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本好きholyの覚え書き的日常のあれこれ

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19年目のholyのブログをそのまま残します。 同じ時は二度とやって来ない。これからも毎日を「一期一会」の心で過ごします♪

映画 「奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ」

2016-08-06 | 映画
有楽町へ映画を観に行ってきました。

タイトルは「奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ」(原タイトルは「Les Heritiers(継承者たち)」
フランス映画祭でこの映画を観たという娘からの強いお勧めで。

あらすじは・・・
移民の多い貧困層が暮らすパリ郊外の高校の落ちこぼれクラスに、熱心な歴史教師アンヌ・ゲゲンが赴任します。
担任となったアンヌは、生徒たちに歴史コンクールに参加するよう促しますが、
「アウシュビッツ」という難しく現在の彼らから遠く離れたテーマに生徒たちは大反発!
その後、アンヌが強制収容所の生存者を授業に招待すると、生徒たちは生き証人の悲惨な状況を知り、
この日を境に変化を見せます。。。

この映画は実話をもとに作られていて、映画にも出演したアハメッド・ドゥラメが、
自身の体験を映画化してもらおうと動き出したことから実現した作品です。
映画を観ながら、(教員としても)多くのことを考えさせられました。
27名のクラスには様々な人種の生徒が集まっており、そんなクラスでの歴史の授業の難しさ。
家庭的にも多くの問題を抱えながら学校へ通う生徒たちには、今までの学校生活は劣等感と無力感だけ。
物語の鍵、アウシュビッツの証言者レオン・ズィゲル氏が実際に出演し語ってくれた衝撃的な話。
悲しい実話が頑なだった彼らの心を変え、そこから大きく成長してゆく彼らの姿に胸が熱くなります!

歴史を受け継ぎ伝えていくことの大切さも彼らは強く感じ、伝えるためにもコンクールに出場します。
(コンクール会場はベルギー ブリュッセル♪)

今日はこの映画の日本公開初日、映画館は満席でした!

折しも今日は広島に原爆が投下された日、この映画を観に出掛ける前、TVで平和記念式典を見ました。
代表の小学生の「平和への誓い」にこんな言葉がありました。

「私たちには、被爆者から託された声を伝える責任があるのです。
一人一人が、自分の言葉で、丁寧に、戦争を知らない人へ 次の世代へ 世界の人々へ  
命の尊さを 平和への願いを 私たちが語り伝えていきます。」

ブラジル リオオリンピックも今日開幕し、TVで「平和の祭典」という言葉を何度も聞きました。
「世界平和」についていろいろと考えた日でした。