今日も一期一会

「本が好き♪図書館ブログ」のタイトル変更
本好きholyの覚え書き的日常のあれこれ

「本が好き♪図書館ブログ」からタイトル変更

19年目のholyのブログをそのまま残します。 同じ時は二度とやって来ない。これからも毎日を「一期一会」の心で過ごします♪

ティータイム

2015-02-27 | 美味しいもの
国公立大学の前期試験が終わり、昨日から3年生全員が登校しています。
やはり3学年揃うと、学校に活気が出ますね!
掃除時間には、この1年間図書館掃除を担当してくれた3年生の生徒たちに久し振りに会いました♪

私は、長い間ずっとコーヒー党でした。
高校生の頃に美味しいカフェを見つけて以来、ブラックで嗜んでいます。
でも、最近、友人の影響で紅茶も楽しむようになりました。
中国茶や台湾茶も飲みますので、一人用の良いポットはないものかと探していたのですが、
形と色遣いの可愛らしさに魅かれて、フォションのポット&カップを求めました。
一人分のカップとポットがセットになっている「ティーフォーワン」です。

 

ポットに茶葉を入れて蒸らしている間、ティーカップに載せておくとティーカップを温められて、
良い感じです♪
ポットには思っていたよりもたっぷりお湯が入り、カップ1.5杯分くらいはありました。
ティーフォーワンはイギリス発祥のティーウェアで、
もともと、英国紳士がゴルフのプレー前にクラブハウスで簡単なお茶を楽しむためのものでした。
探してみるといろいろあって、他にも心が動かされたものがいっぱい!

イギリスのブランド「エインズレイ」のもの

 

フランスの「ルクルーゼ」のもの

 

10色ぐらいあって、どれも素敵♪
最後まで、これとどっちにするか悩みました~。

哀悼 坂東三津五郎丈

2015-02-23 | アート
昨日、歌舞伎役者の坂東三津五郎丈がお亡くなりになりました。
享年59歳、まだまだこれからという若さで・・・と残念でなりません。

歌舞伎の舞台では、ちょうど3年前の3月に国立劇場で「一谷嫩軍記」を観ました。
その時、坂東三津五郎さんは九郎判官義経と岡部六弥太忠澄の二役、
市川団十郎さんが熊谷次郎直実と薩摩守忠度の二役を演じ、
このお二人の存在感に圧倒された覚えがあります。
団十郎さんは迫力で、三津五郎さんは品のある佇まいで、舞台を引き締めていました。

その団十郎さんは、その時からわずか1年後に66歳でお亡くなりになり、
その少し前に中村勘三郎さんが57歳でお亡くなりになり、
そして2年後の昨日、勘三郎さんと同級生の三津五郎さんまでもが若くしてお亡くなりになりました。
歌舞伎役者は、心身ともに酷使するお仕事なのでしょうか。

三津五郎さんは、木村くんが主演の映画「武士の一分」にも出演されていらっしゃいました。
昨年はTVドラマ「ルーズヴェルト・ゲーム」にも出ていらしたので、
良くなられたのかと思っていましたが、無情にも病魔は忍び寄っていたのですね。

同年代で歌舞伎の大看板であったこの御三方が亡くなられてしまったのは、
歌舞伎界にとっては大きな痛手です。
歌舞伎は「伝統芸能」ではなくて「伝承芸能」だという言葉を聞いたことがあります。
何百年もの間、途切れることなく人から人へと伝えられてきた大事な日本文化、
ご子息やお弟子さんにもっともっと伝えたいことがあったことでしょう。
早い死が悔やまれます。

ご冥福をお祈り申し上げます 合掌

お祝い

2015-02-22 | いろいろ
身内におめでたいことがあって、家族でお祝いしました。
主人と小江戸と呼ばれる川越市へ。
娘の高校がこちら方面だったので以前は頻繁に来ましたが、
卒業してからは都心への通過駅となってしまい、久し振りでした。

駅からほど近い和懐石のお店を息子が予約して、6人で待ち合わせしました。
玄関には桜柄の几帳と花、そしてお雛様、お祝い気分が盛り上がります。

 

個室を用意してもらい、懐石コースをいただきました。
お料理は、7品の懐石料理、前菜・お造り・蒸し物・焼き物・揚げ物・炊き合わせ・酢の物、
そしてお食事とデザート、コーヒー付きでした♪



すべて天然の材料を手作りで拵えているそうで、とても美味しかったです♪
みんなでのおしゃべりが実に楽しくて、写真を撮り忘れたものもちらほら。。。
ちょっぴり緊張して出掛けましたが、会話が弾み笑い声の溢れる楽しい会食となりました。
今年も大きなお祝い事が、秋にあることになりました!
2年前のちょうど今頃、娘と彼とそのご両親との両家顔合わせがあり、式もその年の秋だったので同じようです。
一昨年は娘の結婚、昨年は孫の誕生、そして今年は息子のお祝い事、
ちょっぴり淋しいけれども幸せなことです。

楽しい気分のまま、主人と川越市立美術館へ。
蔵づくりの街らしく、白壁と瓦葺の商家のデザインを外観に取り入れた立派な建物でした。

 

埼玉県立近代美術館のコレクション展を開催中で、大好きなフジタの絵に遭遇し、感激!
65人の作家による約100点の作品群には、モネ、ルノワール、ピカソ、シャガール、デルヴォー、
日本の、草間彌生、岸田劉生、古賀春江、佐伯祐三、白髪一雄、李禹煥、斎藤与里、瑛九など。

その後、川越城の本丸御殿を見に行ったり、カフェでお茶(だけと思っていたのにパスタまで食べてしまった!)。

 
 
春はもうすぐそこですね。

修学旅行

2015-02-18 | 学校のこと
今週初めから、2年生は4泊5日の修学旅行に行っています。
(写真は学校のHPより)
2年生全クラス500名が沖縄へ!

昨年は出発日直前に記録的大雪が降り、全員が出発できるか本当に心配しました。
今年は、天候の心配もインフルエンザの心配もなく、予定通りに旅行しているようです。
気温20℃の暖かさだそうで、今日などは氷雨の降る寒さのこちらからみると羨ましい限り!

写真は、旅行3日目に全員が参加した「アクティビティ」の一つ、マリンスポーツです。
下の5つのコースから一つ選択します。

・マリンスポーツコース シュノーケリングやドラゴンボートを体験
・マングローブの森コース 沖縄の自然を満喫するカヌー体験
・魚釣り体験コース
・タクシー見学コース
・沖縄観光コース体験

平和・戦争について学んだり、一般家庭に泊まる「民泊」を体験したりと、
同じ日本でもかなり違うということを、身をもって体験できるいい機会ですね。

受験する3年生は3学期の初めから自宅研修、今月初めの卒業試験後は3年生全員が自宅研修、
そして今週初めから2年生全員が修学旅行と、少しずつ生徒の姿が少なくなっています。
私大の入試がほぼ終わったので、図書館で受験勉強に励む生徒は国公立受験組のみ、
かなり減ってきました。

今週金曜日は、αコース・βコースの1年生が郊外研修なので、特進コースの1年生だけとなります。
3学年で平常は1500名の生徒がいる校舎に、3クラス100名の生徒だけになるとかなりひっそりでしょう。
今年度もそろそろ終わる・・・そんな空気が漂う昨今の学校です。


世界らん展

2015-02-16 | いろいろ
この週末、友人と世界らん展に行ってきました。
毎年、前時期に東京ドームで開催される「テーブルウェアフェスティバル」へ行っていましたが、
今年初めてこちらへ。

このらん展が始まってから、今年で25年、今回のテーマは「アニバーサリー・祝祭」だそうです。
開催前から、各種メディアで報道されており、楽しみでした。
世界23カ国・地域のラン3000種、約10万株の展示、ドームはカラフルな色で溢れていました。

メインエントランス「オーキッド・ロード」の中心部には、
個別審査部門の最高位日本大賞を受賞したランが!
神奈川県座間市の加藤春幸さんが栽培された「デンドロビュームスミリエ スピリットオブザマ」です。
株の高さは1メートル35センチ、18本の茎にクリーム色やピンク色の1700輪を超す小さな花々の房、
見たこともないランで、圧巻の存在感でした。(中央上の画像)



個別審査部門に出品されたランを見ると、ランの種類の多さに驚かされました。
ディスプレイ審査部門には、ラン店をはじめ、愛好会や高校生の作品もたくさんありました。
洋蘭がほとんどでしたが、東洋蘭や日本の蘭のブースもあり、そこは落ち着いた雰囲気。
その他、仮屋崎省吾さんの展示や、国内で初公開となるランの妖精「オルキス」、
英国王室やロスチャイルド家と縁のあるランも展示されており、とても楽しかったです!

この時期に合わせて、完璧に花を咲かせることは本当に大変でしょうね。
華やかで品があり、そして気高い空気をまとった蘭の素晴らしさに改めて感じ入りました。

マーケットエリアには、たくさんのお店が!
もしかしたら…と思っていましたが、学校そばの洋蘭園も出店しておりお店の方とお話しました。
昨年の大雪で大変な被害を受けられたそうです。
今度、蘭園に行ってみます。

お土産に、一鉢ですが珍しい胡蝶蘭を買って帰りました。



お昼には美味しいものを♪
四谷のイタリアンで友人のバースディランチ、スパークリングワインで乾杯です。



・アミューズ:新鮮野菜のバーニャカウダ
・前菜:季節の食材を用いた前菜6種類の盛り合わせ
・パスタ:北海道産帆立の稚貝とウルイのジェノヴァ風 タリオリーニ
・メイン 魚:真鱈のソテー 里芋と長葱の含め煮と共に
 メイン 肉:花悠豚肩ロース肉の香草パン粉焼き 焼き野菜添え
・ドルチェ:特製デザート6種類の盛り合わせ
・カフェ:エスプレッソ

メインのお料理が出された時、盛り上がりすぎていて肝心の写真を忘れました…
吹き抜け天井高8メートルのダイニングは開放感溢れて、リチャードジノリの食器でサーブされました。
某児童書出版社ビルの1階なので、何か関係があるのかも。。。

 

五木寛之 著 『親鸞 完結篇 上・下』

2015-02-14 | 本の紹介
6年がかりで遂に完結した五木寛之氏の長編小説『親鸞 完結篇』(上下巻)、読了しました。
浄土真宗の開祖、親鸞の生涯を描いた歴史スペクタクル3部作の最終編です。
五木氏は70代後半で書き始め、80歳を越えて無事最後まで書き終えられた作品は3部6冊に及び、
6巻すべて読み終わった私も、何とはなしに感無量です。。。

第一部『親鸞』は、2008年9月1日から2009年8月31日まで新聞連載。
京都を舞台に比叡山で修行に励みつつ煩悩に苦しむ、8歳から35歳の若き日の親鸞です。
法然に出会って独自の信仰の追求を始めた青年期が描かれました。

第2部『親鸞 激動篇』は2011年1月1日から12月12日まで新聞連載。
越後へ追放され、そして関東を流浪する親鸞。
土地の人々と交わるなかで、師の教えに追いつき追い越そうと苦悩する、36歳から61歳の姿が描かれます。

そして待望の第三部『親鸞 完結篇』では、親鸞は京都へ帰還します。
最も多くの業績を残したといわれる61歳から90歳までの、師を超えていく聖人の軌跡が綴られます。
現代で言えば定年退職後の年齢で、親鸞は精力的に著作や多くの和讃を書き、訪れた弟子と面会します。
でも、離れた地にいる弟子や教えを受け継ぐ人はいますが、一番身近な人にその想いは伝わりません。
妻とは別居することになり、信仰を取り違えた実の息子に対しては義絶を強いられます。
自分の教えは家族には思うように届かず、苦しい模索が続くのです。
家族の中で独りぼっちになってしまった親鸞の最後の悩み、どこぞの父親に通じるものが?!
それは仕事にかまけて、大事な子育て時期に家族をないがしろにしてきたことのしっぺ返し?!

歴史を学ぶ時、私の中では歴史上の人物はいつも肖像画の姿で、動きを感じられませんが、
この『親鸞』は実に人間臭く、悩んだり苦しんだりしていて、歯がゆく、
「しっかりしてよ!」と応援したくなってしまうのです。
「信仰」や「宗教」、「信じるものを持つ」とは、何なのでしょう?
それはいつも、そしていつまでも「自分の心の中」にあるものではないでしょうか?
宗教を理由に財産や場所を占有したり、徒党を組んだり、相手を攻撃したりするものではないはず。

また、浄土宗は主に「死後の世界」における自分のありようを願うものです。
念仏を唱えれば往生できる、徳(供物を含む)を多く積んだものが極楽へ行ける、など、
来世に希望を持つことで厳しい現世を生き抜くことが出来たのでしょうか?
今は大変だけれども、死後の世界で楽に暮らせるようになるために、今、こう生きなさい、
それは世界の宗教すべてにある考えです。

表紙見開きには、ちょっとしたお楽しみが。
登場人物が勢ぞろいして、カーテンコールのように笑顔で居並んでいます。
「長編を読んでくださりありがとうございました!」と登場人物たちに言われているようです。

コンタクトレンズ

2015-02-11 | いろいろ
昨日の最低気温は-6℃、今朝は-5℃、厳しい寒さが続いています。

私はひどい近眼で、小学生の頃から眼鏡を使っています。
大学生になってからは日中はハードコンタクトレンズを使い、早ウン十年。

目のためにはソフトよりハードがいいし、乱視が強いのでハードレンズでなければ矯正できません。
でも、ハードレンズは埃が入った時はすごく痛く、また、目から外れやすく割れやすい。
そのため、落として無くしてしまったり、割れてしまったり、水道に流してしまったり・・・
自然と、2、3年で新しいものにすることが多かったです。

でも、今使っているレンズは落とすことも割れることもなかったため、
替えよう替えようと思いながらついつい長く使い続けること5年以上、流石にメガネ屋さんへ。
近ごろ、ゴロゴロするし、夜になると近くの文字が見にくくなってきたことだし…

店員さんに「ちょっと長く使いすぎですよー!」とビックリされてしまいました。
そして手元が見にくくなったと言うと、いろいろ検査してくれ、
「もしかすると、長期間のうちにレンズが変形してしまい、
目の形がそれに合ってきてしまい、レンズと焦点が合わなかったのかもしれません。
老眼ではないですよ!」
とのこと。
目が変形?目の表面は柔らかいので、そういうこともあるらしいです。
こわーい!!

それから、左右の見え方が違うので片方だけ近眼が進んだのかもしれない、と話すと、
「左目で遠くを、右目で近くを見る感じになっているみたいですね。」とのこと!
え~?!
そう言われてもう一度見え方を検査してもらうと、近くの見え方も違っていました!
「それ大丈夫なのですか?」と聞くと
「頭痛がなくて肩や背中が痛まないなら大丈夫でしょう。そういう方もいらっしゃいますよ。」
へぇ~、自分の目なのに、知らないことがいっぱいあるものだと驚きました。

改めて考えてみると、日常的に目を酷使しています。
本、スマホ、タブレット、パソコン、そろそろ花粉も。

慌てて新しいレンズにし、丸一日はメガネで過ごしました。
以前と比べて値段も半額程に安くなっており(嬉しい♪)、わずか一日で出来上がって来ました。
朝、装着してみると快適度が素晴らしいし、遠近両用ハードコンタクトなので近くもバッチリ!
視界もスッキリ、心配していた目が変形してのゴロゴロ感もあまりなく良かった♪
と思っていたら、午後、帰って来た連れ合いが「目、どうした?赤いよ」
鏡を見たら、片方の目の白目の半分が真っ赤でした!
わぁー!これ、以前もなったことがある「結膜下出血」です。
特に心配がない病気ですが、新コンタクトに、変形した目が合わなかったのも一因でしょうか?
シクシク・・・
明日、眼医者さんへ行ってきます。(もしかしたら木曜日はお休み?!)

「天才陶工 仁阿弥道八」展

2015-02-09 | アート
六本木のサントリー美術館で開催中の「天才陶工 仁阿弥道八」展に行って来ました。

昨年、茶道文化検定の勉強をしてからますます焼き物に興味がわき、行かずにはいられませんでした。
仁阿弥道八(にんなみどうはち)は、江戸時代初期の野々村仁清の後に続く幕末の京焼の名工です。
高橋道八家の二代目にあたり、清水五条坂を拠点に活躍し、仁阿弥の茶道具はお茶席では現在も人気があります。
今回は、ボストン美術館所蔵「モース・コレクション日本陶磁」からも12件の仁阿弥道八作品が里帰り!

仁阿弥というと、私の中では彫塑的なユーモラスな作品の数々が思い浮かんでいたのですが、
今回の展覧会の184点の作品を見て、その鋭い観察力と卓越した技量に改めて驚かされました。
左下は重要美術品に指定されている「色絵桜楓文鉢」、桜と紅葉を半分ずつ描いた雲錦手の鉢、美しい!

 

右は「色絵狸炉蓋」、炉蓋とは茶室の炉を覆う蓋なのですが、座布団の上に和尚の袈裟を着たタヌキが鎮座!
「分福茶釜」でしょうか、茶室にこれがあったら笑えます。

それから目を引いたのが、仁阿弥道八作の急須がたくさん並んでいたのですが、
これらの急須、以前TVの骨董鑑定番組(大好きで毎週必ず見ます♪)で見た覚えがあります!
鑑定士の方が「江戸時代以来、あるあると言われても誰も見たことがなかった幻の9点セット!」と感嘆し、
なんとウン千万円の値がついたものではないでしょうか?!
所蔵は「入間市博物館」そちらに寄贈したのか?あるいは市が買い取ったのか?

どの作品も素晴らしかったのですが、私は彫塑的な香合やウサギ、小猿の作品に心を奪われました。
私の好きなTV番組「ぶらぶら美術館」で、今週取り上げられるので楽しみ♪

その後は、「ザ・ボディショップ リフレクソロジーサロン」へ。
お店は「英国式リフレクソロジー」で、足裏の「反射区」を指で刺激して血行を促進し、
身体に溜まった老廃物を排出したり悪いところを改善したりするトリートメントです。

 

施術に使ってくれるのは、ショップでも販売している自然の原料をベースにしたイギリス生まれの自然派化粧品・コスメです。
初めに足をお湯につけて温めてから、両足裏から膝までををマッサージ、その後、両手もやってもらいました。
薄暗く、ヒーリングミュージックがかかり、暖かく、リクライニングのソファが気持ちよく、適度の刺激、いい香りのオイル、
もう、寝るしかないでしょ!の気持ち良さでした。
終わってから「足裏反射から見たところ身体に特に悪いところはないようです。」と嬉しいお言葉でした。

美味しいものも♪
仙台「喜助」の「牛たん炭火焼定食」と、金沢「不室屋」の「豆乳おからの抹茶ケーキとあんみつ 加賀棒茶付」

 

映画 「マエストロ!」

2015-02-05 | 映画
楽しみにしていた映画「マエストロ!」、公開早々に見てきました。

クラシック音楽をモチーフにした映画なので、座席の位置が大事!と思い、
左右から聞こえてくる音が同じように聞こえるように、やや後ろの左右中央の席に。

ダメオーケストラが指揮者によって素晴らしいオケに生まれ変わる映画なんだろうな、
クラシック音楽を聞けるのも楽しみだし、ぐらいの軽い気持ちで観に行ったのですが、
想像していたよりもいい映画でした!

資金不足で解散せざるを得なかった名門オーケストラが再結成することになり、
集まってみたら練習場は廃工場、集まったメンバーは再就職先も決まらない「負け組」楽団員たち。
久しぶりに合わせた音はとてもプロとは言えないもので、そこに現れた謎の指揮者。
自分勝手な進め方に楽団員たちは猛反発するが、次第に天道が導く音の深さに皆、引き込まれていく。。。

ネタバレになるのでこれ以上は控えますが、
フルーティストが父を思いながらひとりでフルートを吹くシーンあたりから映画に惹きこまれました。
オケのメンバーにはプロの演奏家も含まれているそうですが、
俳優さんたちには楽器演奏の経験がある人が選ばれ、皆さん真面目に楽器練習に取り組んだらしいです。
主役の桃李くんは1年間バイオリンを特訓して、部分的には吹き替えなしなのだそうです!
撮影現場は、映画の撮影というより、演奏会の準備をする楽団員たちのようだったとか。
指揮者を演じる西田敏行さんは、日本を代表する指揮者、佐渡裕さんに指揮を習ったそうで、
ホールでの演奏会のシーンでは、映っていないところで一緒に指揮棒を振ってくれたそうです。

クラシック音楽の経験のある人は、きっと面白いはず。
それぞれの楽器の演奏家が見せる、楽器ネタ・音楽ネタにニヤリとしてしまいます。
そして、何といっても素晴らしかったのはコンサートシーンの「運命」と「未完成」の演奏。
これは、佐渡裕さんがベルリン・ドイツ交響楽団を指揮して録音を行ったものだそうだそうです。
「運命」の迫力、「未完成」の繊細な音、感動しました!!
さすがベルリンフィル!!
数年前に読売日本交響楽団の演奏会で、同じプログラムを聴いたことがあります。
そして、映画エンディング曲はピアニスト辻井伸行さんのオリジナル、これも美しい調べ。
原作はマンガだそうで、これも読んでみたくなりました。

久々にクラシック音楽の演奏会に行きたい!と強烈に思いました。
音楽って美しい、素晴らしい!

図書館便り 「LIBRARY NEWS 2月号」

2015-02-03 | 司書室より
図書館便り「LIBRARY NEWS 2月号」を発行しました。
Yahoo版 Google版にアップしてあります。
3年生が今日の卒業試験4日目を最後に、全コースで自宅研修に入りますので大急ぎ!!

今月号の特集は「第152回芥川賞・直木賞発表!!」として、
芥川賞の小野正嗣さん『九年前の祈り』(講談社)、
直木賞の西加奈子さん『サラバ!』(小学館)を紹介しました。
2冊とも週間ベストセラーベスト10にランクイン!
特に、『サラバ!』は2巻本であるにもかかわらずトップの売れ行きで品切れになっているようです。
私は上下巻とも読了しましたが、主人公の人生の崩壊と新たな歩み始めに心打たれました。
両作品とも、図書館に入れるため予約しています。

「今月の作家」コーナーでは、ジョン・ロナルド・ロウエル・トールキン氏(冒頭画像)を取り上げました。
J・R・R・トールキン氏は、英国の文献学者、作家、詩人で、
『ホビットの冒険』や『指輪物語』の著者として知られています。
世界中で大ヒットした映画「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズ三部作の原作が『指輪物語』、
私も夢中になってすべて映画館で観ました。
妖精や小人の活躍するこの作品を、60歳を過ぎて発表したそうです!
その前の話が映画「ホビット」シリーズ三部作なのですが、これらの映画は観ていません。

そのトールキンの伝記映画企画が、2本別々に進行中だそうです。
1本はアメリカで、もう1本はイギリスで。
それらの映画公開前には、映画「ホビット」も見ようかなぁ~。