今日も一期一会

「本が好き♪図書館ブログ」のタイトル変更
本好きholyの覚え書き的日常のあれこれ

「本が好き♪図書館ブログ」からタイトル変更

19年目のholyのブログをそのまま残します。 同じ時は二度とやって来ない。これからも毎日を「一期一会」の心で過ごします♪

地球のステージ

2006-11-29 | 学校のこと
明日は保護者を対象としたPTA学校見学会です。
生徒・保護者・学校の三者のより良いバランスの取れた教育環境づくりを目標としています。
子供達の普段の学校生活を知る機会はなかなかありません。
“おもしろく ためになり おいしい”イベントですので、多くの皆様のご参加をお待ちしています。
午前中の響生の時間には、昨年に引き続き、NPO法人地球のステージ代表の桑山紀彦さんをお招きし、世界で起きている様々な出来事をスライド映像に写し出し、ライブ音楽と語りで構成していく、
映像と音楽をシンクロさせた『地球のステージ2』の公演があります。
施設見学の時間には図書館も開館し、貸し出しもできます。

■保護者時間割
9:20~ 正面玄関にて受付開始(随時)
9:50~11:50 公演「地球のステージ2」
4限 昼食体験
昼食 施設見学
5限 授業・施設見学
6限 授業・施設見学
放課後 クラブ活動見学 

※基本的に自由参加ですので、ご都合の良い時間帯にご来校ください。
※参加者全員に昼食(学食)をご用意しております。
※本庄駅北口より下記のダイヤにてスクールバスを運行しております。
本庄駅発⇒ 9:30、10:50、11:50、12:50、13:50
学 校 発⇒10:30、11:30、12:30、13:30、14:30、15:30、17:00
お待ちしています

本を選ぶ

2006-11-26 | 司書室より
「図書館に入れる本をどうやって決めているんですか?」とよく生徒に聞かれます。
広いジャンルから偏りなく、図書館の蔵書と照らし合わせて、と思っています。
ですから、「本に関する情報をなるべく多く自分が持っていなくては!」
と常に心がけているのです。
実際に書店・図書館へ行ってどんな本があるか見る。
新聞(3紙以上)の書評や広告欄を読む。
ネット上の書店で、ベストセラーをチェックする。
生徒・教員からのリクエストをチェックする。
。。。etc。。。

この他に、本の紹介のテレビ番組も見ます。
知人もお薦めのNHK「週刊ブックレビュー」。
日曜日の朝8:00~8:55、NHK BSー2でやっています。
朝寝坊したときはその深夜0:00~の再放送を。
今日の特集は『書店繁盛記』で、著者田口久美子さんが出演していました。
本に関わる仕事をしている私には、興味深い本の内容とお話でした。
田口さんは現在、ジュンク堂池袋本店の副店長。
ネット書店や新古書店などの台頭が著しい書店界で、
「リアル書店」でしか味わえない“本屋さんの楽しみ方”について語っていました。

土曜日の午前中の「王様のブランチ」も良く見ていました。
もう終わってしまいましたが「爆笑問題のススメ」も面白かったです。
この他にも、本の情報源がありましたら是非教えてください

やわらかな夜

2006-11-22 | いろいろ
14万人のキャンドルイルミネーション

明日11月23日に、本校のある本庄市でステキなイベントが行われます。
上越新幹線「本庄早稲田駅」のある丘は「マリーゴールドの丘」と呼ばれていますが、
その丘に14万個のキャンドルを並べ、イルミネーションを作ろうというものです。
名づけて「やわらかな夜
主催はこだま青年会議所です。
「未来のこだま地区がすばらしい所になるように、
平和、夢、希望、児玉郡市すべての人の思いを込めて、
児玉郡市の人口と同じ14万個のアカリを灯すことに挑戦します。」

このイベントには誰でも参加できます。
願い事や絵を描いたり色を塗ったりした紙コップ(275ml用)を開場に持参します。
当日、会場で作ることもできます。
その紙コップにキャンドルを入れて、丘周辺に並べてイルミネーションを作ります。
先着1000名にはマリーゴールドの種もプレゼント
また、これを並べたり着火したりするボランティアも募集しています。
本校にそのチラシも来ていました。

このイベントを前に、9月末からメッセージがキャンドルでライティングされています。
先日近くを通りかかったときには、
「生まれてくれて アリガトウ」のメッセージが灯っていました。
イベントの時間は17:00~21:00(荒天の場合11月25日(土)に延期)
ボランティアは14:00~18:00(キャンドル入れ~着火)
ちょっと行ってみませんか

校内TV放送

2006-11-20 | 司書室より
毎週火曜日の朝のSHRは、TV放送を利用した校内一斉放送が流れます。
内容は様々です。
各分掌の担当の先生による連絡や講話だったり、
生徒会からの生徒会選挙の連絡だったりします。
このTV放送に、私は図書館担当として年に2回出演します。
明日の放送のために、今日の放課後スタジオでビデオ撮りをしました。

これは、私にとってちょっぴり(実はかなり)気が重い仕事です。
やってみてわかったのですが、語りかける相手が目の前にいず、
カメラに向かってわかるように話しかけるのは難しいです。
反応がなく、一方的に話すのはやりにくい。。。
原稿をただ読んでいるのでは、見ていて面白くないだろうし。
TVのアナウンサーや解説者はすごいなぁと思います。

もう一つは、話題選びに毎回頭を悩ませます。
TVを見た生徒が本を読みたくなり、図書館へ行きたくなるような話題。
今回は、図書館の新しい取り組みの響生文庫と保護者の利用について、
それからブログでも紹介した「読ませ大賞」の集計結果について話しました。
まだ投票受付中ですが、逐次集計結果を見ることができます。
高校生の選んだ本ベスト10は以下の通りです。

1 『東京タワー~オカンとボクと、時々、オトン~ 』 リリー・フランキー
2 『ミンゴ 』 ツインズ
3 『天使の卵(エンジェルス・エッグ)』 村山由佳
4 『星の王子さま』 サンテグジュペリ
5 『走れメロス』 太宰治
6 『手紙』 東野圭吾
7 『青空のむこう』 アレックス・シアラー
8 『暗いところで待ち合わせ』 乙一
9 『西の魔女が死んだ』 梨木香歩
10『すべてがFになる』 森博嗣

明日の朝、全校に放送が流れます。
自分をTVで見るのは恐しく、まだ1回も見たことがありません。

小説を書く

2006-11-17 | 司書室より
2日前の放課後、一人の3年生男子が司書室に来ました。
彼は図書委員だったこともあり、顔を見かければ話をするといった感じです。
手にした茶封筒を差し出しながら、
「先生、これ読んでみてください。」と。
この時期、3年生がこう言って持ってくるのは大学の推薦入試の自己推薦書だったり、
小論文を練習したものだったり、大学から出された論文の課題だったりします。
国語の教員でもあるし、本のことをいろいろ知っていると思うのか、
連日のように様々な生徒がいろいろ持ってきます。
お願いされたものは目を通したり添削したりしているのです。
彼の茶封筒から出てきたものは数十枚のA4サイズの紙。
びっしりと字で埋められています。
「小説みたいなもの、初めて書いてみたんです。
 時間があったら読んで、感想聞かせてください。」
へ~~~とちょっとビックリでした。
彼は2ヶ月ほど前司書室に来て、「イタリア料理の自分お店を持つのが夢!」
と熱く語っていたので、文学に興味があるとはあまり思っていませんでした。
実際進路は調理専門学校に決まったのです。
なんだか映画『耳をすませば』みたいだなぁ~とちょっと嬉しく、
喜んで読みました。
高校生が主人公の恋愛小説で、ストーリー的にはよくある話でしたが、
ところどころにキラリと光る表現があります。
今日「どうでしたか?」とやってきた彼にそんなことを話しました。
他の作家の作品も読むと、勉強になるよとかも。。。

進路が決まると教習所やバイトに精を出す生徒がほとんどですが、
時間のあるこの時期に、小説を書いてみるなんてステキですよね。
それを私に読ませてくれたこともとっても嬉しかったです。
イタリアに必ず修行に出るとも語っていた彼から、
私は元気をもらいました。
まだまだチャレンジできることが私にもあるかもしれません。

『手紙』 東野圭吾

2006-11-15 | 本の紹介
東野圭吾の『手紙』を読みました。
今、映画化され上映中です。
映画を観る前にと思って。。。
昨年『容疑者Xの献身』が直木賞を受賞し、『白夜行』はドラマ化されました。
彼の作品は題名が漢字2文字のものが多く、ある生徒いわく「2文字のものに傑作が多い。」のだそうです。
そしてこれも漢字2文字


強盗殺人の罪で服役中の兄、剛志。
弟・直貴のもとには、獄中から月に一度、手紙が届きます…。
しかし、進学、恋愛、就職と、直貴が幸せをつかもうとするたびに、「強盗殺人犯の弟」という運命が立ちはだかる苛酷な現実。
いつか罪は償えるのでしょうか。
トリックもサスペンスもどんでん返しもなく、犯罪加害者の家族を真正面から描き切っています。

彼の筆力によって冒頭から引き込まれ、一気に読んでしまいました。
「そんなバカな。」「みんな冷たい。」「本人じゃないのに。」「今度こそ!」
と多々の思いの果て読後感を一言で言うと「・・・救われない・・・」
最後まで辛すぎました。
「差別や偏見のない世界。そんなものは想像の産物でしかない」と言い切る直貴の言葉。
立ち向かわなければ解決の糸口がない、でも振りかざしても逆差別を生む。
昨今、子どもに関わる悲しい事件や事故が続いています。
人間の心の奥底にひそんでいる暗く冷たいドロドロしたものが、
事件が我が身に降りかかると顔を出す。。。
そんな悲しさを引きずる作品でした。

書道部~桐華展~

2006-11-09 | 学校のこと
本校書道部が明日から3日間、展覧会を開きます。
今回が第24回、歴史ある作品展です。
先日の私学文化祭で知事賞を受賞した生徒もいます。
皆様、ぜひおいでください。

【 開催日時 】
 平成18年11月10日(金)PM1:00~PM7:00         
         11日(土)AM9:00~PM7:00         
         12日(日)AM9:00~PM6:00
【 会場 】
本庄市民文化会館ギャラリー


LIBRARY NEWS 10月号、学校のHPから見られるようになりました。
よろしかったらご覧ください。


保護者の利用

2006-11-08 | 図書館
明日から、本校生徒の保護者も図書館を利用できます。
以前から生徒を通しての貸し出し等はありました。
でも、生徒が図書館へあまり行かなかったり、時間がなかったりすると、
それもままなりません。
毎日でなくても良いので、保護者も図書を借りられるようにしてもらいたい、
という要望がありました。
学校側と検討の結果、時間を決めて利用しても良いということになりました。

~・~・保護者利用日時・~・~
(月)(木)14:30~17:30

ただし、生徒の利用・活動が優先されますのでご了承ください。
保護者の皆様、ご来館をお待ちしています。

先日行われました私学文化祭において、本校文化部が知事賞を受賞するなど
優秀な成績をおさめました。
参加状況が事前にわからなくて、失礼しました。
詳細は、本校HPをご覧ください。

LIBRARY NEWS 11月号

2006-11-06 | 司書室より
LIBRARY NEWS 11月号を発行しました。
学校のHPにもPDFファイルでアップされています。
10月号は、アップしたもののなぜかファイルを開いてみることができず、
ご迷惑をおかけしました
今だに原因不明で「見られません。」のままです。。。

今月号の特集は「読書週間」と「響生アンケートの結果」です。
~・~響生アンケート 後編~・~
高校生に読んで欲しい本(教職員)

1位 人生論―武者小路実篤
2位 人生論―亀井勝一郎
3位 堕落論
4位 青春の門
5位 花神
6位 北の海
7位 僕はいかにして指揮者になったか
8位 竜馬がゆく
9位 三国志―吉川英治
10 位 スクール・ウォーズ

ベスト3に評論があがっています。先生らしい
高校生として作者の考え方を理解し、自分の論を構築していければ素晴らしいです。
初めは難しく感じるでしょうが、少しずつこのジャンルの本を読んでいきたいです。
大学入試の現代文の問題は、評論の読解がほとんどです。

先日紹介した「読ませ大賞」も集計結果が発表され始めています。
今日現在のところベスト3は

①野口嘉則 『鏡の法則』
②リリー・フランキー『東京タワー~オカンとボクと、時々オトン』
③エンリケ・バリオス 『アミ 小さな宇宙人[新装版]』

年代や性別、地域、職業の違いによるランキングも検索できます。
高校生のランキング、「なるほど!」とうなづけますよ



映画会 「子ぎつねヘレン」

2006-11-02 | 学校のこと
毎週(木)には全校一斉の「響生の時間」があります。
学園理念になっている「響生」とは生徒と教師・職員はお互いに響きあい、前進し、
活力ある学園を築いていこうというものです。
1週2時間のこの時間は、全校生徒が同じ取り組みをします。
講演会や、奉仕作業、テーマを決めての話し合い等がありますが、
先日は「友達に勧めたい本・映画・音楽」というアンケートをとりました。
その中で、この映画はベスト10に入っていました。
そこで、今日の映画会となったのです。

原作は『子ぎつねヘレンがのこしたもの』 竹田津 実 (著) 。
(図書館にあります!)
作者は北海道で40年間獣医師をし、ヘレンのことも実話です。
目が見えなく、耳が聞こえない、鳴き声も立てられない子ぎつねを拾って、
ヘレン・ケラーのようだと「ヘレン」と名づけます。
春から夏が来る前の間の短い時間、ヘレンと共に過ごし、
その命を最期まで見つめ続けた少年の成長の物語です。
(原作には少年は出てこないので、ちょっと映画と原作は違います。)

ヘレンは死ぬために生まれてきたのでしょうか?
見つけられなかったら、2,3日で死んでしまったでしょう。
死んでしまう1ヶ月の間に、少年は様々なことを学んでいくのです、
命の重さ、命のはかなさ、生きることのすばらしさ。
そして心に残ったのは、
「いま自分に何ができるか考えろ!」という獣医師の言葉。
最後に流れるレミオロメンの「太陽の下」

昨今の、学校内におけるいじめとそれにまつわる自殺の問題。
毎日、ニュースを耳にするたび心が痛みます。
今ある命はかけがえのないもの、と改めて思ったのでした。