今日も一期一会

「本が好き♪図書館ブログ」のタイトル変更
本好きholyの覚え書き的日常のあれこれ

「本が好き♪図書館ブログ」からタイトル変更

19年目のholyのブログをそのまま残します。 同じ時は二度とやって来ない。これからも毎日を「一期一会」の心で過ごします♪

凪良ゆう 著 『星を編む』 

2024-01-31 | 本の紹介
今日で1月も終わり。
コロナ禍も明け、観光業から経済も回復し始め、上り龍の辰年の始まりとあちこちで耳にしましたが、
元旦に発生した能登半島地震や政治家の問題など、社会的にいろいろあった1か月でした。
個人的には、私はとても元気に楽しく充実して過ごせた1か月でした♪

私の今月の読書は以下の6冊。
毎年の目標「年間100冊読了」には不安の残るスタートとなってしまいました…
『スピノザの診察室』 夏川草介 水鈴社
『ともぐい』 河崎秋子 新潮社
『星を編む』 凪良ゆう 講談社
『あえてよかった』 村上しいこ 小学館
『ほんとうの定年後 「小さな仕事」が日本社会を救う』坂本貴志 講談社現代新書
『わたしに会いたい』 西加奈子 集英社

今日紹介するのは、凪良ゆう 著 『星を編む』 講談社
2年前に出版された『汝、星のごとく』の続編となる作品です。
『汝、星のごとく』は2022年直木賞ノミネート、2023年本屋大賞、と話題になりベストセラーとなりました。
その続編となる今作について、偶然見たTV番組『あの本、読みました?』で取り上げていて、
作者の凪良ゆうさんが登場され
「続編の構想はずっと前からありましたが、本として出版するのが怖かった。」
とおっしゃっていました。
「多くの読者から熱い支持を受けた前作について読者各々が持たれたイメージを壊すのではないか」と。
前作では語られなかった登場人物の過去や未来が新たな形で蘇り、とても良かったです。
是非、2冊とも合わせて読んでいただきたいです。
登場人物の誰に心惹かれるのか、読者によって違うようで、
私は大きくて広くて深い心を持った北原先生にずっと惹かれていました♪

新年会

2024-01-30 | いろいろ
先日、やっと友人と新年会が出来ました。
近くに住んでいながら、お互いに仕事もしているし家族のいろいろもあり、
なかなかゆっくり会えず、やっと日程をすり合わせて1月も終わり近くの新年会です。

40年近く親しくしていて、ずっとそばで精神的に支え合ってきたような友人で、
初めこそ写真を撮ったりしていたものの、すっかり話し込んでしまいました。
お正月の話、子どもや孫のお祝いの話、家族のこと、仕事、etc…
友人は今、公私ともにとても大変な状況にあり、ちょっと疲れているようでした。
何とか力になってあげたいのですが、
話を聞いておげることしか出来なくて、もどかしい思いでいっぱいでした。

以前は、一緒に日帰りバス旅行に行ったり、都内へミュージカルを観に行ったり、
楽しい時間をたくさん過ごしてきました。
家族のことを全て家族だけで解決しなくても良い時代になって来てはいますが、
地域や人や状況によるところも大きいです。
女性は家族のことを一人で背負ってしまうことが多いような気がします。
私も、大変な時がずい分あり彼女にたくさん話を聞いてもらいました。
いつも一生懸命で、誠実で、思いやりにあふれる彼女に早く笑顔が戻るよう願っています。

今月は家族の誕生日も重なり、いつものお寿司屋さんで握りずしコースでお祝いもしました。
 
公園の梅が日ごとに多くの花を咲かせています。

先日、隣町でイノシシが4人の人に噛みついてケガをさせた事件がありましたが、
今日の午後、本校校地内にもイノシシが現れたと警察から連絡がありハラハラしました。
同じイノシシでしょうか?!
山へ帰っていれば良いのだけれど・・・怖いです…

プレトニョフ × ガルシア・ガルシア

2024-01-29 | 音楽
今年初めての演奏会は、渋谷Bunkamuraのオーチャードホールで。
6月に同じホールでの演奏会へ行っているので、在来線降り口から出口までスムーズでした♪

東京フィルハーモニー交響楽団 1月定期演奏会
指揮:ミハイル・プレトニョフ(特別客演指揮者)
ピアノ:マルティン・ガルシア・ガルシア
    (2021年第18回ショパン国際ピアノコンクール第3位)
〈プログラム〉
・シベリウス:組曲『カレリア』
・グリーグ:ピアノ協奏曲
  ・ソリストアンコール グリーグ:抒情小曲集第8集より第6曲「トロルドハウゲンの婚礼の日」
・シベリウス:交響曲第2番

シベリウスはフィンランド出身、グリーグはノルウェー出身、
北欧の2大作曲家の名作が並ぶプログラムでした。
指揮者のミハイル・プレトニョフ氏はロシア出身、ピアニスト、指揮者、作曲家、
さらにはオーケストラの設立等、音楽家として多方面にわたる活躍をしています。
そのプレトニョフと、反田恭平さんが2位となった第18回ショパン国際ピアノコンクール
第3位となったスペイン出身のマルティン・ガルシア・ガルシアとの共演がとても楽しみでした♪

ピアノの名手でもあったグリーグのピアノ協奏曲は冒頭部分がとても有名で、
ドラマや映画でもよく使われています。
その名曲をドラマティックな第3楽章の最後までパワフルな演奏で聴けて、心が沸き立ちました。
アンコールのピアノソロ演奏は、まさに婚礼の日の楽しさや華やかさ幸せな気分が溢れていて、
これがガルシア・ガルシアの自由で溌溂とした音楽の喜びを感じる演奏なのだと感動です!

最後のシベリウスの交響曲には、ロシアの政治的弾圧の「暗」の部分と、
自分たちの未来への希望を表現した「明」の部分が交差して、
指揮者がロシア出身ということや今のロシアの状況なども考えながら聴いていました。

この演奏会へ行く動機になったのは、指揮者ミハイル・プレトニョフのピアノリサイタルを聴いたから。
昨年9月に、隣県のお気に入りの高崎芸術劇場音楽ホールでピアノリサイタルがあったのです。
この頃、いろいろと辛いことが多く、チケットは取ったものの行くかどうか迷い、
でも、気晴らしになればと思って行ったところ、とても良くて思わず涙しそうになったほどでした。
このところ、若い新進気鋭のピアニストのパワフルで溌溂とした演奏ばかりを聴いていましたが、
プレトニョフのオールショパンプログラムピアノ演奏は心に沁みる深い音色だったのです。
 
帰りは暗くなっていて、あの渋谷スクランブルスクエアはこんな風にライトアップされていました。
ホール内の聴衆と、渋谷駅周辺の人々との年齢差が甚だしい!

最強寒波到来

2024-01-26 | いろいろ
3日ほど前から日本列島に最強寒波が到来しています。
ちょうど1年前の同じ時期に、この地がマイナス7℃になりました。
この3日、氷の冷たさの強風が吹き荒れていますが、朝の冷え込みはそれほどでもなく、
12月末や10日ほど前の朝の方がが厳しい寒さだったような気がします。

日本海側の大雪は大変なことになっていますね。
事前にメディアで注意を呼びかけられていたのに、今年も高速道路で自動車550台の立往生が発生し、
解消までに10時間以上かかったという大変な状況でした。
こういう時に燃料が無くなったら、
ガソリン車は燃料を運んでこれますが、電気自動車はどうなるのでしょう?
我が家の2台のうち1台は電気自動車に?!という考えもあるのですが躊躇してしまいます。

数日前の朝、家の中から庭先を見たら、私の車から煙が上がっていてビックリしました!
「燃えてる?!!!」
 
慌てて近くへ行ってみたら、前日雨に濡れた車が夜に凍りつき、
朝日で溶けた氷から蒸気が上がっているのでした。
こんな光景は初めてで、驚きました!!

冒頭画像は、昨日8階図書館から見た浅間山、
この3日強風が吹き荒れ、浅間山で雪を降らせた雪雲が、猛烈な風に吹き飛ばされて来ています。
この画像だけを見ると雲がかわいらしく並んでいるようですが、風速10m近い強風、
冷たい赤城おろしが山から何の障害物も無く強く本校に吹き付け、山には雪もかなり降ったようです。
 
昨夜は今年初めての満月「ウルフムーンWolf Moon(狼月)」
真冬、食糧がなく飢えた狼の遠吠えにちなんだ名前を1月の満月に付けました。
他に1月の満月には「オールドムーンOld Moon(古月)」や「アイスムーンIce Moon(氷月)」
などの呼び名があります。
真夏に見られる大きな「スーパームーン」に対して、真冬は小さな「マイクロムーン」「ミニマムーン」。
退勤する時に、ちょうど中学校校舎の上で満月が冷たく輝いていました。

建立900年 特別展「中尊寺金色堂」

2024-01-23 | アート
今日は仕事がお休みだったので、今年初めて都内へ行ってきました。
お目当ては、東京国立博物館(トーハク)で今日から開催の展覧会、
「建立900年 特別展『中尊寺金色堂』」
今年初の展覧会♪ 平日の上野は空いていました。

天治元年(1124)に建立された中尊寺金色堂、その建立900年記念しての特別展です。
世界遺産にも登録されている平泉の中尊寺金色堂へは何回か行ったことがあり、
一番最近の訪問は5年半前の秋でした。
会場に入ると、8K画像データを使った超高精細CG(8KCG)の原寸大の金色堂映像が、
7m×4mの大型ディスプレイ上にが再現され、引き込まれるような迫力に圧倒されます!
そして、堂内中央に設置された須弥壇に安置される国宝の仏像11体が会場に来ていて、
中尊寺では遠くからしか見られない仏像がすぐそばで見られるのは又とない機会、
光背がなかったので、思っていたよりは小さいような気がしました。
その他、金色堂内を荘厳していた工芸品の数々や、
昭和37年から行われた昭和の大修理の際に作成された金色堂5分の1の縮尺模型、ピカピカです☆
 
同じく本館2階では、複製された螺鈿の須弥壇や金銅迦陵頻伽文華鬘も。
 
螺鈿細工が大好き、虹色に輝いていてとにかく美しい!!

中尊寺金色堂の世界にどっぷり浸った後、本館で開催されている数々の催し物へ。
まずは、毎年1月に開催される干支にちなんだ美術品を集めた恒例の
「博物館に初もうで 謹賀辰年(きんがしんねん)―年の初めの龍づくし―」
12年前にも辰年生まれの娘と一緒に龍尽くし展覧会を見に行っています。
十二神将立像(辰神)重要文化財 京都・浄瑠璃寺伝来 鎌倉時代・13世紀
 
龍涛螺鈿稜花盆 重要文化財 中国 元時代・14世紀
お正月らしい華やかな美術品も♪
色絵月梅図茶壺 仁清、「仁清」印 重要文化財 江戸時代・17世紀
 
源氏物語蒔絵源氏箪笥 漆芸品 江戸時代・17~18世紀

「茶碗 茶の湯を語るうつわ」展もやっており、
「登承天万仏閣偈」 北礀居簡筆 重要文化財 中国 南宋時代 など盛りだくさんでした!
 
今日は、このトークイベントがありとても楽しみにしていました♪
中尊寺貫首の奥山元照による『金色堂建立900年に寄せて』のメッセージ、
中尊寺釈尊院住職・岩手大学客員教授の菅野成寛氏による講演『東アジアの仏教文化と中尊寺金色堂』
金色堂の中の須弥壇に奥州藤原氏四代がミイラ化して今も眠るという謎、
日本では他に類を見ない金色堂の意味するものとは、等、とても興味深かったです。

今日は予定がいろいろあったので、在来線の遅延を恐れて上越新幹線で上野駅まで行きました。
ちょうど10時ごろに着くと、駅のホームに降りた時に「停電により運休しております…」
のアナウンス、ニュースを見ると一本遅い新幹線に乗っていたら間違いなく途中で止まっていました!
帰りには復旧していると思い「お茶する?!」という話になりましたが、
心配なので取り敢えず上野駅に行くと終日運休ということで、慌てて在来線に。
在来線の到着駅から、朝、車を停めた新幹線駅へ(とても離れている!)の
シャトルバスにも奇跡的に乗れて、大きな影響も受けず無事に帰って来られました。
復旧作業中に大変なケガをされた方がいらしたようで、その方の容体が心配です。。。

久し振りの雨

2024-01-21 | いろいろ
二十四節気の大寒だった昨日から久しぶりの雨が降り始め、
夜半に雪になるかもと心配していましたが、雨のまま今日になりました。
1年で一番寒い時期ですが雪にならないのは、やはり温暖化の影響でしょうか。

前に雨が降ったのがいつだったか思い出せないほど晴天が続き、
空気が乾燥しきっていたので、この雨は嬉しいです。
植物たちも春に向けてひと息つけたのではないでしょうか。
 
晴天の日は、3面窓のリビングは暖房いらずの暖かさで(地震には弱そう…)、
いつもはドアを開け放して家中を温めるのですが、
流石に今日は一日中肌寒く、リビングでもずっと暖房をつけ続けています。
暖かい部屋の中でゆっくり読書の日、としました。

明日は本校高校の入学試験、今日積雪があったら受験生が大変だと心配していましたが、
午後は雨が止み、少し明るくなってきたのでどうやら天気は大丈夫そうです。
中学3年生の受験生たちがいつもの実力を発揮できますよう祈っています。


第170回芥川賞・直木賞決定!

2024-01-18 | 本の紹介
昨夜、心待ちにしていた第170回芥川龍之介賞・直木三十五賞の受賞作品の発表がありました!
(画像は毎日新聞HPより)

<芥川賞>
『東京都同情塔』 九段理江 (『新潮』十二月号)(2回目)
<直木賞>
『八月の御所グラウンド』 万城目学 (文藝春秋)(6回目)
『ともぐい』 河崎秋子 (新潮社)(2回目)

芥川賞の受賞が決まった九段理江さんは埼玉県さいたま市出身(!)の33歳。
大学卒業後、研究室の助手などを務め、2021年デビュー作『悪い音楽」で文芸誌の新人賞を受賞、
2022年に第166回芥川賞に『Schoolgirl』でノミネートされました。
受賞作の「東京都同情塔」は、犯罪者が快適に暮らすための収容施設となる高層タワーが、
新宿の公園に建てられるという未来の日本が舞台です。
作者の九段さんは小説執筆における生成AIの革新的な活用で注目を集める作家さんで、
小説執筆において生成AIを約5%利用しているとか、文学界も変わっていきますね!

直木賞を受賞された万城目さん、6度目のノミネートでついに受賞!おめでとうございます♪
万城目氏は、1976年大阪府生まれ。
2006年にボイルドエッグズ新人賞受賞の『鴨川ホルモー』でデビュー、面白さに驚きました!
2007年に『鹿男あをによし』で初めて直木賞にノミネートされてから、
その後『プリンセス・トヨトミ』『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』『とっぴんぱらりの風太郎』
『悟浄出立』と毎年のようにノミネートされましたが、今まで縁がなかったのですね。
好きな作家さんで、ほとんどの作品を読みました。
初ノミネートから16年目にしての受賞となったこの作品は、中編2作品で万城目ワールドは健在、
ですが、以前よりも少しおとなし目になったのかな…

直木賞ダブル受賞となったのは、河崎秋子さんの『ともぐい』
タイトルや内容や表紙など、私は初めはあまり乗り気でなく読み始めたのですが、
そのリアルな文章力と、力強さと、厳しい自然を感じる内容に一気に読了しました!
今回の作品については、
「北海道の農家で生まれ、冬の寒さや熊が出そうな場所の感覚は自分の五感で感じ取っていて、
そうした経験を先人が残した文章やことばと結び付けて、物語で再現した」としたそうです。
ご自身は大学卒業後、ニュージーランドで1年間、綿羊の飼育技術を学び、
その後、酪農を営む別海町の実家で酪農従業員の傍ら、綿羊を飼育・出荷されているそうで、
自然と共にある人の強さや自然への驚異、諦観、など感じさせる作品でした。

それぞれの候補作全11作品はこちらです。
注目されていた加藤シゲアキさんの受賞はなりませんでしたが、
審査員から「自作に大いに期待している。」とのお言葉があったようです。

今日は朝から暖かで、久しぶりに出勤前の公園ウォーキング♪
 
梅の花がほころび始めていました。

冬将軍到来!

2024-01-16 | いろいろ
厳しい寒さが続いています。
この地の今朝の最低気温はマイナス4℃! 最高気温も5.7℃までしか上がらず、
まるで冷凍庫を開けたかのような冷たい北西の風が、猛烈に吹き荒れました!
赤城山の裾野から本校まで遮るものがほぼないので、
最高風速11mにもなった赤城おろしに吹き飛ばされそうでした。
風が止む明日朝はマイナス6℃が予測されていて、また水道管破裂が心配です…

冒頭画像は庭のロウバイ、やっと咲き始め素敵な香りを放っています。
ロウバイの香りは清々しくて、まさに冬に咲く花という感じです。

能登半島地震発生から2週間が過ぎました。
身近なところでも様々な支援が続いています。
私の従弟の息子さんは長野県の消防署に勤めていて、珠洲市で被災地支援活動中、
食糧、水、燃料等を運んで、雪の中でテントで寝ているそうです。
妹の職場からも、行政支援で能登へ行っている職員がいるそうです。
父は買い物で溜まっていたポイントを全額寄付したそうです。
県内の県営住宅では被災者を受け入れていますので、
県外へ動ける方は暖かくて清潔な住まいへ是非二次避難していただきたいです。

今日夕方に、能登半島ではまた震度5の地震がありました。
幸も降り寒さも厳しい中、どうかこれ以上、被害が拡がりませんように。

ご注意を!

2024-01-13 | いろいろ
週末は妹と交代で一人暮らしをしている実家の父のところへ行っているのですが、
先週末、私が実家へ行っていた時、玄関のチャイムが鳴りました。
いつもは、父も私もドアカメラを見てからドアを開けるのですが、
私の車が停めてあるので知り合いが来たのかと思ってドアを少し開けました。

すると、作業着姿の若い男性が立っていて、
「建築関係の仕事をしている者ですが、お宅の屋根の瓦がずれているのに気が付きました。
このままでは、地震があったら瓦が落ちて危険です。
他の現場から帰る途中なのですが、もしよろしければ今すぐ直しますよ。」
と親切そうに笑顔で言うのです。
ドアを開けて外を見ると、他に二人の大柄な男性が立っていました。
これは怪しい!と思って、
「出入りの大工さんに頼みますから結構です。お教え下さりありがとうございます。」
とすぐにドアを閉めました。

折しも、TVで能登半島地震の映像を見ていて、
実家は築50年近く経っているので危ないね、と話していたところです。
もしかしたら本当に親切心でご提案いただいたのかもしれませんが、
大災害直後の不安な気持ちに便乗しての訪問販売だとしたら許せません。
被災地で飛び入りの業者に屋根にブルーシートをかけてもらったら、
12万円を請求された、との話も聞きました。

みんなの不安な気持ちに乗じて不正を働こうとする人がいるなんて!
アクセス数を稼ぐためにSNSで嘘の情報を流したり、
被災した留守の家に泥棒に入ったり、不足している品を物を高値で売ったりと、
人の不幸に乗じて自分だけが得をしたいなんて、人としての価値を疑います。

ほとんどの方が、支援と応援の温かい心を持った方々です。
道が塞がれてしまったために歩いて物資を運んだり、
泥だらけになりながらがれきの撤去や捜索をしたり、
我が身を使っての支援・応援には本当に頭が下がります。

能登半島の被災者の方々は、他の地への二次避難や、中学生の集団避難など、
少しずつ改善されてきましたが、それが出来ない方への支援も継続して欲しいです。
マイナス6℃と猛烈に冷え込んだ昨日、うちの母屋の水道管が破裂してしまい、
同じ水道管を使っている我が家も水を使えない状況になりました。
相当長時間吹き出していたらしく、涙。。。(何故?家にいたはずの人は?)、
夜までかかって応急処置をしていただきました。(業者さんありがとう!!)
今は水が出ますが、わずかな時間でも水が使えないというのは心細くて大変でした!

夏川草介 著 『スピノザの診察室』

2024-01-12 | 本の紹介
公私共々多忙で座る間がなく、やっと今年1冊目の本を読了しました。

夏川草介 著 『スピノザの診察室』(水鈴社)

夏川草介さんといえば、累計340万部突破のベストセラーシリーズ『神様のカルテ』の作者で、
今なお現役医師として20年間医療の現場に立ち続けていらっしゃる作家さんです。
作品の舞台は京都の町中の地域病院、
主人公はかつて大学病院の凄腕の内視鏡医でしたが、
ある理由から時間の融通が利く地域病院の内科医となります。
そこではドラマチックな奇跡やどす黒い陰謀や医師の絶叫はありませんが、
紛れもなく「命の現場」で、こんな病院にかかりたいと思う病院でした。
最期の時をどう迎えるか、それは医師だけではなく患者も考えるべきこと、
そしてその場にこの「マチ先生」がいてくれたらどれだけ安心か、と思いました。
タイトルの「スピノザ」とは、主人公のマチ先生が好きな哲学者の名前です。
夏川さんは読者へのメッセージとして、
「患者も医者も、勇気と誇りと優しさを持つこと、そして、どんな時にも希望を忘れないこと」
とおっしゃっています。
命のやり取りをする内容ですが「幸せ」について考え、心温まる良い作品でした。

昨日の日中は気温が上がらず最高気温8℃、そして今朝は最低気温マイナス6℃!
明け方、タイマーでエアコンが止まって寒くて目が覚めました。。。

昨日、1.2年生のみで図書委員会を開催し、今日から図書当番が始まりました。
3年生全員が10日から自宅研修期間となり、学校は少しだけ静かな気がします。
明日からの大学入学共通テストを受験する生徒たち、
どうか落ち着いて試験を受け、実力が発揮できますように。