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六月大歌舞伎

2024-06-22 | アート
昨日は1年3か月ぶりに歌舞伎座で歌舞伎を楽しみました♪
友人と一緒の歌舞伎鑑賞はコロナ禍前だったので数年ぶりです!

一、「上州土産百両首」 川村花菱 作 齋藤雅文 演出 
   タイトルの「上州」とは群馬県館林のことでした!
   米国の作家オー・ヘンリーの短編小説が下敷きで、互いを思う気持ちを演じた、
   中村獅童さんと尾上菊之助さんの演技に引き込まれました。

ここでお昼休憩、友人がお食事処の『萬屋御膳』を予約してくれご馳走になりました。
 
六月大歌舞伎は襲名と初舞台が同時に楽しめる華やかな興行で、それに相応しい御膳、
中村萬壽丈、中村時蔵丈、中村梅枝丈、中村獅童丈、中村陽喜丈、中村夏幹丈の好物が献立に!
ちょっと慌ただしかったですが、美味しく完食して家紋入り芝居饅頭はお土産に♪

二、「義経千本桜」 所作事 時鳥花有里
   お昼の後は歌舞伎三大名作『義経千本桜』より「時鳥花有里」
   桜が満開の華やかな舞台に、都落ちする義経と家臣の鷲尾三郎(染五郎さん♡)、
   そして道中で出会った白拍子と傀儡師の華やかな舞踏の最後は上から花吹雪♪

三、「妹背山婦女庭訓」 三笠山御殿
  狂言劇中にて六代目中村時蔵 襲名披露
   
今回の一番のお目当ては大化の改新を素材としたこの「妹背山女庭訓」、
2019年に直木賞を受賞したに大島真寿美さんの『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』を読んでから、
いつかこの演目を観たいと思っていました。

リニューアルのため閉館する直前の昨年9月に、国立劇場でこの演目の前半、
序幕:春日野小松原の場 二幕目:太宰館花渡しの場 三幕目:吉野川の場まで観ました。
 
今月、歌舞伎座で後半の「三笠山御殿」が演じられるのを楽しみにしていました!
右寄りでしたが前から4列目という素晴らしい席だったので、
前から気になっていた義太夫の三味線の方が今回も登場され、良く見えました♪
劇中で仁左衛門さんの口上で、中村時蔵さんの襲名披露と中村梅枝さんの初舞台が紹介され、
場内は盛大な拍手と暖かい雰囲気に包まれました。
時蔵さんは、恋人を思うお三輪の切なく情熱的な恋心を大熱演でした。

襲名披露・初舞台を彩る千住博さんの「祝幕」も歌舞伎座の舞台に掛けられました。
襲名披露の初代中村萬壽さんと千住博さんは小学校から高校まで同じ学び舎で過ごされ、
お祝いなので紅白の滝が全面に描かれた祝幕はとても華やかでした。


都内はかなり強い雨でしたが、地下鉄利用で歌舞伎座へは全く濡れずに行けて嬉しいです。
昨日は「鬼宿日」「大明日」「月徳日」の3つの吉日に加え、「夏至」が重なる日で、
さらに平年と比べて2週間も遅い梅雨入りまで重なった日でした。

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