![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/c2/eeff2878a7586a08c957ea33acc4b0a2.jpg)
この半年余りで2つのアンリ・マティス展へ行きました。
マティスと言えば20世紀を代表するフランスの芸術家、明るい色彩の絵が好きです♪
昨年7月に行ったのが東京都美術館での「マティス展」とても暑い頃でした。
こちらはパリのポンピドゥ・センターからの全面貸し出しで(改修工事のためらしい…)
日本での20年ぶりの大回顧展、マティスの生涯を追いながらその作風の変遷がわかり、
絵画・素描・彫刻・版画・切絵と150点を越す膨大な作品の渦に圧倒されました!
特に心に残ったのはこの2点、「夢」女性だけを描いた作品はあまりないし、
「赤の大きな室内」は赤と黄色という難しい色を黒で締めてマティスらしく素敵♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/4d/bdf2d8652658def7c803d1254584db4f.jpg)
フォーヴィスム(野獣派)の中心的な存在となる前に、
冒頭画像のポスターにあるような点描画も描いていたと知り、
一流の芸術家も自分だけの世界を作り上げるのに苦闘するのだな、と感嘆しました。
展覧会最後の方に切り絵や南仏ヴァンスのロザリオ礼拝堂に関する資料があり、
これらをメインにした展覧会が2024年にあることを知ってこちらもまた行こうと決意!
春休み中に、国立新美術館での展覧会「マティス 自由なフォルム」へ行ってきました。
(今から思えば、別に春休み中でなくともいつでも行けたのに、つい。。。)
こちらは後半生の大半を過ごしたフランスのニース市マティス美術館の所蔵作品が中心、
多くの切り紙絵をはじめ、絵画、彫刻、版画、テキスタイル等の作品や資料などと共に、
みどころはフランスでの修復を経て日本初公開される410×870㎝の大作「花と果実」と
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/c4/63a82841f1b5dbb34c7b769db8f7e19a.jpg)
一日の太陽の動きによるステンドグラスの色の変化まで再現された南仏ヴァンスのロザリオ礼拝堂、
「ニースへ行ったことがあるのになぜこの礼拝堂へ行かなかったのかー!?」
という長年の後悔を少し減らせたような気持になるほど素敵な体験でした♪
オルセー美術館からは切り紙絵の代表的作品の「ブルー・ヌードⅣ」、
試行錯誤したのかたくさんのデッサンの線や、パーツを何回も置き直した跡もありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/48/a34b4393e9f69629b691243ae89d4b7a.jpg)
マティスの切り絵が日本の文芸雑誌『文藝春秋』の表紙絵になったこともあったそうです!
画家だったマティスがなぜ切り絵作家へと移行したのか、
それは病気により絵筆で絵を描くことが難しくなったからだと知りました。
画家が絵を描けなくなる、きっと絶望的な気持ちになったでしょうが、
マティスは色が塗られた紙をハサミで切り取り、それを紙に貼り付ける技法「切り紙絵」、
という新たなジャンルを見つけ、84歳で亡くなるまで芸術と共に生きられたのです。
出来ないことを嘆くのではなく、出来ることで新境地を見つけるマティス、更に好きになりました。
マティスと言えば20世紀を代表するフランスの芸術家、明るい色彩の絵が好きです♪
昨年7月に行ったのが東京都美術館での「マティス展」とても暑い頃でした。
こちらはパリのポンピドゥ・センターからの全面貸し出しで(改修工事のためらしい…)
日本での20年ぶりの大回顧展、マティスの生涯を追いながらその作風の変遷がわかり、
絵画・素描・彫刻・版画・切絵と150点を越す膨大な作品の渦に圧倒されました!
特に心に残ったのはこの2点、「夢」女性だけを描いた作品はあまりないし、
「赤の大きな室内」は赤と黄色という難しい色を黒で締めてマティスらしく素敵♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/7a/6b2101c634d699ca7de33cf9df708e31.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/4d/bdf2d8652658def7c803d1254584db4f.jpg)
フォーヴィスム(野獣派)の中心的な存在となる前に、
冒頭画像のポスターにあるような点描画も描いていたと知り、
一流の芸術家も自分だけの世界を作り上げるのに苦闘するのだな、と感嘆しました。
展覧会最後の方に切り絵や南仏ヴァンスのロザリオ礼拝堂に関する資料があり、
これらをメインにした展覧会が2024年にあることを知ってこちらもまた行こうと決意!
春休み中に、国立新美術館での展覧会「マティス 自由なフォルム」へ行ってきました。
(今から思えば、別に春休み中でなくともいつでも行けたのに、つい。。。)
こちらは後半生の大半を過ごしたフランスのニース市マティス美術館の所蔵作品が中心、
多くの切り紙絵をはじめ、絵画、彫刻、版画、テキスタイル等の作品や資料などと共に、
みどころはフランスでの修復を経て日本初公開される410×870㎝の大作「花と果実」と
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/0b/5ffb9bf4db587a8c87a14b32a49c4ce5.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/c4/63a82841f1b5dbb34c7b769db8f7e19a.jpg)
一日の太陽の動きによるステンドグラスの色の変化まで再現された南仏ヴァンスのロザリオ礼拝堂、
「ニースへ行ったことがあるのになぜこの礼拝堂へ行かなかったのかー!?」
という長年の後悔を少し減らせたような気持になるほど素敵な体験でした♪
オルセー美術館からは切り紙絵の代表的作品の「ブルー・ヌードⅣ」、
試行錯誤したのかたくさんのデッサンの線や、パーツを何回も置き直した跡もありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/e3/1f1dfefed7dc22f76775fd78b6b5ba61.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/48/a34b4393e9f69629b691243ae89d4b7a.jpg)
マティスの切り絵が日本の文芸雑誌『文藝春秋』の表紙絵になったこともあったそうです!
画家だったマティスがなぜ切り絵作家へと移行したのか、
それは病気により絵筆で絵を描くことが難しくなったからだと知りました。
画家が絵を描けなくなる、きっと絶望的な気持ちになったでしょうが、
マティスは色が塗られた紙をハサミで切り取り、それを紙に貼り付ける技法「切り紙絵」、
という新たなジャンルを見つけ、84歳で亡くなるまで芸術と共に生きられたのです。
出来ないことを嘆くのではなく、出来ることで新境地を見つけるマティス、更に好きになりました。
ラストで一気に持ってかれました!
以下もやばかったっす!
マティスMatisse カットアウトTheCut-Outs展 バーチャルツアー その(1)at MoMa NY
https://blog.goo.ne.jp/onscreen/e/6cafa7a4fed620d71528c6f9d24ee11f
その(1)〜 その(10)まであります
ご参考まで
日本での2つのマティス展覧会はそれぞれ違った良さがありました。
NYまでマティスを観に行かれたとは、素晴らしいですね!
人生において様々なことがありながらも生涯をかけて自分の美術を追求していったマティスの美術に魅かれます。
実はマティスでいうと、こんなのもございます!
また違うマティスの側面が見えます
Matisse マチス The Red Studio @MoMA (1) MoMAキュレーターによる渾身の企画
https://blog.goo.ne.jp/onscreen/e/78d79cc28f573ecf0328571d83a336f6
この絵 The Red Studio に隠された「重大秘密」を紐解いている展示。(汗)
マティス深いです...