今日の1時間目、響生の時間に私は全校生徒1,400名の前で朗読をしました!
昨年初めての朗読が割と好評だったらしく、
今年も!とお願いされました。
生徒たちのためなら、とお受けしたもののまたまた「何を読むか?」で大いに迷い、
公立図書館まで本を捜しに行ったり、朗読会へ行ったり、
ネット上の朗読動画を捜したりと作品が決まるまで1ヶ月間。。。
短編を読みまくりました。
昨年は宮沢賢治の『よだかの星』という名作だったので、
今年は最近の作家を中心に探しましたが、
20分で完結する短編小説を捜すというのは結構大変でした。
やっと、角田光代さんの短編小説集『Presents』の中の「名前」という作品に決めて、
1日3度の練習に明け暮れること2週間・・・
朗読を始める前に、この作品について以下のように説明しました。
「今日の作品は「名前」という題名で、『Presents』という本の中の一番目の小説です。
人が一生のうちにもらういろいろな贈り物、それがこの本のテーマです。
プレゼント、あなたが一番心に残っているプレゼントは何ですか?
誕生日・クリスマス・入学や卒業祝い・記念日…など、
今までに贈られたものを思い出すとき、もらった物も当然嬉しいけれど、
それを贈られた記憶、その人との関係性、形のない言葉や笑顔や空気も
一緒に思い出すのではないでしょうか?
私たちが受け取る真の贈り物は、贈ってくれた人の心かもしれません。
名前は、誰もが生まれてすぐに親からもらう、人生初めてのプレゼントです。
あなたは、自分の名前が好きですか?」
20分間、おしゃべりする生徒もなく集中して実によく聞いてくれました。
お昼休みや放課後、図書館に来る生徒たちが口々に「先生、良かったです!」
と言ってくれて、本当に嬉しかった♪やって良かったです♪
「僕の名前はこういう字で・・・」と紙に書いて説明してくれる生徒もいました。
みんな、言葉と一緒にちゃんと心も伝わったね!
実は、今日の朗読会にびっくりするようなお客様、
NHKの滝島雅子アナウンサーが聴きに来て下さったのです!
プロのアナウンサーがその場で聴いているというプレッシャー。。。
終わってからおほめの言葉と、有難いご指導をいただきました。
滝島さん、とてもお綺麗で素敵で、親しみやすくて感じの良い方で、
すっかりファンになってしまいました♪
滝島さんが卒業された大学が、我が娘の通っているところでしたので、
より親近感を感じました。
「BSアーカイブス名作選」という番組の司会をされているそうなので、
今度の土曜日23:00~、BSで見るのを楽しみにしています。