今日も一期一会

「本が好き♪図書館ブログ」のタイトル変更
本好きholyの覚え書き的日常のあれこれ

「本が好き♪図書館ブログ」からタイトル変更

19年目のholyのブログをそのまま残します。 同じ時は二度とやって来ない。これからも毎日を「一期一会」の心で過ごします♪

出会い

2010-07-30 | いろいろ
思いがけない出会いがありました。

有機野菜と古代豚が美味しいあるレストランで食事をしていると、
私たちの話が聞こえたのか、
本庄第一高校の教職員だということがお店の方にわかったようです。

「甲子園出場おめでとうございます!」とお祝いを言われました♪
嬉しいことです。
すると、お会計をしていたお客さんの中の女性が、
「私はそちらの高校にいらしたT先生を小学生の時に教えました。」
と。
「では、以前のO町ですね(今は合併されてF市です)。」と私たち。

私 「私は、以前O町の中学校に勤務していました。」
奥様「いつ頃のことですか?」
私 「もう20年近く前のことです。」
奥様「その後はどちらに?」
私 「主人の仕事の都合でベルギーへ。」
ご主人「私たちは春にベルギーへ旅行してきたのですよ!」
奥様「とっても素敵で、いいところでした!」
私 「ええ、大好きな国です。」

意外なところでつながりがあるねぇ~などと話していると、
しばらくするとお店に電話が・・・
お店の方から「Hさんですか?お電話です。」と。

どうして私に?誰から?と思って電話に出ると先ほどのご主人から。
ご主人「どこかで聞いたようなお話だと思いましたら、
     あなたは私の娘を中学校の時に教えてくれた先生です!」
私 「えぇーーー!?お名前は?」
ご主人「Iです。国語を教えてもらっていたと思います。
     授業参観に私が行って、お会いしたことがあります!」

20年前のその生徒の名前と顔が突然よみがえりました!
字が上手で、大人びた雰囲気を持った女子生徒でした。

その後、電話でお互いの近況をしばらくお話しました。
彼女は今、二人の男の子のお母さんだそうです。
産休を取ってあの頃生まれた私の子どもたちは、もう大学生だともお話しました。
この思いがけない出会い、驚きました!
まだ新米で、必死にがむしゃらに毎日頑張っていた私を覚えてくれていて・・・
感激しました。

教師という仕事は、時折こんなプレゼントをもらうことがあります。
人を育てているんだ、という思いを強くした出会いでした。


「常笑野球」 で甲子園へ!!!

2010-07-28 | 学校のこと
本庄第一高校野球部、ついに優勝しました!!
春季県大会の優勝校、花咲徳栄に3-2でまたまた逆転勝ちました。
感動的なサヨナラ勝ち!
写真の右は朝日新聞の号外、左は読売新聞の号外です。

2年ぶりの甲子園出場。
前回は北埼玉代表だったので、今度こそ、埼玉県で本当の1位です。
埼玉県159校の頂点に立ちました!
キャッチフレーズは「常笑野球」
・・・練習でいっぱい辛い思いをしてるから、試合ぐらいは笑ってやろう!・・・
そう、たくさんの辛い思いがあってこその笑顔です。

夜7時から優勝パレードがありました。
駅周辺は旗を手にしたかなりの人でごった返していました!
まず本庄駅北口で、選手達の挨拶。



一緒に見に行った先生と「田○くん!!頑張ったね!」と声をかけると、
ちょっとビックリしたような顔をしてキョロキョロ、
私たちの姿を見つけて、笑顔で手を振ってくれました♪
嬉しそう!
多くの人から「おめでとう!」「頑張った!!」「スゴイねーーー!」と
大きな声をかけてもらっていました。

その後、駅前通りをバスで移動しながら、本庄市役所へ。

そして、体育館で「優勝報告会!」
本庄市長さんを始め、多くの方が学校へ駆けつけてくれました。
本当に本当に良かったね♪

今日夜11時からテレビ埼玉で決勝戦ダイジェスト版も放送されます。

生徒の皆さん、8月2日(月)は臨時全校登校日となります。
8月4日に全国大会抽選、甲子園開会式は8月7日です。

連日の暑さの中、試合初日から8日間応援し続けたチアリーディング部、吹奏楽部、
この2日間応援に駆け付けた1400名の全校生徒、
今まで支えてくれたお家の方にも感謝しているはずです。
そして、駅前で地域の方々がこんなに応援してくれて喜んでくれて、
選手たちの知らない多くの方が応援してくれていることにも、感謝したいです。

喜びを爆発させている姿も、
人目をはばからず泣き崩れている姿も、
君たちの精一杯の思いが、私たちの心を熱くし感動を与えてくれます。
甲子園、思い切り頑張って!!

決勝戦へ!!

2010-07-27 | いろいろ
本庄第一高校野球部、今日の準決勝、強豪浦和学院に4-1で勝ちました!!
スゴイ!
学校のHP記事はこちら

私は午前中はPCの仕事、
午後はそのミーティングで試合会場にも行かず、TVも見ませんでした。
でも、ちょこちょことネットでチェック。

初め「わぁ~負けてる・・・」、次「オー、同点にした!」、そして「逆転して勝ったーーー!!」

浦和学院には、
4年前準決勝で対戦して負け、
3年前決勝戦で対戦して負け、
2年前は2校出場できたので浦和学院と本庄第一が甲子園へ行きました。
宿敵に勝利♪

ノーシードから勝ち上がってきて、今日で7勝しました!
あと1勝で2年ぶりの甲子園、ついにここまで来ました。
写真の上は応援用タオル、
下は2年前の甲子園出場記念タオル、
さあ、もう1本タオルが増えるでしょうか!?

決勝戦は明日7月28日(水)12時~ 県営大宮球場でvs花咲徳栄高校。
あと1勝!!
頑張れーーーーーー!

給湯器

2010-07-26 | いろいろ
土曜日から今日までの3日間、夕方になるとひどい雷雨!
雷もすさまじく、最近はめったになったことのない停電もしばしば。

雷のあった土曜日、(いつものように)夜遅くシャワーを浴びていると、
お湯の温度が徐々にぬるくなってきました。
え~灯油がないのかな?
(都市ガスのひかれていないこの地区、我が家の給湯器は石油式です)
と思いながらぬるいままシャワーを終えて出てみると、
燃焼ランプがついていない・・・
電源は入っているのに・・・?

翌日の日曜日、
リセットボタンを押したり、電源のコンセントを抜き差ししたのですが、
ボイラーに火がつかない!?燃えてこない!?
これは大変!とガス屋さんにTELすると、今度は相手の電話がつながらないのです。
待っていても仕方ないと直接お店へ行くと、
「雷でこの辺一帯の電話と光ケーブルがダメになったらしい。」とのことでした。

夕方やっと見に来てもらうと「雷で基盤がダメになっています。」とのこと!
雷が鳴ると、PC・電話・TVは電源を切るようにしていますが、
まさか屋外の給湯器が雷にやられるとは!!
地面から雷の電流が流れるし、鉄の部分が多いので良くあるそうです。

工事は週明けになるというので、近くの日帰り温泉へ♪

夏になってからはシャワーで済ませていたので、
久しぶりにゆっくりお湯につかり、サウナやジャグジー、岩盤浴と、
思いがけずすっかり楽しんでしまいました♪

この時期なので、台所仕事はお湯が出なくてもそれほど苦ではありません。
でも、お風呂は、さすがに水では冷たいし、こまめにシャワーを浴びたいです。
やはり同じように雷にやられた家が多く工事が立て込んでいるそうです。

在庫があるものを選び、今日、大至急の工事で新しい給湯器をつけてもらいました。
(夕方、工事中にもまたひどい雷雨となりしばし中断も)
小さくて薄型で、音もとっても静か。
リモコンでの温度設定やお湯張りなど、今までになかった機能も付いています。
でも、見積もりを見て、ムムム・・・う~ん!とうなってしまいました。
予想外の出費ーーー!!!
でも、もしかしたら火災保険で一部補填されるかもしれない♪
今まで払うばかりでしたが、保険に入っていて良かった~。
これからは、雷が鳴ったら給湯器のコンセントも抜かないと!

ベスト4!

2010-07-25 | 学校のこと
本庄第一高校野球部、今日の準々決勝vs市立川越高校に4-3で勝利しました!
ベスト4進出です。

画像は埼玉県大会出場159校のトーナメント表。
埼玉県高等学校野球連盟のHPより)
試合数のなんと多いことか・・・!
本校は、右下のグループで6試合を勝ち抜きました。
準決勝の対戦校は、右上のグループ、優勝候補筆頭の浦和学院です。

今日の試合は、初めに得点し、逆転されて、また逆転!
今まで、ずっとそんな試合ばかりでした。

ネットで初め見ると「勝ってる~♪」
しばらくして見ると「あ~逆転されてる・・・」
そして最後には「うゎー逆転勝ちだ!!」

試合を最後まであきらめない心で勝ち抜いてきました。
3年前、決勝戦で浦和学院と戦い、負けています。
2年前は、記念大会で2校出場できたので浦和学院と本校が甲子園へ♪
昨年は、準々決勝で優勝校の聖望学園に敗退しています。
さあ、今年は一体どうなるか?!

準決勝は27日(火)県営大宮球場 第二試合 です。
甲子園まであと2勝!
頑張れ!ガンバレーーー!!

連日の猛暑

2010-07-23 | いろいろ
午前中の仕事が終わってから、熊谷市で友人とランチしました♪

お気に入りのイタリアンのお店「アミュゼ」
<ランチのコース>
前菜 スープ パスタ 肉料理 パン デザート コーヒー
美味しかったです~♪


それにもましておしゃべりが本当に楽しくて、
またまた最後のお客さんになってしまいました。
美味しいものとおしゃべりで口を動かしていると、
どうしてこんなに時間が過ぎるのが早いのでしょう!?
本当に幸せなひと時です♪

その後、連日の猛暑で、よくTV報道で撮影されている場所へ行ってみました。
その写真がトップの画像です。
撮影した時の気温は37℃でしたが、その後38℃になり今日は日本で5位だったそうです。
高温10位以内に埼玉北部~群馬南部が目白押しで、やはりこの辺は暑い!!
熊谷市では「あつべえ」というキャラクターを作り、
「あついぞ!熊谷」関連グッズがたくさん販売されていました。


これで街おこし?!
3年前の日本最高気温40.9℃、もしかしたら今年更新されそうな連日の猛暑ですね。

昨日までの3日間、熊谷市では関東最大の祇園祭「うちわ祭り」が行われていました。
その名残の子供神輿。


さてさて、野球部は5回戦のvs正智深谷、9-6で勝利しました!
ベスト8入り!すごーい!
図書館掃除のT君がまたまたホームランを打つという大活躍!

学校のHPから借りてきた写真です。

いよいよ準々決勝、テレビ埼玉で放映されます。
7月25日(日)
場所:県営大宮球場
時間:第2試合(12:30プレイボール予定)
本庄第一 vs 市立川越
今まで、ずっとネットを見ながらPCの前で応援していましたが、
そろそろ現地へ行こうかな!
準決勝からは全校応援です!!

あらすじチャンネル

2010-07-21 | 本の紹介
毎年夏の恒例となった出版社の「夏の文庫」キャンペーン。

新潮文庫「新潮文庫の100冊
角川文庫「発見!角川文庫2010
集英社文庫「世界をめくろう。ナツイチ2010

それぞれ対象の文庫本を買うと、ストラップやブックカバーやバンダナのプレゼント♪
トップ画像のようなスペシャルカバーが付けられた本があったりと、
あの手この手で、1冊でも多く買ってもらえるように猛アピール!

そんな中、ちょっと面白い企画がありましたのでご紹介します。
角川文庫が動画サイトYouTubeで「あらすじチャンネル」を配信中♪
いろんなジャンルの約20人が、この夏の読書のために、
おすすめの文庫1冊のあらすじを30秒で語ります。
著名人の他に、角川のスタッフ6名も語っています。
私の好きな作家石田衣良さんが語っていましたので興味のある方はどうぞ。

発見!角川文庫 あらすじチャンネル 石田衣良


ちなみに、紹介している本は石田さん著作の小説、
撮影している場所は、おしゃれで広々とした彼の書斎です♪
30秒って、短いようですがいろいろと話を盛り込めるものだと思いました。
今、放映中のTVドラマ「美丘」の原作は石田衣良さんです。

これに参加したい方は、YouTubeに投稿することで誰でも参加できるようです。
あなたも語れ!あらすじムービー大募集
優秀者30名には豪華プレゼント!
<お好きな角川文庫100冊!!>
1年分の本をゲットできますよ。

この近辺関東北部は、体温並みの暑い毎日が続いています。
そんな中、野球部は4回戦 対春日部東に5-3で勝利し、ベスト16入りしました!!
159校中のベスト16!頑張ってます。
学校のHPはこちら
5回戦は23日、隣市の正智深谷とベスト8をかけて戦います。

夏休み

2010-07-18 | 学校のこと
梅雨明けとともに、学校は昨日から夏休み♪

終業式の16日、図書館の1学期分データを確認・保存していたところ、
思いもかけない事実が判明!
ここ半年ほど悩まされていたパソコンウィルスの巣窟がわかりました。
毎日のバックアップデータを取っていたMOだったのです。
MO(Magneto-Optical disk 光磁気ディスク)だっとは・・・うかつでした~

外部に持ち出さないものだから、全くチェックしていなかったのです。
USBメモリや、どこからかウィルスに感染してしまっている状態のパソコン、
それを毎日曜日ごとのMOにウィルス付きでバックアップを取っていたのです。
だから、パソコン内部のウィルスを駆除しても、
一日の終りにバックアップ取る時にMOからまた感染・・・
翌日駆除しても、また曜日毎に違うMOを使うのでその日の内にまた感染・・・

灯台元暗しというか、うかつだったーーー!と頭をかきむしりたい気分でした。
ウィルスてんこ盛りの5枚のMOを全て綺麗にして、
1学期の図書館業務は終わりました。

そしてこの季節がやってまいりました。

~♪甘くて美味しいブルーベリー♪~

~・~庭に咲いている花をご紹介~・~
 

 

今日、本校野球部の3回戦がありました。
上尾市民球場にて、対草加南に4-3で逆転勝ち!
図書館の掃除担当の3年生T君がホームランを打ちました!
ヤッター!
体格もいいし、掃除もきちんとする生徒です。
私は彼のホームランがとっても嬉しいです♪
4回戦は21日に、対春日部東。
優勝するまで8回も試合がある激戦県ですが、また頑張ってね。
学校のHPの野球部記事はこちら

映画 「トイ・ストーリー3」 と堤大介さん

2010-07-17 | いろいろ
今、話題の3Dアニメ映画「トイ・ストーリー3」を観てきました。

最近まで観るつもりはなかったのですが、
先週見たTV番組でこの映画に関わっている日本人のことを紹介していて、
それがとても興味深かったので観てみたくなったのです。
その日本人とは堤大介さん、
この映画のアートディレクター(美術監督)をしています。
アメリカアニメ界の大御所ピクサー社で、
35歳という若い日本人が美術部門のトップの仕事をしているということにビックリしました。

堤さんは野球漬けだった高校生活を終えると、単身アメリカへ。
語学学校に通いながら、あまり言葉を使わなくてすむ美術学校へ入ります。
「学校で一番下手だ。」と自覚し、絵を描いて描いて書きまくります。
その結果、全米最大のイラストコンテストで優勝し、
最終的には首席で卒業することとなりました。
その後はアメリカのゲーム会社やCGでの作画を経て、
ピクサー社に「トイ・ストーリー3」の美術監督としてヘッドハンティングされるという素晴らしさ!!

トップの画像はピクサー本社のエントランス飾られた、
堤さんが描いたカラースクリプトのパネルです。
実写と違いアニメーションは絵で表現していくので、
監督が思い描くイメージ(脚本)を絵で表現していくのがアートディレクターです。
エンドロールの初めの方で大きく名前が出ました!

映画.COMの記事はこちら
堤大介さんのHPはこちら

堤さんは、彼の描く作品の光と色彩が評価されたそうです。
日本人として嬉しい♪

堤さんはこの他にスケッチトラベルというチャリティプロジェクトを行っているそうです。
画家が1ページ絵を描いたら、そのスケッチブックを次の画家に手渡します。
残り4ページの内に堤さんが1ページ描いて、4年かかったスケッチトラベルが完成するそうです。
世界中の60人の画家の描いた、世界にたった1冊の画集、
完成したらオークションにかけてその収益を寄付するのだそうです。

映画『トイ・ストーリー3』予告編


さて、映画のほうは。。。
15年前の「トイ・ストーリー1」で5歳だったアンディが、
17歳に成長し大学生になるので家を出ます。
家を出るときに、小さい頃大事にしていたおもちゃをどうするか?
もうこれだけで、初めの5分で、私は我が家の子供たちがかぶってしまいうるうる・・・

どうして君は大人になるんだろ…
どうして僕は大人になれないのだろう…
 
まさか、こんな日が来るなんて…
 
どうして僕たちはずっと一緒にいられないんだろう…

さよならなんて、言えないよ…
さよなら、おもちゃたち。

小さい頃遊んでいた笑顔や笑い声がよみがえってきて、
子どもたちの部屋の諸々ををいまだに片付けられないられない私です。。。
思い出まで捨てちゃうような気がして。

大人の心にも(こそ?)響く、温かく愛があふれている映画でした。

今日から、日本のアニメの大御所、
スタジオジブリの「借りぐらしのアリエッティ」も始まりますね。
こちらもすっごく楽しみです!

P.S. スタジオジブリのスター「トト○」がトイ・ストーリー3に友情出演しています!

直木賞受賞作 『小さいおうち』 中島京子

2010-07-15 | 本の紹介
今日夕方、第143回芥川賞と直木賞が発表されました。
芥川賞は赤染(あかぞめ)晶子(あきこ)さんの『乙女の密告』、
直木賞は中島京子さんの『小さいおうち』に決まりました。

女性お二人の受賞で、お二人とも初の候補で栄誉に輝きました。

~芥川賞候補作~

赤染晶子 『乙女の密告』 
鹿島田真希 『その暁のぬるさ』    
柴崎友香  『ハルツームにわたしはいない』
シリン・ネザマフィ『拍動』    
広小路尚祈 『うちに帰ろう』
穂田川洋山 『自由高さH』

イラン人女性のシリン・ネザマフィさんが2度目の候補でしたが受賞なりませんでした。
芥川賞作品は本として出版されていないので、どれもまだ読んでいません。
文芸誌を読めばいいのでしょうが・・・

私は、ここのところ直木賞候補作を読んでいます。

~直木賞候補作品~

乾ルカ 『あの日にかえりたい』
冲方丁 『天地明察』   
中島京子 『小さいおうち』  
姫野カオルコ 『リアル・シンデレラ』
万城目学 『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』
道尾秀介 『光媒の花』

ちょうど受賞作の『小さいおうち』で3冊読み終えたところです。
1人の女性が昭和初期に女中奉公した日々を回想形式でつづった作品です。
モダンな風物や、戦争に向かう世相をよそに続く穏やかな中産階級の家庭生活、
そこに秘められた奥様の切ない恋。。。
それが綴られたノートを、現代に生きる甥が読むことで、
時代と人物が交錯していきます。

読んだ後、「あーそうだったのか!」「あの時こうなっていたら?」
「もしあの時代でなければ?」などいろいろ考えました。
いい作品でした。

同じ題名の絵本をご存知の方も多いでしょう。



作・絵: バージニア・リー・バートン
訳: 石井 桃子
出版社: 岩波書店

子どもが小さい頃一緒に読んで、忘れられない絵本です。

のどかな田舎にあった小さい家は
「まちにすんだらどんな気持ちがするものだろう」と思っていました。
ところがある日、自動車が現れ、トラックだのローラー車だのがやってきて、
家のまわりはすっかり街になってしまいました。
どんどん開発が進み、両側に高層ビルが建ち...

この絵本と小説はちょっとつながりがあるのです。
表紙も何となく似ていますね。