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メッセージ&日常のあれこれ

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Welcome to Honichi Library Blog♪ 私立高校図書館ブログへようこそ! 司書教諭の私が、学校のこと、図書館のこと、本のこと、その他日常の生活・・・etc・・・ 気ままに綴っております。 お気軽にコメントくださいね。

映画 『信長協奏曲』

2016-02-22 | 映画
公開を楽しみにしていた映画『信長協奏曲』を観てきました。

TVドラマもずっと見ていて、漫画原作のこの作品設定が面白いなぁと思っていました。
日本史上稀代の異端児、織田信長は現代からタイムスリップした人間だった!
その変わり者っぷりも、現代人ならなるほどと納得できる部分もあります。
それだけに、視聴率も良かったのではないでしょうか。

いつもの近隣映画館も、なかなかの人出でした!
お客さんは老若男女、様々で、
TVドラマを見ていました、原作漫画が好きです、歴史が好きです、等々…。

TVドラマがこれからいよいよ面白くなるというところで終わっていたので、
やはり「本能寺の変」の場面は絶対に見たいですよね!
そして「サルくん」こと豊臣秀吉の謎めいた部分は何なのか…?
もしかしたら歴史が変わるのか?
最後、信長となったサブローは現代に戻れるのか?!

これらの謎解きをしながら、史実を交えて映画が進んでいきます。
信長を演じた小栗旬と秀吉を演じた山田孝之の演技に惹きこまれました。
この二人の個性を存分に引き出している映画でした。
面白かった!!

この時代の信長・秀吉・家康は、どう描かれても面白いですよね。
本能寺の変についても様々な解釈があり、戦国時代を生き抜くために多くの策略や思惑が交錯し、
真実がわからず多くの説があり、度重なる小説化、映画化、ドラマ化に耐えうる面白さです。
今、また読み始めているコミック「へうげもの」では、本能寺の変の策士は千利休、実行役は秀吉、
となっています。
映画もそれに近く、うっかりその罠にはまってしまい反逆者として始末されてしまうのが明智光秀、
最後にそのすべてをさらっていくのが家康です。

日本史の中でも、実にドラマチックな50年間ですね。
この時代の末に今がある、と最後に思わされる終わり方も良かったです。
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ブラヴォー!

2016-02-17 | 音楽
アメリカの音楽界の祭典、第58回グラミー賞授賞式で、
マエストロ小澤征爾氏が指揮したラヴェル作曲の歌劇「こどもと魔法」を収めたアルバムが、
最優秀オペラ録音賞を受賞しました!
小澤さんがグラミー賞にノミネートされるのは8度目(!)で、初の受賞です。
おめでとうございます!!

日本のクラシック界の巨匠が、世界で称賛されるのはとっても嬉しいことです。
一度、小澤氏指揮の演奏会へ行ったことがありますが、
軽やかに、にこやかに登場されるのですが、演奏が始まるととてもエネルギッシュ!
指揮棒を振られるその背中から、音楽への情熱が伝わってくるものでした。

文化勲章を受章され、
日本人指揮者として初めてウィーン・フィルニューイヤーコンサートも指揮されました。
この10年ほどは体調が優れず、もう小澤氏指揮の音楽は聞けないのかと淋しく思っていましたが、
出来る範囲で、あるいはそれ以上にとても頑張っていらっしゃいます。
その一つが、ライフワークともなっていらっしゃるサイトウ・キネン・オーケストラ。
(昨年から小澤征爾氏の名を冠した「セイジ・オザワ松本フェスティバル」に生まれ変わりました。)
その2013年の演奏会を録音したものが今回の受賞となりました!
モーリス・ラヴェル作曲 歌劇「こどもと魔法」、今、売り上げ1位、品切れとなっています。

弱冠24歳であった1959年2月1日から、スクーター、ギターとともに貨物船で単身渡仏、
その時のことを綴ったエッセイ『ボクの音楽武者修行』は面白いです。
クラシック音楽に造詣の深い村上春樹氏との対談集『小澤征爾さんと、音楽について話をする』も
音楽好きには楽しい作品です。






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「フェルメールとレンブラント」 展覧会

2016-02-15 | アート
先日、東京都・六本木の森アーツセンターギャラリーで開催中の、
「フェルメールとレンブラント:17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち」展を見てきました。

お休みの日だったので混雑するだろうと、チケットを事前に用意し、開場時間に行ったのに、
美術館入口の階段から大混雑で「入場まで40分待ち」…やはりフェルメールは人気ですね。
前売り券を持っている人と、これから入場券を買う人、それぞれどの列に並ぶのかはっきりせず、
しかも全員がカウンターでヒルズのチケットと引き換えなければならないとは、意味わかりません!
前売り券のある人は、そのまま入っていいじゃない?!

チケットあるのに30分以上並び、
待ち合わせした娘とどうしても歩きたいおチビがやっと到着して、中に入れたのは1時間後でした。
混雑しているのでベビーカーを預けて、おチビを娘が抱っこして見たのですが、
おチビはお話大好きなので「あれは?」「牛だぁ!」「鳥さん♪」と楽しそうで、
私と娘は「小さな声でね。」と言いながら周りに気兼ねして、すべての絵を足早に見ました。
でも、この二つの絵だけはじっくり見ないと!



フェルメールの「水差しを持つ女」とレンブラントの「ベローナ」
どちらもニューヨークのメトロポリタン美術館所蔵のもので、日本初公開です。
朝の柔らかな日差しを感じる作品でした。
これで、また一つフェルメールの絵を見たので、今までで10作品ぐらい見たでしょうか。
17世紀オランダ黄金時代に活躍した作家たちにスポットを当てた展覧会でした。

この後、3人で美術展内レストランでランチ♪ 大きくて美味しいフォアグラでした!

 

森美術館では「村上隆の五百羅漢図展」をやっており、六本木ヒルズA/Dギャラリーでは、
大きなフラワーボールやソファ等の展示販売「村上隆のOHANA-OHANA-OHANA」が開催中でした。
その後、ヒルズのトイショップで遊んだり親子休憩室で絵本を読んだりテレビ朝日で遊んだり♪
童心に帰って、おチビと一緒にいろいろ楽しみました♪
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トマトカレー

2016-02-13 | 美味しいもの
地元役員の仕事で知り合った友人に教えていただいたトマトカレーのお店に行ってきました♪
場所は本庄早稲田駅近くです。

この1週間、身内のことで毎日朝から夜までバタバタ過ごし、今日も出掛けられないか?!
の事態になりましたが、
何故だかどうしても今日はこのお店に行かなくちゃという気がして1時過ぎに到着。

初めてのお店でちょっと緊張しながらドアを開けると、
何とそこには偶然にも紹介してくれた友人が!
そして向こうも「今、店主さんとあなたの話題になっていたところだったのよー!」とビックリ仰天。
何かが知らせた?感じるものがあった?!
どうしてもお会いしたかった店主さんも交えての、感動的な楽しい会食となりました。

ここは「トマトカレー」のお店で、昨秋オープンしたばかり、
新店舗開店が相次ぐ新幹線本庄早稲田駅周辺ですが、通りからはちょっと中に入ります。
お店の名前は「シュエット(Chouette)」フランス語でフクロウの意味ですが、
「素敵」「美味しい」「可愛い」という意味を表す時にも「Chouette!」と言うそうです。
完熟トマトを煮込んで、水分はその果汁だけで作るトマトカレーです。
程よい酸味と、私にはちょうど良い辛さのカレーがベストマッチ♪
とっても美味しかったです。

 

このお店には雑貨ショップが併設されていて、フクロウと猫のグッズがいっぱい!
小さいものから大きなものまで、日本のものからアフリカのものまでいろいろありました。
猫ちゃんも5匹飼われているそうで、我が家のチコにそっくりなユキちゃんと外で遊び、
我が家用に、これらを買ってきました。



このお店の店主さんはこの本の作者である詩人「吉野弘」氏(ブログ記事)に関係する方なのです。
お会いできて、しかもたくさんお話ししてくださり、もう大感激です!!
とっても素敵な方で、出会いに感謝です。
本について、子育てについて、女性の仕事について、地域について、…etc、話が盛り上がりました。
3月5日には、本庄市立図書館主催の講演会もあるので、そちらもとっても楽しみ♪
私は必ず行きますので、ご興味のある方は是非ご一緒しましょう。
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中脇初枝 著 『世界の果てのこどもたち』

2016-02-09 | 本の紹介
中脇初枝 著『世界の果てのこどもたち』読了しました。
本屋大賞にノミネートされています。

表紙の絵が表しているように、3人の少女の成長物語です。
一人は、四国の貧しい農村から駆り立てられるように開拓団として家族で満州に移住した珠子。
一人は、日本の収奪から逃れて朝鮮から満州の片隅へ来た、朝鮮人の家族のムスメ、美子。
一人は、裕福な横浜の貿易商の娘として誰からも愛されて育ち、父親の仕事で旅行に来た茉莉。
この3人の少女が初めて偶然出会ったのは、第二次世界大戦中、場所は満州。

同じ年頃ではあるけれど、生まれた国も、言葉も、環境も、家族も異なる3人が、
ある一晩を一緒に過ごし、友情なようなものが芽生えます。
そして、その時の体験が、その後の彼女たちの人生の中で支えになっていくのです。
8歳の少女たちが、戦時中・戦後を生き抜く中、思いもかけない人生を歩むこととなります。

日本においての戦争の悲惨さを描くだけではなく、日本・中国・朝鮮の絡みがより物語を深くしています。
時代と国とに翻弄された彼女たちの人生に、深く考えさせられる物語でした。
日本の戦争孤児、中国残留孤児、朝鮮半島の分裂、人種差別問題、
第二次世界大戦は大きな問題を残したのですね。
そして今もなお、これらの問題は根本的には解消されていないことにも思いを馳せました。
ぜひ、若い人たちにも読んでもらいたい作品です。

作者の中脇さんは、40代の作家さんです。
巻末の参考文献の多さから、執筆に大変な準備が必要だったことがわかりました。
構想から執筆までに20年もの歳月がかかったそうで、作者渾身の一作であると思います。
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読売演劇大賞

2016-02-04 | アート
今日は立春、とはいえ「春は名のみの 風の寒さや…」ですね。

読売新聞で「演劇大賞」の発表がありました。
そのグランプリ「大賞」と「最優秀男優賞」に片岡仁左衛門さんが選ばれました!
(画像は歌舞伎 on the webより)
出演作品は、歌舞伎座『菅原伝授手習鑑』の菅丞相、『新薄雪物語』の園部兵衛、
『一條大蔵譚』の一條大蔵卿です。
この中の歌舞伎座『菅原伝授手習鑑』をちょうど1年くらい前に見に行っていたのですが、
大宰府流罪となる別れの場面を演じる仁左衛門さんの心のこもった演技に、とても心を動かされました。
演じる仁左衛門さんも涙を流しておられ、歌舞伎を観て涙が出たのは私は初めてでした。
見に行って来て良かったです!

その他の受賞作品は以下の通りです。
・最優秀作品賞 『グッドバイ』(キューブ/KERA・MAP)
・最優秀女優賞 小池栄子(キューブ/KERA・MAP『グッドバイ』の永井キヌ子役の演技)
・最優秀演出家賞 鵜山仁(劇団文化座+劇団東演『廃墟』、こまつ座『マンザナ、わが町』の演出)
・最優秀スタッフ賞 乘峯雅寛(文学座アトリエの会『白鯨』、シアター風姿花伝『悲しみを聴く石』の美術)
・杉村春子賞(新人賞) 高畑充希(パルコ『いやおうなしに』の真壁芳奈役、
                    Bunkamura『青い種子は太陽のなかにある』の弓子役の演)
・芸術栄誉賞 奈良岡朋子(俳優・劇団民芸代表)
・選考委員特別賞 宮本宣子(劇団民藝『冬の時代』、埼玉芸術文化振興財団/ホリプロ『ヴェローナの二紳士』、
 文学座アトリエの会『白鯨』の衣裳)

学校は、今日から3年生の卒業試験。
来週から3年生全員が自宅研修となるので、未返却本の督促をしなくては!

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宮下奈都 著 『羊と鋼の森』

2016-02-02 | 本の紹介
私の1月の読書は、以下の6冊でした。

・『民王』 池井戸潤 ポプラ社
・『イーヨくんの結婚生活』 大山淳子 講談社
・『一〇三歳になってわかったこと 人生は一人でも面白い』 篠田桃紅 幻冬舎
・『羊と鋼の森』 宮下奈都 文藝春秋
・『超訳 空海の言葉』 一条真也 ベストセラーズ
・『君の膵臓をたべたい』 住野よる 双葉社

どれも面白かったのですが、特に 宮下奈都 著『羊と鋼の森』(文藝春秋)がお薦めです。
タイトルが謎めいていて、一体何の話かと思って読み進めると、なるほど!
羊と鋼と森で出来ているものって、何かわかりますか?

そう、それはピアノ。
そのピアノの調律に魅せられた一人の青年が、調律師となり成長していく姿が綴られています。
彼や先輩調律師たちの仕事への熱い想い、それが音楽とともに感じられるような作品でした。
この作品を読みながら、以前見た映画「ピアノマニア」も思い出していました。
妥協を許さない仕事ぶりの「職人もの」、究極のプロ集団の話はとても面白く好きです。
仕事をするってこういうことなのだ、と身が引き締まります。

この作品は、直木賞候補作にノミネートされ(大賞は青山文平氏の『つまをめとらば』)、
また、先日発表された本屋大賞にもノミネートされています。
本屋大賞ノミネート10作品は以下の通りです。

・『朝が来る』 辻村深月 文藝春秋
・『王とサーカス』 米澤穂信 東京創元社
・『君の膵臓をたべたい』 住野よる 双葉社
・『教団X』 中村文則 集英社
・『世界の果てのこどもたち』 中脇初枝 講談社
・『戦場のコックたち』 深緑野分 東京創元社
・『永い言い訳』 西川美和 文藝春秋
・『羊と鋼の森』 宮下奈都 文藝春秋
・『火花』 又吉直樹 文藝春秋
・『流』 東山彰良 講談社

私は上記のうち6作品を読んでいますが、どれも良かったです。
同じく直木賞候補作となった『戦場のコックたち』の評価がとても高く、これから読むのが楽しみです。
(書店で中をちょっと見たら、上下2段組の大作でした。)
今週末の最後(多分…)の試験が終われば、来週から思い切り読書&お遊び出来ます!!
あ~早く勉強の日々から解放されたい。。。図書館で連日勉強中の受験生と同じ心境です。
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図書館だより 「Library News 2月号」

2016-02-01 | 司書室より
図書館便り「LIBRARY NEWS 2月号」を発行しました。
Yahoo版 Google版にアップしました。
3年生は今週から始まる卒業試験が終わると、来週から全コースで自宅研修に入りますのでまだ読んでくれるかな。

今月号の特集は「第154回芥川賞・直木賞発表!!」として、
芥川龍之介賞の
・滝口悠生さん 『死んでいない者』 (文學界12月号)
・本谷有希子さん 『異類婚姻譚』 (群像11月号)
直木三十五賞の
・青山文平さん 『つまをめとらば』 (文藝春秋)

を紹介しました。
でも、前回受賞作の『火花』、前々回受賞作のの『サラバ!』のようには売れ行きは芳しくないようです。
3作品とも図書館に入れるため予約しましたが、高校生にはちょっとどうかなと再考中。
かくいう私も、まだどれも読んでいません。

「今月の作家」コーナーでは、宮本百合子氏を取り上げました。
大学入試センター試験に佐多稲子氏の文章が使われましたが、
宮本百合子さんは佐多さんと同じくプロレタリア文学作家です。
裕福な家に生まれ、学校では天才少女と呼ばれる優秀な成績を修め、海外へ留学。
その後、結婚、離婚、再婚を繰り返す中、プロレタリア文学に目覚め代表作『伸子』を執筆します。
戦時中は何度も投獄され、その時の影響で51歳の若さで亡くなってしまいます。
「恋愛・結婚・仕事に悩むすべての女性におすすめしたい逸作」と言われている『伸子』、
いつか読みたい作品です。
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