今日も一期一会

「本が好き♪図書館ブログ」のタイトル変更
本好きholyの覚え書き的日常のあれこれ

「本が好き♪図書館ブログ」からタイトル変更

19年目のholyのブログをそのまま残します。 同じ時は二度とやって来ない。これからも毎日を「一期一会」の心で過ごします♪

香川宜子著 『アヴェ・マリアのヴァイオリン』

2014-05-31 | 本の紹介
今日で5月も終わり、ここ数日は夏日になる暑い日が続き、今日のこの地の最高気温は32.2℃!
9月まであと4か月間ずっとこの暑さだったら、もう体が持ちません。。。

5月の読書は10冊!
近ごろ面白いTV番組がないので、読書がはかどります(笑)。

『アンのゆりかご―村岡花子の生涯』 村岡恵理
『豆の上で眠る』 湊かなえ
『スペードの3』 朝井リョウ
『アヴェ・マリアのヴァイオリン』 香川宜子
『毎日が歌ってる』 増田太郎
『ボクの音楽武者修行』 小澤征爾
『首折り男のための協奏曲』 伊坂幸太郎
『それでも僕は夢を見る』 水野敬也
『星の王子さまの幸福論』 渡辺健一
『女のいない男たち』 村上春樹

面白い本が多かったですが特に心に残っているのは、香川宜子著 『アヴェ・マリアのヴァイオリン』、
「第60回 青少年読書感想文全国コンクール 高校の部」の課題図書になっているので、本校図書館にあります。
表紙の印象から当初思っていたよりも、ずっと心に重く響く本でした。
作品としてはフィクションなのですが、ストーリーの中に2つの歴史的事実が含まれています。

まず一つ目は、第二次世界大戦中のアウシュビッツ強制収容所に、囚人たちによるオーケストラがあったということ。

楽器が演奏できる者たちで収容所内オーケストラを編成させられ、
列車で収容所に着いた囚人たちを出迎える明るい曲、強制労働に出かける囚人を送迎する元気のいいマーチ、
ガス室に向かう囚人たちの疑い気持ちや恐怖心をカムフラージュする明るいモーツアルトの交響曲などを演奏させられていました。
このオーケストラのメンバーになれば強制労働と虐殺を免れられるので、演奏家たちの志願者が多かったらしいです。
でも、ナチスに協力しているという罪悪感、自分の演奏曲にのって家族がガス室へと送られたり、
地獄を生きのびた音楽家たちは、終戦後も決して演奏できないばかりか音楽を聞くことさえ出来ないような状態になります。
バイオリニストであった女性の収容所での生活が作品の中心ですが、読んでいてその残酷さに気分が悪くなるほど。。。

もう一つの史実は、第一次世界大戦期に日本の徳島県鳴門市大麻町桧(旧板野郡板東町)に開かれた板東俘虜収容所。
日本軍の捕虜となったドイツ兵約1000名がこの収容所で暮らします。
板東俘虜収容所は、多数の運動施設、酪農場を含む農園、ウイスキー蒸留生成工場も有し、農園では野菜を栽培。
捕虜の多くが志願兵となった元民間人だったので、家具、時計、楽器などの職人、
写真家、印刷工、製本工、鍛冶屋、床屋、靴職人、仕立屋、肉屋、パン屋など、ヨーロッパの優れた手工業や芸術活動が披露されました。
近隣住民にパンを販売するなど地域に溶け込んだ経済活動も行い、捕虜らが建てた小さな石橋(ドイツ橋)は今も保存されているそうです。
文化活動も盛んで、同収容所内のオーケストラは高い評価を受け、
ベートーヴェンの交響曲第9番が日本で初めて全曲演奏されたのはこの板東収容所だったそうです。

この収容所のこと、全く知りませんでした!

この二つの史実と現代の日本に生きる女子中学生という100年にわたる3つの時代を、「アヴェ・マリア・ヴァイオリン」がつなぎます。

ここはフィクションです。
一つのバイオリンを通じて、時代も場所も異なる二つの収容所と現代が描かれることで、
戦争と命、人の尊厳について深く考えさせられました。
アウシュビッツからの生還者の書いた書物として以前読んだヴィクトール・フランクル著の『夜と霧』も衝撃的でした。
生きている人のほとんどが戦争を知らない世代になっていますが、終戦からまだ70年しかたっていないのですよね・・・
平和って本当に素晴らしい!!

県展

2014-05-30 | 図書館
「埼玉県美術展覧会」通称「県展」において、本校美術部&書道部が素晴らしい成績を上げました!

美術部の28名が出品し、特別賞・入選あわせて11名の入選を果たし、29年連続県展入選、通算336名の入選となりました。
美術部の生徒たちが出品したのは「洋画」部門、1,341点出品され、551点が入選作品となりましたが、
その中でわずか16点の特別賞に本校の2名の生徒が選ばれました!!
本校美術部が県展出品を始めて30年目にして、念願の初の特別賞受賞です。

左が「埼玉県議会議長賞」受賞作品    右が「テレビ埼玉賞」受賞作品

 

どちらも素晴らしいです!!
毎日、本当に良く活動してきた成果が出ましたね。

書道部は24名が出品し、9名が入選しました。
半年がかりで取り組んできた篆刻作品を出品したそうです。
特に、3年生9名中6名の入選があったのは大健闘です!

「県展」は全国最大規模の公募美術展で、各部門の入賞者は平均で約46.5%だそうです。
近県と比べ入選が難しい、ハイレベルな公募美術展で、
さらには日本芸術院会員や重要無形文化財保持者(人間国宝)の作品も展示されるなど、格調高い美術展としても有名です。
今回の出品者は、15歳から97歳までの幅広い年齢層にわたっていて、「大人の美術展」での高校生の活躍は立派ですね!

≪展覧会≫

会期:5月27日(火)~6月18日(水)
時間:10時~午後5時半まで 月曜休館
会場:埼玉県立近代美術館 一般展示室(北浦和駅)

吹奏楽部は明後日、定期演奏会を開催します。

≪演奏会≫

♪日時:6月1日(日) 開場13:20 開演14:00
♪場所:本庄市民文化会館
♪入場料:一般500円 中学生以下200円

ご都合のつく方は、どうぞお越しくださいね。


映画 「マンデラ ー自由への長い道ー」

2014-05-28 | 映画
久し振りに映画を見に行ってきました。

「マンデラ ー自由への長い道ー」、公開されたばかりです。
南アフリカ共和国の人種隔離政策・アパルトヘイトの撤廃に尽力した指導者ネルソン・マンデラが、
自身の人生をつづった「自由への長い道 ネルソン・マンデラ自伝」が元になっています。
「ブーリン家の姉妹」(過去記事)のジャスティン・チャドウィック監督が映画化した伝記ドラマです。(ネタバレありです)

南アフリカ共和国のアパルトヘイトについて初めて知ったのは、小学生の頃、
電車やバス、ホテルにレストラン、海のビーチ、病院やトイレまで白人と黒人が区別されている国があるということにビックリしました!
子ども心に恐ろしいと思い、日本はそうでなくて良かったと思った覚えがあります。
全人口の約15%の白人が支配し、国の政策として人種差別政策が公然と行われていたのです。

50年ほど前、黒人の弁護士であったネルソン・マンデラは反アパルトヘイト運動により国家反逆罪で逮捕され、
遠く離れた孤島で27年間も辛い牢獄で囚人として終身刑に服しました。
結婚して何年もしないうちに夫が投獄され、妻は二人の幼い子どもを抱えて必死で生き、後に妻までも投獄されてしまいます。
マンデラも、妻も、生死をさまようほどの厳しい囚人生活、映像を見ているだけなのに本当に辛かったです。

南アフリカの人種差別を許さない国際社会の流れ、黒人対白人の武力衝突、なすすべもなっていく南アフリカ政府。
ついにはネルソン・マンデラは1990年に釈放され(70歳!)、1994年に南アフリカ史上初の全人種参加選挙が行われ、
結果としてついに彼が黒人初の大統領になります。
その就任演説は有名ですが、この映画のクライマックスです!

「復讐ではなく理解すること、報復ではなく償うこと、処罰ではなく赦し(ウブントゥ)が必要である」
「弱い者は赦すことができない。赦しとは強い者の性質なのである。」
「肌の色や育ち、信仰の違いを理由に他人を憎むよう生まれつく人などいない。人は憎むよう生まれた人などいない。
人は憎むことを学ぶのだ。もし憎むことを学ぶなら、愛することも学べる。愛は憎しみより自然に人間の心に届くはずだ。」
「人種が融和する虹の国をつくろう」

憎むことは簡単ですが、赦すことはなかなかできないものです。
自分や仲間を散々痛めつけてきた白人に対してさえ敬意を持った態度で接することが出来るマンデラ氏、
まさに神のような心を持っていると思いました。
半年前の2013年12月5日に天に召されました。

南アフリカの広大な自然の映像も、マンデラ氏の大きさを語っているような素晴らしさでした。

国宝 「青磁鳳凰耳花生 銘 『万声』」

2014-05-25 | アート
翌日は大阪市に隣接する和泉市へ、大阪市中心部から電車で1時間ほどです。

和泉市久保惣記念美術館の本館で、お目当ての品「青磁鳳凰耳花生」がガラスケースの中にありました!
南宋時代浙江省竜泉窯で焼成され、日本に伝わり、室町時代にはすでに名器として珍重されたそうです。
三代将軍家光の時、東福門院(徳川秀忠と正室・江(崇源院)夫妻の間の7番目の子)に贈られ、のちに公弁法親王に遺贈されました。
同じ形の青磁の花入れをいくつか見たことがありますが、これは青磁の色に深みがあって美しく、
高さが30㎝ほどもあり大きくて実に堂々としたたたずまいをしていました!

この他に、重要文化財の「黄瀬戸立鼓花入 銘『旅枕』」「唐津茶碗 銘『三宝』」「枯木鳴鵙図 宮本武蔵筆」「駒競行幸絵巻」
などが並び、見ごたえがありました!



この美術館は和泉市で明治より代々綿織物業を営んでいた「久保惣」の社長・3代目久保惣太郎(1926-1984)が、
古美術品のコレクション約500点と、土地、建物、基金3億円を和泉市に寄付し、1982年(昭和57年)開館したものです。
所蔵品は国宝2件、国の重要文化財29件を含む、約11,000点。
茶室、日本庭園、音楽ホール、創作教室、市民ギャラリーも5,000坪の広大な敷地内にあって、前日に引き続きビックリです。
東京の財閥の美術館も立派ですが、こちらは敷地の広さがハンパない!

 

これで、国宝指定の陶磁器14点中10点(○印)を見ました♪
残り4点、今年の秋にトーハクで(5)玳玻天目が見られそうですが、最も公開されそうもないのが(3)大徳寺の曜変天目、
学芸員さんもまだ見たことがないとおっしゃっていました。

唐物(からもの:中国製)
 ○(1) 曜変天目 (静嘉堂所蔵) 過去記事
 ○(2) 曜変天目 (藤田美術館所蔵) 今回
   (3) 曜変天目 (大徳寺龍光院所蔵)
 ○(4) 油滴天目 (大阪市立東洋陶磁美術館所蔵) 過去記事
   (5) 玳玻天目 (京都・相国寺) 
 ○(6) 青磁鳳凰耳花生「銘万声」(久保惣記念美術館) 今回 
 ○(7) 飛青磁花生(大阪市立東洋陶磁美術館所蔵) 過去記事
 ○(8) 青磁下蕪花生 (ハラ ミュージアム アーク所蔵) 過去記事
 ○(9) 喜左衛門井戸 (大徳寺狐逢庵所蔵) 過去記事
国焼(くにやき:国産)
   (10) 秋草文壺 (慶應義塾所蔵)
 ○(11) 色絵藤花茶壺 仁清作 (MOA美術館所蔵)
 ○(12) 雉香炉 仁清作 (石川県立美術館所蔵) 過去記事
   (13) 光悦片身替り [銘不二山] 本阿弥光悦作 (サンリツ服部美術館所蔵)
 ○(14) 志野茶碗 (三井記念美術館所蔵)過去記事

行きの新幹線からは富士山が綺麗に見え、話題の日本一の高さ300mのビル「あべのハルカス」へも行き、
大阪ならではの美味しいものもたくさんいただいた楽しい旅でした♪

 



国宝 「曜変天目茶碗」

2014-05-24 | アート
国宝指定の陶磁器を訪ねる旅、今回は思い切って遠くまで足を伸ばしました。
同じ時期にまだ見ていない焼き物が関西の2つの美術館で特別公開されると知ってからは、
是非ぜひ見に行きたく、松尾芭蕉の
「…そゞろ神の物につきて心をくるはせ、道祖神のまねきにあひて、取るもの手につかず…」
の心境になり、いざ大阪へ!

一つ目は大阪市の「藤田美術館」で公開中の「曜変天目茶碗」、国宝指定の陶磁器14点中9点目です♪
この美術館には明治時代に活躍した実業家藤田傳三郎と息子平太郎、徳次郎が収集した東洋古美術品が、
国宝9点、重要文化財45点を含む数千点もあり、
今年、昭和29(1954)年の開館から60周年を迎え、その特別展示として画像の曜変天目茶碗が展示されておりました!

 

国宝 南宋時代(12~13世紀)中国・建窯(福建省)
高:6.8㎝ 口径:12.3㎝ 高台径:3.6㎝

解説してくださる学芸員のお話を聞きながら、しっかりと目に焼き付けました。
冒頭画像は青い斑紋が光っていますが、学芸員の方がLEDライトで照らしてくれないとこのようには見えません。
学芸員による解説のある時間に訪問するのをお勧めします♪

この美しい茶碗は中国からやってきて、徳川家康そして水戸徳川家へ伝えられたものです。
現存する曜変天目は世界でわずか3点しかなく、そのすべてが日本にあり、3点すべてが国宝に指定されています。
(私はこのうち最も色鮮やかだと言われている静嘉堂の稲葉天目と、今回の藤田美術館のものを見ました)
黒い釉薬は静かな夜空を思わせ、青や緑に光る斑文が美しく、小さい茶碗の中にはるかな宇宙を感じます。
4点の曜変天目のうち、この茶碗だけ外側にも銀河星団のような斑紋が散りばめられております!
この輝きを生む製法はいまだ謎、破片もないので調査が出来ないのだそうです。
ミステリアスで、ますますこの茶碗が謎めいた美しさを持って迫ってきます!

 

藤田美術館は蔵を改造した展示室で展示ケースも木枠、建物はこじんまりとして落ち着いた感じです。
敷地内にはお茶室もありましたが、案外小さいのね、と思ったら大間違い!
隣接する「藤田邸跡公園」は7,000坪の敷地、だれでも自由に入れて池や橋もありその広さにビックリしました!
なんと、藤田伝三郎の大阪本邸は太閤園、東京別邸は椿山荘、箱根別邸は箱根小涌園、京都別邸はホテルフジタ京都なんだそうです。
ひゃぁ~、さすが大阪商人!

まだ時間があったので、近くの大阪市立東洋陶磁美術館へ。
ここにも国宝指定の陶磁器があるのですが、それは以前、六本木のサントリー美術館で見ました。

 
国宝の「飛青磁花生」と「油滴天目茶碗」に再会です。

心が満たされて、夕暮れの中之島の公園を散歩しながらホテルへ到着しました。
気分が良かったので、何となく勢いでホテル内のエステでオイルマッサージをしてもらっちゃいました♪

 
終わった後にアロマティーを出していただいて、最高の気分。
翌日は、もう一つのお目当ての国宝を見に大阪市に隣接する和泉市へ。。。

スポーツ大会

2014-05-22 | 学校のこと
爽やかな晴天の元、今日は終日、全校あげてのスポーツ大会が行われました。
昨日の雨でグラウンドのコンディションが心配されましたが、予定通り実施できてよかったです。

各運動部にスポーツ専攻生もいるので、種目と対抗チームは有利にならないように考えられています。
4月に新しいクラスになり、この学校行事を通してよりクラスのまとまりが出来たかもしれませんね。
学校のHP記事はこちら

結果は下記の通りです。

・ドッヂボール 学年別クラス対抗戦 優勝:1年11組 2年15組 3年10組
・縄跳び 全クラス対抗戦 優勝 連続116回 3年12組(昨年優勝クラスの回数は94回)
・綱引き コース対抗戦 優勝 S特・特進コース:3年5組 進学αコース:2年11組 進学βコース:3年16組
・リレー コース対抗戦 優勝 S特・特進コース:1年3組 進学αコース:3年10組 進学βコース:2年13組

大縄跳びで優勝クラスの116回ってスゴイですよね!!
跳ぶ人も、縄を回す人も、緊迫しますね。

エキシビジョンで部活対抗リレーと、優勝クラスVS教員チーム対抗のリレーがあり、大盛り上がりでした!
部活対抗は、スタートから陸上部がリードしていましたが途中サッカー部に抜かれ、
最後は抜き返して面目躍如、1位陸上部、2位サッカー部、3位野球部の順でした!
教員チーム出場のリレーは、S特・特進チームと教員チームはハンデをもらって数秒早くスタートし、
その次に進学αチームがスタート、最後に進学βチームがスタートしました。
ハンデの効果は大きく、この順位のままゴールするかと思いきや、徐々にβチームが最後尾から追い上げ、
最後には余裕で走っていた教員チームを抜いて1位に!!
綱引きは教員チームが勝ちました♪(これは人間的重み?!)

高校生の若さと元気が伝わって来て、見ているだけでも楽しいスポーツ大会でした。
全速力で走ったり、跳んだり出来る高校生ってスゴイ!

学校給食

2014-05-21 | いろいろ
今週初め、地元役員の仕事で住まいのある地の小中学校4校を訪問しました。
人口1万人ほどの小さな町、小学校3校、中学校1校しかありません。

元気いっぱいの子どもたちの様子を見られるのが楽しみですが、もうひとつの(秘かな)楽しみは給食を食べられること♪
全校が自校給食なので、手作り感いっぱいで出来立てホカホカの美味しい給食が食べられます。
一食分270円を自前で支払います!
その日のメニューは、・ビーンズシチュー ・ポーチドエッグ ・温野菜サラダ ・ミルクパン ・牛乳、 
写真を撮り忘れたのが本当に残念…

私が小中学校&教員生活を送ったK市は大きな市なので、全何十校分を給食センターで作っていました。
食べる頃にはあまり温かくなく、メニューも今一つ・・・
「揚げパン」なるものを給食で食べたことがないのは、センター方式給食の学校だったからだそうです。

そして、この町は保護者の負担を軽減するため、4月からの消費税増税分は町が負担しています。
全小中学生で約900名ほどですが、有難いことですよね。
保護者は、今年4月からも昨年までと同じ金額の給食費を負担すればいいのです。
増税分だけ給食費を値上げしたり、値上げしないけど内容が悪くなったりした自治体も多い中、この町の政策は立派です!
埼玉県内には全小中学生の給食費無料という自治体もありますが…

中学校は2年前に全面改築をし、校舎屋上には太陽光パネルが敷き詰められています!
木とガラスを中心に作られた校舎は、とっても明るく開放的、まだまだ新築のように綺麗でした。

 

町は、今年2014年に3村合併60周年、町制施行30周年となります。
記念バッチと町のマスコットのストラップも買ってみました。

本校が隣接地の旧県立本庄北高校の土地と建物を落札したことが、新聞等でニュースとなっています。
近い将来、中等部が開校される予定です。

久し振りに雨が降り、埃っぽかった空気や室内がしっとりして落ち着いた気持になりました。
庭のバラも各種咲いています。

 

 

中間テスト

2014-05-15 | 学校のこと
画像は、PC教室のスタッフが枝ごと家から持ってきてくれたサクランボ、
つやつやと瑞々しく甘く、枝から直接もぎ取って美味しくいただきました♪

学校は今日から中間テストです。
今年度初めての定期テスト、図書館もこの1週間ほど勉強する生徒たちでいつにも増して超満員!!
テストは来週火曜日までの4日間、しっかりと取り組みましょう。
中間テストが終われば楽しいスポーツ大会が待っていますから♪

先月末から今月初めにかけて、運動部の大会が続いていました。
どの部も熱心に毎日の練習に励んでいますが、その成果が続々と報告されています。
県予選を勝ち抜いて関東大会出場を決めたのは、

・剣道部男女 ・バドミントン部女子 ・卓球部女子(ダブルス・シングルス) ・バレーボール部男子 ・陸上部男女

おめでとう!!
その中でも剣道部は男女とも団体・個人で県大会に優勝し、
女子で優勝した生徒は日本武道館で行われる全日本都道府県対抗女子剣道優勝大会への出場権も獲得しました!
頑張りました!
ソフトテニス部男女は県大会に8組出場し試合続行中ですが、
同じようにまだ県大会が終わっていない運動部もあるかもしれません。

文化部も頑張っています。
吹奏楽部は6月1日に第21回定期演奏会を開催します。
日時:2014年6月1日(日)13:20開場 14:00開演 16:30終演 
会場:本庄市民文化会館 



この吹奏楽部、今年は7月に創部以来初となるオーストリアのウィーン遠征を控えています!
一緒に行きたいです♪



展覧会 「ねこ・猫・ネコ」

2014-05-12 | アート
渋谷の松涛美術館で開催中の展覧会「ねこ・猫・ネコ」を見に行ってきました。

松濤美術館は32年ぶりのリニューアル工事を完了、リニューアル記念特別展です。
自分の家の猫の写真を持っていくと「ネコ割」として入場料が2割引き!
そしてその写真を会場に飾ってもらえるという猫好きにはたまらない展覧会♪
もちろん我が家の愛猫チコと天国へ召されたポムの写真を持っていきました。

 

猫は、古代エジプトで山猫を家畜化して誕生したといわれ、鼠の害から穀物を護る家畜として世界中に広まっていきました。
日本へは仏教伝来にともない、船上での鼠の害から経典をまもるためにもたららされたと伝えられています。

展覧会では、エジプト末期王朝のブロンズ像、中国の南宋時代の猫絵、桃山時代の香炉、江戸時代の絵師・与謝蕪村や司馬江漢、
そして黒田清輝、夏目漱石、藤田嗣治(前期展示で見られなかった!)、松尾敏夫といった近現代の作家による日本画、洋画など、
猫をモチーフにした美術作品がいっぱいでした!

 

この展覧会のために、急遽二人の大家、中島千波と畠中光亨に猫の絵を描き下ろしてもらった「特別出品」もありました!

犬も猫も、私たちにとって身近な動物ですが、作家や画家により愛されてきたのは猫でしょうか?
(猫好きの贔屓目ですが・・・)
今の時代は、猫は実用性ではなく神秘的で魅惑的、美しく気高く可愛らしい動物として可愛がられています♪

松涛の高級住宅街には、いつか行きたいレストランリストに入っている「シェ松尾 松涛レストラン」「レストラン バカール」、
その前を通過して場所をチェック!
予約していただいたのは神山町のイタリアン「パティナ東京」、ぐるナイのゴチにも登場したそうです。

  

広々として明るい店内。
久しぶりに友人と都内でゆっくり出来るので、シャンパンコース(でもほんの一口だけ)を頼みました♪

・前菜:マグロとソイオニオンとアボカドのプレス サンドライトマト アボカド 青柚子のグラニテ
・パスタ:スパイスを練りこんだリハウスメイドリングイネ ずわい蟹のトマトソース
 
・メイン:牛フィレのステーキとマッシュポテトとマーケットベジタブル
・デザート:サクランボのヴァシュラン チョコレートのアイスクリーム
 

久し振りの話も弾み、食後もしばらくゆっくりリラックスして楽しい時間を過ごしました。
夜は「母の日なので」と、息子とお寿司屋さんへ。
家ではお花も行き交いました。

 

水野敬也・ 鉄拳 著 『それでも僕は夢を見る』

2014-05-09 | 本の紹介
『それでも僕は夢を見る』読了しました。

200万部超えのミリオンセラー『夢をかなえるゾウ』の水野敬也が原作を書き、
お笑い芸人&パラパラ漫画家の鉄拳がイラストを描いています。
新聞広告でも大々的に宣伝しており、発売1カ月半で15万部を突破しました。

ストーリーは、主人公の「僕」と擬人化した「夢」が、
夢を追うこととその挫折を通して、生きることを考えるショートストーリー。
文字数が少なくパラパラ漫画のような本なので、10分足らずで読み終わります。
生徒が休み時間にでもこの本をちょっと手にして、気分を変えられたらな、と思います。

「夢は持ち続けていれば必ず叶う」とか「願っていれば夢は必ずかなう」などと言われますが、
そもそも「夢」って何なのでしょう?
思い描いていた通りの自分の姿? 成功した自分の姿?
「希望」とはどう違うのでしょう。
「夢を持てない時代」などと言われますが、皆が夢を持っているのでしょうか。

そんな「夢」と「生きること」についてちょっと考えました。

鉄拳のパラパラ漫画と言えば「振り子」、
動画投稿サイトで、全世界で300万回の再生回数を記録する大ヒットとなりました。
私も見ましたが、現在は使われていた音楽の著作権の関係で見られないのが残念。
これが「FURIKO 振り子」として実写映画化されることになったそうです!