一昨年、
昨年に引き続き、今年で3回目の絵本に関するセミナーに出席しました。
場所は有明の東京ビッグサイト(東京国際展示場)、イベントや会議等に参加する人が大勢向かいます。
福音館 こどものとも社主催で「21世紀の文化を創造する」というセミナーです。
ご一緒の皆さんはとても熱心で、今年は中央最前列に席を確保するという意気込みです!
セミナーの内容は
・記念講演 「嫌われる勇気~子どもたちの勇気を育む~」 岸見一郎 氏
・全体会➀ 「絵本を描く喜び、見る喜び」 MAYA MAXX(マヤマックス) 氏
・全体会➁ 「おばけかぞくとわたし」 西平あかね 氏
・全大会➂ 「新しい指針のもとでの保育のデザインを考える」 汐見稔幸 氏
今年も、講演のどれもが興味深く学ぶことの多いお話ばかりで、主催者の人選が素晴らしい!
岸見一郎さんといえば大ベストセラーとなった『
嫌われる勇気』『
幸せになる勇気』の著者、
ご本人にお会いし直接お話が伺えるなんて!と楽しみにしていました。
最近話題のアドラー心理学研究の第一人者です。
叱らずに子供を育てることで子どもに自己肯定感を獲得させ、
「仕事・学習に取り組む勇気」と「対人関係の中に入っていく勇気」を持たせよう、とのお話でした。
絵本作家のMAYA MAXX(マヤマックス)さんはパワフルで楽しく、笑いに満ちた講演でした。
自称傑作『さるがいっぴき』を説明しながら、最後には「愛がなくっちゃ!」と力説し、
子どもを育てる仕事をする私たちに「素晴らしい仕事だよ、ありがとう!」とエールを下さいました。
みんなの写真を撮り「インスタとFacebookにあげるよ!」「本を買ってね、サインするから。」と。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/f4/bc06d67252cb585493d556347601d163.jpg)
もうお一人の絵本作家西平あかねさんは、うって変わって物静かにお話を。
シリーズ「おばけかぞく」絵本がどのように出来上がったか、ご自分のご家族と絡めてお話されました。
絵本にお子さんへの愛情が溢れているのだと伝わってきました。
最後の講演は教育学・保育学・育児学の研究をされてきた汐見稔幸先生、
著書の『「天才」は学校では育たない』を6月に読んだばかりです。
2020年からスタートする新学習指導要領、これからの日本が目指している新しい教育のお話でした。
これからは「認知能力(知識)」と「非認知能力(自我・知恵・心)」をセットで育てよう、
そのために、赤ちゃんにはアタッチメント、子ども時代には子供に任せる教育を、とのことでした。
一日でこれだけ内容が濃く、各分野の第一人者の講演が聞けた、素晴らしい研修会でした。
MAYA MAXXさんがサラサラと描いた絵。お土産もたくさん買えました♪
友人と上野に移動し、美味しいものを食べながら、子どもや絵本についての話は尽きないのでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/85/3d0f441a8c5bc1cdfc2d64aa4ff1a897.jpg)
思い返してみたら、昨年も研修会の後ここで食事していました♪