今日も一期一会

「本が好き♪図書館ブログ」のタイトル変更
本好きholyの覚え書き的日常のあれこれ

「本が好き♪図書館ブログ」からタイトル変更

19年目のholyのブログをそのまま残します。 同じ時は二度とやって来ない。これからも毎日を「一期一会」の心で過ごします♪

映画 『無限の住人』

2017-04-29 | 映画
公開初日に観に行きました!(SMAP解散しちゃっても応援しています♪)
昨夜、ネットで座席指定券を買った時には、
公開初日なのに小さいスクリーンでの上映でしかも座席はガラガラ、「大丈夫かな?」と心配になりました。

今日、近隣の映画館へ行ってみると、窓口はあまり見たことのないほどの行列で、
さすがゴールデンウイーク初日ですね。
(残念なことに今年は4回もある祝日の土曜日ですが…。)
座席についてみると次々にお客さんが入って来て、なんと私の前後左右には人がいました!
とりあえず、良かった♪
(どうかこれ以上悪口言われませんように・・・祈。手のひら返しの世間が恐ろしい)

以下、ネタバレありです。
原作は、累計発行部数約500万部沙村広明原作の人気時代劇コミック『無限の住人』、
それを三池崇史監督が実写映画化、
私は読んでいないのでサラの状態で見たのですが、とにかくたくさん人が斬られます!
冒頭、木村君演じる万次が一人で100人斬り!
その際に謎の老婆によって不死身の身体にされます。
血しぶきを配慮してのモノクロかと思いきや、冒頭以外はカラーとなり(PG12指定ですよ)、
最後のシーンは万次と福士蒼汰君演じる天津の二人で300人斬り、身体の部位も飛び散ります!
スタントなしで演じたという殺陣のシーンがスピード感たっぷりで壮絶&凄惨、
相当訓練しただろうし、また、ずいぶんケガもしたんだろうなぁ~と思いながら見ていました。
木村くん、引き込まれるほど全身全霊で頑張っていました!
グッズは映画が始まる前にはあったので、帰りに買おうと思っていたら、
帰りにはすべて売り切れていて何も買えなかったのでした…。

この映画は、5月17日~5月28日に開催される、世界三大映画際・第70回カンヌ国際映画祭の
「アウト オブ コンペティション部門」として公式選出されることが決定しています!パチパチ☆

こういう映画をあまり見ないし原作も読んでいないのでよくわからないのですが、
次々人が出てきて、とにかくやるかやられるか、の瀬戸際が見どころなのでしょうか?
私としては、もう少しその理由付けとか、こうせざるを得ない辛さや悲しみや苦しみとかも、
観たかったかな~とも思ったのでした。
死なない体って人類の夢ですが、好きな人を次々送るのは辛いかもしれないですね。

丸の内ピカデリーで、キャスト登壇の初日舞台があったので行きたかったのですが、
どうしてもチケットが取れないし、応募しても当たらない・・・。
10万円以上でオークションに出品されていて、おかしいでしょ!怒
 

終わってから、友人とカフェでお茶♡
暑かったので久しぶりに食べた抹茶&小倉あんパフェが美味しかったです~♪
このお店、カフェタイムはデザートを頼むとコーヒーが無料というサービスの良さで、
たっぷりのコーヒーを飲んでおしゃべりで盛り上がっていたら、空模様が怪しくなり急いで帰宅しました。
春雷の後、虹が出たところもあったそうで、GW初日は荒れた天気の一日でしたね。

新入生歓迎会

2017-04-25 | 学校のこと
昨日は、高校体育館で新入生歓迎会が行われました。
本庄第一中学校53名、高等学校479名の新しい仲間を歓迎する中高合同イベントです。
ステージで吹奏楽部、ダンス部、書道部、チアリーディング部が全国レベルの演奏・演技を披露し、
また、ラグビー部はラグビーニュージーランド代表オールブラックスで知られる「ハカ・ダンス」でアピール!

さらに、部活紹介の生徒会企画として、全部活が参加して制作したビデオが上映されました。
これはテレビCMで流れている「ポカリガチダンス」を利用して、全部活の生徒が踊ったもので、
新入生のために多くの部員がダンスを練習し、生徒会が撮影&編集してくれました。
私は昨日見ていなかったので、今日、生徒会の生徒に見せてもらったら、とても良く出来ていて、
頑張っている高校生っていいなぁ~とあらためて思いました。

TVCMで流れているのはこちらです。
ポカリスエットCM|「エール」篇60秒


図書委員会の活動も順調に始まり、昼休み・放課後としっかり図書当番に来てくれています。
今年の1年生は読書家も多いようで、『村上春樹全集』の1冊を借りていった1年生生徒に感激!
また、今年新任で赴任してきた教員の中に本校卒業生がいて、
その中のある先生が先日図書館にいらして「私、高校生の時に図書委員でした。」との嬉しいお話!
顔が大人になっていてわからなかったのですが、歴代図書委員の名簿に名前が残っていたのでした。
今年の図書館清掃担当の3年生10名は、すすんで丁寧に掃除出来る生徒たちでこちらも大助かり!
新たな出会いや、懐かしい再会に心弾む、新年度のスタートです♪



伊太利亜食房

2017-04-23 | 美味しいもの
新年度が始まってやっとひと息ついた週末の休日、友人たち5人でお食事女子会、
タイトルを「イタリア食房」と読ませるイタリアンのお店へ♪

久しぶりに会う友人もいて、「久しぶり~!元気だった?」の声が行きかいます。
ガッツリ食べられる私たちは、知る人ぞ知る「大皿パーティープラン」をお願いしました。
これは大皿に盛りつけたイタリアンコース料理を10皿出してくれ、
しかも5人以上で予約するとさらに一皿サービス!という嬉しいプレゼント付き、
計11皿のお料理は、ドーンとこちら♪

・マグロのカルパッチョ ・グリーンサラダ ・深谷豚と地元野菜のソテー ・ポテトグラタン
・ピザ2品(何だったか?もう聞いちゃいない…) ・深谷ねぎとキノコのリゾット 
・パスタ2皿(トマトとキャベツのペペロンチーノ、茄子のアラビアータ)・ハンバーグ 
・ドルチェ(バナナのプリン、バナナのアイスクリーム) ・コーヒー・紅茶

しかも、ソフトドリンク・コーヒー・紅茶飲み放題で通常宴会費用の半額ほどという信じられないお値段です!!
私たちのテーブルに大皿が到着するたびに、満席の周りのお客さんたちからの
「あの人たち一体どれだけ注文したんだ!?」という感じの視線が痛い・・・。
みんなで取り分けて、ワイワイしながらお食事するのに、ここはおすすめです。
この近隣では評判のお店なので、味は保証付き!
どれもこれも美味しかったです♪

それぞれ職場は違いますが、みんな頑張ってます!
いろいろな話が飛び出して、食べる合間に、笑ったり、怒ったり、悲しんだり、もう忙しいこと。
美味しいものをいただきながらのおしゃべりは、本当に楽しくてストレス発散しました!
お店の方から「食べきれなかったら、お持ち帰りいただいても大丈夫ですよ。」とお声かけいただきましたが、
途中、撮ったスマホの写真で「これで7皿目。」などと確認し合いながら、
おしゃべりでエネルギーを消費し最後まで駆け抜け、全員で全皿完食しゴールしたのでした。

楽しくて良かったー、友人たちとのこんな夜♪

記念日

2017-04-20 | いろいろ
朝、カーテンを開けると眩しい太陽、「やっぱり晴れだ♪」と嬉しくなりました。

今日は私の生まれた日、名前のせいか晴れの日が多い気がしています。
今年も元気にこの日を迎えられました。
友人、知人、家族、からたくさんのありがたいメッセージやお祝いをいただき、
幸せを感じている今、周りの方々あっての自分だと改めて実感し、本当に感謝しています。
言葉の力って、とても大きなものがありますよね。
励まされたり、心が温かくなったり、元気をもらったり、…心からありがとう。
皆様からの嬉しいお言葉を胸に、これから1年、また前向きに楽しく過ごせたらと思います♪
 
そして、私をこの世に送り出してくれた両親にこそ、一番の感謝です。

家族や友人たちと美味しいものをいただくのは、食いしん坊のなせる業でもありますが、
何よりも友人との限られた時間を心地よく、楽しく、美味しく過ごしたいためでもあります。
会いたいと思う方がいて、おしゃべりの中に生き方を考えたり、学んだりすることも多く、
そんな特別なひと時を私は大切にしたいのです。
 
いつになく早く帰宅した主人からの花束、お花はいつもらっても嬉しいものですね。
(思い起こせば30年前、この手に・・・!)
そして自前のお祝いディナーの後は、2人なのになぜかケーキが4つ♪
明日は「誕生日でない日」をお祝いできます!

ミュシャ展

2017-04-18 | アート
国立新美術館で開催中の「ミュシャ展 国立新美術館開館10周年・チェコ文化年事業」へ。
六本木では注目の展覧会がいくつも開催されており、どれも見逃せずこの1か月間で3回も行っています。

ミュシャと言えば流麗な図案の中に描かれた美女のデザイン画で知られており、
私もこのアール・ヌーヴォーの絵はあちこちで見ていて特に展覧会へ行かなくても良いかと思っていましたが、
「スラブ叙事詩」がチェコ国外では世界で初めて全20点まとめて公開されると知り、これは是非見なければ!
と行ってきました。
日曜日の開館時間ちょうどに前売チケット持参で到着しましたが、すでに入場までこの大行列...。
 
当然、中も大混雑、一部の展示室は撮影可となっています。

ミュシャはアール・ヌーヴォー全盛期にパリで成功を収め、その後、祖国チェコスロバキアへ50歳で戻ります。
それから約16年もの歳月を捧げた画家渾身の作品が「スラヴ叙事詩」全20作、
大きいもので縦6m、横8mもの巨大なカンヴァス、絵から離れないと全体は見られず、上の方の細かい部分は双眼鏡が必要!
こんな大きい絵をどうやって運んできたのか不思議でしたが、
公式HPにある展示風景の動画を見たら、絵を絨毯のように丸めて持ってきたことがわかりました。

それらの絵は私が持っていたミュシャのイメージとはかけ離れていて「これがミュシャの絵??」と驚くばかりでした。
大きな空間を使った写実的な絵で、スラヴ民族の苦悩と栄光の歴史を壮大に描いています。
それぞれの絵の中に、一人は必ずこちらをじっと正面から見つめる人が描かれていて、
「こんな歴史をあなたはどう思う?!」と観客に問いかけているようでした。
スラヴ民族の歴史を絵として祖国に残し、現在も未来も、祖国の人々に観てもらいたかったのでしょうね。
描かれた人々は時に激しく、時に淋しく、哀しく、暗く、強く、そして最後には明るく晴れやかに!!

感動のうちに20点を見終わると、次のコーナーはミュシャお得意のアール・ヌーヴォー様式の絵が。
これらの絵の所蔵はほとんどが「堺市美術館」であったことにもビックリ!
大阪の堺市には「堺 アルフォンス・ミュシャ館」なる専門の美術館があることも初めて知ったのでした。

祖国に戻ってからは、国のために依頼された仕事はほとんどを無償で引き受けたそうで、
切手のデザイン、市民会館の壁画、オリンピック選手のユニフォーム、ミュシャの祖国愛を強く感じました。
チェコの国民的作曲家スメタナの有名な曲に「モルダウ」がありますが、これは連作交響詩「わが祖国」の第2曲です。
占領されたり侵略されたりした歴史を持つ国の国民には、「祖国愛」は大きなものなのでしょうね。

ラフマニノフを佐渡裕×反田恭平で!

2017-04-16 | 音楽
半年前から楽しみにしていたクラシック演奏会に行って来ました。
佐渡裕指揮×反田恭平ピアノという奇跡の共演によるピアノ協奏曲の演奏会です!

1年ほど前に某TV番組の特集でピアニスト反田恭平さんを知ってから、是非ぜひそのピアノを聴きたいと願っていました。
北海道札幌市生まれ、ごく普通の家庭に育ちヤマハ音楽教室でピアノを習うという、良くあるパターンから、
高校生で日本クラシック音楽コンクールで最高位を得ます!
めきめき頭角を現していきますが、ご両親(特に父親)には音楽の道へ進むことに良い顔をされなかったそうです。
でも、今では世界的に活躍し、大変な人気でなかなかチケットが取れない新進気鋭の22歳のピアニスト!!
しかも演奏曲はラフマニノフのピアノコンチェルト!もう何日も前からワクワクがとまりませんでした♪♪

オーケストラは東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団。
開演のブザーが鳴ると、初めに佐渡さんが登場して、反田恭平さんの紹介や曲の説明等をしてくれました。
超満員の観客がリラックスして聴けるようにとの温かい配慮かもしれませんね。

≪プログラム≫
・チャイコフスキー:アンダンテ・カンタービレ
・ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 op.18
・チャイコフスキー:交響曲 第5番 ホ短調 op.64

今回の曲目は「オールロシア」、先日「エルミタージュ美術館展」へ行ったし、
池田理代子さんの『オルフェウスの窓』も全巻読了したしで、ロシアづいている私です。

チャイコフスキーのカンタービレが素敵なメロディと共に終わって、いよいよ反田さんの登場!
私の席は前後中央あたり、中央からやや左寄りという、ピアノの運指を見るにはベストのポジションでした。
演奏曲のラフマニノフのピアノ協奏曲第2番は、先日引退された浅田真央選手があの「奇跡の4分間」を演じた曲です。
演奏が始まっての10小節、左手の低音の壮大な響きに私はすでにシビれていました!
前日の某TV音楽番組で「フォルテッシモは背筋を使って肩甲骨を動かし、指が鍵盤にめり込むくらい強く弾く!」
とおっしゃっていた通りの演奏でした。
パワフルで、壮大で、そうかと思うと繊細で優美で、とても22歳(息子より年下)の演奏とは思えない…。
大感激のうちに反田さんの演奏が終わりましたが拍手が鳴りやまず、
アンコールでシューマン作曲、リスト編曲の「献呈」を弾いてくれました。

この後、休憩となりチャイコフスキーの交響曲の時に、空席がちらほら…
辻井伸行さんの演奏会の時にも同じようなことがあり、反田恭平さんの演奏だけを聴きに来た方もいたのですね。
交響曲5番を生で聴くのは初めてでしたが、これ、聴いてみたらとても良い交響曲で、
4番と6番が好き、と思っていましたが、この5番はロシアの雰囲気が良く出ていて素敵でした。
それは、もちろん佐渡裕さんが大きな体全身を使って、力いっぱい指揮してオケを導いたからでしょう。
アンコールはチャイコフスキー「くるみ割り人形」組曲よりロシアの踊り〝トレパック”。

演奏会終了後、全力で弾いた疲れを微塵も見せずに、並んだ300人位?全員にサインをしてくれた反田恭平さん、
もちろん私もしてもらいましたが、ピアノストなので指は大事、握手は遠慮しておきました。

まるで職人のようにピアニストとしての技と音楽性を極めるその姿、これからも楽しみです!
全国リサイタルツアーのチケットは即日完売、でも、あの力強さは大きなホールでのピアノ協奏曲が似合うかも。


2017年 「本屋大賞」 決定!

2017-04-12 | 本の紹介
昨夜、全国の書店員が「いちばん売りたい本」を選ぶ「本屋大賞2017」の大賞が決定しました!
全国の書店員が年に1度、出版業界活性化のために「一番売りたい本」を投票だけで選出し、
第14回目となる今回は「2015年12月1日〜2016年11月30日の間に刊行された日本の小説」が対象です。

大賞に選ばれたのは、
恩田陸 著『蜜蜂と遠雷』(幻冬舎)
1月に発表された直木賞と史上初のダブル受賞で2冠達成!
さらに、平成17年に『夜のピクニック』で第2回大賞を受賞されており、本屋大賞初の二度目の大賞受賞!
本当におめでとうございます。
恩田陸さんの作品がすっと好きで、『蜜蜂と遠雷』に大変感動した私はとても嬉しいです!
この作品に登場する演奏曲が、CD化されて発売されるそうです。

「本屋大賞2017」ノミネート10作品の順位は以下の通りです。
感想を記事にした作品には、このブログ記事のリンクを貼りました。

1位 『蜜蜂と遠雷』 恩田陸 幻冬舎
2位 『みかづき』 森絵都 集英社
3位 『罪の声』 塩田武士 講談社
4位 『ツバキ文具店』 小川糸 幻冬舎
5位 『桜風堂ものがたり』 村山早紀 PHP研究所
6位 『暗幕のゲルニカ』 原田マハ 新潮社
7位 『i』 西加奈子 ポプラ社
8位 『夜行』 森見登美彦 小学館
9位 『コンビニ人間』 村田沙耶香 文藝春秋
10位 『コーヒーが冷めないうちに』 川口俊和 サンマーク出版

私は全10作品を読みましたが、私の中でもこれと似たような順位でした。
本校図書館にも全作品が入っています。
(まだ納品待ちの作品もありますが予約できます。)
この中の『ツバキ文具店』が、近くTVドラマ化されますね。
落ち着いてしっとりとした良い作品でしたので、TVドラマが楽しみです。

翻訳小説部門大賞にはトーン・テレヘン著、長山さき訳 『ハリネズミの願い』(新潮社)が選ばれました。
あまり外国作品を読まない私ですが、話題になったこの本は読んでいましたし、
ちょうど今、図書館のカウンターに展示してあるところ!

友だち付き合いにちょっと悩んだ時に読んでみるといいかな、と思います。

図書館蔵書検索

2017-04-10 | 図書館
今日は「教科書の日」だそうです。(画像は教科書の日を設定した一般社団法人教科書協会HPより)
真新しい教科書が児童生徒の手に渡り、保護者の方々も関心が高まる時期である「良い(4月)図書(10日)」
に設定したらしいです。

そんな今日、今年度最初の図書館便り「Library News」4月号を紙面に印刷して全校に発行いたしました。
今月号には、本校生徒・教職員のためのデータが載っているので申し訳ありませんが公開できません。

表面は、例年通り本校図書館の概要とその利用方法の説明、
裏面は、この4月から利用を開始する「図書館蔵書検索」の操作方法です!
そのために今月号だけ紙面に印刷して全生徒・教職員に配布しました。

この「図書館蔵書検索」は、私が長年にわたり運用を願っていたものでした。
今や、公立図書館の蔵書をインターネット上で各自が検索できるのは当たり前になっています。
蔵書を検索し、貸し出し状況を見、予約待ち人数を見て、予約したければそのままネットで予約し、
そして貸し出し可能になったらメールで図書館から連絡が来る、
ここまでが図書館利用における個人の一連の作業になっていますよね?!
是非ともこれを本校図書館でも運用したいし、生徒の活発な読書活動のためにはしなければならない時代!
折しも本校は昨年度から、全校あげてICT化に取り組んでいるところ。

私が学生の頃は、蔵書検索はその図書館へ行って「カード目録」を一枚ずつめくりながら行うものでした。
その後、図書館に設置してある「蔵書検索機」を使って出来るようになった時、その便利さに驚きました!
今や、インターネットで誰もがどこからでも蔵書を検索でき、
さらに複数の図書館を一度に調べられる「国立国会図書館サーチ」(NDL Search)や「カーリル」さえあります。

そして、学校側といろいろ検討の結果、ついに本校図書館でもオンラインで蔵書検索可能となりました!
(今のところ、外部へは公開していません)
しかも、中学校図書館の蔵書も一部検索できるようにしたので、より多くの本を利用できます。
昨年度3学期はずっとこれの準備にかかりきりで、
所蔵データを引き出して、検索用フォームにデータを作り直し、データを送る、といった一連の作業を、
導入のためのお金をかけず、この手でやり終えられ良かった♪
これで、図書館を利用する生徒が少しでも増えてくれたらとっても嬉しいです!

追悼 大岡信氏

2017-04-09 | 本の紹介
現代日本を代表する詩人のお一人で、長年朝日新聞にてコラム『折々のうた』の連載を続けてこられた、
詩人の大岡信さんが4月5日に享年86歳でお亡くなりになりました。
とても残念なことです。

大岡さんは1931年、静岡県三島市で生まれ、東京大学文学部の国文学科を卒業後、
読売新聞社に記者として入社。
退社後は詩歌雑誌の編集長や明治大学法学部教授、東京芸術大学音楽学部教授などを歴任されました。
1995年に恩賜賞・日本芸術院賞を受賞、1997年には文化功労者に選ばれ、
朝日新聞に「折々のうた」を1979年1月から2007年3月まで書かれたその業績で1980年に菊池寛賞を受けました。

私が氏に関することで一番良く覚えているのは、中学校教員時代に2年生の国語教科書の最初の単元にあった、
大岡信氏の「言葉の力」という随筆です。
その内容を桜の咲くこの季節になるといつも思い出します。

染色家志村ふくみさんの仕事場で、
桜色に染められた着物を見てその美しい桜色に感動した筆者。
きっと桜の花びらを集めて色を取り出すのだと思い、どのようにこの色を取り出すのか聞いたところ
桜の花が咲く直前のころの木の皮から色を取り出すと知って驚きます。
美しい花を咲かせるために、木は全身で色を作り出している。
これは言葉と同じだと思った筆者は、
言葉の一語一語が桜の花びら一枚一枚と同じで、美しい言葉もそれを発する人が全身で作り出すもの、
と書いていらっしゃいました。

また、万葉集の研究でも知られ、
私は卒論で万葉集の歌人 大伴坂上郎女を研究しましたので、そちらでも馴染みのある方でした。

まさに桜の咲くこの季節にお亡くなりになり、
お好きだったという西行の「願はくは花の下にて春死なむ その如月の望月の頃」の歌のようです。
西行も詠んだ歌の願い通りに、桜の花の舞い散る日に安らかに亡くなりました。
その時代にはソメイヨシノはなかったので、今の暦で3月に咲き始める吉野山のヤマザクラのことでしょうね。

そんな今日、哀悼の意も込めて、久しぶりに実家のあるK市の荒川土手桜堤の夜桜を見に行ってきました。
日中の風雨もやみ、満月に近い春の月が満開の桜を照らしていて、感慨深いものがありました。
 

入学式

2017-04-07 | 学校のこと
今日は、中学校と高等学校の合同入学式が高校体育館で行われました。
今年の新入生は中学生が2クラス53名、高校生が14クラス479名、体育館は新入生と保護者で超満員!

吹奏楽部のファンファーレで開式です。
校長式辞、理事長祝辞、在校生歓迎の言葉、中学生代表生徒と高校生代表生徒による新入生誓いの言葉、
と、式は厳粛に行われました。
新入学生誓いの言葉を述べた中学生代表の女子生徒は堂々として言葉も素晴らしく、感心しました!
先月まで小学生だったとはとても思えません。
その後、保護者の方はPTA入会式と地区ごとの支部会、生徒たちは教室でホームルームとなりました。

入学式の看板を撮影したかったのですが、朝からお昼過ぎまで撮影をする生徒と保護者の列が途切れず、
昨日と同じような写真になってしまいました。
昨日のは体育館を遠景に、今日のは図書館のある特別教室等を遠景に。
お昼近くには晴れて桜は一気に満開となり、暑いほどになりましたね。
仕事が山盛りだったこの3日間で、春休みお休みモードは一気に吹き飛びました!

今年度は新入生も含めて、全高校生徒1,371名、教職員115名でスタートします。
10日の月曜日は地元小中学校の入学式に出席するので、遅れて出勤しますが、
新たな出会いを楽しみに、図書館で皆さんを待っています!