今日も一期一会

「本が好き♪図書館ブログ」のタイトル変更
本好きholyの覚え書き的日常のあれこれ

「本が好き♪図書館ブログ」からタイトル変更

19年目のholyのブログをそのまま残します。 同じ時は二度とやって来ない。これからも毎日を「一期一会」の心で過ごします♪

『源氏物語』 千年紀

2008-09-29 | いろいろ
今年は『源氏物語』が記録のうえで確認されるときから
ちょうど一千年を迎えます!
紫式部日記の寛弘5年(1008年)11月1日の条に、
「若紫」や「源氏」などの記述があり、
この時点で源氏物語が読まれていたことが確認できるからです。

この大きな節目となる今年を「源氏物語千年紀」として、
全国各地で様々なイベントが行われています。
源氏物語千年紀委員会」が設置されているほどです。
委員会の代表は、千玄室・秋山虔・梅原猛・瀬戸内寂聴・
ドナルド・キーン ・芳賀徹・村井康彦・冷泉貴実子の各氏、
そうそうたるメンバーです!

京都など関西ではほとんど毎日のように、
博物館・美術館・図書館・講演会・展示会・コンサートなど
各地でたくさんのイベントが催されています。
いいなぁ~どれもとっても楽しそう!
やっぱり地元ですものね。

関東では横浜美術館で
特別展『源氏物語の1000年 -あこがれの王朝ロマン-』
が開催されているので行って来ました♪

会場は女性でいっぱい!
書物としては国宝の「紫式部日記絵巻」、藤原道長書の「御堂関白記」
平安時代中期の能書家“三蹟”の一人・藤原行成の筆と伝わる「倭漢抄」
があり、よく1000年も前の書がきれいに残っていたものだとビックリ!
関白日記には「沐浴」「賜物」など道長の日常が書かれていて面白い♪

その他にも国宝、重要文化財、重要美術品が全国各地から集められ、
見ごたえがありました。
源氏物語絵巻も、絵巻物あり、屏風あり、色紙ありで
絢爛豪華な王朝絵巻が1000年もの間多くの画家によって
描かれていることを知りました。

印刷の技術がなかったため多くの写本が生まれ、
それによって解釈もいろいろだったりするのも面白いですよね。
日本だけでなく世界各地の言語に翻訳され、
世界中で出版されているようです。

源氏物語を漫画化した『あさきゆめみし』は、
近頃受験生必読書になっています。
あまりにも長いので、取りあえずストーリーだけでも頭に入れて。。。
これも来年1月にTVアニメ化されるようです。
「ハチクロ」「のだめ」「もやしもん」などをやった深夜の枠です。

もっと他にも近くでイベントがあれば見に行きたいです!!
『源氏物語』の人間模様、面白いですものね♪


『それでも人生にイエスと言う』 V.E..フランクル

2008-09-27 | 本の紹介
先日、日野原重明氏著の『いま伝えたい 大切なこと -いのち・時・平和ー』
を記事にしましたら、
お知り合いの方がこの本を貸してくださいました。

著者は実存分析(ロゴセラピー)を創始した
精神医学者として知られるV.E.フランクル。
第二次大戦中、ナチス強制収容所で地獄に等しい体験をした彼は、
開放された翌年、ウィーンの市民大学で、
その体験と思索を語った講演をしました。

「私の人生は生きる意味があるのか。」
と問うことは間違っているのだそうです。
私たちは人生から「あなたは人生で何をなすか?」
を問われているのだと言います。
そしてそれに答えていくこと、自分自身の人生に責任を持つことが
「生きること」なのだそうです。

生きることを課せられている私たち。
だから生きることが困難になればなるほど、
その人生は意味があるものになる可能性があるのです。
登山家がより高い山に登ったりスポーツ選手が記録への挑戦を続けて
困難を乗り越えるたびに、自分の中に大きな満足が生まれるように。
そしてその姿は周りの人を感動させる力を持っています。

困難な状況の中で生きている人にとって
この言葉は自分を救ってくれるものでしょう。

悲しくて苦しくて辛くて涙を流している時こそ、
その人の人生は大きく成長しているのです。
辛さを経験している人のほうが優しくて心が広く、
人間として器が大きいような気がします。

この本を読んでいる時、TVで
「涙がとまらない 感動の実話本BEST3」というのをやっていました。
選定は、本の雑誌「ダ・ヴィンチ」編集長の横里隆氏。

第1位 『1リットルの涙』 木藤亜也
第2位 『がんばれば幸せになれるよ』 山崎敏子
第3位 『ゆりちかへ』 テレニン晃子

3冊とも、主人公は病気でこの世を去ってしまっています。
その本の中で、主人公がまさしく
「私は何のために生きているの?!」と問う場面があったのです。
この3冊のうち、1冊は読んだことがあります。
家族によって出版されているのですが、実に心を打つ言葉の数々。。。
早くにこの世を去ってしまっても、
困難に立ち向かって必死で生き抜いた姿は、
ずっとこの先までも私たちを感動させるものになっているのですね。


響生クイズ選手権2008

2008-09-25 | 学校のこと
今日の響生の時間は全校クイズ大会でした!

本校には1週間に1~2時間の全校ホームルームともいえる
「響生の時間」があります。
木曜日の午前中がその時間ですが、
全校あげてのスポーツ大会や、講演会、観劇会など
いろいろな催し物が毎週用意されています。
秋はイベントが目白押し!
今週はクイズ大会、来週は文化会館で狂言鑑賞会、
再来週はPTA学校見学会と「地球のステージ」公演。

クイズ大会は去年から始まり、今年で第2回。
そもそもTVの「高校生クイズ選手権」に出たい!と
2年前に1年生が懸命に呼びかけて
埼玉予選大会に初出場を果たしたところから始まります。

それがきっかけでクイズ研究会が発足し、
このクイズ選手権が始まりました。
生徒の力で学校って変わるものなんです!

私は午後から出勤なので今日の大会は見ていませんが、
学校のHPを見たら、楽しそうではありませんか~
行けばよかったな。。。
図書委員の生徒も写っていますね♪
楽しかったですか?
いい成績を上げたグループ、いますか~?
賞品の「食堂利用券」なんて人気あったのではないでしょうか♪

学校のHP着々とリニューアルしています。
私の発行している「LIBRARY NEWS」は「広報誌」のページに入っています。
こちら
最新号の9月号もアップされています。
ご覧ください。

めだか

2008-09-23 | いろいろ
今日はお彼岸の中日です。
子どもの頃、お彼岸に殺生をしてはいけないと言われました。
もっとも彼岸でなくてもいけないことですが。。。

なので生き物の話題を。
この夏から、めだかを飼い始めました。
以前は川に行けばいくらでもめだかがいたものですが、
今は買うものになってしまいました。
絶滅危惧種に指定されているほどです。

夏になると庭においてあるつくばいから蚊が発生するので、
ボウフラを食べてもらおうと思ったのです。
いつも通る道に「めだか」ののぼりが出ていたので、
軽い気持ちで個人販売店に入ったらビックリ。
一番安いめだかが1匹200円~!!
そ、そんなつもりでは・・・
お店の人が次から次へと1匹2000円以上の
名のあるめだかを出して来るので、
しどろもどろになりながら思わず言っていました。
「200円のを下さい・・・」

餌を買いにホームセンターへ行ったら、
1匹20円でうじゃうじゃ売っていた。。。
初めからここへ来ればよかった~

もったいなくて外へなんか出せずに金魚鉢で大切に飼っていました。
つくばいには入れることが出来ずに。
でも、その名のあるめだかは10日で死んでしまいました。

その話を聞いた知人がなんと100匹程くださったのです♪
家でたくさん育てていて、卵からも繁殖させているのだそうです。
今は金魚鉢とつくばいに大量のめだかが泳いでいます。
1ヶ月以上たった今、元気に大きく成長しました。
めだかも、餌をやる時にはちゃんとみ~んな集まってくるようになって
かわいいものです♪

煩悩や迷いに満ちたこの世「此岸」(しがん)をめだかに癒されながら、
煩悩を脱した悟りの境地の向う側の岸「彼岸」へ思いをはせました。
ブログペットも貼り付けてみました。




文化祭 ~桐華祭~

2008-09-20 | 学校のこと
今日、明日は本校の文化祭「桐華祭(とうかさい)」です。

今日20日(土)は校内祭で一般には公開されません。
ステージでのチアリーディング部・ダンス部・書道部・吹奏楽部発表を見た後、
校内自由見学です。
昨日1日だけが準備に当てられたので、
まだ準備が終わっていないクラスは今日の午後も大忙し!

明日21日(日)は一般公開されます。
公開時間は10:00~14:30。
全クラス参加ですが、食べ物等の模擬店がほとんどです。
その他、フリーマーケット・お化け屋敷・映画鑑賞・文化部の展示発表。
変わったところでは、中庭で体育クラスがもちつきをします!
ステージでも今日と同じ発表の他、自主バンドや簡易演奏(?)。

ちなみに図書館は2日間とも閉館しています。

本庄駅から来校者用のスクールバスが出ます。
無料で乗れますので是非いらしてください。
詳しくは学校のHPを。。。こちら
台風も去って天気もいいことですしね♪


書店の閉店

2008-09-18 | いろいろ
私がよく行っていた書店が閉店してしまいました。

結婚してこの地に移り住んで一番ショックだったのは、
この町に書店が1店もなかったことでした。
しかも、町に図書館はなく公民館の一室が狭い「図書室」でした。
本好きの私には信じられない環境。。。
大人は車で買い物に行く時に本屋へも行けるけど、
子どもたちはどうやって自分の読みたい本を手に入れてるの??

そしてうちから一番近い(7km)この書店が我が家の本屋さんになったのです。
店内には静かにバロック音楽が流れ、ゆっくりできる雰囲気が好きでした。
子どもたちが小さい頃、本当によくここで本を買いました。
絵本や児童書やコミックや学習雑誌。
隣にラーメン屋さんがあり、〈ラーメン→本〉はいつもひとつながりでした。
私が学校へ通勤する途中にあり、時間に余裕があるときはいつも寄って、
本についての情報を仕入れるところでもありました

その書店が閉店してしまうことを知ったのは8月。
ショックでした。
いつもお客さんがいてここは大丈夫と思っていたのに。。。
中に書店も入っている大きなショッピングセンターが
近くにできたからでしょうか?
ネットで本が買えるようになったからでしょうか?
本の万引きがどこの店でも増えているとも聞きました。
何より、本を読む人が少なくなったのか。。。

自分のことを考えても、この書店で本を買うことが減っていました。
何よりネットで注文して宅配してもらうことが増えたのです。
欲しい本はほとんどあるし、注文した翌日に配達してくれるし、
とにかく便利。

いわゆる「本屋さん」がどんどん姿を消しています。
本を売っているけどCDやDVDやアクセサリーも売っている店。
雑誌とコミックとベストセラーがメインの店。
スーパーマーケットへの買い物のついでに寄れる店。
時代の流れで仕方ないのかもしれませんね。

久しく神田神保町へ行っていないので、今度行ってみたいと思います。
やはり変わってしまったのでしょうか?

表紙のモデル

2008-09-16 | 学校のこと
本校の生徒が本の表紙になりました!

『小中学・高校留学事典 2009』 アルク出版

小中高生の留学を成功させるために役立つ情報・ノウハウを掲載した、
留学準備ガイドブックです。
この中に

【特別座談会】
留学した子の親に聞く「留学できる子」の育て方
子の留学、親の支援
留学させてよかったこと/家庭環境づくり/アドバイス
【交換留学生受入学校リポート】
オーストラリアから留学生を迎えて
本庄第一高等学校  

というページがあり、編集記者が本校に取材にいらっしゃいました。
その時取材を受けた留学コースの生徒の写真が採用されたようです。
本校の制服を着てとてもよく撮れていますよね♪
記事の中に、校長先生と英語科主任の先生も載っています。
今までの取り組みが評価されました。

9月5日に全国的に発売された本なので、
どこの書店にも彼女の笑顔があるかと思うと楽しいですね。


小椋桂 ~歌談の会~

2008-09-13 | いろいろ
地元で行われたコンサートへ行ってきました。

小椋桂 ~歌談の会~

私は小椋桂を知っている世代です。
布施明が歌った「シクラメンのかほり」がレコード大賞を受賞したのを
(子ども心に)覚えています。
東京大学を卒業して銀行に勤めながら歌を作っている
異色のミュージシャンとして話題になりました。
50歳で銀行を辞め、東京大学文学部に学士入学したこともなんかスゴイ。。。

久しぶりに彼の歌声が聞けると楽しみにしていました。

会場は40歳代以上の方々でいっぱい!
小椋桂さんはもう60歳を超えています。
でも、あの柔らかな歌声はそのままでした♪

「歌談の会」というだけあって、コンサートでもなく、講演会でもない、
小椋佳が心に浮かぶ話を普段着の姿勢でゆったりと語り、
気の向いた曲を歌いつづるソング(歌)&トーク(談)ショーなのです。
こういうスタイルをもう10年以上続けているみたいです。
1年間に全国100ヶ所以上まわっているのでこの町にも来てくれました。

著作権のある自作の歌は2000曲以上あるのだそうです!!
自分でもよく覚えていないと笑っていました。
曲も詩も自作で自分で歌った曲や、他の歌手に渡した曲、
曲だけあるいは詩だけ作った曲、
CMソングや各地の校歌もたくさんあるらしいです。

今日は、他の方の詩や曲に自分のものをあわせた曲を歌ってくれました。
その詩人たるや・・・
佐藤春夫、谷崎潤一郎、サトウハチロー、竹久夢二、
とかなり文芸路線で私は嬉しかったです!

ゲストとしてえり(伊東恵里)さんが小椋さんの歌を歌いましたが、
すばらしい歌声にビックリ!!
さすが劇団四季や「ミス・サイゴン」など数々のミュージカルで歌った方です。
小椋さんも「こういう人に歌って欲しい。」とべた褒めでした。

アンコールはしないのだと笑いながら出てきてくれて、
最後に「人生の宝は何ですか?」と話し始めました。
「人によっていろいろだと思いますが、私にとっての宝は友達です。」
これを聞いたとき、「うん!私も同じ!!」と嬉しくなってしまいました。
そして最後に歌った曲は「と・も・た・ち」
この曲を聞きながら、一緒に行った隣に座る友達と夫に
私も心の中で「ありがとう」と言っていました。

“和み、励み、挑みが心に広がる歌と語らい。”の2時間でした。

本庄第一フェスタ

2008-09-12 | 学校のこと
明日、13日(土)本校初めての校外文化祭を行います。

場所は熊谷市立文化センター文化会館です。
熊谷市立図書館と市民体育館のある荒川沿いの建物です。
部活動の発表・展示、留学した生徒のスピーチ、etc・・・
盛りだくさん!

予約なしで会場へ行って大丈夫です。
教職員も行っていますので、学校の様子を聞くこともできます。
中学生の受験個別相談も受け付けます。
熊谷駅から徒歩5分程度ですので、皆さん、是非いらしてくださいね♪

【 展示発表 】12:00~16:00
 発表 美術・書道部
     埼玉県展に入選した作品18点を展示します。
 茶道部によるお茶会

【 舞台発表 】14:00~16:00
 出演 チアリーディング・ダンス・吹奏楽部

【 学園案内・留学体験発表 】
 本庄第一には留学制度があります。
 在籍している生徒が英語で留学体験をお話します。
 また、オーストラリアからの留学生キャシーさんもスピーチします。
 
 

『いま伝えたい 大切なこと -いのち・時・平和ー』 日野原重明 

2008-09-09 | 図書館
著者は「97歳現役医師!」として有名な日野原重明氏です。
97歳でお元気であることだけでもすごいと思いますが、
まだ現役の医師として働いていらっしゃることにもう脱帽!

しかも、この本を読んだら考え方も生き方も若々しく、
「見習いたい!」と思いました。
1911年(!)に山口県に生まれ、京都大学医学部卒業、同大学院修了。
30歳で聖路加国際病院に内科医として赴任。
40歳で米国エモリー大学に留学。
62歳で(財)ライフ・プランニング・センター創設。
79歳で「75歳以上」の新しい生き方を提唱して「新老人の会」を立ち上げます。
94歳で文化勲章受章。。。
何とお元気でアクティブなのでしょう!!

「この本の執筆は、私が今日までしてきた仕事の中で、
最後の仕事、神様から与えられたミッションだと信じて、
毎日毎日を充実した思いで書き続けました。」 と語っています。

私がこの本の中で一番心に残ったのは、「いのちとは何か?」ということでした。
「いのち」とは何でしょう?
日野原氏は
「「いのち」とは自分が自分の意志で活用できる「時間」である。」
と言います。
なるほど!「いのち=持っている時間」
命がなくなるとは、自分の持っている時間がなくなってしまうこと。
そしてそのいのちに自分らしさを吹き込めば、
より充実した中味の濃いもの(時間)にすることが出来るのです。

だから人の命を奪うことはその人の時間を止めてしまうものだし、
多くの人の命をいっぺんに奪う戦争を決して起こしてはいけないと訴えます。
次代を担う子供たちにいのちの大切さを伝えるために
76歳からもう20年以上、全国各地の小学校を訪問して
「いのちの授業」をしているのです。
素晴らしいとしかいいようがありません。。。

私も自分の「時間」をもっと持てるように「いのち」の検査をしてきました。
異常なしでした!よかった~♪