今日も一期一会

「本が好き♪図書館ブログ」のタイトル変更
本好きholyの覚え書き的日常のあれこれ

「本が好き♪図書館ブログ」からタイトル変更

19年目のholyのブログをそのまま残します。 同じ時は二度とやって来ない。これからも毎日を「一期一会」の心で過ごします♪

大晦日

2017-12-31 | 本の紹介
鴨南蛮そばも食べ終わり、あと3時間で今年が終わります。
紅白を横目で見ながら(ちょうど今、福山雅治の歌が聞こえていていい感じ♡)ブログを書いています。
今年最後の読書は恒例の絵本、ヨシタケ・シンスケ著 『あるかしら書店』ポプラ社
楽しいヨシタケさんの絵本の中でも、本や書店好きにはとても楽しくてとってもいい!!
この本屋さんでは、「あったらいいな」という本や夢いっぱいのグッズが、次から次へと飛び出します♪
今月は12冊、年間106冊読了、コンスタントに毎月8冊以上読み年間100冊を達成できたました。
holyの本棚 - 2017年12月 (12作品)
いくさの底
いくさの底
古処誠二

読了日:12月14日

屍人荘の殺人
屍人荘の殺人
今村昌弘

読了日:12月21日

彼方の友へ
彼方の友へ
伊吹有喜

読了日:12月31日

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今年最後に読んだ小説2作品がとっても良かったです!
原田マハさんの『生きるぼくら』 
この作家さんの本は芸術関係以外の本はあまり読んでいませんでしたが、何度もウルウルしました。
両親の離婚、いじめ、引きこもり、これを癒してくれたのは田舎、自然農法米作り、おばあちゃん♪
それから、直木賞候補作となっている伊吹有喜さんの『彼方の友へ』
竹久夢二や中原淳一が活躍した少女雑誌「少女の友」(実業之日本社刊)の存在に、著者が心を動かされ、
実業之日本社創業120周年記念作品として出版されました。
戦前、戦中、戦後という激動の時代に、雑誌作りの情熱を胸に生きる波津子とまわりの人々の生き様に、
強く心を動かされました。

私の今年の本BESTは(読んだ順です、選ぶのがヒジョーに難しかった!)
・『また、桜の国で』 須賀しのぶ (祥伝社)
・『月の満ち欠け』  佐藤正午 (岩波書店)
・『天上の葦 上・下』 太田愛 (KADOKAWA)
・『盤上の向日葵』 柚月裕子 (中央公論新社) 
・『彼方の友へ』 伊吹有喜 (実業之日本社)

1年を大過なく過ごせて新しい年を迎えられることを何より幸せと思っております。
拙いブログにお付き合いくださいまして、本当にありがとうございました。
皆さま、良いお年をお迎えくださいませ。

2017年回顧 音楽・美術編

2017-12-30 | アート
今年は久しぶりに試験や検定、研修等を受けない年で、家族も落ち着いて生活できたので、
ありがたいことに音楽や美術を楽しんだり本を読んだりする時間がたくさんありました。
(倒れて救急車で運ばれた実家の母は、おかげさまで自宅で普通に生活できています ホッ)

昨日は映画のことを記事にしたので、今日は音楽や美術について、明日は本について回顧します。
2017年の個人的備忘録記事ですので悪しからず。
まずは美術展、今年1年で15の大きな展覧会に行きました。
1月のマリー・アントワネット展に始まり、話題のミュシャ展、草間彌生展、アルチンボルド展、北斎展、
何よりも心に残っているのは、京都での「国宝展」!
長年の悲願であった大徳寺龍光院所蔵の「曜変天目茶碗」をついに目にすることが出来、
国宝の陶磁器全制覇を果たしました!!
一泊二日の京都・奈良は、友人との再会もあり楽しく充実した忘れられない旅となりました。

2017年の大型企画展入場者数(Qさま調べ)
第1位 「ミュシャ」展 国立新美術館 661,906人
第2位 「国宝」展 京都国立博物館 624,500人
第3位 「深海2017-DEEP OCEAN-」 国立科学博物館 617,062人 自然・科学系 
第4位 「運慶」展 東京国立博物館  600,439人
第5位 「草間彌生 わが永遠の魂」 国立新美術館 520,340人
第6位 「怖い絵」展 上野の森美術館 兵庫県立美術館 414,006人
第7位 「バベルの塔」展 東京都美術館 379,527人 
第8位 「アルチンボルド」展 国立西洋美術館 365,562人 
第9位 「大英自然史博物館」展 国立科学博物館 327,579人 自然・科学系 
第10位 「ボストン美術館の至宝」展 東京都美術館 313,131人 

上記10のうち5つの展覧会へ行きましたが、入場者数50万人を越える展覧会は激コミでした!
森アーツでの「マリー・アントワネット展」は入場者数42万人以上でしたが、
会期が2016年10月~2017年2月だったので、上記のランキングにはカウントされないのかな?

ミュージカルへは劇団四季を中心に5回、家族(特におチビ)と一緒に行くのがとても楽しく、
一番心に残っているのは劇団四季の「ノートルダムの鐘」でした。
歌舞伎へは1回しか行けなくて、これはちょっと残念。

音楽会へは11回と数多く行きました!
特にクラシック音楽、その中でも「佐渡裕×反田恭平でのラフマニノフ」をはじめ、
反田さんの演奏会に1年間に3回も行ったのは我ながら追っかけ化していると思いました。
来年もすでに3つの音楽会のチケットをとってあり、年明け早々からお楽しみが♪

長期の宿泊を伴う海外旅行や遠くへの国内旅行は、様々な事情であまり行かなくなりましたが、
日帰りや1泊で、友人や家族との休日を十分楽しんでいます。
展覧会や音楽会の前後のランチやおしゃべりが、実は本番(?!)以上に楽しみだったりして…。
土日なのに自宅で1人ぼっちの私を誘ってくれお付き合いしてくれる、心優しく楽しい友人たちに感謝です。
来年もフェルメールや藤田嗣治など行きたいと思っている展覧会がたくさんで楽しみです♪

風は強かったですがお天気が良く、来客用の布団や毛布を干し、リネン類を洗濯しました。

明日は、買い物だー!

映画 『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』『わたしは、幸福(フェリシテ)』

2017-12-29 | 映画
今年最後の映画は、待ちに待った『スター・ウォーズ 最後のジェダイ エピソード8』!
今年最初に観た映画は前作『ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー』だったので
スター・ウォーズに始まり終わる今年の映画鑑賞でした。

この映画を年末年始に観ようと思っている方もたくさんいらっしゃると思うので、
なるべくネタバレは避けて書きます。
一番の関心は、『エピソード7 フォースの覚醒』のラストシーンに姿だけ登場したルークのこと。
今回の映画では、様々な形でメインとして活躍します!
役を演じるマーク・ハミルは24歳で初回『スター・ウォーズ』に登場してから、
40年間、同じ役を演じ続けておられ、それは素晴らしく、またお幸せなことと思います。
そして長い年月を感じたのは、同じく初めから出ていたレイア役のキャリー・フィッチャーさんが、
今回の映画を最期に亡くなられ、今後のスター・ウォーズには登場されません。
淋しいことです。
ご冥福をお祈りします。

エピソード7を観てからレイの両親について「もしかしたら?!」といろいろ想像したのですが、
これについてもあっさりとその謎が明かされます。
監督の意図あっての設定らしく、なるほどと思いました。

もちろん戦闘シーンや、宇宙空間などの特撮映像は迫力があり、引き込まれましたが、
オールドファンとしては「あぁ、本当に世代交代したな。」と哀愁を感じるシーンがいっぱいでした。
私もこの40年間全作品を見ていますが、まだ続くらしい次回作以降は、
新たなスター・ウォーズとして観たいと思っています。
某デパートの画廊で、スター・ウォーズをモチーフにした木彫り・木版画・浮世絵の展示会をしていました。
撮影しても良いと言っていただけたので・・・。
  

それから、先日都内の映画館で『わたしは、幸福(フェリシテ)』を観ました。

2017年・第67回ベルリン国際映画祭審査員グランプリ(銀熊賞)受賞作ということで観ましたが、
綺麗ごとでは済まされないアフリカの現実を思い知らされました。
舞台はアフリカのコンゴ共和国、シングルマザーのフェリシテ(幸福という意味)は、
歌うことでその日を暮らしていましたが、ひとり息子が交通事故にあい、
すぐに現金(多分大金)を用意できなかったために息子は足の切断を余儀なくされます。
失意に打ちひしがれる彼女でしたが、そこに見つけたちいさな「幸福」とは・・・。
観ていて、そして観終わった後も、心に小さな棘が刺さったような気がしました。

今年は13本の映画を映画館で観たのですが、
秋以降は心惹かれる作品があまりなく、ちょっと寂しい気がしていました。
年明け第一作は『プラハのモーツァルト』かな、と思っています♪

大掃除

2017-12-27 | いろいろ
3日間かけて我が家の大掃除が終了しました!
1年に一度だから、そしてみんながやっていると思うから、頑張れる大掃除、
日ごろの掃除では手が回らない、窓ふきカーテン洗濯、キッチンの掃除、フローリングのワックスがけ、
例年通り終わってひと息つきました。
我が家恒例の大掃除メニュー、毎年欠かさずやっているとやらずにはいられません。
  
芝生の上に出したカーペットの上に寝ころんだら、眩しいほどの青空でした♪

ワックスがけの前に、各部屋の家財道具を全部運び出し、掃除機をかけ、水拭きし、
それからやっとワックスがけ、しかも2回かけます。
これが相当疲れる作業で、こればかりは主人の力無しでは出来ません!
築31年ですが家中ピカピカになり、心もスッキリです♪

チコちゃんは窓ふきを邪魔したり、遊び疲れると日なたでお昼寝したりの猫日和。
 

大掃除となぜかセットになってしまう風邪・・・そして今も喉が痛く、鼻が詰まって来ました。
体力がないので疲れると風邪を呼び込んでしまうようで、明日以降が心配、
お正月のお客様の準備をする大晦日まで少しゆっくりします。




TVドラマ

2017-12-25 | いろいろ
今クールのドラマが続々最終回を迎え、最後は昨日最終回だった「陸王」でした。
埼玉県の地場産業をモチーフとしたこのドラマ、撮影場所も県内、エキストラも県民が多く、
念願のエキストラ出演に応募したものの当選しませんでしたが、最後まで存分に楽しめました。
昨夜の最終回は20.5%の最高視聴率をたたき出したそうで、さすが池井戸潤原作のお仕事ドラマ、
制作テレビ局の力の入れようも、地元の応援度も並大抵ではなかった気がします。
冒頭画像は、舞台となった行田市に本店を構える老舗和菓子店のドラマ内にも登場した名物饅頭、
「うまい、うますぎる」のCMキャッチフレーズは埼玉県民なら誰でも知っています。
この饅頭の特製「陸王」の焼き印付きのものが飛ぶように売れているらしいです♪
行田市の隣市のYデパートには「陸王」グッズを売るコーナーがあり、
半纏、前掛け、キーホルダー、ユニフォーム、Tシャツ、キーホルダーなど大量に売っていました!!

「陸王」の他に欠かさずに見ていたのが「コウノドリ」「ドクターX」「奥様は取り扱い注意」、
特に本気で頑張るお仕事ドラマが楽しかったです。
大河ドラマ「直虎」と「監獄のお姫様」はずっと見ていましたが、段々と興味が薄れ・・・
今の朝ドラも、お気に入りの松坂桃李くんが出ているのに私としてはあまりパッとせず。

年末の特番で、今年特に多いと思っているのがピアノストの辻井伸行さんの番組、
先週から31日にかけて4本あり、どれも2時間以上のドキュメンタリーです。
こういった番組を見る時にはテレビの音の設定を「サラウンド」にして大きな音で聴くと臨場感たっぷり♪
今も、デビューしてこの10年の軌跡を特集した番組を見ながらこの記事を書いていますが、
デビュー時の「盲目の」ピアニストという冠よりも「日本を代表する」ピアニストに成長されました!
辻井伸行さんの演奏を最後に聞いたのはもう4年も前、来年は聴きに行きたいと思っています。

そしてクリスマスの今夜は毎年恒例の「クリスマスの約束」70歳の小田さんの変わらぬ美声が楽しみ♪
いつかこのスタジオに聞きに行ってみたいです。(公募してる?)
年末のTV番組に音楽や美術など芸術関係の特番や、映画が増えるのは嬉しいです。

忘年会&クリスマス会

2017-12-23 | 美味しいもの
先月から忘年会やクリスマス会など、楽しい集まりがいくつかありました。
(すでに記事にしたのはトスカーナ料理のお店、今日、オマール海老が入荷したらしい!)
どこへいってもノンアルコールですが、まるでお酒を飲んだかのようにいつも楽しめます♪

前の前の前の仕事のお仲間と、30年来のお付き合いです。
 
元々は主人たちが同じ職場で、家族ぐるみで遊んだり集まったりしてきたお仲間ですが、
今は奥様たちだけが集う、毎年恒例の「奥様会」。
話題はもっぱら主人たちの定年・退職問題、みんなそういう年頃になってきました!
心配で悩ましいことばかりです・・・。

それから、前の職場で知り合いになった元気な皆さまと♪
久し振りに皆さんにお会いしましたが、お元気で楽しくて、名入りタオルの話で大盛り上がり、
笑いすぎておなかは痛いし涙は出るし、目尻のしわがますます増えちゃう~!!
  
素敵なお花のプレゼントも♪

つい先日は、近くの友人と仕事帰りに待ち合わせして居酒屋でゆっくり。
母として、嫁として、娘として、働く女性として、立場がとても良く似ているので、
会えばもう話したいことがてんこ盛りで、次々お料理を頼んではおしゃべりが止まらず。。。
「そうだよね!」「わかるわかる。」の繰り返しで、お互いに励まし合いました。
 
彼女が最後に頼んだデザートが想像以上の大きさで、翌日、「まだお腹がいっぱい!」とのメールが。

そして、今夜のクリスマス・イヴイヴは主人お薦めの割烹で和懐石を、久しぶりの二人での外ごはん。
冒頭の生ガキは手のひらほどの大きさもあり、安心して食べられる絶品の生ガキを久しぶりに食べました。

大和芋の蒸し物、白子のフワフワ揚げ、は初めていただきましたがとっても美味しい!
その他、新鮮なお造り3種、鶏の味噌グラタン、肉厚のブリ、大きな豚角煮、飲み物は無糖の甘酒、
どれも、素材の持つ美味しさが引き出されていて良いお味でした。
このお店、チェック~♪

今の職場の集まりは、写真を撮り忘れて残念!モツ鍋が美味しかったのに♪
その他にも、素敵なお店がいろいろありました。
 

年内にまだお楽しみもあるので、今日から大掃除を始めました。
今日は日中暖かく、動画サイトで音楽を流し、愛猫チコに邪魔されながら2階の窓ふき22枚&カーテン洗濯、
窓枠やレールの溝に入ったゴミや泥が難敵です。
日ごろ動かしていない身体の部分が痛い・・・掃除で筋肉痛・・・。
大掃除で身体を動かし、お正月までに少し痩せないと!

2学期終業式

2017-12-22 | 学校のこと
冬至の今日、学校は2学期の終業式でした。
例年は24日ですが、曜日の関係で少し早く冬休みに突入し、
コースによっては28日まで冬期講習、そして年明け1月6日(土)の始業式まで2週間のお休みです。

一昨日は3年生を送る会「予餞会」、3学期に入ると入試で全員が揃わないので2学期中に。
午前中は吹奏楽部、ダンス部、書道部、チアリーディング部のステージ発表、
午後はポップグループの「シクラメン」さんによるステージが行われました♪
「シクラメン」さんは聴けば聴くほど味が出る「スルメサウンド」をテーマに、
ストレートな歌詞と心のど真ん中に届くメロディーを歌う4人組のグループです。
動画サイトで歌をチェックしましたが、サビの部分だけ聞いたことがある歌がありました。
会場の体育館の床が抜けそうなほど大いに盛り上がり、3年生にとっても思い出に残る一日だったことでしょう。
「シクラメン」の公式Twitterに画像入りで記事にしていただき、その盛り上がりの様子が伺えます!

12月に入ってから期末テスト、キャリアガイダンス、進路相談会、昨日は避難訓練に大掃除と、
学校はまさに「師走」!! 誰もがいつも大忙しの感じです。   

今日は冬至でもありますね。
今年は我が家に大好きな柚子が実っていなくて、好き放題食べられないのが残念・・・。
1年で一番日が短くなる冬至の日は「一陽来復(いちようらいふく)」と言い、
人間の魂が一時的に死に、太陽が帰り来て再生すると考えました。
そして、イヤなこと、悪いことはこの日を境にして、改善、良い方に向かいますので、
年明けはまだですが、ちょっぴり気持ちも新たに。

この数日、本当に寒さが厳しくて、3日前はマイナス6.7℃!
その後もマイナス5℃前後の日が続いています。
冬休みはやらなければならないこと(大掃除、年越しの準備、お正月の準備)が多くて、
忙しくしているうちにあっという間に終わってしまいますが、今年こそ風邪をひかないように!

河合雅司 著 『未来の年表』

2017-12-19 | 本の紹介
話題のベストセラー、河合雅司 著 『未来の年表 人口減少日本でこれから起きること』(講談社現代新書)
読了、これで今年100冊読了となりました♪
本の帯に並べられた数々のショッキングな未来予想、遅すぎる対応でこれらが現実となってしまうことに、
「〇〇年先はどうせ生きてはいないから。」とこの日本を投げ出すわけにはいかないと思いました。

言われつくされている「少子高齢化」これが将来の日本にどんな事象を起こすかというと、
目次にある年表からは・・・

2017年 「おばあちゃん大国」に変化
2018年 国立大学が倒産の危機へ
2019年 IT技術者が不足し始め、技術大国の地位揺らぐ
2020年 女性の2人に1人が50歳以上に
2021年 介護離職が大量発生する
2022年 「ひとり暮らし社会」が本格化する
2023年 企業の人件費がピークを迎え、経営を苦しめる
2024年 3人に1人が65歳以上の「超・高齢者大国」へ
2025年 ついに東京都も人口減少へ
2026年 認知症患者が700万人規模に
2027年 輸血用血液が不足する
2030年 百貨店も銀行も老人ホームも地方から消える
2033年 全国の住宅の3戸に1戸が空き家になる
2039年 深刻な火葬場不足に陥る
2040年 自治体の半数が消滅の危機に
2042年 高齢者人口が約4000万人とピークに
2045年 東京都民の3人に1人が高齢者に
2050年 世界的な食糧争奪戦に巻き込まれる
2065年~外国人が無人の国土を占領する

国立社会保障・人口問題研究所の〈日本の将来推計人口〉データを元に、
そこから推測される諸問題が年表形式で具体的に記されていて、そのどれもがショッキングです。
初めは大げさに感じていましたが、推計人口の確実なデータを示されるとどれも現実的な予測であり、
これは本腰を入れて一刻も早く対策を取らなければならないと痛感しました。
そして、「どうせその頃は生きていないから。」と今の自分だけを大事にしてはいけない、
今の高齢者を含めてすべての人が少しずつの我慢と負担、そして理解を進めていくことが大事です。

この本の第1部は人口データから推測される将来衰退する一方の日本が描かれ、
暗澹たる気持ちになりますが、
第2部では作者の考える「日本を救う10の処方箋」が述べられています。
医療の進歩によって長寿になり高齢化は止めることは出来ません。
子どもを産める世代の女性がそもそも減っているので、少子化もますます進むでしょう。
ただ、作者は国をコンパクトにして「小さいけれどもキラリと輝く日本」を目指そうと言います。

私は、以前から、今の父系制から母系制にすれば女性が結婚しやすく子どもを産み育てやすくなるのに、
とずっと思ってきました。
せめて、親と同居するなら子どもを育てるお母さんが自分の両親と一緒の方が絶対に家族はうまくいく!
「サザエさん」宅も「コボちゃん」宅もそうですよね。
家族を増やし育てていくのは、基本的には女性しか出来ない部分もあるのですから。

どうなっているかわからない50年後の日本を背負っていくことになる若者や子どもたちを見ると、
本当にいとおしく、大切にしたいと思う気持ちがとても強くなりました。

腹話術

2017-12-18 | いろいろ
昨日は、腹話術を使ってボランティア活動をされている笠原貞夫さんの10周年お祝いパーティでした。
会場は、良くお邪魔するトマトカレーのカフェです。

地元役員のお仕事を通して知り合った方から、笠原さんをご紹介いただき、
一緒にお話しする中で、「このボランティアを一人で始めて今年で10年なんだ。」
とお聞きし、友人と何かして差し上げられないかということになったのです。
私はやりましょう!と言っただけで大してお手伝いできなかったのですが、
ご賛同いただいた方々20名ほどが集まってくれ、有志によるお祝いパーティをしました♪
みんなからの大きな花束と代表からの感謝の言葉をとても喜んでくださいました。

腹話術を使いながらして下さった自己紹介によると、
特別支援学校にお勤めの際に先輩から腹話術人形「ケンちゃん」を譲り受け、
定年退職してから本格的に取り組むべく勉強したり研修へ行ったりと修行されたそうです。
人前で演じられるようになってからは、幼稚園・保育園、小学校等の学校や施設等へ、
声がかかればどこへでもボランティアで駆け付け、言われたテーマと時間で演じられるそうです。
今では人形も初代の男の子、そして女の子、中高年向きにはおばあちゃん、と、
3体の人形を使い分けていらっしゃいます。
昨日は3体とも演じて下さいましたが、聴衆と年齢の近いおばあちゃんのお話に笑いました♪

お店からは心尽くしのお料理を提供していただき、たくさんご馳走になりました。
この日は各種活動をされている方々が多かったので、前座で手作り紙芝居をして下さったり、
食事しながらの歓談中に大型絵本を演じて下さるグループがあったりと、
とても楽しく心温まる会でした。

自治体主催のグループでのボランティア活動は、話題に取り上げられたり補助金が出たりしますが、
お一人でのこういった活動はあまり表に出ることはなく、
ご自分の好きでやってるボランティアなんだから…といった感じもあるような気がします。
来ていただいた方からはもちろん感謝されますが、費用は自前でなさっていることに頭が下がります。
でも、台本を覚えたり、多くの人に会ったり感謝されたりから元気をもらえる、
とのお言葉通りとても若々しく溌溂としていらっしゃいました。
これからも、どうぞお元気でご活躍下さい。

葉加瀬太郎コンサート

2017-12-17 | 音楽
今年最後のコンサートはバイオリニスト葉加瀬太郎、初めて生で聴きます♪
葉加瀬太郎コンサートツアー2017「VIOLINISM Ⅲ」、冒頭画像のCDを聞いていざ会場のNHKホールへ。
 
2週間後にはここで紅白歌合戦が行われるのですね。

以前、TVで葉加瀬太郎のコンサートの様子を放映していたのを見たら、とっても楽しそうで、
これは是非一度行かねば!と頑張ってチケットを取りました。
クラシックの演奏会は入り口で演奏曲のプログラムや解説を必ずいただくのですが、それがない?
ご自分で作曲もされていますが、一応クラシックのバイオリニストと思っていたのですが・・・、
演奏会が始まってみると、考えていたのとはまるで違うコンサートだったのです!

まず、舞台にはイタリアの街のセットが作られています。
演奏はバイオリン、チェロ、コントラバス、ギター、ピアノ、とフル・アコースティック・サウンド、
1部は「華麗なる大円舞曲」「ボレロ」などクラシック中心、
休憩をはさんで2部は「エトピリカ」「ひまわり」などオリジナル曲中心でした。
クラシックからからポップスまで多岐にわたるジャンルを華麗に紡いでいく葉加瀬太郎氏の演奏と、
楽しいおしゃべり、CDやツアーグッズの営業トークなど、笑いがあふれます。
このツアーの総合演出は、映画やドラマなどで数々の話題作を生み出した堤幸彦が手掛けているそうで、
それも見どころの一つでした。

そしてクライマックスは、葉加瀬太郎氏のもっとも有名な曲「情熱大陸」!!
この曲が始まると観客が一斉に立ち上がり、ほとんどの方が手にしているのが、
バブルの頃に流行った羽根扇子「ジュリ扇」、このツアーでは「はかせんす」と呼ばれる扇子を取り出し、
色とりどりの扇子を振りながら、しかも今年は新たな「ハカシェーカー」なるシェーカーも鳴らしながら、
音楽に合わせてみんな楽しそうに踊っているのです♪
また、出演者全員によるスネアドラムのパフォーマンスも素晴らしかった!
最後に出演者と客席全員での写真撮影、葉加瀬さんのツイッターにもう載っているようです。

葉加瀬太郎氏は大阪の普通のご家庭で生まれ、アパート住まいだったのでバイオリンの練習は公園だったそうです。
クラシック音楽を身近に感じてほしい、というお考えなのかもしれませんね。
これが功を奏していているのか、あるいはジュリ扇を持って踊りたい女子が多いのか、
若者も男性もとても多かったです。
これだけのパフォーマンスが出来るバイオリニストはそうはいませんから、これはこれでいいかも♪
初めはクラシックなのにマイクを通しての音楽、ということにとても抵抗がありましたが、
とても楽しい気持ちで演奏会を最後まで満喫しました!!

演奏会が終わって外に出てみると、ホールの前の通りは青いイルミネーションが見事でした!
 
渋谷駅のほど近くから街路樹の青いイルミネーション「青の洞窟」が続いていて、
ホール近辺は地面にも青い光が反射するようにビニル板のようなものがずっと敷かれていましたが、
地面が見えないほど人が多かったです。
NHKホールのプログラムを見て「人が多いと思ったら今日は葉加瀬太郎じゃん!」
と言っている若者男子もいて、人気あるんだなぁと思いました。

今年行ったコンサートは、クラシックからポップス、ジャズ、合唱、ミュージカルと10回以上、
最後のコンサートは楽しく幸せな気分、青いイルミネーションと共に記憶に残りそうです♪