今日も一期一会

「本が好き♪図書館ブログ」のタイトル変更
本好きholyの覚え書き的日常のあれこれ

「本が好き♪図書館ブログ」からタイトル変更

19年目のholyのブログをそのまま残します。 同じ時は二度とやって来ない。これからも毎日を「一期一会」の心で過ごします♪

第1回 読ませ大賞

2006-10-30 | いろいろ
「あなたが好きな人に読ませたい本を教えてください」

「読ませ大賞」キャンペーンは、財団法人出版文化産業振興財団(JPIC)が、
「文字・活字文化の日」PRと読書推進活動の一環としておこなうものです。
~好きな本は好きな人にも読ませたい~をキャッチフレーズに、
刊行図書の中から、「好きな人に読ませたい本」を推薦、投票して、
その作品を多くの方に紹介することを目的としています。
投票はWeb上で行い、11月2日から公開されます。
イメージガールは押切もえ。
首相官邸を訪問し、お薦めの絵本『木を植えた男』を安倍首相にプレゼントしていました。

好きな人。。。いろんな人がいますよね。
恋人、友人、家族、etc・・・
そこがあいまいですが、結果が楽しみです。


読書週間 「しおりいらずの 一気読み」

2006-10-27 | 司書室より
今日10月27日~11月9日は第60回読書週間です。
今年の標語は ~しおりいらずの 一気読み~ 
昨年からは読書週間が始まる10月27日が、「文字・活字文化の日」に制定されました。

「読書週間は『読書の力によって、平和な文化国家を作ろう』という決意のもとで昭和22年に始まりました。
いま、電子メディアの発達によって、世界の情報伝達の流れは、大きく変容しようとしています。
しかし、その使い手が人間であるかぎり、その本体の人間性を育て、かたちづくるのに、「本」が重要な役割を果たすことはかわりありません。
暮らしのスタイルに、人生設計のなかに、新しい感覚での「本とのつきあい方」をとりいれていきませんか。」(社会法人 読書推進運動協議会より)

今日が「文字・活字文化の日」だからなのか、貸し出し数がとても多かったです。
5時間目には1年生の1クラス全員が1冊ずつ本を選んで、
1時間読書した後、借りていきました。
一度こうして全員で来て借りてみると、その後、図書館の敷居が低いかもしれませんね。
先生方、是非、授業での図書館利用をしてください。
お待ちしています

吹奏楽部 秋のそよ風コンサート2006

2006-10-26 | 学校のこと
本校には芸術コースがあり、このコースの生徒は吹奏楽部・美術部・書道部のいずれかに所属しています。
3つの部とも大変よく活動していて、運動部並みの活動時間・日数・厳しさです。
吹奏楽部が今週末にコンサートをします
1年のうち秋と春に演奏会をしますが、毎回満席になるほどの人気です
皆さん、是非行ってみてくださいね。

10月29日(日)1:30開場 2:00開演
会場:本庄市民文化会館
一般:500円 中学生以下:200円

プログラム
Ⅰ部 F.チェザリーニ:アルプスの詩
   W.A.モーツアルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス
                       他
Ⅱ部 アンサンブルステージ
Ⅲ部 OBステージ
   W.ヒル:セント・アンソニー・バリエーション
   G.ガーシュウィン:ポーギーとベス
                       他

『天使の卵』 村山由佳著

2006-10-25 | 本の紹介
村山由香の『天使の卵』は1993年に「小説すばる」新人賞を受賞した作品です。
数年前にこの作品を読んで、純愛の切なさに胸がいっぱいになりました。
以来、村山由香のファンです。

大好きなこの作品が映画化され、先週末から公開されています。
作品の持つリズムや色合い、手触りが損なわれていたら。。。
とかなり心配でしたが、思い切って観にいきました。
姉妹の姉、春妃は、はかなげで透明な原作のイメージに合っていました。
他の配役は、う~んというかんじでしたが、
一つの映画の作品として楽しめました。

今週月曜日には、この作品の続編である『天使の梯子』が2時間ドラマ化され、
どうなんだろうと思いながらまた観てしまった。。。
ドラマの中の回想の部分は映画の映像が使われていたのですが、
映画とドラマで配役が違っていたので見ながらゴチャゴチャに

そして先月は続々編『ヘブンリー・ブルー』が出版。
ちょっとここまでくるとさすがにこの本は読む気がしなくて
作者は映画に触発されて、様々な場面を補いながらこの第3作を書いたそうです。
でも、すべてを明らかにしなくても、
読者の読みに任せてもらってもいいような気がします。

このように小説、映画、ドラマなど複数のメディアを通じて、
多方面に商品展開することをメディアミックスといいます。
現代は、大抵の作品が何らかのメディアミックス展開を導入していて、
この先、この作品が漫画化されたりする可能性も・・・
それは、あんまりです





今日から中間テスト

2006-10-20 | 学校のこと
2学期の中間テストが今日から始まりました。
この1週間、図書館は大混雑
1人用の机、6人用の大机は満席で、
カーペットに座り込んで、ベンチを机代わりにするグループまで

校内に自習室もあるのですがそこはと~っても静からしいのです。
だから、小声で友達とちょっと話したり、教えあったりできる図書館が、
ちょうどいいのだと言っていました。
家に帰っちゃうと、TVやベッドやゲームの誘惑に負けてしまうと言っている子も。
真剣に試験に取り組んでいて、頑張っているなぁと感心します。
全校生徒の様子はわからないので、あくまでも図書館に来ている子ですが。。。
試験は23日(月)24日(火)まで続きます。
図書館は22、23日は午後5時まで、24日は午後6時まで開館しています。
最終バスの時間までということです。
土日もガンバレ~

コミック『のだめカンタービレ』

2006-10-18 | 本の紹介
高校の図書館なのに、司書教諭なのに、
というご批判を覚悟の上でこのコミックを紹介します。

今週の月曜日から月9でドラマ化されました。
あのコミックの面白さ、人物のユニークさ、音楽への思い入れが、
どれくらいドラマで再現できるかと疑心暗鬼でしたが、
ほぼコミックの良さを壊さず作られていることにホッとしました。

ドラマ化に先立って先週最新の16巻が発売され、
その初版限定版にはマングースのシャープペンシルがついているというので、
個人的にその日のうちに本屋で手に入れました。
女性マンガ雑誌で連載が始まってもう4年もたっていますが、
人気はずっと上がり調子
音大生の日常が題材ですが、作中に出てくるクラシック音楽に対する
登場人物の解釈を読んでいるうちに、その音楽が聞きたくなります。
そんな私のような人のためにCDも出てるし、
年末には一般公募されたSオケの演奏会もあるらしいです。
来年にはアニメで放映されるようです。

真摯に音楽に取り組んでいる人の中には眉をひそめる感じもあるかもしれませんが、
とっつきにくいクラシック音楽をわかりやすく描いています。
だれが振っても同じと思われている指揮者の音楽に対するとらえ方の違いで、
こんなにも音楽が変わってくるのだということもわかります。
留芸コースの生徒のリクエストもあり、図書館に5巻まで入れてあります。
いつも引っ張りだこで、ほとんど貸し出し中ですが・・・



ノーベル文学賞

2006-10-15 | いろいろ
10月12日にノーベル文学賞が発表されました。
トルコの作家オルハン・パムク氏(54)が受賞しました。
トルコ人の同賞受賞は初めてだそうです。
授賞理由として、「異文化の衝突と混合の新たな象徴を見いだした」と指摘しました。
 
パムク氏は、イスタンブール生まれ。
82年にデビューし、17世紀のイスタンブールを舞台にした「白い城」で国外でも評価を高め、「黒き書」や「新しき人生」ではトルコの古い文化を描いています。
98年にオスマン帝国末期の細密画師を描いた歴史ミステリー「わたしの名は紅(あか)」を発表し、欧州各国の文学賞を受けて世界的ベストセラーになりました。
この作品は日本でも出版され、04年には日本にも来ています。

今年3月に村上春樹が「フランツ・カフカ賞」を受賞しています。
この賞を受賞した作家がその年のノーベル文学賞を受賞することが続いていたので、
村上春樹はノーベル文学賞最有力候補とされていたのですが、
残念ながらかないませんでした。
もし受賞していたら、川端康成・大江健三郎に続いて3人目だったのですが。。。

マンガ名作オペラ『椿姫』

2006-10-12 | 本の紹介
オペラを観たことがありますか
各種の公演の中でも、
最も日本人になじみのないものかもしれません。
その理由に、
公演数が少ない・料金が高い・歌詞が外国語でわからない・
せりふがすべて歌であるということ・・・etc・・・
などがあげられると思います。

オペラは脚本家・オペラ歌手によってかなり違いがあります。
前もってストーリーと音楽を学習しておくことは必修で、
どのような舞台にするのか、あの歌をどう歌うのかを観にいくものです。
いつか、そんな機会があるかもしれません。
楽曲の中には大変ポピュラーなものもあります。
ストーリー性も優れているものが多く、
少しでも身近に感じてくれればと、こんな本を図書館に入れました。

~マンガ名作オペラ~ 里中満智子著
『椿姫』の他、『ニーンベルングの指環 上・下』『サロメ』
『カルメン』『蝶々夫人』『フィガロの結婚』『マノンレスコー』
全8巻です。

『椿姫』は小アレクサンドル・デュマの同名の芝居を原作にして、
ヴェルディがオペラを完成させました。
ヴェルディの「アイーダ」「リゴレット」「マクベス」も入っています。
『椿姫』の舞台となった19世紀パリの社交界の華麗な雰囲気が、
作者の流麗なタッチで描かれていて、マンガならではの味わいも楽しめます。


MY 本棚

2006-10-09 | 本の紹介
ネット上に自分の本棚が作れます。
ブクログというものです。
以前からその存在は知っていましたが、最近知人が作ったのを見せてもらったら結構面白かったので(外国の推理小説を極めていました
私も作ってみました。MY本棚はこちら
サイドバーのブックマークにもリンク貼ってあります。

最近読んで、心に残ったものを思い出しながら。。。
書名だけでなく、表紙がパッと見えるのがいいですね
読後の感想をコメントとして残しておけるし、
評価も5つを満点につけることもできます。
私は、とりあえず書名だけを入れてみました。
でも、こうしてみてみるとかなり好みが偏っているみたい。。。
司書教諭として、図書館に入れた本は全部パラパラッとめくってはみますが、
最後まで面白く読み通せるのは、やはり好みの本だけになってしまいます。

誰にでも作れるようなので、読書記録として残しておくのもいいですね。
作った方は、是非教えてくださいね。
WEB本棚BOOKLOG


十五夜に。。。『14ひきのおつきみ』

2006-10-06 | いろいろ
暦の上で今日は十五夜、「中秋の名月」を鑑賞する日です。
が、今日は台風と低気圧が日本を直撃していて、
各地で豪雨となっています

お月見、といえば9月と思いますよね。
今年は十五夜が10月になり、時期的にこの10年で最も遅くなっています。
月の満ち欠けを基にしている太陰暦では、年によって変わってきますね。
キリスト教の行事であるイースターも毎年日付が変わります。
「春分後の最初の満月から数えて最初の日曜日」と定められているからです。
その年によっては最大一ヶ月ほど、つまり月の周期プラス数日のずれが生じるのです。

この時期(現在の暦の9~10月)は台風のシーズンで、また秋の長雨の時期にもかかり、昔からあまり晴天率が良くなかったようです。
江戸時代の書物には「中秋の名月、十年に九年は見えず」のような記述もあるほど。
今年も、「名月」は残念ながら台風の雲の向こうですね

十五夜を題材にした本は多いのですが、私はこれがとっても好き
いわむらかずお著の『14ひきのおつきみ』
ねずみの大家族の絵本「14ひきのシリーズ」の中の1冊です。
作者は自然あふれる栃木県益子町に住んでいます。
絵本の隅々にまで自然が細やかに描かれ、夕日が沈み、満月が昇る場面は壮観です。
自然の気高さと、自然と共存する美しさが描かれた、
日本の秋がいっぱいの作品です。