い緊張感も感じられそうです!

エラ・フランシス・サンダース著 『翻訳できない世界のことば』

2017-02-21 | 本の紹介
面白い本を読みました。
エラ・フランシス・サンダース著 前田まゆみ訳『翻訳できない世界のことば』(創元社)
絵本ともいえます。

一語では他の言語に訳せないような各国固有の言葉一つが、見開き2ページで紹介されています。
著者はさまざまな国に移り住みながら、その国の言語や文化に高い関心を持ってきて、
2013年当時19歳だった彼女が投稿した「翻訳できない世界の11の言葉」というイラスト入りの短い記事が、
たちまち世界中のニュースサイトに転載され、2500万人以上の人々が目にすることとなりました。
そうして生まれた1冊の本が、LOST IN TRANSLATION――『翻訳できない世界のことば』です。

この本の中に、日本語も4つ選ばれています。
一つは「わびさび」、これは誰もが「日本人にしかわからないだろうなぁ。」と思う言葉ですが、
他の3つは意外な言葉が選ばれていて、他国にこれを表す言葉ってないんだ!と思いました。
他には、北欧ならではの言葉、南国ならではの言葉、どういう時に使うのかよくわからない言葉、
特に、ドイツ語のDrachenfutter、直訳すると「龍のえさ」という言葉の意味には大笑い♪
左のページには著者の感性豊かな解説、そしてお洒落なイラストを添えた世界一ユニークな単語集で、
言葉の背景にある文化や歴史、そして言葉が持つコミュニケーションの手段としての働きを改めて感じました。
楽しい絵とともに読んでいると、人間ってどの国も同じなんだなぁとも思いました。

ちょうどこの本を読んでいた時、
「埼玉県の高校図書館司書が選んだイチオシ本 2016」の結果発表があって、
この本が第1位に選ばれ、タイムリーでした!
このイベントは、2015年11月~2016年10月に出版された本の中から、
高校生にすすめたい本を埼玉県の高校司書がピックアップ、投票してベスト10を決めます。
今年のベスト10はこちら!
 
この10冊すべて本校図書館に入れてありますし、私もすべて読みました。
早速、この結果発表チラシと共に本を目立つところへ配置しました。

追悼 絵本作家ディック・ブルーナ氏

2017-02-19 | 本の紹介
「ミッフィー」の作者ディック・ブルーナさんが、
16日夜、オランダのユトレヒトにある自宅でお亡くなりになりました。
私の絵本好きの原点は幼時の『ちいさなうさこちゃん』だったのでとてもショックです!

以前、ミッフィー好きの友人と原画展に行った記事に書いた通り、ブルーナの絵本が大好きです。
いつも絵本を読む私たちを正面からまっすぐ見つめてくれる表情、シンプルな色と線、
この線を描くのに細い絵筆を使って、少しずつ1㎜ほどずつ輪郭の線を描いているのに驚きました。
表情がなさそうに見えるキャラクターたちが、私には読む時の心境によって顔が違って見えるのです。

1955年に「ミッフィー」を主人公とした絵本が生まれ、
日本では64年に石井桃子さん訳の『ちいさなうさこちゃん』が出版されました。
以来、小さな子供から大人まで幅広く親しまれている世界的に愛されるキャラクターに成長し、
120冊以上の絵本は世界50か国以上で翻訳され、販売部数は合計で8500万部を超えています。
日本で東日本大震災が起こった時、
朝日新聞社を通して自筆のイラストと子どもたちへのメッセージを送ってくれ、
そのイラストのミッフィーはこの絵本のように涙を流していました。
 

世界の子どもたちのために、長い間本当にありがとうございました。
ご冥福をお祈りいたします。
合掌

法事

2017-02-18 | いろいろ
今日は、亡き義父の一周忌法要。
あれから一年、とても早く感じ、まさに去る者は日日に疎しの言葉どおりとも思いました。

ごく近い親族だけが集まり、自宅で法要、そして自宅に隣接したお墓まで歩いて行きお参りし、
その後、自宅で食事会をしました。
乳児がいるので、お店よりも自宅の方が周囲に気兼ねなくゆっくり出来ますから。
思い出話などをしながら、故人を偲びました。

我が家の梅も盛りです。


追悼 佐藤さとる氏

2017-02-17 | 本の紹介
児童文学作家の佐藤さとるさんがお亡くなりになりました。
享年88歳でした。

ニュースを聞いた時にはショックでした!
私が一人の作家さんの作品を追いかけて読む読書をした最初の作家さんだったからです。
小学生の頃、『だれも知らない小さな国』を読んだ後、学校の図書館にある佐藤さんの作品を、すべて読み尽くし、
今でも、佐藤さんの「コロボックル物語」シリーズを思う時、木造校舎の湿ったような図書館を思い出します。

佐藤さんは、日本のファンタジー小説の草分け。
1959年、シリーズ第1作となる私家版の『だれも知らない小さな国』は何と自費出版だったそうです。
好奇心旺盛な少年が小さな人コロボックルと出会い、自分だけの世界を大切に育てていく物語で、
20年以上かけて完成させたこのシリーズは発行部数は累計370万部を記録し、
毎日出版文化賞、日本児童文学者協会新人賞、国際アンデルセン賞国内賞を受賞する高い評価を受けました。

映画「借りぐらしのアリエッティ」を見た時も、佐藤さんのコロボックル物語を思い出し、
2年前には佐藤さんの『机の上の仙人―机上庵志異』を読んで、80歳を過ぎても書き続けていらっしゃることを知りました。
作家の有川浩さんもコロボックルファンだったそうで、
『だれもが知ってる小さな国』という佐藤さんを受け継ぐコロボックル絵物語を書いています。

偉大な作家さんがまた一人この世を去られ、もう新作が読めなくなることも残念です。
ご冥福をお祈りいたします。
合掌

映画 『この世界の片隅に』

2017-02-14 | 映画
前から観たかった映画『この世界の片隅に』、観てきました。
評判通り、じんわりと心に残る作品でした。

原作は、第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞したこうの史代のコミックです。
こうのさんの作品は『夕凪の街 桜の国』を読んだことがあり、
広島県出身の漫画家さんならではの視点だな、と思った覚えがあります。
 

今回の『この世界の片隅に』は、戦争中の広島・呉を舞台に主人公すずの生活が描かれます。
(この後、ネタバレありです。)
昭和19年、故郷の広島市江波から20キロ離れた呉に相手を良く知らずに18歳で嫁いできたすず、
おっとりとした優しい性格を良いと思ってくれる家族もいれば、役立たずと言う小姑もいる中、
新米主婦として家事に励み、足りないものを工夫し、周りの人々に心を配りながら奮闘します。
戦況が厳しくなるにつれ様々なものが失われていき、食糧、衣類、自由、言動、大切な家族、
ついには大好きな絵を描くのも大事な自分の右手にまで及びます。
それでも、生きている限りは日常は続いてゆき、前を向いて生きていかなければなりません。
そんな時代でもこの世界の片隅に人々は日常を生き、この世界の片隅に自分を見つけてくれた人がいる、
その人と初めて会った時のことが最後に描かれ、「ああぁ~そうだったのか!」と
初めて納得した私でした。
(初めからわかっていた人もいたのでしょうね?)

次は、以前、予告編を見た時からこれは絶対に楽しそう!と思った映画『ラ・ラ・ランド』
この公開を楽しみに待っています♪

バレンタインデーの今日、家族と衣食住足りて生きているささやかな幸せを感じました。
この辺では一番美味しいと思っているケーキ屋さんでザッハトルテとチョコレートプリンを買い、
夕食後のデザートに、その他あちこちで買い集めた(私も食べる)チョコをプレゼント♪
図書館常連さんの生徒たちからは手作りのチョコ、ケーキ、クッキー等々いただいて、
とっても嬉しかったです。
3年生は卒業試験期間中なのに、「この学校の片隅に」ありがとう♪

コードレスクリーナー

2017-02-12 | いろいろ
ついに、念願のコードレススティッククリーナーを買いました♪

今まで使っていた掃除機もまだ壊れてはいないのですが、ヘッド部分が大掃除の時に一度壊れて、
直しながら危うい感じで使っているのです。
家電は壊れるまで買い換えられない性分ですが、さすがに15年使ったので新調してもいいかなと。

いろいろ検討した結果、ずっと欲しかったダイ〇ンの掃除機にしました。
このブランドのパワーブラシヘッドはフローリングにキズが付くと聞いていたので、
ヘッドはフェルトものにして、布団クリーナーヘッドも付けたら、こんなに部品が付いてきました!
 

1回の充電で家中全部掃除出来、まだ使えそうだったので布団ツールに替えてベッドマットレスを掃除し、
モーターブラシに付け替えて再度カーペットを掃除したらまだゴミいっぱいが取れました
素晴らしいですー!
30分以上使えるし、音は思っていたほど大きくないし、
チコちゃんの食べ散らかしのカリカリみたいな大きなゴミも、埃や髪の毛など小さいゴミも、
しっかり取れて、しかもヘッドに全く絡んでいない!
コードがないというだけで、掃除にかける時間がこんなに短縮できるのですね。
ただ、腕力握力が全くない非力な私は、腕が疲れましたが扱いに慣れれば大丈夫かな?!
買ってよかった~♪

これだったら、結婚以来家の中の掃除は大掃除時以外は全く一切やらない連れ合いも使えるかな、
面白がって使って欲しいなという(はかない)希望もあるのですが・・・。

他に、今気になっている家電は、同じブランドの空気清浄機付きの据え置き型エアコン。
あれはどうでしょうね?!
電気代がかかりそうですが・・・。