今日も一期一会

「本が好き♪図書館ブログ」のタイトル変更
本好きholyの覚え書き的日常のあれこれ

「本が好き♪図書館ブログ」からタイトル変更

19年目のholyのブログをそのまま残します。 同じ時は二度とやって来ない。これからも毎日を「一期一会」の心で過ごします♪

図書館だより「Library News 2月号」

2024-02-01 | 司書室より
図書館だより「Library News 2月号」を配信しました。
こちらです → Google版

今月号の特集は、ブログですでに記事にした「第170回芥川賞・直木賞発表!!」として、
芥川龍之介賞の
『東京都同情塔』 九段理江 (『新潮』十二月号)
直木三十五賞の
『八月の御所グラウンド』 万城目学 (文藝春秋)
『ともぐい』 河崎秋子 (新潮社)
を紹介しました。
今後、高校図書館に入る予定です。

また、『今月の1冊』コーナーでは
中学校:『ややの一本 剣道まっしぐら!』 八槻綾介 ポプラ社
高校:『考古学の探検 全 6 巻』 ベス・グルーバー、他 BL出版
を紹介。
『考古学の探検』は、古代文明のアフリカ、イラク、エジプト、中国、インド、マヤ、
の6巻セットで、写真を見ているだけでも楽しいです♪

今日から2月、気温は15℃まで上がりましたが、風速10mを超す北西の風が猛烈で、
学校のグラウンドは土煙が舞い視界不良なほどでした!
1月に最高気温が10℃まで上がらなかった日は、昨年よりずっと少なかったようです。
さらに、2月3月は平年より気温が高い予報なので、春は駆け足でやってくるのでしょうか。
 
冒頭画像はいつもの公園の梅林、白梅もちらほら咲き始めほんのり甘い香りが漂います。

図書館便り「Library News 1月号」

2024-01-10 | 司書室より
中高全校生徒に図書館便り「Library News 1月号」を発行しました。
こちらです→Google版

新年号の特集記事は「2023年 年間ベストセラー」
書籍取り次ぎ大手の日販が発表した<総合>部門の1位から10位は以下のような結果です。
*印は、本校図書館にありますので、是非借りに来てくださいね。

1位 『小学生がたった1日で19×19までかんぺきに暗算できる本』 小杉拓也 ダイヤモンド社
2位 『大ピンチずかん』 鈴木のりたけ 小学館 *
3位 『変な家』 雨穴 飛鳥新社
4位 『変な絵』 雨穴 双葉社
5位 『街とその不確かな壁』 村上春樹 新潮社
6位 『汝、星のごとく』 凪良ゆう 講談社 *
7位 『キレイはこれでつくれます』 MEGUMI ダイヤモンド社
8位 『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット 公式ガイドブック』 元宮秀介 オーバーラップ
9位 『パンどろぼう』シリーズ 柴田ケイコ KADOKAWA
10位 『地獄の法』 大川隆法 幸福の科学出版

学習参考書ジャンルの本が初めて総合第1位となりました!
圧倒的なわかりやすさと楽しさが話題になり、子どもだけではなく幅広い層に受け入れられました。
また、ベスト10の中に『大ピンチずかん』『パンどろぼう』の2冊の絵本が入ったことも話題となり、
子どものためにはやはり紙の本を買うのですよね。
それから、小説4冊がベスト10入りしたのも最近にはなかったことでした。
上記の中で私が読んだのは4冊です。

本の雑誌『ダ・ヴィンチ』1月号特集は「BOOK OF THE YEAR 2023」
このランキングは単に売り上げ順ではなく、全国の書評家、書店員、ダ・ヴィンチアンケート会員、
読書メーターユーザーなどの “本の目利き“たちの投票によってつくられています。
こちらの小説部門のベスト10は以下の通り。

1位 『成瀬は天下を取りにいく』 宮島未奈 新潮社* 
2位 『世界でいちばん透きとおった物語』 杉井光 新潮文庫* 
3位 『君のクイズ』 小川哲 朝日新聞出版 
4位 『鵺の碑』 京極夏彦 講談社 
5位 『黄色い家』 川上未映子 中央公論新社 
6位 『777トリプルセブン』 伊坂幸太郎 KADOKAWA 
7位 『禍』 小田雅久仁 新潮社 
8位 『この夏の星を見る』 辻村深月 KADOKAWA*
9位 『レーエンデ国物語』 多崎礼 講談社 
10位 『長い夜の国と最後の舞踏会』 桜瀬彩香 オーバーラップ

首位に輝いた『成瀬は天下を取りにいく』は発行部数10万冊を突破!
他にも、「静岡書店大賞」小説部門 第一位、「読書メーター OF THE TEAR 2023-2024」第一位、
「中高生におすすめする司書のイチオシ本 2023年版」第一位、「キノベス!2024」第一位、
第17回「神奈川学校図書館員大賞(KO本大賞)」受賞、など続々受賞。
この勢いで本屋大賞も受賞しそうです!!
今月末には、待望の続編『成瀬は信じた道をいく』が刊行されます♪
私は上記の中で6冊読了、本校図書館に入っている作品も多いので、是非読んでもらいたいです♪

明日は図書委員会開催、3学期図書委員会の活動が始まります。

図書館だより「Library News 12月号」

2023-12-01 | 司書室より
2023年最後の図書館だより「Library News 12月号」を配信しました。
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今月号の特集は「子供の読書キャンペーン ~きみに贈りたい1冊~」
10月から文部科学省がHPに特設ページを設け、著名人からのおすすめの本とメッセージを紹介しています。
今の紹介本は以下の8冊、今後2カ月ごとに来年4月まで更新されるそうです。

・上白石萌音さん(俳優・歌手)『本の運命』 井上ひさし 文春文庫
・金城梨紗子さん(レスリング競技)『チーズはどこへ消えた?』スペンサー・ジョンソン 門田美鈴:訳 扶桑社
・古坂大魔王さん(芸人・プロデューサー)『14歳からの哲学入門 「今」を生きるためのテキスト』 飲茶 二見書房
・髙木 美帆さん(スピードスケート競技)『筋肉のしくみ・はたらき ゆるっと事典』坂井建雄:監修 永岡書店
・中江 有里さん(俳優・作家・歌手)『ようこそ、ヒュナム洞書店へ』ファン・ボルム 牧野美加:訳 集英社
・野村 萬斎さん(狂言師)『中島敦全集 1-小説』 中島敦 筑摩書房
・益子 直美さん(元バレーボール選手)『君を見上げて』 山田太一 新潮文庫
・三宅 宏実さん(元ウエイトリフティング選手)『夢をかなえるゾウ 1』 水野敬也 著 文響社

高校生の不読者(1カ月に1冊も本を読まない生徒)の割合は50%・・・
何とか読書の楽しさ・良さを伝えなければなりません。

また、「今月の1冊」コーナーでは、
中学校:『青春サプリ』 全11巻 ポプラ社
高等学校:『私たちの世代は』 瀬尾まいこ 文芸春秋
を紹介しました。
12月中に卒業後の進路が決まる3年生がたくさんいます。
4月まで時間のあるこの時期に、1冊でも多く本を読んで高校を卒業してもらいたいです。

来週、期末テストが終わると2年生は修学旅行、
今年初めての希望選択制でニュージーランドか沖縄のどちらかへ、出発します!
どちらも暖かそう、いいなぁ~♪
真冬の寒さとなりましたので体調に気を付けてテストを乗り切ってくださいね。

図書館だより「Library News 11月号」

2023-11-01 | 司書室より
図書館だより「Library News 11月号」を中学・高校の全生徒に向けて配信しました。
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今月号の特集は「第77回 読書週間」10月27日~11月9日(文化の日を中心にした2週間)です。
両校図書館にもポスターを貼りました。

読書週間に合わせて、様々な団体等から高校生向け「おススメ本」のリーフレットも届きます。
埼玉県からは「県民が選んだ埼玉県推奨図書」が発表され、
今年の中学生の部、高校生・青年の部は次の5冊ずつ、私が読んだ作品も入っています。

≪中学生向け≫
『バンピー』  とうみく 静山社
『僕らが学校に行く理由』 渋谷敦志 ポプラ社 ※
『彼の名はウォルター』 エミリー・ロッダ あすなろ書房
『バスを降りたら』 眞島めいり PHP研究所
『いっしょにいるよ』 涌井学 NPO法人子ども支援センター
≪高校生向け≫
『HAVE PRIDE』 ステラ・A・コールドウェル 合同出版
『あなたの教室』 レティシア・コロンバニ 早川書房
『マイスモールランド』 川和田恵真 講談社
『金環日蝕』 阿部暁子 東京創元社
『ウェルカム・ホーム!』 丸山正樹 幻冬舎

上記10冊の中で、私は映画化された『マイスモールランド』を観て、
在留外国人やクルドという国のこと、知らないことがまだまだたくさんあると思ったのでした。
推奨図書10冊は、紛争・貧困・災害などで学校に通えない子供たち、虐待、LGBTQ+、高齢者、
外国人、等、何かに苦しんでいる人々の物語がいくつか選ばれています。
他人の痛みを知ることで今の自分を知り将来を考える、思春期には必要なことと思います。
実際には経験できないことを、本の世界で知りましょう!

今日から11月、2カ月カレンダーでは今年は残すところあと1枚になりました。
「霜月」の名とはかけ離れた暖かさですが、過ごしやすくて有難いです♪

読書週間

2023-10-30 | 司書室より
先週金曜日の10月27日は「文字・活字文化の日」、
2005年7月29日公布・施行の「文字・活字文化振興法」によって制定されました。
10月27日から11月9日までは第77回読書週間、こちらの歴史は長く終戦まもない1947年から、
11月3日の文化の日をはさんだ2週間と決まっているので、今年は金曜日から木曜日までですね。
先週末は各種メディアで読書について取り上げた記事が多かったです。

今年の読書週間標語は藤村伸子さん作の「私のペースで しおりは進む」
〈作者のことば〉
「しおりがなかなか進まない本もあれば、一気に読んでしまう本もあり。
読み終えればどちらも、充実感や感動を得ることができます。
これからも心に残る物語との出会いを求めて、私のペースで読書を楽しみたいと思います。」

冒頭画像のポスターは鈴木初奈さん(埼玉県)の作品が選ばれました。
〈作者のことば〉
「すいすいと読み進める時も、じっくりと読み解いていく時も、
ページを1枚1枚めくるたびに新しい世界が広がっていくわくわく感。
お気に入りのしおりと共に、良い読書体験が皆さまと共にありますように。」

最近は紐のしおり(スピン)が付いていない本が多くなっています。
文庫本(新潮文庫以外)、新書、ソフトカバーの単行本など、
簡易製本の本にはほとんど付いていずに、紙のしおりが挟まっていることがあります。
ハードカバーの本格製本だとスピンは付いています。
製本の合理化、機械化、経費削減など、様々な理由があるようです。

図書館では、見た目上の理由もあり書架に配置する時には本の中に挟み込みますので、
図書館から借りた本の返却時には、スピンを本の中にしまってあげると親切だと思います。
私は紐のしおりが無い時のために挟み込む素敵なしおりをたくさん持っているのですが、
いざ使いたい時には手元になくて、ティッシュやレシートなどを使ったりして残念な感じに…

出勤前にウォーキング、モミジバフウ(紅葉葉楓)が紅葉してフウの実も大きくなっていました♪
 
今日も快晴の青空で最高気温23℃、少し頑張って歩くと汗ばむような暑さです!

図書館だより「LibraryNews10月号」

2023-10-02 | 司書室より
図書館だより「Library News 10月号」を発行しました。
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今月号の特集は「公共図書館へ行ってみよう!」です。
中学生高校生は何かと忙しく、本を読む時間もましてや図書館へ行く時間もないようですが、
公立図書館は以前に比べて格段に利用しやすく便利になっていて、居心地も良いです。
また、最近の単行本の多くは2,000円を超す価格になっていて、
1回読むだけなのにその金額は出せない、とSNSで話題になりましたが、図書館では無料で借りられます。
図書館の蔵書を図書館HPを利用して検索、予約、受取連絡がオンラインで出来る他、
蔵書がない時には「図書館間相互貸借」を利用して他の図書館から取り寄せてもらえます。

図書館を利用する際にも便利なのが「カーリル」という蔵書検索サービスサイト。
お目当ての図書がどこの図書館にあるか、また、その蔵書の貸し出し状況などを、
日本国内7400以上の図書館を対象に横断検索できます。
コロナ禍での学校図書館応援プログラムとして、学校図書館版カーリル作成をして下さり、
本校も3年前からずっと便利に使わせていただいています。(無料)

今日は、本校の保護者向けイベント「学校見学会」でした。
10年以上前に知り合った方が中学生の保護者として本校にお越しくださり、
何年ぶりかでお目にかかれ、懐かしいお話などで盛り上がり嬉しく楽しかったです♪
いろいろなところで繋がりがあるものだとビックリでした。

今朝はちょっと肌寒いほどほど涼しかったですね。
気温は28℃にまで上がりましたが、空気が乾燥しているだけでこんなに気持ちが良いとは♪
ムシムシした湿度の高い空気が、一気に透明な秋の空気へと入れ替わったようです。
冒頭画像は庭のダリア、やっとどこかへ花を見に行こうかという気持ちにもなれそうです。

関東大震災から100年

2023-09-01 | 司書室より
今日9月1日が「防災の日」なのは、
ちょうど100年前となる1923年(大正12年)に起きた関東大震災の発生日だからです。
最大震度6の地震は東京・神奈川を中心に関東圏に大きな災害をもたらし、
10万5千人以上の命を奪った日本で最も大きな地震災害ですが、生きて経験した人はほぼいません。

冒頭画像は図書館関係の掲示物に付録として付いてきた「関東大震災図」(清水書院複製)
大正12年9月13日に大阪日報社から出されたものです。
その頃、東京は大わらわで、とても新聞等を出せる状況ではなかったのかもしれませんね。
ほぼ中央に位置する皇居は周りに巡らされた堀で火災を免れましたが、
皇居以南の広い地域で家屋が罹災し倒壊・消失があったことがわかります。
娘の大学も倒壊、焼失して正門しか残らず、大学名とは別の今の地に新設されたそうです。
この震災を機に、公共の建物(学校を含む)や橋は鉄筋コンクリート造りになり、
道路は拡げられて街路樹(燃えにくいイチョウ等)が植えられました。
コンクリートジャングルと揶揄される大都市は「燃えない都市」を目指した証なのですね。

気象庁が「関東大震災から100年」という特設サイトを設けています。
また、国立映画アーカイブでは「関東大震災映像デジタルアーカイブ」サイトが設けられています。
(一部センシティブな描写が含まれている場合があります)

大地震は80年周期と言われており、首都直下型地震がいつ起きても不思議ではないそうです。
首都からは幾分遠いこの地はどうなるかわかりませんが、
都心、それから隣接する県南に住んでいる家族や友人たちが心配です。
何かあったらいつでも我が家に避難して来て下さいね!

図書館だより「LibraryNews9月号」を中学校・高校の全生徒・教職員に配信しました。
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今月号の特集は第169回芥川賞・直木賞受賞作品の紹介と、
高校図書館の藤子・F・不二雄のSF短編シリーズ全111作品+αの単行本全10巻も紹介、
この中のいくつかが、今年の4月~6月に実写TVドラマ化され、私もいくつか見ました。

図書館だより「Library News 7月号」

2023-07-03 | 司書室より
図書館だより「Library News 7月号」を全校に配信しました。
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今月号の特集は毎年恒例ですが「本を読んで 世界を拡げ 心を豊かに!」として、
第69回読書感想文全国コンクールの中学校・高等学校の部の課題図書を紹介しました。
冒頭画像は高等学校の部の課題図書
『ラブカは静かに弓を持つ』 安壇美緒 (集英社)
『タガヤセ!日本「農水省の白石さん」が農業の魅力を教えます』 白石優生 (河出書房新)
『昆虫の惑星 虫たちは今日も地球を回す』 アンヌ・スヴェルトルップ=ティーゲソン 小林玲子訳 (辰巳出版)

私イチオシの本『ラブカは静かに弓を持つ』が選ばれていてビックリ!!
2番目の『タガヤセ!日本』も読了し、少しだけ農業に関わっている身として興味深かったです。

そして、中学校の部の課題図書

『スクラッチ』 歌代朔 (あかね書房)
『アップステージ シャイなわたしが舞台に立つまで』 ダイアナ・ハーモン・アシャー 武富博子 訳 (評論社)
『人がつくった川・荒川 水害からいのちを守り、暮らしを豊かにする』 長谷川敦 (旬報社)
いずれも未読、いつか読んでみようと思っています。
2年前に中学校課題図書だった『牧野富太郎 日本植物学の父』 清水洋美(汐文社)を
これから読むところです♪

学校は今週木曜日から1学期期末テスト、1学期終業式まであと3週間となりました。
学習利用での図書館利用者は増えてきましたが、本の貸し出しはなかなか元通りにならず・・・
長く続いたコロナ禍で、他人のものを触るということに抵抗を感じる人が増えたようにも思います。

暑い中、出勤前にいつもの公園へ行き、ささっと古代蓮だけを見てきました。
多くの花が満開で最盛期のようです!
 

そして、残り半年が始まってしまいましたが、無事に半年過ぎたことへの御礼と、残り半年への祈願。
 
このオオクスの木はいつ見ても立派!幹に触ってパワーを分けてもらいました♪

図書館だより「Library News 6月号」

2023-06-01 | 司書室より
今日から6月、図書館だより「Library News 6月号」を全校に配信いたしました。
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今月号の特集は図書館における本の並び方の基準となる「日本十進分類法(NDC)」についてです。
やっとコロナ禍から解放され、図書館利用の生徒も多くなってきたので、
生徒たちが公共図書館や大学の図書館を利用するときのために、知識として知っていて欲しいです。
本来は、全校生徒にオリエンテーションで話したいところなのですが…

ご存知の方も多いかと思いますが、この分類法は「本の内容」を基準に分けます。
NDCとは(Nippon=日本)(Decimal=十進法の)(Classification=図書分類)の略で、
現在、日本の公共図書館の約9割で使われている分類法です。
000から999までの3桁の数字が使われ、その桁が下がるごとに細分化されていきます。
例えば200番代は「歴史・地理」、その中の280は「伝記」、その中の289は「個人伝記」のようになります。
全ての本に分類番号のラベルが貼り付けられて、本は分類に従って番号順に書架に並んでいるので、
図書館内での本の場所がすぐわかる、本の住所のようなものです。
目的の本の近くには似た内容の本が並んでいるので、
自分では見つけられなかった新たな視点からの本に巡り合うのも、図書館ならではです。

今は図書館はコンピューター管理され、書名、作者名、内容等で検索すればすぐに本のある場所までわかります。
私が学生の頃はこの「分類番号」こそが図書を探す手がかりで、
図書館へ行くとまずは書架の並びをチェックし、分類番号から本を探しました。
卒論を書くために何度も通った国立国会図書館では、一般閲覧室に書架が置かれていないので、
分類番号をもとに、巨大なカードケースの中の目録カードを1枚1枚めくりながら探し、
本を出してもらうのにも大変な時間がかかりました。

NDLはほぼ10年ごとに分類や項目が見直され、最新版は新訂10版(2014年12月発行)となっています。
(冒頭画像右2冊)
左の本は「基本件名標目表」
図書館での情報検索に用いられる索引の言葉を規定して表にまとめた件名標目表の1つで、
日本図書館協会より刊行され、1999年の第4版が現在の最新版です。
 
今日は梅雨入り前の晴れ間も見えて、気持ち良い日となりました。
昨年購入した紫陽花の一種「アナベル」が根付いて綺麗に咲いてよかった♪
 
あまり手入れをしていないのに毎年ちゃんと咲いてくれるツバメスイセン、鮮やかです!

図書館だより「Library News 5月号」

2023-05-02 | 司書室より
今日は立春から数えて八十八日目にあたる「八十八夜」、雑節の一つです。
本校正面玄関そばにある2本の大きな桐の木は、今年の花はもう満開を過ぎました。

連休はざ間の今日、図書館だより「Library News 5月号」を全校に配信いたしました。
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今月号の特集は「発表!第20回 本屋大賞」、先月発表された本屋大賞の紹介です。
記念すべき第20回大賞に選ばれたのは、凪良ゆう 著『汝、星のごとく』(講談社)

そして、これまでの20年間に本屋大賞に選ばれた20作品を紹介しました。
第1回本屋大賞作品は、小川洋子 著 『博士の愛した数式』(新潮社)
本屋大賞が始まった年と同じくして私はこの学校図書館に勤務し始めたので、
歴代の大賞作品はどれも思い入れの多い作品ばかり、とても懐かしいです。
いずれもベストセラーとなり、映画化・TVドラマ化され話題となりました。
この中でどれが1番と言えないくらい良い作品群なので、是非読んでもらいたいです。
今月は「本屋大賞作品を読もう!」月間として、全20作品を図書館に展示しています!!

本屋大賞公式HPにも特設ページが設けられていました♪
私は全作読んでいますが、皆さまご存じの作品も多いのではないでしょうか?!


(画像は本屋大賞HPより)
本に関わる方々には、感慨深いものがあると思います。
それも、書店さんによって読者目線で選ばれてきた本屋大賞ならではのことです。

本屋大賞発表と同時に、
「翻訳小説部門」第1位は
『われら闇より天を見る』クリス・ウィタカー:著 鈴木恵:訳 (早川書房)
発掘部門「超発掘本!」には 『おちくぼ姫』 田辺聖子:著(角川文庫)、
が選ばれ、こちらも順次図書館に入る予定です。