今日も一期一会

「本が好き♪図書館ブログ」のタイトル変更
本好きholyの覚え書き的日常のあれこれ

「本が好き♪図書館ブログ」からタイトル変更

19年目のholyのブログをそのまま残します。 同じ時は二度とやって来ない。これからも毎日を「一期一会」の心で過ごします♪

佐藤美由紀 著 『世界でもっとも貧しい大統領 ホセ・ムヒカの言葉 』

2016-03-31 | 本の紹介
今日は3月31日、日に日に春めいてきています。
今月の読書は以下の8冊でした。

holyの本棚 - 2016年03月 (8作品)
死んでいない者
滝口悠生
読了日:03月06日

坂の途中の家
角田光代
読了日:03月10日

つまをめとらば
青山文平
読了日:03月17日

たんぽぽ団地
重松清
読了日:03月21日

花と木のうた
吉野弘
読了日:03月31日

powered by booklog

読書記録を付けるために利用しているブクログに、
ブログに紹介するためのこんな便利な機能があったのを初めて知り、使ってみました。
この中で今日紹介したいのは、『世界でもっとも貧しい大統領 ホセ・ムヒカの言葉 』
世界中ですで に話題になっている、ホセ・ムヒカ前ウルグアイ大統領の言葉の数々。
2012年リオ会議の「もっとも衝撃的なスピーチ」で一躍有名になり、「世界一貧しい大統領」と呼ばれています。

その中の、心に残った言葉。
「私は貧乏ではない。質素なだけです」
「貧乏とは、欲が強すぎて満足できない人のことです」
「少ししか物を持っていなければ、その物を守るための時間も少しで済みます」
「物で溢れることが自由なのではなく、時間で溢れることこそ、自由なのです」
「政治とは全ての人の幸福を求める闘い。指導者の仕事は、多数派の貧しい人々の利益を代表すること」

私財の多くを国民のために使い、大統領なのに農村の小さな村の自分の家で家畜と質素に暮らす。
でも、心はとても豊かなのです。
物欲をなくす点では、最近話題になっている「ミニマリスト」にも通じるものがあるでしょうか。
若い世代を中心に、身の回りのモノを限りなく減らし最小限のモノだけで暮らす人々で、
昨年の流行語大賞にもノミネートされ、そのライフスタイルが共感を呼んでいます。
私も少しずつ物を減らさなくちゃ、とは思っているのですが・・・。

桜も咲き始めましたが、4月早々の法事を前にその準備で慌ただしく過ごしています。
春休みは時間があるかと思いきや、今週初め突然の身内のバタバタが重なり、桜を見上げるゆとりもない感じです。
人生こういう時もあるよね…と思うようにして、いろいろ考えないようにし、するべきことを淡々とこなしています。
新学期と同時に、早くせめて日常に戻りたいです。

ガラコンサート

2016-03-27 | 音楽
ガラコンサートへのお誘いがあり、行ってきました。

主催は「つぼみの会
母校のそして、多くが私の所属していた音楽部の卒業生から構成されています。
演奏・研究・指導を通じて音楽活動を行っている埼玉県立熊谷女子高等学校卒業生のグループで、
高校卒業したばかりの会員から広く活躍中の演奏家まで、共に同じステージで発表しあっています。
お声をかけてくれたのは、一つ下の後輩、ここの会員です。(私は入っていません。)
創立30周年のガラコンサートだというのでちょっと気張って行きましたが、
会場が熊谷市、お客さんも多くが出演者の関係者であろうと思われる、気の置けない演奏会でした。
(観客のマナーがイマイチで、ちょっと。。。ま、仕方ないのかな)

≪プログラム≫

【声楽】
・オペラ「コシ・ファン・トウッテ」より 岩のように動かずに (モーツァルト)
・オペラ「聖教徒」より あなたの優しい声が (ベッリーニ)
・オペラ「リゴレット」より 慕わしい人の名は (ヴェルディ)
・百姓唄・旅役者・垣の壊れ (橋本國彦)
・おんがく(木下牧子)    ほか

【ピアノソロ】
・「版画」より (ドビュッシー)
・「ベルガマスク組曲」より 月の光 (ドビュッシー)

【2台ピアノ】
・「白鳥の湖」より ワルツ (チャイコフスキー)
・「組曲 第2番」より 第4曲タランテラ (ラフマニノフ)

【2台ピアノと合唱による】
・「唱歌の四季」より 朧月夜・夕焼小焼 (三善晃)
・「第九」より 第4楽章 (ベートーヴェン)
 賛助出演 テノール:藤牧正充 バリトン:古澤利人 指揮:山田啓明
 合唱:つぼみの会合唱団・熊谷高校音楽部・熊谷女子高校音楽部

賛助出演の男声お二方以外は、すべて後輩たちなのだと思うと、ちょっぴり誇らしい。
こんなにたくさん音楽家が生まれているとは♪
その中でも小川明子さんは、プロのアルトソリストとして活動しています。
私は小川さんの出身中学校に勤務していたことがあり、入部していた音楽部の副顧問でもありました。
当時、小川さんはもう卒業してしまっていましたが、その中学校音楽部はコンクールで全国レベルでした。

コンサートの最後は、現役高校生も交えて100人以上の合唱団と2台のピアノ伴奏による、
ベートーヴェンの「第九 第4楽章 歓喜に寄す」 迫力の演奏に感動のうちに演奏会は終わりました。

演奏会が終わってから、ホワイエで同級生の友人や熊高音楽部の後輩と合流し、
みんなでお茶しながらおしゃべりに興じました♪
昨年夏の演奏会&祝賀会の続きのよう。
この後輩たちの同級生に、高校教師から劇団四季に入団し活躍中の田島亨祐さんがいます。
私たちの同級生には、宝塚音楽学校に入学して宝塚歌劇団で活躍し現在はバレエスタジオ経営の方もいます。
なんだか楽しくて、妙にテンションが高くなってしまった自分、後から思うと恥ずかしいです。

学生の頃の友人っていいなぁ~と、改めてしみじみ思いました。
何者でもないただの自分に戻れ、自分を取り戻せる気がします。


原田直次郎展と自然派食堂カフェ

2016-03-26 | アート
春休みになったので久し振りのお出掛け、友人と誘い合ってさいたま市へ。
大学生のころ利用していた北浦和駅に30年ぶりに降り立ちました!
埼玉県きっての最強の文教地区だからなのか、西口はあまり変わっていない…
一つ目のお目当ては、埼玉県立近代美術館で開催中の「原田直次郎展~西洋画は益々奨励すべし」

原田直次郎という画家についてはほとんど知らなかったのですが、その絵も経歴も素晴らしかったです!

生まれは幕末の江戸時代。
岡山の鴨方藩士であった父は渡欧歴がある開明的な人物で、兄はドイツに留学、
原田も幼い頃から(江戸時代に!)フランス語を学び、やがて西洋画の道へ。
西洋画家の高橋由一に師事した後、
19歳でドイツのミュンヘンに留学、画家のガブリエル・フォン・マックスにも学びました。
滞在中に描いた重要文化財「靴屋の親父」(冒頭画像のポスター)は人間性を感じる素晴らしい絵でした。
ドイツで出会った森鴎外と友情を結び、森鴎外の小説『うたかたの記』のモデルにもなっているそうです!

でも、帰国した日本では伝統的な美術を保護し、西洋絵画を排斥する動きが高まっていて、
原田は「西洋画は益々奨励すべし」と奮闘したのですが、残念ながら36歳の若さで夭折してしまいます。
展覧会では作品や資料とともに、師弟関係や親交のあった画家の作品も展示されておりました。
原田直次郎の回顧展は、森鴎外が1909(明治42)年に開催した遺作展以来、およそ100年ぶりなのだそうです。

たっぷり絵を堪能した後、もう一つのお目当ての美味しいものへ♪
与野本町にある「自然派食堂カフェ たねの木

 

夏にお世話になり、ご挨拶がてらどうしても行きたいと思っていながら今頃になってしまいました。
「自然派」なのはお食事だけではなく、壁は珪藻土、机やイスには自然ワックスを使っているそうです。
無農薬栽培の農家から直接仕入れる野菜、果物、お米、を使って、すべて丁寧に手作りされています。
オレンジジュース、港からのカジキ、香りが素晴らしいゴボウ、無農薬レモンを使ったロールケーキ、
どれも本当に美味しくて、しかも安全なので安心していっぱい食べられる!?

 

今回は「たねの木おすすめプレート」をいただきましたが、次回は「薬膳カレー」を是非食べたいです♪
お土産に「豆乳スコーン 粒あん」モチモチしていて美味しかった!

 

許可を得て、一部画像はお店HPよりお借りしています。

ベルギー ブリュッセルが!!

2016-03-22 | いろいろ
今日夕方、信じられないそして信じたくないニュースが飛び込んできました。

「ベルギー ブリュッセルで連続テロ爆発」

20年ほど前、ベルギーのブリュッセルに4年間住んでいた我が家にとっては、
ベルギーは大好きな国、そしてブリュッセルを第二の故郷と思っているほど思い入れがあります。
我が子たちは幼少期をベルギー人と過ごし、私はこの国でフランス語を覚え、
この国を拠点に我が家はヨーロッパの国々を自家用車で旅行しました。
パリほど大きくはなく、暮らすにはちょうど良い大きさと気取らない国民性で、
ヨーロッパの中心に位置することからも「ヨーロッパの首都」とも呼ばれています。

確かにあの頃もいわゆる「危ない地区」というのはあり、
決して一人では、あるいは夜には行ってはいけない場所がありました。
でも、それ以外の場所は、ヨーロッパの歴史と美味しいものがいっぱいの素敵な地です。
冒頭画像は旧市街の「グランプラス」、季節ごとに美しくいつでも人がいっぱいでした。

昨年のパリ連続テロ事件の際に、
実行犯がブリュッセルに潜在し、ブリュッセルがテロの温床の地と呼ばれていることに驚きました。
そんなところではないのに…

今回の事件で繰り返しTVニュースで映される地図には、我が家の住んでいた地も映っています。
我が家があったのは都心から5km以内、空港から10kmほどの地です。
空港には日本からのお客さんを迎えに行ったり送って行ったり、日本へ帰国する友人を見送ったり、
遠くの地への旅行はこの空港から出発したり、もう、何度も何度も行っていました。
ニュースで映る街並みが見覚えのある場所だったりもします。
なんという、悲しいこと。。。

年度の変わり目のこの時期には、日本へ帰国したり日本から来たりの日本人もきっと多いはず。
そして、心配しているのは観光の仕事をしていたベルギー人の友人が空港にいなかったか?!
被害者のお名前、どこかに出ていないかと探しています。

月9ドラマ 『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』

2016-03-21 | いろいろ
手嶌葵 - 明日への手紙(月9ドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』主題歌


月9ドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』最終回でした。
初回から、現代の若者たちの切ない思いがいっぱいで、見ているのが辛くなるようなドラマでした。
手嶌葵さんの歌う主題歌もドラマにぴったり♪
前回の終わり方から「もしかして最悪の終わり方・・・?」と心配しましたが、
最後はハッピーエンドで終わり、ちょっとホッとしています。

地方から出てきた若者たちを等身大で描いたドラマだと思え、
また、坂元裕二さんの脚本なのでそのセリフの言葉づかいに感じ入ったりしていましたが、
あまり視聴率は良くなかったようです。
現代を生きる若者にしてはあまりに不器用だったり、東京の暗い部分ばかりが目立ったり、
その真摯さが「昭和」の古さを感じてしまったり…そういうこともあるのかもしれません。
でも、私は毎回楽しみに見ていました。

今季の冬ドラマは総じて暗い内容が多く、視聴率が良くなかったようですが、
私は『わたしを話さないで』『ナオミとカナコ』は原作も読んでいるので見ていました。
『ナオミとカナコ』は終わってもどちらの結末だったのかわからない!
TV放送という条件では、犯罪者が逃げおおせてしまうのはまずいのでしょうか?

毎日の楽しみである朝ドラ『あさが来た』が終わってしまうのが嫌です。。。

気が付いたら、我が家の庭の木々は花盛り(向こうには杉の花も…)!
 
家族で美味しいものも♪



終業式・離任式

2016-03-20 | 学校のこと
昨日は本校の終業式、その後、離任式でした。
教員にとっては、1年間が終わったと強く実感する日です。
今年も昨年同様多くの先生方、職員の方が退職され、淋しい限りです。
本校のために今まで多大なご尽力をいただき、本当にありがとうございました。
新しい場でもどうぞご活躍ください!

そして、4月から赴任される先生方、よろしくお願いいたします。

卒業生の大学合格もほぼ出揃いました。
みんな、良く頑張ったね!
最難関大学にも過年度生が見事合格!みな立派な成績です。
卒業式翌日から、例年通り図書館では2年生や1年生が毎日遅くまで勉強しています。
「次は自分たち!!」という意気込みをひしひしと感じ、心強いです!

来週1週間は春期講習があります。
年度末そして年度当初は、長期休業期間とはいえ慌ただしく忙しい時期です。
明日は新入生の入学説明会。
新入生、待っています!!

中学校 図書館

2016-03-17 | 学校のこと
秋から、お願いされて立ち上げのお手伝いをしてきた中学校の図書館、
4月開校に向け、最後の追い込みです!
図書館は、正面玄関階段を上がった2階の一番奥にあります。

 

図書館内家具、備品、の選定、何よりも大変だった選書ーーー選書ーーー!!!!
そして先週から、図書館システムの設定に取り組んでいます。
高校と同じ図書館システムを使うことになったので、業者さんを頼まずに私がやってみました。
ソフトのインストール、環境設定、初期設定、図書データの取り込み、
ちゃんと完了するかやや不安でしたが、終了し動作確認OKでした!
ホッとしました。

昨日は、4月から新しく赴任される中学校図書館の司書の先生ともお会いし、
これで仕事を引き継げます。
今年度の大きな仕事、一つ終わりました。

今日も生徒は自宅研修ですが、年度末業務のため私は司書室PCで今年度データ集計に取り組みました。
1年間、人知れず挑戦していた大学通信教育の最終試験結果が、来月初めにやっと出ます。
ハラハラ、ドキドキ…
これに合格し司書資格取得となれば「サクラサク!」、晴れ晴れと新年度を迎えられそうです。

群青

2016-03-15 | 音楽
群青


地元公立中学校の卒業式に、役員のお仕事で出席してきました。
町に一つの中学校ですが、卒業生3クラス94名、
一人ひとりの顔が見える、厳粛な中にも温かさの感じられる式でした。

卒業生の歌として歌われたのが、冒頭の「群青」。
福島県南相馬市立小高中学校平成24年度卒業生が、震災後、離ればなれになってしまった仲間を思って、
つぶやいたり、書き留めた言葉の数々を同校の小田美樹教諭が綴って曲をつけた作品です。

小高中学校1年生は106名の生徒のうち2名が震災時の津波の犠牲となり、
97名がその後の原発事故による避難のため、北は北海道、南は長崎まで散り散りとなりました。
4月22日にやっと市内の中学校を間借りして学校を再開したときには学年の生徒はたったの7名。
ちょうど、この町の中学校と同じくらいの規模だったのに、卒業式はわずか7名…。
復興支援コンサートや24時間テレビでも歌われたので、ご存知の方も多いと思います。

「相馬」といえば、私たち家族にとっても思い出の地
そのことも思い出し、卒業生たちの美しい歌声を聴きながら胸がいっぱいになりました。

「・・・今 旅立つ日 見える景色は違っても
遠い場所で 君も同じ空 きっと見上げてるはず・・・」

どうか、自分の可能性を信じて大きく羽ばたいて!!

今日は、高崎線籠原駅で未明に火災事故が起こり、始発から運休しており、
復旧のめどが立たず、生徒たちが登校できないため、本校は休校に。
さらに、夜になっても復旧せず、明日も運行できないようなので明日も休校!
生徒たちは試験も終わり、今週末の終業式を待つだけなのでお休みですが、
教職員は年度末の業務が立て込んでいるし、自動車通勤なので通常勤務です。。。

県立高校は、今日卒業式のところが多かったらしく、
TVニュースで「3時間遅れで実施した。」と言っていました。
高校生は通学範囲が広いし、交通手段が電車だけなので大変です!

初春の一日

2016-03-13 | いろいろ
昨日出掛けたところには、たくさんの種類の梅が植えられています。
3月中旬でもまだ梅が咲いているとは、
暖冬と思われた今年の冬ですが、2月からずっと寒さが続いているということなのですね。

 

たくさんの種類の梅が植えられていて、花が終わってしまったものもありましたが、
まだまだ満開の木もいっぱいです。

 

たくさんの梅の木の中でも、右画像の大きな梅の木の枝ぶりは特に見事で、しばし見とれました。
上品でほのかな梅の香りと堂々とした木の佇まい、
梅の木は何と雅なのだろうと、あらためて知った気がしました。

ソメイヨシノはまだ固い蕾でしたが、種類によっては咲き始めている桜も。

 

左が八重寒緋桜、右が明正寺桜、という種類の桜だそうです。

我が家で咲いているクリスマスローズ、
そして家族の記念日だったので華やかな花の鉢も買い求めました。

 

冷たい空気の中、花に癒された一日でした。


いもとようこ 著 『かぜのでんわ』

2016-03-11 | 本の紹介
東日本大震災から今日で5年、あの日も今日のように寒い日でした。
津波が街を襲った映像が、恐怖とともに思い起こされます。

まだまだ十分ではありませんが、この5年で街は整備され、海岸には防潮堤が築かれ、復興は進みつつあります。
でも、どんなにお金と時間をかけても直せないものは、人の「心」でしょう。
直接的な被害はなかった私たちでさえあのショックを忘れられないのに、
被災者となったり大切な人を失ったりした方々の気持ちを思うと、やりきれません。

誰にも話せない気持ちを語れる線の繋がっていない電話「風の電話」の存在を、
ご存知の方もいらっしゃるでしょう。
岩手県大槌町の海を望む丘に個人で作られた「風の電話」は、白い木枠ボックスにダイヤル式の黒電話。
「亡くなった家族や友人と、もう一度話をしたい。誰にも言えない思いを語りたい。」
そんな思いを抱える人たちが、これまでにのべ1万人以上訪れています。
電話の横に、こんな言葉が記されているそうです。

<風の電話は心で話します 静かに目を閉じ 耳を澄ましてください
風の音が又は浪の音が或いは小鳥のさえずりが 聞こえたなら あなたの想いを伝えて下さい>

この電話をモデルに作られたのが、絵本作家いもとようこさんの絵本『かぜのでんわ』です。
森の生き物たちが「線のつながっていない電話」を手に、亡き家族に話しかけます。
たぬきのぼうや、うさぎのお母さん、きつねのだんなさん、
神さまに電話し「いきること しぬこと」の意味を問う動物もいます。
そしてある寒さ厳しい夜、鳴らないはずの電話がリーン、リーンと鳴り始めます。

震災を忘れないために、そして大切な人を失ったらこういう気持ちになるんだと知るためにも、
子どもだけではなく大人も読みたい絵本です。