今日も一期一会

「本が好き♪図書館ブログ」のタイトル変更
本好きholyの覚え書き的日常のあれこれ

「本が好き♪図書館ブログ」からタイトル変更

19年目のholyのブログをそのまま残します。 同じ時は二度とやって来ない。これからも毎日を「一期一会」の心で過ごします♪

送別会

2018-03-31 | いろいろ
職場で親しかった方が退職され、仲の良かった方と一緒に個人的に送別会をしました。
ちょっと遠くて申し訳なかったのですが、個室でゆっくりできる懐石亀山へ。

日ごろは業務が忙しいし、教職員の数もとても多いので何日も見かけなかったりお話しても挨拶程度、
こうしてゆっくりとお話しできるのはあまりないことで嬉しい限りです。
4月からの新たな職場のことや、今までのことなど、美味しいお食事と共におしゃべりが弾みます。
お料理は、一汁五菜にデザートとお薄つきです。

向附の菜の花、前菜のヨモギ、お造りのマグロ、焼き物のサヨリ、煮物の海老、ご飯の桜エビ、若芽のお吸い物、
デザートに桜の花びらを入れた牛乳寒とイチゴ、と、春の食材満載のお料理でした!
プルプルの卵焼きをはじめ、どれもが上品で絶妙な味付けで自分では作れそうもないね、
と話しながらあっという間にお腹の中へ。
もう一緒にお仕事をしたり職場でお会いできなくなったりするのはとても淋しいですが、
どうか次の職場でも存分にお力を発揮され頑張って下さいね。

私事で恐縮ですが、主人が今日で早期退職します。(再雇用どころか早期退職!)
結婚する前から今日までずっと働き方を変えず、毎日超長時間、年に360日は(もちろん昨日も今日も)
職場へ行っていました。
主人のベルギー駐在のため、家族4人でベルギーに4年間暮らしたことは大きな思い出です。
明日からは何も決まっていませんが、今まで30年以上病気もせず無事に勤め上げ、お疲れ様でした。
先日の卒業式から今日まで様々な方に別れを惜しんでいただき、素敵なお花をたくさんいただきました。
ありがたいことです。
 
そして、我が息子は5年間働いた職場から(そのキャリアを活かして?)、明日、別の職種へ転職します。
主人は一つの職種だけで終わりましたが、私はベルギー行きの際に退職しなくてはならずその後いくつか職を経験、
また、息子も新たな職場で頑張るでしょう。
主人の年金支給はまだまだ先ですから、来月から当分は私の仕事で家の家計をやりくりせねば!?
ずっと非正規雇用なのが残念で辛いのですが、私はまだまだ当分仕事を頑張ります(頑張らないと)!
せっかく希望の職に就いたのに、一度退職してしまうと正規雇用に戻るのが特に女性は難しいです。

憧れのレストラン

2018-03-29 | 美味しいもの
憧れのフレンチレストラン「カンテサンス」へついに行って来ました♪
2007年から現在に至るまで連続11年、ミシュラン三つ星を獲得しているフレンチの名店で、
予約が取れないのですが平日ならまだ少しはいいかもしれないから友人が春休み中に私の誕生会をしましょう、
と2か月前に予約を入れてくれました。

以前は白金にあったらしいですが、今は北品川の御殿山に(ちょうど1年前に同じビル内のフレンチにも行きました)
大崎駅から歩く途中に渡る目黒川の桜は散り始めていて、桜筏が水面に漂っていました。
 
さあいよいよ店内へ、もちろん満席です!
ここから先は写真NGなので、せっかくのお料理の画像は残念ながらありません。
メニューを渡されますが真っ白で何も書いてなく、ここはシェフお任せのワンオーダーのお店なのです。
シャンパンで私の記念日をお祝いしていただき、楽しみなお料理の始まりです♪

ランチコース料理 7品
・スープ:北海道産真鯛の冷たいトマトスープ 季節の野菜と真鯛に炭酸水を使うスープなのでシュワっと爽やか
・スペシャリテ:京都産のヤギのミルクのババロア
 南仏のオリーブオイルとゲランドの塩、ユリ根・マカデミアナッツが添えてあります。
 山羊乳のババロアは全く臭みがなく滑らかで、そこにオリーブオイルと塩という初体験のお料理、絶品です!
・前菜:フォアグラのテリーヌに安穏芋のチップとキャラメリゼされたアーモンド、イベリコ豚のハム、キュウリ、
 これらをクレープ生地で巻いて手で食べるという、楽しく美味しいお料理!
・メイン お魚:サワラのロースト 「カンテサンス」岸田シェフの絶妙な火入れ、中はほんのりレアで外の皮はパリパリ、
 大きく厚みのある切り身に、ソースはヒロッコとオリーブ、トマト、ケイパー、等、酸味と辛味が絶妙。
・メイン 肉:群馬産いも豚のロースト 芋を飼料にして育てたいも豚のローストにカシスのソース。 
 大きく分厚いですがとても柔らか。付け合わせの千葉産落花生のフリットも珍しく、これまた美味♪
・デザート1:チュロスの上に安納芋とメイプルシロップのモンブラン メイプルシロップのクリーム、お初です。
・デザート2:メレンゲのアイスクリーム メレンゲですがぎっちりと詰まった作り立てのアイス、美味しいー!
・パン、エスプレッソ

デザートと一緒に「お誕生日おめでとうございます。」と小さく拍手して持って来て下さったのが、
冒頭画像の白いバラ。コサージュ?お祝いのバラ?
と思っていたら「お祝いにシェフ手作りの白薔薇の飴細工をどうぞ。」とのこと!
なんと、これが飴で出来ているなんて!素晴らしいしとっても素敵、感動しました。
勿体なくてすぐには食べられない~と言っていたら、お土産に包装して持たせてくださいました。
心づくしのホスピタリティで対応して下さったレストランの方々、いろいろ準備してくれた友人のおかげで、
楽しく美味しい素敵な時間を過ごせました。
感謝感謝です!

祝!国際アンデルセン賞受賞

2018-03-27 | 本の紹介
この時期に発表される「国際アンデルセン賞」作家賞は国際児童図書評議会(JBBY)の主催で、
児童文学に貢献してきた作家の功績に対し2年ごとに贈られることから児童文学のノーベル賞とも呼ばれています。
この世界的に最も権威のある賞に児童文学作家の角野(かどの)栄子さんが選ばれました!
おめでとうございます!
国際アンデルセン賞の作家賞を日本人の作家が受賞するのは、
1994年に受賞した詩人のまど・みちおさん、2014年の上橋菜穂子さん以来3人目です。

角野栄子さんの作品で有名なのは宮崎駿監督でジブリ映画にもなった『魔女の宅急便』、
3人のおばけの物語を描いた「ちいさなおばけアッチ・コッチ・ソッチ」の『小さなおばけ』シリーズ、
『トンネルの森 1945』では、終戦を10歳で経験した少女=作者自身の目を通して戦争と平和を描き、
今までに200近い児童文学や翻訳本を発表し、『産経児童出版文化賞』大賞、『路傍の石文学賞』、
『旺文社児童文学賞』、『産経児童出版文化賞』、『野間児童文芸賞』、『小学館文学賞』、
紫綬褒章、旭日小綬章等、多くの賞を受賞されています。

国際選考委員長のパトリシア・アルダナ氏によって
「言い尽くせないほどの思いやりと情熱がある。
絵本でも物語でもいつでも驚きと魅力に満ち、読者に力を与えてくれる」と評価されました。
黒猫のジジと一緒に記者会見に臨んだ角野さんの言葉には、
「児童文学の世界が好き、書くことが好き、読むことが好き!」の思いがあふれていました。
83歳とは思えない若々しさで、これからも書きたい作品があるとおっしゃっています。

「読書によって積み重なった言葉は、人が生きていく上で力になる。」

この言葉には力強さを感じました!
本当に嬉しいことです。
次回2020年には、是非ぜひ、かこさとし氏が選ばれますように。

誕生日

2018-03-25 | いろいろ
3月は、家族のうち二人の誕生日があります。
2人とも午年生まれ(二廻り違い)の魚座、血液型は違いましたが。

まずは、4歳になったおチビのお誕生日♪
4月から年中さんかと思うと、チビちゃんというよりもう少年に近いのかな。
以前、一緒に動物園・博物館へ行ったときに「ペンギンは南極でシロクマは北極だよ!」などと言っていたので、
動物の世界分布が絵でのっている地球儀をプレゼント。
早速地球儀に飛びつき、クルクル回しながら動物をひとつひとつチェックしては説明してくれました!
 
中にLEDライトが入っていて、灯りをつけると海の中の魚たちが姿を現します。
喜んでくれて良かった♪

12月クリスマスには、同じおもちゃブランドのビー玉を転がして遊ぶ積み木レールをプレゼント。
 
遊び方が多様で、自分で考えたり工夫したりと発展性があるので、いつまでも遊べそうかな。
頻繁には会えないので、一緒に遊べるひと時はもう本当に楽しくて私の一番の癒しです。

もう一人は息子、彼らの新居近くのホテルレストランで、お嫁ちゃんも交えてのビュッフェランチ、
こちらは用がなければ近況もわからず、年に二度の誕生日には美味しいもので誘い出します。
土日は90分制だとかで、取りに行く、食べる、おしゃべりする、でなかなかの忙しさ、
写真を撮る暇もなかったのでレストランHPの画像をお借りします。
 
二人から嬉しいお知らせ、今年秋に家族が増えることになったそうです♪
ここのところの私の秘かな願いだったので、それはもう嬉しいこと!!!
今年の初詣でひいたおみくじの通りになり、近々御礼参りに伺わないと。
戌年生まれの実家の両親に早速連絡すると、とっても喜んでいました♪(7廻り違い!)
さらに、息子からビックリする報告があり、4月から新天地の職場での出発となるそうです!
自分一人の勝手ではなく二人で決めたことなら、私が言葉をはさむまでもありません。 
春は出発の季節でもあります。

歌舞伎&人形展

2018-03-23 | アート
厳しい寒さもようやく和らぎ、心弾む春休みになりました♪
平日に出掛けられる貴重な機会、友人と誘い合わせて銀座へ。

まずは、歌舞伎座で「三月大歌舞伎」昼の部の観劇、なんと、前から4列目!オペラグラスのいらない席でした。
演目は・・・
・国姓爺合戦 近松門左衛門作
・男女道成寺 四世中村雀右衛門七回忌追善狂言
・芝浜革財布

『国姓爺合戦』といえば、文学史上あまりにも有名な近松門左衛門作の人形浄瑠璃、その歌舞伎版です。
こんなに著名な作品なのに今まで内容やストーリーを全く知らず、良い機会なのでちょっと勉強すると、
江戸時代初期、中国人を父に、日本人を母に持ち、台湾を拠点に明朝の復興運動を行った鄭成功が題材で、
主人公は国姓爺(国王と同じ苗字を名乗ることを許された英雄の意味)と称されました。
舞台も衣装も中国風で鮮やか、エキゾチック、愛之助さん演じる和藤内がもちろん主人公ですが、
秀太郎さん演じる継母の渚の母の愛の強さ、日本人としての矜持、芯の通った強さに、心を打たれました。

 
今回の幕の内は、穴子弁当を満喫♪

『男女道成寺』は雀右衛門さんと松緑さんの美しい舞踊に引き込まれました。
衣裳を一瞬にして変える演出の1つである「引抜」が何度かあり、
留めてある仕付け糸を抜き取り、二人のタイミングを合わせて上に着込んだ衣裳を取り去って見事でした!
初め登場した時には衣裳をあらかじめ何枚も重ねて着込んでいるので、とても体格良く見えました。
花粉症の薬のせいか、舞台の華やかさと歌・楽器の音色が心地良く、
また、美味しいお弁当のお昼の後だったのでついつい夢の世界へ・・・

『芝浜革財布』の原作は古典落語の演目の一つ『芝浜』で、三遊亭圓朝の作とされています。
お酒で身を持ち崩すダメ亭主を、孝太郎さん演じる女房の機転によって立ち直させる、というお話。
ダメ亭主の政五郎役に芝翫さん、そして長男の橋之助さん、次男の福之助さん、と親子共演でした。
また、2年前に国立劇場でお世話になった坂東彌十郎さんも出ていらして、見ごたえありました。

歌舞伎を堪能した後、銀座を二人で歩いていたらTVリポーターから取材を申し込まれ・・・(詳細はマル秘)

その後、友人の提案で松屋デパートで開催中の「与勇輝展 パリ凱旋・傘寿記念 創作人形の軌跡」へ。
 
私は、このパリ展の様子を先月TVの芸術番組で観、日本で見に行きたいなと思っていたので、以心伝心!
昨年傘寿を迎え、今なお現役で活躍中の与氏は2月にパリ展を開催、それらを記念しての展覧会です。
シンデレラやピーターパンなど海外の物語を題材にした初期作品から、
「置屋のみね」「おやつ」(上の画像)など、日本の郷愁をテーマにした代表作、
そして「今」を生きる子どもたちへの賛歌など新作70点を含む、約150点を丁寧に観ました。
目の表情、指先の動き、着物の柄、髪の色、人形とは思えない現実感で今にも話したり動いたりしそうで、
ひとつひとつの人形にその人生まで感じてしまうほど素晴らしかったです!!


その後カフェへ移動しておしゃべりに花が咲き、帰りの電車、車の中、自宅前まで話が続いたのでした。
一日中話続けて一緒に楽しく過ごした友人と、歌舞伎をお世話になった友人に大感謝です♪
実はいろいろと辛いことが多かった冬、特に2月の落ち込みからやっと脱出出来そうです!!

終業式・離任式

2018-03-20 | 学校のこと
今日は本校の終業式、その後、離任式、教員にとっては、1年間が終わったと強く実感する日です。
ここ数年多くの教職員の方が退職され、今年はお世話になったり仲良しだった先生が去られて淋しい限りです。
本校のために今まで多大なご尽力をいただき、本当にありがとうございました。
新しい場でもどうぞご活躍ください!

そして、4月から赴任される先生方、よろしくお願いいたします。

卒業生の大学合格もほぼ出揃いました。
今日、国公立後期の発表があったところが多く、図書委員だった卒業生二人が報告に来てくれました。
二人とも難関大に合格し、今までずっと良く頑張っていたのを知っているので嬉しいです♪
私は大喜びだったのですが、本人たちは落ち着いていて、
「今までいろいろ我慢した分、これから弾けてやる!」みたいな雰囲気は微塵もなかったです。
これから先もとても楽しみです。

私も、今日、お別れしたものがありました。
それは、30年以上続けてきたコンタクトレンズ生活。
(甘いものでも、美味しいお店でも、楽しいお出掛けでも、友人とのおしゃべりでも、ましてや誰かでもなく…)
10日ほど前に傷めた左目が、なかなか良くならず、2.3日前からは結膜下出血も起こし、
原因をよくよく考えたり調べたりしたところ、花粉症とドライアイのダブルパンチだったようです。
以前も、ドライアイで眼科に通院したこともあります。
毎日辛い環境にいる目に、更にハードコンタクトレンズをのせるのはもう無理じゃないかと思いました。
更に、長年ハードコンタクトレンズを使っていると、瞬きする度の刺激と付け外しの時に瞼を引っ張るので、
瞼が段々と下に降りてきてしまうこともあるみたいなのです。(確かに以前より目が小さくなっている!)
もういい年なのですが、まだちょっぴり見た目が気になっていたりしていたのですが、
かけることが嬉しいようなメガネなら、と思い切って綺麗なメガネを作ってそれを常用することに。
10年以上も前に作ったメガネは気に入っていたのですが、1日の終わりには耳の後ろが痛くなったり、
レンズも小さくて、何よりも度が進んでしまい0.3しか見えていなかった!
なぜだか全く老眼にはなっていません。
 
ビックリするほど軽くて、素晴らしいかけ心地のフレームが見つかりました!
キラキラ☆も付いているし、超ド近眼なのですが薄型レンズにして重さも全く感じません。
素敵なメガネにカバーしてもらって、ちょっとテンション上がっています♪

展覧会 「和装の美」

2018-03-17 | アート
隣県で開催中の展覧会「和装の美~松園・清方・深水を中心に」を観てきました。

日本画の主要な画題として知られる、女性の美しさを描いた「美人画」、
それは室町時代の風俗画に端を発し、婦女子の衣装、容貌の美を捉える作品から浮世絵を経て、
近代の女性像へと変化と発展を遂げてきました。
特に和装の女性像はたおやかな仕草や表情が広く好まれ、人々の憧れや時代の風俗を映す鏡として、
多くの作品が描かれました。
美人画家として名高い上村松園・鏑木清方・伊東深水を中心に、
はんなりとした京美人から江戸の粋な女性の姿まで、さまざまな和装の女性を描いた作品がたくさん♪
 
左画像は、上村松園《櫻がり図》1940年代前半頃 株式会社ヤマタネ蔵 この時期にピッタリです!
上村松園の描く女性の絵は色使いもその仕草もとても素敵で、かつて展覧会にいってからファンです。
右画像は、伊藤深水《月の出》1962年 株式会社文明堂東京蔵 着物の配色と月を感じさせる構図が素敵♪

他に、奥村土牛、河合玉堂、河鍋暁翠、小倉遊亀、など主に山種美術館からの出品でした。
日本画以外にも、日本の伝統的な衣服である染織作品や和装にまつわる工芸品なども陳列されていました。

私は滅多に着物を着ないのですが、日本女性を一番美しく見せるひとつは着物姿と思います。
絵に描かれているのはハレの日の姿とは思いますが、着物はとても色彩豊かです。。
着物、裏地、襦袢、帯、帯揚げ、半襟、どれもが色と柄が違っていて、
季節に合わせた生地や柄の選び方や取合せ、重ね方でお洒落度がずっと増します!
日本人の黒髪と体型と穏やかな(地味目な)顔の造りに、着物はピッタリ合っています。

素敵な展覧会でした。

城址公園を少し歩いたら、満開の河津桜(かな?)が綺麗でした。
 
我が家の庭の、おチビ誕生記念樹の枝垂れ梅も今日の誕生日に合わせて咲き始めました♪
あれからもう4年、幼児からそろそろ少年になってしまうのかな…。
その成長が嬉しくもありちょっぴり淋しくもあり。

パラリンピック

2018-03-15 | いろいろ
平昌冬季パラリンピックで快挙が続いています!(画像は平昌共同より)

第6日の昨日、アルペンスキー大回転で女子座位で村岡桃佳選手が今大会日本勢初の金メダル!
村上選手は大回転で「金」、滑降の「銀」、スーパー大回転とスーパー複合で「銅」と4つのメダルを獲得、
素晴らしいです!!
ご出身が埼玉県でこの地の近くなので、とても身近に感じます。
4歳から原因不明の病気によって車椅子を使う生活になってしまったとは、
ご自身もご両親も辛い思いをたくさんされてされてきたことでしょう。
それでも出来ることにチャレンジし続けてこられたことを素晴らしいと思います。
最高スピード120kmで急斜面を滑り降りる恐怖はどれほどのものでしょうか。
まだ21歳、これからさらに成長し続けて、その雄姿から多くの人が元気をもらえますね。

先日終わったオリンピックも開催中のパラリンピックでも、
メダリストたちの言葉の中で特に多いなと思ったのが家族への感謝の言葉でした。
村岡選手も埼玉県の出身ですから、練習をするために雪のある地へ行かなければならなかったでしょう。
また、ウインタースポーツは高価な道具が必要だし、クラブチームなども少ないので、
親掛りにならざるをえないという点もあるでしょう。
家族が練習にいつも付き添ってくれた、毎週雪国まで車で送迎してくれた、アドバイスをもらえた、
マネージングしてくれた、それらはすべて「応援してくれた」と選手たちは言っていましたが、
家族の方もきっと成長していく我が子に元気をもらっていたし、楽しかったことでしょう。
普通の家庭より辛いことや大変なことがずっと多かったかもしれませんが、
その分、普通では得られない大きな喜びや経験や結束が得られるのだと思います。

人生にとって大切なものは何か、考え方が変わってきたのでしょう。
家族みんなで応援する、経験する、そういう時代になったのですね。
今日は地元役員の仕事で中学校の卒業式に出席しましたが、ご両親揃っての参加家庭も多かったし、
泣いている男子生徒もとても多かったです。
「家族」を感じた日でもありました。

吉野源三郎 著 『君たちはどう生きるか』

2018-03-13 | 本の紹介
半年前から記事にしようと思いながら今頃の紹介となった漫画『君たちはどう生きるか』(マガジンハウス)、
発売7ヶ月でついに200万部を超える異例の大ヒットとなりました!
原作はおよそ80年前に書かれた子ども向けの教養作品で、私も中学生のころ読みました。

知的好奇心旺盛な少年「コペル君」と、彼を亡き父親の代わりに見守る教養ある「おじさん」。
そんなふたりの心温まるやりとりを通じて、生きる意味を平易に、深く説いた児童向け教養小説の古典が、
初めて漫画家の羽賀翔一さんによってマンガ化されたものです。
全編が漫画にはなっているわけではなく、
原作に「ノート」として挟まれるおじさんからコペル君への助言は文章で掲載されているのも良かったです。
〈ものの見方について〉〈真実の経験について〉〈人間の悩みと、過ちと、偉大さとについて〉
といったテーマは時代や年齢を問わない永遠の問いなのですね。
こういった難しいテーマを子どもでも考えられるように平易な言葉で書いて、子どもに自分の頭で考えさせる、
改めて原作者の吉野源三郎さんの偉大さを感じました。

本校図書館には原作本と漫画の両方を置いてありますが、この漫画版はとても人気があり、
また、漫画を読んでから原作も読む生徒がいたりして嬉しかったです。
まだこの作品を読んでいなかったら、大人の方も是非!

人気漫画家による印象的な表紙はこちらを真摯な目でじっと見つめる主人公のコペル君、
君たちは、と子どもだけではなく大人も鋭く問い詰められているような気にさせられます。
組織ぐるみで常識外のことをした国のリーダーの方々、この瞳の力に耐えられますか!?

7年

2018-03-11 | いろいろ
1万8446人の死者・行方不明者を出した東日本大震災から今日で7年、
あの怖かった日を思い出す3月11日です。

津波被害が甚大であったことと、原子力発電所の爆発という未曽有の大惨事によって、
当初思われていたより復興に時間がかかっているのは、周知の事実です。
微々たるものですがほとんどの国民による復興税を、人の生活の立て直しを最優先に使って欲しいと思います。

昨日は、第二次世界大戦中の東京大空襲から73年となる日でした。
あの当時に東京で約10万人が命を落としたという事実に愕然としますが、
今の東京の繁栄を思うと、焼け野原となったのが信じられない気がします。
広島、長崎も原爆投下直後はこの先70年は木も草も生えないと言われていたそうです。

幾度も困難にさらされた日本、3.11の大惨事もきっと乗り越えられる、
と信じたいです。
国を動かしている方々、頼みます!!
自然災害は予測したり防いだりは難しいですが、人の力で阻止できる危険は防ぎましょうよ。
戦争も、原発も、人の力でなくすことは出来るのですから。

宮城県塩竈市のお土産にこんな美味しい「たこせんべい」を頂きました。

三陸のたこを練り込み、塩竈の藻塩で味を調え、味に秘伝の甘辛タレでコクを付けてあります。
塩竈市は古来より名の通り塩づくりが盛んで、まさに手塩にかけてじっくりと作られた藻塩だそうです。
安心して海の幸や農産物を食べられる、徐々にそうなっているといいのですが・・・。

大震災を経験し、自分も年齢を重ねたことで、モノよりコト、過去よりも今、が信条です。
モノは安全で安心に生活できるだけあれば十分、それよりも大切な人と楽しいことしたり、
美味しいもの食べたり、素晴らしい芸術に触れたりしていたい。
過去は変えられないけど、今は変えられる、そうしたら未来も変わるかも、
と思い、日々安全に安心して生きている幸せに感謝する震災から7年の今日でした。
大切な我が子たち孫たちが暮らすこの日本が、この先も平和で平凡な日常が続く国でありますように。

本日Yahooで「3.11」と検索すると東北復興支援する団体に10円寄付出来ます。
 
春が、やって来ました!