今日も一期一会

「本が好き♪図書館ブログ」のタイトル変更
本好きholyの覚え書き的日常のあれこれ

「本が好き♪図書館ブログ」からタイトル変更

19年目のholyのブログをそのまま残します。 同じ時は二度とやって来ない。これからも毎日を「一期一会」の心で過ごします♪

第七十二候

2022-01-30 | いろいろ
今日から5日間の七十二候は、
【第七十二候】大寒 末候 「鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)」
鶏が春の気配を感じて産卵のために鳥屋に入るようになる時期、という意味です。
今では一年中卵は売られていますが、本来は鶏は冬にはほとんど卵を産まないものだったのです。
キリスト教の春のイースターで、色付けされた卵を探すイベントがあるのも同じかもしれませんね。

1年間記事にしてきた七十二候が、この「鶏始乳」で最後となり、
次の七十二候は【第一候】立春 初候「東風凍を解く」がまた始まります。
1日2日記事にするのが遅れてしまったこともありますが、
全部の七十二候を知ったことで、季節や自然をより敏感に感じるようになり、
里山の良さも再認識したように思います。
また、暦に対する新鮮な驚きや好奇心、そして季節に対する古人の思いも感じ、
いろいろ学べて、七十二候を知り記事にすることが楽しかったです♪

この1年間、人間社会はコロナに振り回され、様々な価値観や病気の恐怖に疲れる日々でした。
自然はいつでも変わらず淡々とその歩みを続け、時に私たち人間の心をも癒してくれる。
自然を支配したような気持になっている人間へ、時に自然はその脅威を教えてもくれます。
そんな大自然へ感謝と畏敬を感じざるを得ません。

追悼 松岡享子 氏

2022-01-29 | 本の紹介
今朝の新聞で、児童文学者の翻訳で知られる松岡享子さんがお亡くなりになったことを知りました。

松岡さんは児童文学の翻訳家としても知られ、
ガース・ウイリアムズ著の絵本『しろいうさぎとくろいうさぎ』(福音館書店)、
『くまのパディントン』シリーズ、「ミッフィー」の『うさこちゃん』シリーズ、
『ゆかいなヘンリーくん』シリーズ、『フランシス』シリーズ、
著書の『とこちゃんはどこ』では児童福祉文化奨励賞を受賞されています。
私も、子どもたちも楽しんで読んできた素敵な絵本ばかりです。

松岡さんは、慶応大卒業後、児童図書館員を志して米国に留学、
ボルティモア市立公共図書館での勤務を経て帰国。
東京で家庭文庫「松の実文庫」を開いて地域の子どもらに読み聞かせなどの活動を始め、
74年、児童文学作家の石井桃子さんらと共に、私立の、東京子ども図書館を設立し、
全国の児童図書館の発展や児童書の普及に尽力されました。
東日本大震災後、同図書館で始めた復興支援プロジェクト「3・11からの出発」を牽引、
岩手県陸前高田市の陸前高田こども図書館の運営に協力されました。

「絵本のノーベル賞」と言われる「国際アンデルセン賞」の選考委員を務めるなど、
国際的な文化交流にも貢献し、去年、文化功労者に選ばれました。
子どもたちへ良い本を届ける活動をずっと続けられ、素晴らしいお方、
本に関わる仕事をしている後の世代も、しっかりとその思いを受け継がなければなりません。

謹んで哀悼の意を表し、ご冥福をお祈りいたします。
合掌

感染者8万人!

2022-01-28 | いろいろ
今日の新型コロナ新規感染者は8万1810人、ついに初めて8万人を超えました!
連日過去最高を更新しており、自宅療養者は全国で35万647人、
東京都は1万7631人、埼玉県は4193人の感染者と、連日最高を更新中です。

都内に住む小学生と保育園の孫たちは、それぞれ学級閉鎖や臨時休園となり、
さいたま市に住む孫は保育園から登園自粛が要請されたそうで、
いよいよ我が家の家族たちにも影響が及んでいます。
娘は自宅勤務に切り替えて自宅で子どもたちを見ていられるようであるし、
お嫁さんは育休中なので要請を受け入れて保育園をお休みさせているそうです。
我が家には毎日が日曜日の夫がいるので、困った時には相談してね、と話してあります。

本校も、中学校高校共に全クラスをオンライン授業に切り替えることになりました。
遠くから公共交通機関を利用して通学したり、部活の寮に入っている生徒もいるので、
寮の生徒は自宅へ帰し、大事に至る前に感染予防のため対策を取ることになりました。

感染拡大のスピードが早くて心配ですが、症状が軽い方が多いのはちょっと安心できます。
ただ、自分が軽いかどうかは罹ってみないとわからないのが怖いところ、
用心するに越したことはありませんね。
夜にちょっとスーパーやホームセンターへ寄りましたが、人出はかなり少なかったです!

受験真っただ中のこの時期にコロナ オミクロン株が急拡大してしまい、
受験生とその家族は本当に心配だろうなぁ、と、とても気の毒に思います。
小学生にコロナ感染が拡がっている今、2月1日には東京都私立中学校の受験があります。
また、地方から東京の大学を受験するために上京する高校生とその家族は、
毎日上昇する東京都の感染者数を恐ろしく思っていることでしょう。

画像は出勤前にウォーキングしたいつもの公園、
八重咲の紅梅が咲き始めていました。
ちょっぴり春の気配、明るい色は心を晴れやかにしてくれます♪

2022年本屋大賞ノミネート作発表!

2022-01-25 | 本の紹介
全国の書店員が“今いちばん売りたい本”を決める「本屋大賞」のノミネート10作品が発表されました。
(画像は本屋大賞HPより)
2022年本屋大賞ノミネート10作(作品名五十音順)

『赤と青とエスキース』 青山美智子 (PHP研究所)
『硝子の塔の殺人』 知念実希人 (実業之日本社)
『黒牢城』 米澤穂信 (KADOKAWA)
『残月記』 小田雅久仁 (双葉社)
『スモールワールズ』 一穂ミチ (講談社)
『正欲』 朝井リョウ (新潮社)
『同志少女よ、敵を撃て』 逢坂冬馬 (早川書房)
『星を掬う』 町田そのこ (中央公論新社)
『夜が明ける』 西加奈子 (新潮社)
『六人の嘘つきな大学生』 浅倉秋成 (KADOKAWA)

私がすでに読了しているのは3作品、読んでいる途中なのが2作品、
その5作品の中で忘れられないのは『夜が明ける』、心が痛くなりました。
今後、二次投票を経て大賞作品が決定するのが4月6日、大賞の発表が楽しみです♪

今日、リビングで本を読んでいたら突然「バーン!!」という轟音が!!
何か落ちたか?壊れたか?と思って窓を見ると、鳥が窓ガラスに激突したようでした。
羽の模様までくっきりと残り、衝撃の強さがうかがえました。
 
下を見ると、キジバトがうずくまっていて、
しばらくしたら飛び立つかなと思いましたが、飛ばないので近くへ寄ると歩いて逃げます。
羽がダメになってしまったのでしょうか・・・大丈夫かな?
外から窓を見てみたら、空が映り込んでずっと空が続いているように見えました。
今年はこれで2回目、
1度目はオナガがぶつかって首が折れ、つがいであろうもう一羽がそばで見守っていたそうです。
以前、2回ほどカワセミがぶつかって脳震とうで倒れた後、飛び去ったことがあり、
こんな綺麗な鳥がこの辺にもいるのだとビックリしました!

今日から5日間の七十二候は、
【第七十一候】 大寒 次候 「水沢腹堅(さわみずこおりつめる)」
厳しい寒さで沢の水さえも凍る頃、 大気の冷えがまさに底となりました。
日本の観測史上で最も低い最低気温を記録したのは、1902年(明治35年)の今日1月25日、
北海道 ・旭川でなんと「-41度」を記録したそうです!
続く2位は北海道・帯広の-38.2度、1位である旭川の翌日(1902年1月26日)に記録されています。
春の到来が待ち遠しいです。

戦国の茶器 四

2022-01-23 | アート
直木賞を受賞した今村翔吾の『塞王の楯』(集英社)を読みながら、
前回の直木賞にノミネートされた『じんかん』を思い出しているうちに、
ガチャガチャの『戦国の茶器』全3シリーズ全部を集めたことにも思い当たりました。

ふと思いついて調べてみると、なんと第4シリーズが出ているではありませんか!
第4シリーズのテーマは「利休の章」、早速全てを集めました♪
【】内は銘。

・千利休 木造 裏千家所蔵
・竹一重切花入 【園城寺】 東京国立博物館蔵 侘助椿
・黒楽茶碗 【大黒】 重要文化財 個人蔵(!)
・赤楽茶碗 【早船】 畠山記念館蔵
・籠花入 【桂川】 香雪美術館蔵 一輪の朝顔
・竹茶杓 【泪】 徳川美術館蔵 黒塗蒔絵「棗」

どれも有名な逸話の残っている茶道具ばかり、カプセルトイのクオリティーの高さに驚かされます!
利休が自害させられる口実となった利休像や、利休が自ら削り最後の茶会に用いた茶杓「泪」。
茶杓は茶会後、古田織部に与えられ、織部は長方形の窓を開けた筒を作り、
これに茶杓を入れ位牌代わりに拝んだと伝えられていて、それも一緒に付いています。
前回までの国宝ばかりの茶道具とは違い、今回の茶道具は観たことがないものばかり。
今年利休生誕500年の利休忌に合わせて、徳川美術館で「泪」が特別公開されるそうで、
その頃、コロナが落ち着いていれば是非徳川美術館まで見に行きたいです!
(もう丸2年電車に乗っていませんので…ハードルが高い!)

直木賞を受賞した今村翔吾著『塞王の楯』(集英社)読了しました。
城にとっての「楯」となる石垣と、その城を打ち破ろうとする「矛」である砲、
それぞれの「王」「神」と称えられた頭が率いる石工たちと鉄砲職人が、
大津城でまさに「矛盾」した激しい戦いが繰り広げられます。
どちらも一歩も譲らない激しく厳しい戦いにもかかわらず、願いはひとつでした。
550ページを超す超大作でしたが、物語に引き込まれた後は一気に最後まで!
地震被害の際に熊本城が4隅の石垣だけで建っていて、スゴイと思っていましたが、
やはりプロ職人には様々な技があるのだと知りました。

入学試験

2022-01-22 | 学校のこと
本校の入学試験が始まりました。
本日22日は単願推薦1・併願推薦1の入学試験、明後日24日は合格発表と併願2の試験です。
この二日間で多くの中学生が受験します。
今日は風も無く暖かな日で良かったです。

昨年に引き続き、今年もコロナ感染予防に配慮した準備&試験となりました。
今週中盤から在校生は自宅研修、入試のお手伝いは無し、
教職員が昨日まで3日間かけて校舎内外の掃除・試験会場の準備をしました。
試験場となる教室は机の数を減らし、間隔をあけ、消毒、常時換気、
面接試験は無し、と厳重な対策をしています。

受験する生徒にも、濃厚接触者等のために別室を用意していますし、
今後、2月と3月にも入学試験があり、
まだまだ受験のチャンスはありますから、どうぞご相談ください。
24日受験の皆さん、体調管理に十分留意して明後日の入学試験に備えて下さい。

今日の全国の感染者は5万人を超えてしまいましたが・・・
今年の春こそ直接的に対面での出会いとなるよう、コロナの収束を祈っています。
3度目の春は、どうか、そんな楽しみな日が来ますように!

大寒

2022-01-20 | いろいろ
今日は二十四節気の「大寒」、一年の内で寒さが最も厳しい時期と言われていますが、
今朝のこの地の最低気温はマイナス5℃で日中も8℃、まさに暦通りの寒い一日でした。

出勤前にいつもの公園でウォーキング、公園内で梅の花が咲き始めていました。
と言っても、多くの木がある中で咲いているのはほんの数輪、まだまだ蕾は固そうでした。
桜の開花には日本中が大騒ぎするのに、梅の開花に関してはあまりニュースにならないのは、
梅の木は桜ほど多くないのと、まだまだ寒いので開花といっても春を感じにくいからでしょうか。

夏の頃は古代蓮の大きく綺麗な花が見事だった蓮の池も、全面結氷していました!
 
桜の中でも早咲きの河津桜でさえまだまだ蕾は固いようでしたが、少しずつ膨らんでいます♪

今日1月20日を「二十日正月」として、
正月の祝い納めの日として、仕事を休む習わしがあったそうです。
1月15日の小正月の後に、まだ「正月」の名を使うことがあったとは、
昔は正月が本当に大きな行事であったのだな、とも思わされます。

今日から5日間の七十二候は、
【第七十候】 大寒 初候 「款冬華(ふきのはなさく)」
凍てついた地面に蕗の花が咲き始める頃。
地面には雪が積もり強い寒さが襲ってくる時期ですが、凍てつく地の下では春の支度が着々と進みます。
1年間続けてきた七十二候の記事も、あと2つと残りわずかとなりました!

第166回芥川龍之介賞・直木三十五賞 発表!

2022-01-19 | 本の紹介
今夜、第166回芥川龍之介賞・直木三十五賞の受賞作品の発表がありました!
「芥川賞」は、
砂川文次 『ブラックボックス』 (群像 8月号) 3度目
「直木賞」は、
今村翔吾 『塞王の楯』 (集英社) 3度目
米沢穂信 『黒牢城』 (KADOKAWA) 3度目 山田風太郎賞

3作品共に「3度目の正直」での受賞となり、おめでとうございます!

芥川賞の受賞が決まった砂川文次さんは大阪府生まれの31歳。
大学卒業後に自衛官として勤めながら小説を執筆、2016年に『市街戦』で新人賞受賞しデビュー。
今は東京都内の区役所に勤めながら創作活動を続け、芥川賞は3回目の候補での受賞です!
受賞作の『ブラックボックス』は、新型コロナウイルスの感染が拡大している世の中で、
荷物を自転車などで運ぶ「メッセンジャー」として働いている男性が主人公だそうで、
私はまだ読んでいないので、これから読むのが楽しみです♪

注目していた直木賞、私は候補5作品を全て読了してから発表を迎えたかったのですが、
2作品は読了し、500ページ前後の大作3作品を並行して読んでいる途中でした。
受賞作2作品は私の注目作、どちらが?と思っていたら両作品の受賞でおめでとうございます!

直木賞の受賞が決まった今村翔吾さんは京都府出身の37歳。
ダンスのインストラクターや滋賀県守山市の埋蔵文化財センターの調査員などを経て、
2017年に『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』でデビューしました。
直木賞は2018年に発表した『童の神』、一昨年の『じんかん』に続いて、3回目の候補で受賞!
前の2作品もとても良いと思っていたので、今回の受賞は私も嬉しいです♪
受賞作の『塞王の楯』の舞台は戦国時代、
武将たちの活躍の陰で城の石垣作りに命をかける職人集団「穴太衆」を描いた歴史小説で、
序盤に、何ともう1冊の受賞作『黒牢城』の題材である荒木村重の有岡城が登場します!

直木賞の受賞が決まった米澤穂信さんは、岐阜県の出身で43歳。
大学生のころからウェブ上に自分の作品を発表し、
2001年に高校生が主人公の『氷菓』で角川学園小説大賞の奨励賞受賞で作家デビュー。
2010年『折れた竜骨』で日本推理作家協会賞、2014年は短編集の『満願』で山本周五郎賞、
2014年『満願』、2015年『真実の10メートル手前』に続き3回目の候補で受賞!
私は『満願』『王とサーカス』『いまさら翼といわれても』『本と鍵の季節』等読みましたが、
受賞作の『黒牢城』は、戦国時代の荒木村重と黒田官兵衛を題材にした歴史小説です。

ちょっと苦手な大長編の歴史小説に苦戦中でしたが、この2作品を読む勢いがつきました!!

今日のお昼ごろ学校裏の土手から見た空は東西に筋状の雲が走っていて、とても綺麗でした!
 
群馬の山々の向こう、新潟や長野の山は真っ白です。
 
浅間山はますます白くなっています。
諏訪に住む叔父からは、最低気温がマイナス10℃で全面氷結した諏訪湖の写真が送られてきて、
今年は久し振りに「御神渡り」が見られそうな寒さだそうです。

ウルフムーン

2022-01-18 | いろいろ
今日も風速10mを越す冷たい赤城おろしが、山から何の障害物も無く強く吹き付ける本校、
空は冷たく晴れ渡った日でした。
夕方5時ごろ、中学校校舎の向こう側、利根川の向こうに満月が上り始めました。
今年最初の満月です。

満月の呼び名は世界でいろいろありますね。
代表的なものでは、1月は「ウルフムーンWolf Moon(狼月)」
真冬、食糧がなく飢えた狼の遠吠えにちなんだ名前を1月の満月に付けました。
中世ヨーロッパでもネイティブアメリカンの人々もこの名前で呼んでいたようです。
他には、「オールドムーンOld Moon(古月)」や「アイスムーンIce Moon(氷月)」
などの呼び名があります。

真夏に見られる大きな「スーパームーン」に対して、
真冬の今日の月は最も地球から遠い満月で14%小さく見え、明るさはなんと30%も少ないとか!
「マイクロムーン」や「ミニマムーン」と呼ばれることもあるそうです。
ちょっと可愛らしい名前♪

今日のコロナ新規感染者は3万2197人、ピークだった昨年8月20日に記録した2万5992人を越し、
ついに日本で初めて3万人を超えました。
埼玉県は1672人、感染者が出て臨時休校となった公立高校もあります。
今週末に入学試験を予定している埼玉県の全私立高校は気が気ではないことと思います!
入学試験が出来ないなんて言うことになったら、受験生に対して一体どうしたら良いのか…
想像しただけでも恐ろしいことです。
本校も今日から以前にも増して超厳戒態勢です!!

何回も同じことが繰り返され、海外の国々の先行事例もあるのに、
ワクチン接種が準備できていない現実に、またまた更なるガッカリ感が半端ないです。
時間は十分あったように思うのですが・・・

衝撃

2022-01-16 | いろいろ
この週末は衝撃的なことがいくつか起こりました。

1番衝撃を受けたのは、共通テスト東大会場前での高校生による切り付け事件、
第一報では「受験生が受験生を。」という情報だったので何か恨みでも?と思いました。
それでも、試験会場に刃物を持っていたということに恐怖を覚えましたが、
詳細がわかり、高校2年生が無差別傷害事件を起こしたということに衝撃を受けました。
しかも、遠く名古屋の有名進学校の生徒で、東大受験を希望としているということに、
教育の現場にいる身として、子どもを持つ親として、いろいろ考えてしまいました。
東大に入学して医者になることを強く願っているのは誰なのか?
本人? 親や家族? 学校側?  
そのどれかからのプレッシャーに耐え切れず、破滅的な思考と行動に至ってしまったのでしょうか?
皮肉なことに、人の命を救う医者になることが希望なのに、
人の命を奪おうとしたことに気が付いているでしょうか?

恐らく、小学校までは誰よりも良く勉強が出来て皆から賞賛されて育ってきたのでしょう。
でも、広い世界へ出ると、自分よりも能力のある人がたくさんいることに気が付きます。
人は皆、幼少期は万能感に満ちていますが、周りが見えてくるにつれ自分を客観的に観、
小さな失敗と挫折を繰り返しながら大きな挫折への耐性をつけ、自分のダメな部分を徐々に受け入れ
折り合いをつけ、「棒ほど願って針ほど叶う」現実と成功の嬉しさ有り難みがわかっていきます。
能力や外見、財産、社会的地位、等、希望や夢を持つことは大事ですが、
上には上がいるし、希望が叶うとより高い望みが湧いて、上を見ればきりがありません。
何をもって幸福とするのか?その基準は自分の心の中にあると思っています。

画像は共通テスト国語科小説の問題文、黒井千次「庭の男」が収録されている『石の話』、
私はこの作家のエッセイを読んだことがあります。
論説文の問題文中に宮沢賢治『よだかの星』が取り上げられていて、興味深い文章でした。
よだかは醜く嫌われ者の自分なのに生きるため虫を食べて命を奪ってしまっていることに苦しみ、
自ら遠い星空まで飛んで行ってしうまう、という、事件と真逆の悲しみを感じます。

次に衝撃的なのは、コロナ感染者の全国的急拡大!
今日の東京都の感染者は3日連続4000人超の4172人、埼玉県は8月以来の1300人超えの1399人!
埼玉県で第6波0人だったのは3町だけでしたが、ついに我が町にも感染者が・・・
今日は楽しみにしていた家族との予定があったのですがこの状況では無理と、泣く泣く諦めました。
早くピークとなって収束に向かって欲しい・・・

最後に、昨日お昼ごろ南太平洋のトンガ沖で起きた海底火山の大規模噴火の衝撃波として、
12時間後の昨深夜、8000キロ以上離れた日本にも潮位変化をもたらしたこと。
地殻の衝撃ではなく空気の衝撃「空振」だったという、予想外の津波だったそうで、
昨夜から津波とその警報、注意報の影響を受けた受験生がたくさんいたようです。

こんな、前代未聞の困難な状況の中で2日間の共通テストを終えた受験生、
本当に大変でしたね。
さあ、これからが受験本番ですが、せめて今日だけは少しゆっくりして下さいね。