今日も一期一会

「本が好き♪図書館ブログ」のタイトル変更
本好きholyの覚え書き的日常のあれこれ

セイジ・オザワ 松本フェスティバル

2016-08-24 | 音楽
「セイジ・オザワ 松本フェスティバル」にて、小澤征爾氏指揮による演奏会を聴きました!!
まさかこのプラチナチケットがとれるとは!
長年の夢がかないました。

折しも台風9号が関東を直撃しようとするその日、心配しながら長野経由で松本へ。
信じられないことに長野県は雨風とも一切なく、傘を使うこともありませんでした。

このフェスティバルは恩師である斎藤秀雄の名を冠して1992年に小澤征爾氏が創立し、
毎夏、長野県松本市で開催されてきた音楽祭『サイトウ・キネン・フェスティバル松本』が、
昨年の2015年から『セイジ・オザワ 松本フェスティバル(OMF)』となったものです。
小澤征爾総監督のもと、世界中から優れた音楽家たちが結集し、
サイトウ・キネン・オーケストラを中心にオペラやコンサートなど多彩な演目が披露されます。
今までに一度、小澤氏指揮の演奏を都内のホールで聴きましたが、松本は初めて!

演奏会の会場は松本市の中心から少し離れたところにある「キッセイ文化ホール」、
いよいよ演奏会の始まりです!!

 

<演奏プログラム>
・オネゲル:交響曲 第3番「典礼風」 H.186 指揮:ファビオ・ルイージ
・ベートーヴェン:交響曲 第7番イ長調 Op.92 指揮:小澤 征爾
 演奏:サイトウ・キネン・オーケストラ

「当初、小澤征爾指揮の曲目はブラームス:交響曲 第4番を予定しておりましたが、
ベートーヴェン:交響曲 第7番に変更となりました。」
のお知らせを受け、小澤氏の体調・体力は大丈夫なのだろうかととても心配でした。
が、団員たちと一緒ににこやかに登場されたそのお姿を見て、ホッと一安心。

演奏中は指揮台の上に用意された椅子にもたれかかったり立ったりされながら、第1楽章が終わりました。
すると、指揮台の隣に用意された椅子に移動されて、水分を取りながらしばらくお休みになられ・・・
その様子を見て「身体は大丈夫なの?最後まで演奏を続けられるの?!」と心配になり、
おそらく観客の皆がそう思い、団員たちも心配そうな辛そうな顔をしているのが気にかかりました。
始まった第2楽章は、その曲想と相まって会場全体が何とはなしに悲しく辛い気持ちに包まれた気がします。
またお休みになられた後、第3楽章、でも第4楽章へはそのままの勢いで繋げて演奏され、
すべての演奏が終わった後、会場は総立ちとなり万雷の拍手が起こりました。
小澤氏が命を削るようにして気迫の指揮をされる様子に、演奏家たちも魂のこもった演奏をされ、
素晴らしい演奏会でした!!
スタンディングオベーションは10分以上も続き、小澤氏はすべての演奏家たちと握手をし、
もう一人の指揮者ファビオ・ルイージの手を取り、笑顔で何度も挨拶をされ、
感動の演奏会は終わりました。
私は、クラシック音楽の演奏会で涙がにじんだのは初めてでした!

春先の欧米演奏旅行で体調を崩されたそうですが、どうかお大事にされますように。
小澤氏が登場するだけで、観客も、オーケストラのメンバーも、空気が変わる気がしました。

街をあげて「セイジ・オザワ 松本フェスティバル」を応援しているのが感じられ、
演奏会の休憩時には、市内ホテルからフェスティバルオリジナルワインの無料サービスもありました♪

 

演奏会の前後、長野市や松本市の魅力も楽しみました♪
長野市も松本市も何回か行ったことがありますが、とても素敵な街です。

 

 

 

最新の画像もっと見る

コメントを投稿