最低気温-5℃と冷え込んだ今日、仕事半分お楽しみ半分の「図書館と県民のつどい SAITAMA 2018」へ行ってきました。
場所は恒例の「北本文化センター」です。
主催は埼玉県図書館協会、今年も本校図書館にお知らせが届き、
今年の講演会は直木賞受賞作『何者』で知られる若手人気作家の朝井リョウさん!速攻で申し込みました。
一昨年は石田衣良さん、今年も定員700名の会場は超満員でした!
講演タイトルは『朝井リョウの図書館ラジオ~質問にひたすら答えます~』
事前にインターネットで受け付けた質問に答えるという形で、軽快にお話が始まりました。
朝井リョウさんは29歳、「始まる前から10分押していますね。」「講演会というと自慢話ばかりですよね。」
と聴衆の笑いを誘いながら軽妙におしゃべりを続け、若々しさを感じました。
全国各地、老若男女からインターネットで寄せられた質問は、
図書館・本との関わり、作家という職業について、お薦めの本、など多岐にわたっていました。
その中でいくつか心に残った朝井リョウ氏の言葉。
「人間は言葉でしかコミュニケーションが取れないので、たくさんの言葉に触れていることが大切」
「インプットしている言葉が多い方が表現が豊かになる」
「本を読んでも頭が良くなったりはしないが、想像力のスイッチやおまじないの言葉をもらえる」
「SNS上の言葉はミクシィ、FB、ツイッター、LINE、インスタ、とドンドン短くなっている」
(これは私も思っていたこと。記号や画像で思いを伝える時代になっていますよね。)
「思春期の頃は本に共感や救いを求めていたが、今は自分の世界を拡げてくれる本を求めている」
あまりに若い(息子と同い年)…と思っていましたがさすが作家さん、とても良い講演会でした!!
私は朝井さんの著作を数作品読みましたが、これからの新刊もより楽しみになりました。
たくさんの本も紹介して下さり、これからそれらの本を逐一チェックして図書館の選書の参考にします。
その後、各図書館の展示ブースを見学していたら、朝井さんが関係者と共にいらっしゃり、
目の前でお顔を拝見することが出来ました♪(撮影はNGでした)
北本市は文化センター内に市立図書館があり、別棟に新しいこども図書館があります!
靴を脱いでこども図書館を見学させていただきました。
こどもの本がたーくさん!床がほんのり暖かく、明るく、木を多用した曲線のデザインで、良い空間でした♪
お話の部屋や児童館も併設し、年代別におはなし会も頻繁に行われているようで、
子ども専用の図書館があるのは珍しいし恵まれた環境だと思いました。