今年は『源氏物語』が記録のうえで確認されるときから
ちょうど一千年を迎えます!
紫式部日記の寛弘5年(1008年)11月1日の条に、
「若紫」や「源氏」などの記述があり、
この時点で源氏物語が読まれていたことが確認できるからです。
この大きな節目となる今年を「源氏物語千年紀」として、
全国各地で様々なイベントが行われています。
「
源氏物語千年紀委員会」が設置されているほどです。
委員会の代表は、千玄室・秋山虔・梅原猛・瀬戸内寂聴・
ドナルド・キーン ・芳賀徹・村井康彦・冷泉貴実子の各氏、
そうそうたるメンバーです!
京都など関西ではほとんど毎日のように、
博物館・美術館・図書館・講演会・展示会・コンサートなど
各地でたくさんのイベントが催されています。
いいなぁ~どれもとっても楽しそう!
やっぱり地元ですものね。
関東では横浜美術館で
特別展『源氏物語の1000年 -あこがれの王朝ロマン-』
が開催されているので行って来ました♪
会場は女性でいっぱい!
書物としては国宝の「紫式部日記絵巻」、藤原道長書の「御堂関白記」
平安時代中期の能書家“三蹟”の一人・藤原行成の筆と伝わる「倭漢抄」
があり、よく1000年も前の書がきれいに残っていたものだとビックリ!
関白日記には「沐浴」「賜物」など道長の日常が書かれていて面白い♪
その他にも国宝、重要文化財、重要美術品が全国各地から集められ、
見ごたえがありました。
源氏物語絵巻も、絵巻物あり、屏風あり、色紙ありで
絢爛豪華な王朝絵巻が1000年もの間多くの画家によって
描かれていることを知りました。
印刷の技術がなかったため多くの写本が生まれ、
それによって解釈もいろいろだったりするのも面白いですよね。
日本だけでなく世界各地の言語に翻訳され、
世界中で出版されているようです。
源氏物語を漫画化した『あさきゆめみし』は、
近頃受験生必読書になっています。
あまりにも長いので、取りあえずストーリーだけでも頭に入れて。。。
これも来年1月にTVアニメ化されるようです。
「ハチクロ」「のだめ」「もやしもん」などをやった深夜の枠です。
もっと他にも近くでイベントがあれば見に行きたいです!!
『源氏物語』の人間模様、面白いですものね♪