今、ハプスブルク家に凝っています♪
ブログお仲間が紹介していた本を読んだのがきっかけです。
一番初めに読んだのが、中野京子著『怖い絵』『怖い絵2』
世界的に知られたよりすぐりの名画20点をそれぞれカラー図版で掲載し、
その絵の持つ意味や歴史的、社会的側面が解説されています。
「怖い」と言っても、最近流行のいわゆる名画の謎解きです。
絵の背後に、実はこんな表情が、あるいはこんなドラマが隠れていたのか!!
と、知ってから絵を良く見ると全く違った印象を持ったりします。
この筆者の2冊が面白かったので、次に同じ筆者による
中野京子著『名画で読み解く ハプスブルク家12の物語 』を読みました。
スイスの一豪族から大出世、
列強のパワーバランスによって偶然ころがりこんだ神聖ローマ帝国皇帝の地位!
以後、約650年にわたり王朝として長命を保ったハプスブルク家。
常にヨーロッパ史の中心に身を置きながら、歴史の荒波に翻弄され、
その家系を生きる人間たちの運命は激しく揺さぶられ続けました。
フェリペ二世、マリー・アントワネット、ライヒシュタット公、エリザベート、マクシミリアンetc
ハプスブルク家を継いでいったヒーロー・ヒロインを描いた名画を紹介し、
その波瀾万丈の物語を絵画とともに紹介しています。
このハプスブルク家の中で、興味を持ったのが「エリザベート」。
それで、冒頭の写真の藤本ひとみ著『皇妃エリザベート』を読みました。
(私はこんなふうに関連づけて本を選ぶことが多いです。)
「ウィーンの薔薇」と称された絶世の美女が
オーストリア皇妃として嫁いだのが15歳の時。
そこからハプスブルク家の美神・エリザベートの波瀾万丈の生涯が始まります。
皇妃として、妻として、母として、嫁として、彼女は満たされぬ人生を歩み、
ついに暗殺されてしまう頃からオーストリア帝国にも斜陽がさし始めます。
今まで、エリザベートに関してはあまりよく知りませんでしたが、
同じハプスブルク家のマリー・アントワネットと似ている部分があると思いました。
これらの本を読みながら並行して読んで(見て?)いたのが、
海野弘著『ハプスブルク家の女たち ~ヨーロッパ随一の名家の栄華紀行』
ウィーン、オーストリア各地をめぐる写真紀行です。
宮殿の部屋の写真や肖像画、年表、系図とともに紹介しています。
写真が豊富で、カタカナと固有名詞が苦手な私には嬉しい本です。
それにしても、172cm、50kg、ウエスト50cmの王妃は美しい!!
そして、これを読んだらミュージカル「エリザベート」を観に行きたくなったのでした♪
12月末まで帝国劇場で上演されています。
エリザベートを演じるのは涼風真世と朝海ひかるのWキャストです。