今日も一期一会

「本が好き♪図書館ブログ」のタイトル変更
本好きholyの覚え書き的日常のあれこれ

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19年目のholyのブログをそのまま残します。 同じ時は二度とやって来ない。これからも毎日を「一期一会」の心で過ごします♪

原田マハ 著 『板上に咲く MUNAKATA:Beyond Van Gogh』

2024-04-30 | 本の紹介
今日で4月も終わり、退職や記念日等が重なり、さらにイベントや出掛けることも多く、
割と長く感じました♪

今月の読書は6冊、年明けから5日で1冊のペースが続いています。
今日の紹介は、芸術家たちを描いた作品を多く著作されている原田マハさんの最新作。

原田マハ 著 『板上に咲く MUNAKATA:Beyond Van Gogh』 (幻冬舎)

表紙絵でおわかりの方もいらっしゃると思いますが、主人公は版画家の棟方志功です。
墨を磨り支え続けた妻チヤの目線から、日本が誇るアーティストの生涯が語られます。
「ワぁ、ゴッホになるッ!」と、画家への憧れを胸に裸一貫で青森から上京したものの、
絵を教えてくれる師もおらず、画材を買うお金もなく、貧乏のどん底で家族は苦しみます。
弱視のせいでモデルの身体の線を的確に捉えられずに、展覧会では落選し続け、
そんな彼が辿り着いたのが木版画、その版画に目を留めたのは・・・

以前読んだ同じく原田マハさんの『リーチ先生』の民藝運動と時代が重なっています。
民藝運動の中心人物でもある柳宗悦に見出されて本当に良かった!!
ゴッホを目指した棟方志功は、「Beyond Van Gogh ゴッホを越え」て、
ついに「世界のムナカタ」となっていくのです。

以前、棟方志功が版画を彫る映像を見た時に、全身と魂の全てを込めていて、
一心不乱に愚直なまでに版画に向き合う様子には鬼気迫るものがありました。
力強さと信念を感じる作品にはこんな背景があったのだと、面白く読みました。
日本民藝館へもいつか行きたいと思っています。

2つの展覧会@日本橋

2024-04-28 | アート
今日は最高気温31℃とついに真夏日となり、冬物・大物の洗濯に励みました!
やっと花粉と黄砂が終わり、何ヶ月ぶりかで窓を開けての掃除、寝具の外干し♪
端午の節句と、連休後半に迎える家族とその友人たちの準備も進んでいます♪

4月は、静嘉堂の他にも2つの展覧会へ行きました。

まずは、日本橋高島屋での展覧会「文化勲章 三代の系譜 上村松園・松篁・淳之」
(黄金の茶碗が盗難に遭いニュースで報道された翌週でした…)
日本画家として母、息子、孫息子の三代にわたってそれぞれの美を追い求め、
その功績で文化勲章を受章した上村松園さん、松篁さん、淳之さん三人の展覧会です。
松園さんの展覧会には10年以上前に大学生だった娘と見に行ったことがあり、
宮尾登美子 著『序の舞』を読み、それを原作とした名取裕子さん主演の映画も見ました。
また、子どもたちの結婚式で留袖に締めた帯には松篁さんの「冠鶴」が刺繍されていて、
原画があれば…と楽しみにしていましたが、残念ながら展示されていませんでした。
ご一緒した友人は、子どもの頃から松園さんの絵が好きで、成人してからは松篁さん、
そして今、自然の神秘を描写し続けてきた淳之さんの絵も好きになったとのことでした。
卓越した才能を持つ親と同じ仕事をして評価を得ることの大変さと苦悩も話題に…

もう一つは、別の日に日本橋の三井記念美術館で開催中の
展覧会「茶の湯の美学 ― 利休・織部・遠州の茶道具 ―」
桃山時代から江戸時代初期、茶の湯界をリードした千利休・古田織部・小堀遠州の茶道具、
国宝や重要文化財も、この会場での展示品は全て三井家伝来のもの!
 
千利休の物が特に多く、こちらは利休直書の「黒中棗 金砂文字入」
千利休の書いた茶会道具付、1枚目は秀吉の茶会、2枚目は信長の茶会、のもの。
 
個性豊か過ぎる君主に仕えて、茶会の道具にもとても気を遣ったろうと思います。

千利休は「わび・さびの美」、古田織部は「破格の美」、小堀遠州は「綺麗さび」、
3人の茶人にまつわる多くの茶道具からそれぞれの美意識を感じることが出来ました。
書画、茶碗・茶入・花入・水指・釡・茶杓など、茶道具の名品・優品がいっぱいです!
国宝の「志野茶碗 銘 卯花墻」、重要文化財の長次郎作「黒楽茶碗 銘 俊寛」にもまた会えました♪
重要文化財で大名物の「唐物肩衝茶入 北野肩衝」も見られて、大満足の展覧会でした。

GW初日

2024-04-27 | いろいろ
大型連休初日、最長10連休の方もいるそうですが、私はずっとお休みです♪
午後、近隣の3つの公立図書館へ本の返却や予約本の受け取りに行きましたが、
この辺は特に渋滞しているところも混雑しているところもなかったです。

途中、「百花の王」と呼ばれ豪華で艶やかな牡丹を今年も見に行ってきました。
場所は隣町の正楽寺「瑠璃ぼたん園」、一昨年昨年も同じ日に行っているのですが、
昨年は「花が例年より10日も早かった。」のに、今年はさらに早まったそうで、
花はもう終わりに近かったです。
 
  

我が家の庭も花盛りです♪
 
 

連休後半に、楽しみな家族の予定がいくつかあります。
今までは週末にしか準備や支度が出来ずにバタバタしていましたが、
今年は時間がたっぷりあるので気持ちに余裕があります。
連休中は天候も良さそうで、久し振りに家族みんなで会えるのも楽しみです♪

TVドラマ

2024-04-26 | いろいろ
毎週楽しみにしていたTVドラマ『舟を編む』が終わってしまいました。
原作は2012年本屋大賞を受賞した三浦しをん著『舟を編む』(光文社)
ベストセラーにもなり、今でもとても好きな作品です。
2013年には石井裕也監督、松田龍平主演で映画化され、
その年の日本アカデミー最優秀作品賞を受賞しました。

あれから10年以上過ぎ、あの頃と比べ物にならないくらいデジタル化が進んだ今、
『舟を編む』がドラマ化されると知り、アナログの紙の辞書を作るテーマはどうなの?
と不安に思いながらずっとドラマを見ていました。
でもデジタル辞書やコロナ禍も盛り込んでの内容は新鮮でとても良かったです!
「辞書は言葉の海を渡る舟、編集者はその海を渡る舟を編んでいく」
とこの書名をつけた三浦しをんさんの原作の持つ力もあるのでしょう。
ドラマの中でとても良いセリフがありました。

「嬉しいとか幸せとか、そういうとこ好きとか伝えたいです。
だって、そのためにあるんですよね。言葉って。」

原作の中にあったのか覚えていませんが、感動的で心に染みる言葉でした。
朝ドラでも「思っていることは口にだしていかないとね。その方がいい!」のセリフがあり、
思っているだけでは伝わらない、諸刃の剣ではありますが言葉の持つ力を信じたいです。

終わってしまったドラマがあり、昨夜から始まったドラマもあります。
(冒頭画像はテレビ局HPよりお借りしました)
推しの木村くん主演『Believe 君にかける橋』開局65周年を記念した木曜ドラマ
初回はまずまずの視聴率だったようで、派手に番宣しない方が良いのかも?!
共演者は天海祐希、竹内涼真、山本舞香、一ノ瀬颯、上川隆也、斎藤工、
小日向文世、北大路欣也ら豪華過ぎるキャストで、局は力入ってますね。
木村くんはこのところ逆風続きで思うところもありますが応援しています!

鼎談 がいなもん!暁斎と武四郎!

2024-04-22 | アート
静嘉堂文庫美術館で開催中の展覧会「画鬼 河鍋暁斎 x 鬼才 松浦武四郎」を観てきました。
一番の目的は「鼎談 がいなもん!暁斎と武四郎!」で、3人の専門家のお話を伺うこと、
そのために登壇者のお一人の河治和香さんの『がいなもん 松浦武四郎一代』(小学館)
を読んで松浦武四郎について勉強していきました!
 
今年初めに映画『ゴールデンカムイ』を観て、アイヌの方々について注目していました。
この映画、とても面白かった!早く続編が見たいです!!(ありますよね?)

美術館隣のホールで鼎談(ていだん:3人で話し合うこと)は公開され、満員です!
登壇者は小説『がいなもん 松浦武四郎一代』の著者で幕末明治文化に詳しい河治和香さん、
武四郎研究の第一人者で松浦武四郎記念館館長の山本命さん、
そして静嘉堂美術館館長の安村敏信さんです。
 
松浦武四郎と言えば明治初期に蝦夷地を6度探査し、北加伊道(北海道)の名前を考案し、
アイヌ民族・アイヌ文化の研究・記録に努めた方として知られていますが、
江戸の住まいでは日本画家の河鍋暁斎とも近しい仲であったのです。
小説では、「がいなもん(松阪弁で人並外れたスゴイ人)」でユニークな武四郎と、
「画鬼」とも呼ばれた河鍋暁斎の交流が、幕末・明治期の混乱の中に描かれ、
歴史上の人物も「風変わりな二人のおじちゃん」として身近に感じました。
鼎談では登壇者による二人の人物像が楽しく語られ、あっという間の1時間半でした。

展覧会には、古物収集家としても知られた武四郎の数々のコレクションが!
 
各地で収集した古代からの勾玉や玉などを繋げた「大首飾り」肖像写真でも着用。 
芸術家や文士など著名人に書や絵の寄せ書きがある洋傘、髑髏の絵は暁斎です。
 
「釈迦涅槃図」のパロディのような《武四郎涅槃図》を河鍋暁斎に依頼しています。
8本の沙羅双樹ではなく松の木の下には大首飾りをつけ昼寝中のような微笑みの武四郎、
取り囲むのは死を悼む人や十二支の動物たちではなく、大事なコレクションの数々、
空から駆けつける摩耶夫人の代わりには、浮世絵の遊女などの姿が見られます!

北海道の地名9,000を収集し、10,000㎞を踏破、多くのアイヌの言葉も拾い集めました。
制作に携わった「北海道国郡全図」、その文字の細かさにビックリです!
 
吉田松陰、勝海舟、坂本龍馬等、幕末の志士や知識人、文人たちとの交友もあったとは。
三重県松阪市出身、同じ出身地として歌手のあべ静江さんがゲストとしておいででした♪
お久しぶりにお見掛けしましたが、ヒット曲「みずいろの手紙」が懐かしいです!
同館所蔵の、国宝《曜変天目》にもまた会え、いつ見ても神がかり的に美しい☆

記念日

2024-04-20 | 本の紹介
今日は私の記念日。
朝起きて、リビングの窓を見たら、夫からのサプライズがドーンとあり、
ビックリして爆笑しながら一日が始まりました♪
あまりに数字の圧が強くて、バレバレですがお花でちょっと目隠し。
二十四節気の穀雨の期間ですが、「晴れ女」パワーで27度の夏日と今年も晴天です。

この半年心配だった父の病状は安定し、先月から1か月半は入院せず家で過ごせています。
3月に退職して自由な時間が増えたからなのか、心配だった私の生活習慣病数値も良くなり、
今までになく元気にストレスなく平穏に日々を過ごせて、とても有難く思います。
それは、陰に陽に、近くから遠くから私を支えて下さる友人・知人・家族あってのこと、
幸せに人生を送れていることに感謝しかありません。
「幸せは自分の心が決める」←座右の銘!

知り合って40年近くの友人と二人のお誕生会&退職祝いでゆっくりディナー♪
ローストビーフとローストポークの前菜、カブと牡蠣のポタージュ、
キノコとブロッコリーのグラタンは写真がありません…話に夢中で!
 
 
メインは真鯛のソテー カブ・トマトソース、デザートはチーズケーキにフルーツ、
素敵な邸宅風隠れ家的レストランは貸し切り状態で、優雅な気分に浸れました。

昨日は、都内の(昨今話題の)百貨店内にあるカフェレストランで友人とランチ♪
 
真鯛のカルパッチョ 卵黄のソースがたっぷり~
初めて食べた「牛サガリ」ロースト、横隔膜のお腹部分がハラミで背中部分がサガリ!
 
デザートは文旦のパフェ仕立て ミルクアイス添え 爽やかです。

友人が撮ってくれた写真の写りが良いのは、楽しくてリラックスしているから?!
 

心温まるありがたいメッセージやお言葉、素敵なプレゼントの数々を記念日や退職時に頂戴し、
心から感謝しています、ありがとうございます。
 
 
  
毎日が日曜日になり、鳥カゴから放たれた鳥状態、自由に楽しく呑気に過ごしています♪

虎に翼

2024-04-18 | 本の紹介
4月から始まった朝ドラ「虎に翼」が面白いです!
主役の寅子を演じている伊藤沙莉さんの演技が前から好きで、今回も面白くて強くて好き♪

週ごとのタイトルが「女三界に家なし」「女賢くて牛売りそこなう」と、
「女」が入ったことわざや故事成語になっているのも面白いです。(最終週は何かな?)
オープニングの踊る女性たちのイラスト(絵に描いた餅?)が実物に変わることや、
米津玄師さんの主題歌「さよーならまたいつか!」も共に軽やかで爽やかです♪

主人公虎子のモデルになっているのは、日本初の女性弁護士・三淵嘉子氏、
昭和13年(1938年)に高等文官試験司法科に合格、戦後は裁判官への任官を目指し、
昭和24年(1949年)に裁判官となり、後には女性初の裁判所長も務めたそうです!
戦争を挟んだ時代の中で、そこまでの道のりはとても遠く厳しかったことでしょう!!
女性初の医者となった荻野吟子さんはさらに前の時代で大変でした!

TVドラマの中で男子学生たちのあまりに「中二病」的な幼い発言の数々に苦笑します。
戦前、女性に対する男性の認識はこの程度だったのでしょうね。
今後は戦争の時代もあり、そんな苦しい状況の中、彼女たちがどう奮闘していくのか、
歯に衣着せぬ彼女たちの言動が楽しみで、個性豊かな共に学ぶ仲間たちも良い感じ♪
困難にくじけず女性の自由への道を拓いて下さった多くの方々に感謝しかありません。

私が女性の権利等について考えるようになったのは、結婚してからなので、
それまで女性としての差別をあまり意識せず生きてこれたのは幸せだったのですね。
花江ちゃんの「トラちゃんにお嫁に来た人の気持ちなんて分からないわよ」わかる~!

寅ちゃんの卒業した女学校も、今通っている大学も我が子たちの母校で、
ドラマが始まる前から注目していました。
校舎の上にあるドームが印象的な大学のかつての姿はこんな感じでしたが、
 
現在は「リバティタワー」(日本語で「自由の塔」)という名の23階建ての超高層ビル、
入学式の後に初めて大学校舎へ行った時にその大きさと都会のキャンパス驚きました!
この上にシンボルのドームが設定されていますが、ドローンでなくては見られない高さで、
最上階の23階に上るとそのドームを下から見られ、食事もできます♪
 
大学では全面的に朝ドラを推してイベントもあり、明治大学『図録明治大学百年』の中には、
女子部学生による模擬裁判の写真も残されているようでTVはこれを参考にしたのでしょう。
(画像はお借りしました)
日曜劇場をはじめ、春ドラマは法曹界を舞台にしたものが多いでしょうか?!

春から初夏へ!

2024-04-16 | いろいろ

10日前「やっと桜が咲いたね」と話していたのに、いきなり連日25℃越えの夏日となり、
昨日は東北地方で30℃を越す真夏日になったそうで、季節は猛ダッシュで進んでいます。

秋にはマリーゴールド、冬にはイルミネーションが綺麗な丘は今、芝桜が満開です♪
濃いピンクの中に白い芝桜もあり、秋に咲いていた花もあったなぁと思い出しました。
 
今日も暑くて、この丘に登っただけでちょっと汗ばむほどです。
途中には桜の花びらが絨毯のように散った所や、まだまだ綺麗に咲いている桜もありますが、
 

10日前まで世間の話題の中心だった桜はもう口の端にも上らず・・・

熱しやすく冷めやすい日本人の心はもうすっかり桜から離れてしまいました。
桜は咲くまでがひと騒動で、「まだかな、まだかなぁ~?」「咲いた!開花です!!」
という時が一番盛り上がり、メディアでも取り上げ、見に行かなくちゃ!と大騒ぎ。

こう暑いと外を歩く気にもならず、桜を愛でる情緒も感じられないようにも思います。
季節感は気温を含めてのもの、桜を見るのはちょっと肌寒い頃が合っているのでしょうか。

我が家の庭の木々にはたくさんの鳥が来て、今は毎朝ウグイスの鳴き声が目覚まし時計がわり。
すぐそばで鳴いているのになかなか姿を見つけられない、やっと撮影出来ました!
 
鳥は小さいので焦点が合わず、2枚目の写真は飛んでいるところですがわかるでしょうか?

昨日、車の中は31℃にもなっていました!
 
あっという間に芽吹きの時期を過ぎたケヤキの新緑が清々しいです♪


2つのマティス展

2024-04-15 | 本の紹介
この半年余りで2つのアンリ・マティス展へ行きました。
マティスと言えば20世紀を代表するフランスの芸術家、明るい色彩の絵が好きです♪

昨年7月に行ったのが東京都美術館での「マティス展」とても暑い頃でした。
こちらはパリのポンピドゥ・センターからの全面貸し出しで(改修工事のためらしい…)
日本での20年ぶりの大回顧展、マティスの生涯を追いながらその作風の変遷がわかり、
絵画・素描・彫刻・版画・切絵と150点を越す膨大な作品の渦に圧倒されました!
特に心に残ったのはこの2点、「夢」女性だけを描いた作品はあまりないし、
「赤の大きな室内」は赤と黄色という難しい色を黒で締めてマティスらしく素敵♪
 
フォーヴィスム(野獣派)の中心的な存在となる前に、
冒頭画像のポスターにあるような点描画も描いていたと知り、
一流の芸術家も自分だけの世界を作り上げるのに苦闘するのだな、と感嘆しました。

展覧会最後の方に切り絵や南仏ヴァンスのロザリオ礼拝堂に関する資料があり、
これらをメインにした展覧会が2024年にあることを知ってこちらもまた行こうと決意!

春休み中に、国立新美術館での展覧会「マティス 自由なフォルム」へ行ってきました。
(今から思えば、別に春休み中でなくともいつでも行けたのに、つい。。。)
こちらは後半生の大半を過ごしたフランスのニース市マティス美術館の所蔵作品が中心、
多くの切り紙絵をはじめ、絵画、彫刻、版画、テキスタイル等の作品や資料などと共に、
みどころはフランスでの修復を経て日本初公開される410×870㎝の大作「花と果実」と
 
一日の太陽の動きによるステンドグラスの色の変化まで再現された南仏ヴァンスのロザリオ礼拝堂、
「ニースへ行ったことがあるのになぜこの礼拝堂へ行かなかったのかー!?」
という長年の後悔を少し減らせたような気持になるほど素敵な体験でした♪

オルセー美術館からは切り紙絵の代表的作品の「ブルー・ヌードⅣ」、
試行錯誤したのかたくさんのデッサンの線や、パーツを何回も置き直した跡もありました。
 
マティスの切り絵が日本の文芸雑誌『文藝春秋』の表紙絵になったこともあったそうです!

画家だったマティスがなぜ切り絵作家へと移行したのか、
それは病気により絵筆で絵を描くことが難しくなったからだと知りました。
画家が絵を描けなくなる、きっと絶望的な気持ちになったでしょうが、
マティスは色が塗られた紙をハサミで切り取り、それを紙に貼り付ける技法「切り紙絵」、
という新たなジャンルを見つけ、84歳で亡くなるまで芸術と共に生きられたのです。
出来ないことを嘆くのではなく、出来ることで新境地を見つけるマティス、更に好きになりました。

フレンチでお祝い会

2024-04-13 | 美味しいもの
今日は、フレンチレストランで友人が私のお祝い会を開いてくれました。

レストランはふたりがお気に入りのフレンチ、土曜日ランチは予約だけで満席でした。
まずは、期間限定のスペシャル「桜のカクテル」で乾杯☆
桜のシロップと自家製ハニーレモンをノンアルコールスパークリングワインで割ったもの、
桜の花びらが浮いていて、春の気分いっぱいです。
前菜はフランス産のホワイトアスパラガスのムースとなど魚介類のアレンジ、
キャビアや帆立貝、エビなどにオマール海老のソースが効いていて美味し~い♡
かぼちゃのポタージュの後、
 
いつも別料金で注文してしまうこのお店のスペシャリテ「ウニのトマトクリームパスタ」、
他ではなかなか食べられたないメニューで、とっても美味しいのです♪
そして、今日のメインはポークのロースト、盛り付けもとっても綺麗です。
 
デザートはミルフィーユを選択、マカロン付きのお祝いのメッセージプレートに感激しました。

友人は私より10歳ぐらい年下ですが職場で一番仲が良く、とても気が合って、
公私ともにお付き合いしていて別れがたかった…この超忙しい時期に本当にありがとう♪
たくさんおしゃべりするために1台の車に乗り合わせて行き来したのに、
道中もお店でも、新学期の様子やお互いの家族のことなどで話がいくらでも出てきて、
家に着いてさらにお茶して、延々と話し続け楽しい時間はあっという間に過ぎました。
 
退職と誕生日のお祝いにと、プレゼントに国産ハチミツをたくさん頂戴しました。
彼女と美味しいものの話をしているのは本当に楽しく大盛り上がり。
私が自家製ヨーグルトに入れて毎日食べている蜂蜜のプレゼントもナイスチョイス!!
これからもずっと仲良くしてね♡