中学校に、郷土の偉人 塙保己一翁の座像をご寄贈いただきました。
市内の瓦製造会社エンマンジさんによる手作りの瓦製の保己一座像、
とても重そうで重厚感があり存在感たっぷりですが、
頭が大きくにこやかなお顔がとても親しみやすく、つい触りたくなります。
昨年は「塙 保己一翁」没後200年記念で、この座像が市内各公共施設や公立小中学校に贈られ、
今年は私立の学校にもと、お亡くなりになった9月に本校中学校へご寄贈いただきました。
この会社は、約100年前に没後100年を記念して瓦製の塙保己一座像を当時の児玉町に寄付され、
先代、先々代の偉業を100年後も続けられて素晴らしいです。
私が高校生だった時に、講堂にもっと大きな塙保己一翁の座像があり、
色や形がそっくりなので、もしかしたらかつて女学校だった頃に贈られたのかもしれません!
高校があるのはこの地域ではないけれど・・・?!
塙保己一により『群書類従』が編纂されなかったら、『浦島太郎』や『竹取物語』などの物語、
また『枕草子』『方丈記』『和泉式部日記』『紫式部日記』など私たちが習う古典文学も、
どこかに放置されたまま消えていて、現代の私たちは作品を読めないどころか、
その存在すら知らなかったかもしれません。
また作文を書く際に使われる20字×20行の400字詰め原稿用紙の原型も『群書類従』からです。
国文学において前代未聞の素晴らしい偉業を成し遂げた方が、この市の出身なのです!
生徒たちは興味津々♪
「誰?」と言っていたので、座像のそばにこちらも昨年ご寄贈いただいた
笠原勝 著
『没後200周年記念 盲目の学者 塙保己一』(郷土歴史選書)と、
総検校 塙保己一先生 遺徳顕彰会による発行の『世のため 後の世のため ものがたり塙保己一』
を置いておきました。
こちらの本の挿絵は本校高校美術部が担当しています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/67/003d90394885a3e8cc171392290b038b.jpg)
中学校の昇降口階段わきに大きなキンモクセイの木があり、とても良い香りです。
つぼみがびっしり!すべて開花したら、花も香りもきっと見事でしょう♪
<追記>
私の高校卒業アルバムに、女子高生に囲まれる塙保己一翁 座像の写真がありました!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/81/a5d9d0a4b4761f63baeb3325469c4fca.jpg)
塙保己一像は今でも高校にあるようで、高校HPに画像(高校HPより)と記事がありました。
この
記事を書かれたのは高校1年の時の担任で、その頃校長となっていたT先生のようです!
いろいろ懐かしい。。。