3連休の最終日、芸術の秋を友人と楽しみました。
音楽と美術を一緒に楽しめる展覧会。
「ドビュッシー、音楽と美術 ― 印象派と象徴派のあいだで」
フランス人音楽家クロード・ドビュッシー生誕150年を記念した展覧会です。
来週で終わってしまうので、連休最終日に混雑覚悟で行って来ました。
そして、やはり混雑していた・・・
チケットを買うところから道にまではみ出す行列です。
東京駅からほど近い日本橋にあるブリヂストン美術館です。
音楽家なのに美術展…
ドビュッシーの音楽はその音楽性と、作曲に絵画の影響を多分に受けていることにより
「印象主義音楽」と言われています。
援助を受けていたパトロンの家で、美術品や芸術家本人と触れ合う機会があったようです。
たくさんの絵画彫刻、美術作品、写真が展示されていました。
音楽家ストラヴィンスキーやエリック・サティとの写真。
ドビュッシーが影響を受けた印象派絵画の数々、
ドガ、ゴーギャン、マルセル・パシェ、モーリス・ドニ、ルノワール、モネ、マネ。
彫刻のカミーユ・クローデル、ロダン。
日本、中国など東洋趣味だったドビュッシーなので、北斎や広重の絵や扇子・陶器も。
興味深いのは直筆楽譜や手紙、細かく繊細な音符と詞がずらずらと並んでいるのを見ると、
「ゼロからこれを編みだす作曲家ってすごいなぁー!」と思ってしまいます。
ドビュッシーの音楽は、それまでの西洋クラシック音楽とはかなり違います。
音楽も美術も、新しい流れが始まった時代なのですね。
ドビュッシーといえば「月の光」「アラベスク」「子どもの領分」などピアノ曲が思い浮かびますが、
管弦楽曲やオペラも作曲していたことを知りました。
オルセー美術館からの作品が多かったですが、
このブリヂストン美術館もたくさんの絵画を持っていることにビックリしました!
特別展と常設展には、古今東西の有名どころがいっぱいです。
この展覧会には、音楽が好きな人も絵が好きな人も来れるから混んでいるのかしら?!
そういえば、2年前に第8回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した中山七里さんの
『さよならドビュッシー』という推理小説を読みました。
これが来年春に映画化されるようです。
続編とも言える『おやすみラフマニノフ』も映画になるのかな?
東京駅から数分のところですから、新しくなった東京駅も見学しました。
ここは中央部分ですが、人が立ち入れないようになっています。
この周りに、ものすごい数の人、人、人、・・・何だかみんな東京駅を見て楽しそうでした。
新しくなった両側のドームの真下は、こんな風になっています。
綺麗♪
たくさんの人がこのドームを見上げ、写真を撮っていました。
東京駅は観光地でした!
今日の美味しいものはこれ。
高級洋食店として名高い「ドンピエール」が初展開するカレー専門店、駅構内にあります。
侮れない美味しさでした!!